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【保存版】看護師ってどんな仕事?仕事内容や将来性から職場選びのポイントまで解説!

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  • 更新日
投稿者:藤田 真央理

看護師は病院で活躍しているイメージがありますが、介護施設・クリニック・保育園など活躍の場所は多岐にわたります。この記事では、看護師とはどんな仕事なのかという基本的な知識から看護師になるためのルートや仕事内容・やりがいや将来性などについて紹介していきます。この記事を読んでいただくと、「看護師とはなにか」ということイメージを体系的に掴むことができます。

この記事でわかること

・看護師とはどんな職業か
・看護師の将来性やキャリアアップについて
・職場選びで失敗しないポイント

目次


1.看護師とは

病院で活躍しているイメージが強い看護師ですが、そもそも看護師とは、どのような職業なのでしょうか。看護師の基本についてまとめてみました。


看護師とは

看護師とは、法律上は以下のように定義をされています。


「看護師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者若しくはじよく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者をいう。

保健師助産師看護師法第5条



准看護師との違い


「准看護師」とは、都道府県知事の免許を受けて、医師、歯科医師又は看護師の指示を受けて、前条に規定することを行うことを業とする者をいう。

保健師助産師看護師法第6条


准看護師は、都道府県知事が認定する免許であり、国家資格ではない点で正看護師は異なります。行う仕事内容については、「正看護師」も「准看護師」も違いはありません。しかし准看護師は、それらの業務を自分の判断で行うことができず、医師か正看護師の指示が必要になります。


男女比

看護師は「女性の職業」というイメージが残っていますが、実際はどうでしょうか。厚生労働省「平成30年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概要」によると、以下の通りです。


男性看護師:7.8%
女性看護師:92.2%

年々男性看護師の数は右肩上がりに増えていますが、割合としてはまだまだ少ない現状です。

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2.看護師になるには

看護師になるためのルート図

看護師になるには、年に1回実施される国家試験に合格する必要があります。また国家試験を受験するためには、文部科学大臣指定の学校または厚生労働大臣指定の看護師養成所を卒業しなければなりません。

准看護師から看護師になるには

准看護師から看護師になるには、看護師養成校に通い、国家試験に合格する必要があります。看護師養成校は「全日制」「定時制(日中・夜間)」「通信制」に分かれており、実務経験次第では、最短2年で看護師になることもできます。

国家試験について

看護師の国家試験は、毎年2月に実施されます。厚生労働省がまとめた「保健師助産師看護師国家試験出題基準」に基づいて問題が出題されます。

2021年度実施の試験を例にとり、その概要をまとめてみました。

試験日
2021年2月14日(日)

合格発表日
2021年3月26日(金)

試験会場
北海道・青森県・宮城県・東京都・新潟県・愛知県・石川県・大阪府・広島県・香川県・福岡県・沖縄県
試験科目
人体の構造と機能・疾病の成り立ちと回復促進・健康支援と社会保障制度・基礎看護学・成人看護学・老年看護学・小児看護学・母性看護学・精神看護学・在宅看護学・看護の統合と実践

問題数
必修問題:50問
一般問題:130問
状況設定問題:60問

試験時間
午前:09:50~12:30(2時間40分)
午後:14:20~17:00(2時間40分)

受験者数
66,124人

合格者数
59,769人

合格率
90.4%(新卒者のみ:95.4%)


3.具体的な仕事内容

看護師が行う業務は、施設形態によって多少異なってきますが、大きく分類すると「医師のサポート」と「患者さんの看護」になります。その他にも患者さんとのコミュニケーションも看護師の重要な仕事のひとつになります。

・血圧、体温、脈拍などの測定

・点滴、注射、採血

・食事、排泄、入浴の介助

・体位変換

・手術補助

・夜間巡回

・患者さんの移送

・カルテ記載

・カンファレンス

看護師の仕事内容は、勤務先の医療分野や雇用形態・施設の種類にもよって異なります。職場の特徴をあらかじめ理解することは、あなたの理想の看護を目指すうえでも大切になります。

