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保育士のボーナス事情!平均金額や回数・時期などまとめて解説

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

会社員や公務員などの一般的な職業では、年に2回ほどボーナスが支給されます。対して保育士の場合はどうでしょうか。実は他の職種同様に、ボーナス自体の有無や金額などが施設や経験年数によって違ってきます。

現在の職場と他職種や他施設との違いを知ることで、今後の将来設計やキャリアを考えるきっかけになるでしょう。今回はそのボーナスの詳細について、平均金額や支給回数、時期などをまとめて解説します。

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1.保育士のボーナスは平均74.4万円!

以下が保育士の令和3年賃金構造基本調査です。保育士のボーナスは全年齢を平均すると74.4万円で、平均給与の約3ヶ月分に相当する金額です。

年齢

38.1歳

勤続年数

8.8年

所定内実労働時間

166時間/月

超過実労働時間

3時間/月

決まって支給する現金給与額

25.6万円/月

所定内給与額

25.0万円/月

年間賞与その他特別給与額

74.4万円/年

出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」

他の職種と同様にボーナスは基本年2回、6月・12月であることが多いです。施設によっては3回以上の賞与がある場合や、反対に賞与自体がないこともあります。

ボーナスは基本給で換算される

ボーナスの支給金額の表記は大抵の場合「基本給◎ヶ月分」という表記であることが多いです。月額の給与のままで計算しないように注意しましょう。

また事業所によっては基本給の増額が少なく、手当の金額を増加することで給与が上がるケースもあります。そのため、転職する際は年収についても、しっかり把握しておくことが大切です。

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2.年齢別のボーナス金額を紹介

年齢

年間賞与その他特別給与額

~19歳

-

20~24歳

46.8万円

25~29歳

71.0万円

30~34歳

74.4万円

35~39歳

83.8万円

40~44歳

80.7万円

45~49歳

85.5万円

50~54歳

94.1万円

55~59歳

87.6万円

60~64歳

67.3万円

65~69歳

65.5万円

出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」

保育士のボーナスは、年齢で徐々に上がっていくというものではないということをまず抑えておきましょう。大きく年収が変化するのは40代です。これには管理職(園長)になることなどが関係しているということを認識しておきましょう。

初年度からボーナスを貰える場合もありますが、最初に支給される夏の賞与は基本的に満額ではありません。また、もらえない場合も少なくありません。

20代後半~30代はあまり変わらない場合も多く、40代に差し掛かると園長になる人も増えるため、ボーナスが増える傾向にあります。

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3.ボーナスを確実にもらうなら公立保育士

確実にボーナスをもらいたいのであれば公立保育士を目指すことをおすすめします。給与面でも景気に影響されづらく、安定していることも大きなメリットです。また福利厚生も充実しています。

一方で、大きなデメリットは転勤の可能性があることです。数年に一度、職場環境が変わってしまうのは大きなストレスになるでしょう。公立以外の園であれば転勤の可能性はほぼなく、長年同じ職場で働くことができます。

<メリット>

  • ボーナスが高い
  • 給与が安定している
  • 福利厚生が充実している
残業も少なく、保育時間などがしっかり決まっています。昇給も一定ではありますが、上がっていくので経験年数で徐々に待遇が良くなる傾向です。

ボーナスの平均金額も138万円(令和3年地方公務員給与の実態、一般行政職-福祉職として編集部で試算)と大きな差があります。

<デメリット>

  • 倍率が高い
  • 転勤の可能性がある
  • 保育経験が一定

公務員であるため採用試験に受かる必要があるなど、難易度も高いです。また原則2~4年で転勤することが前提のため、意図しない環境の変化はストレスになる可能性があります。

保育の内容も決まっているので、マニュアル通りにしか行えないこともあるでしょう。そういったきっちりとした環境では息が詰まってしまうという方もいるようです。

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4.ボーナスをすぐに上げるのは難しい

一般企業ではある特定の評価を上げると、給与やボーナスに反映されることがありますが、保育園ではそのようなことで自分の実績をあげるのは難しいです。

地道に勤続し年数を増やすことが、唯一評価を上げる方法だと言えるでしょう。そんな中でも、後輩の育成など自分にできる業務を増やすことや、園長につくことなどがすることがボーナスを上げる確実な方法です。

一般的な賞与の査定基準

一般的な賞与の査定基準は以下の通りです。

  • 年次
  • 勤怠
  • 役職

順番に詳しく説明します。

年次

年次が上がることで、給与全体の増額と合わせてボーナスも上がります。保育士はある程度までは一律で給料が上がるため、賞与の増額を望むなら1つの場所で働き続けることが重要です。ただし、園内での昇進といったキャリアアップを目指していく必要はあるでしょう。

勤怠

一般企業とは違い、数字で評価する部分があまりないため、勤務することも重要な査定基準です。日々の勤務時間に気を配り、遅刻や早退などの規定の退勤時間を下回らないことも大切だと言えます。

役職

できる業務が増え職員を取りまとめるようになれば、スタッフをマネジメントする立場として園長職に付くことができる可能性があります。役職がつくことでボーナスも上がり、責任も増えますが、その分給与全体の増額も狙えるでしょう。

職場を変えることも一つの方法

もし、現在保育園でボーナスが無いことに不満があれば、賞与ありの職場に転職するのも一つの方法です。転職するのであれば賞与ありの職場をねらうだけではなく、下記のような条件をしっかり確認しておきましょう。

  • 給与
  • 勤務時間
  • 時間外勤務
  • ボーナスの有無
  • 福利厚生の内容

給与やボーナスはしっかりしていても、勤務時間が合っていなかったり、時間外勤務が多すぎたりしてしまえば自分の時間が取れなくなってしまいます。

収入と勤務時間のバランスをよく考えて転職を検討するようにしましょう。資格取得支援制度や住居手当といった福利厚生の内容をよくチェックすることも大切です。

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5.ボーナスは働き続けることで着実にアップする

不満が多いときは環境の見直しも必要です。ボーナスの有無や金額の差は施設ごとに異なります。支給時期はほぼ一定ですが、その内容は施設によって違うことが多いです。

他の園のボーナス事情が気になる場合は、他の施設の求人を確認してみましょう。自分の施設が他の施設と比べてどれくらいなのかを確かめるためにも、まずは求人票に目を通してみてはいかがでしょうか。

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よくある質問

保育士のボーナスはどのぐらいですか?
令和3年賃金構造基本調査によると、保育士のボーナスは全年齢を平均すると74.4万円で、平均給与の約3ヶ月分に相当する金額です。
ボーナスを上げるにはどうしたら良いですか?
一般企業ではある特定の評価を上げると、給与やボーナスに反映されることがありますが、保育園ではそのようなことで自分の実績をあげるのは難しいです。

地道に勤続し年数を増やすことが、唯一評価を上げる方法だと言えるでしょう。そんな中でも、後輩の育成など自分にできる業務を増やすことや、園長につくことなどがすることがボーナスを上げる確実な方法です。


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URL:https://note.com/2ndlabo/n/n6565a29f667f

2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。

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