ここでは病院で勤務する看護師の日勤と夜勤のスケジュールを例を見てみましょう。

病院看護師のスケジュール例

日勤

08:00

出勤 

08:30

夜勤看護師との引き継ぎ 

09:00

点滴・検査の準備 

10:00

巡回(ラウンド)・バイタルチェック・点滴交換・入浴介助・排泄介助

11:30

休憩 

12:00

配膳・食事介助 

12:30

与薬・口腔ケア

13:00

手術・検査の送り出し 

14:00

バイタルチェック・記録の作成・入院患者対応

16:00

点滴の準備・交換

17:00

夜勤看護師との引き継ぎ

17:30

退勤 

夜勤

16:30

出勤 

17:00

日勤看護師との引き継ぎ

17:30

巡回(ラウンド)・カルテ整理・点滴交換

18:00

配膳・食事介助

18:30

与薬・口腔ケア

19:00

検温・血圧測定・おむつ交換・体位交換 

20:00

休憩 

21:00

消灯・巡回(ラウンド)・おむ交換・体位交換・資料整理

02:00

仮眠

04:00

巡回(ラウンド)おむつ交換・体位交換・資料整理

06:00

起床・検温・点滴交換

07:00

配膳・食事介助 

07:30

与薬・口腔ケア

08:30

日勤看護師との引き継ぎ

09:30

退勤 

詳しい施設ごとの仕事内容の違いを知りたいという方は、ぜひ下記の記事もあわせてご確認してみてください。

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4.活躍の場所・人気の職場

訪問看護師の仕事のイメージ図

活躍の場所

看護師の活躍の場は、病院・クリニック・訪問看護といった医療機関にとどまらず、介護施設・保育園・動物病院など多岐にわたります。具体的には、次のようになります。

・病院

・クリニック

・介護施設

・訪問看護ステーション

・保育園

・一般企業

・その他(動物病院・イベントナース・ツアーナースなど)

病院や診療所で働いているイメージが強い看護師ですが、実は活躍の場所は多岐にわたります。多様な環境で資格を活かすことができるという点は、看護師の強みといえます。さまざまな選択肢があるということを理解しておくと、いざという時に役に立つかもしれませんね。

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人気の職場

結婚や出産などにより、ライフステージに合わせた働き方をしたいという方には、日勤のみのクリニックやデイサービス、子育て支援制度や託児所を完備している事業所が人気の職場として挙げられます。

また、スキルや経験を活かしてキャリアアップをしたいという方には、高収入が期待できる訪問看護ステーションが転職先の候補として挙げられるでしょう。

施設形態・働き方ごとにメリット・デメリットがありますので、それぞれ比較してすることが大切です。そしてどこであれば、「自身の希望が叶う職場」なのかを第一に求人を探してみるとよいでしょう。

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5.看護師の給与事情

看護師の平均年収は、条件によって異なりますが、約490万円と言われています。看護師は一般的に給与が高いというイメージがある職業ですが、全職種の平均である497万2000円と比較してみるとやや下回る結果となります。

それでも医療・福祉業界に限定すると、看護師は上位にランクインします。上位の職種を見てみると、やはり資格職は強いということが言えるのではないでしょうか。

医療・福祉系年収ランキング


1位

医師

1188.3万円

2位

歯科医師

676.2万円

3位

助産師

570.0万円

4位

薬剤師

527.2万円

5位

看護師

490.0万円

6位

保健師

478.4万円

7位

臨床検査技師

471.9万円

8位

診療放射線技師

453.7万円

9位

准看護師

410.9万円

10位

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士

397.4万円

看護師の給与は、「夜勤手当」の有無によって大きく左右されるという側面もあるので、夜勤の無い規則正しい生活を理想としている方は、命を預かる責任に比べ、給与が低いのではないかと感じてしまうかもしれません。

それではどのようにすれば、キャリアアップをして、なおかつ給与も上げることができるのでしょうか。

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6.キャリアアップについて

看護師としてキャリアアップ・給与をアップするには、主に以下の3つの方法が挙げられます。

・資格を取得する

・役職に就く

・転職する

資格を取得する

給与アップを目指したいのであれば、より専門性を高めて、日本看護協会が制定している「認定看護師」「専門看護師」といった資格の取得をすることで給与のアップが期待できます。

ただし、これらは比較的新しい資格のため、まだ「資格手当」として給与テーブルに明確な基準を設けていないことも多いです。現状は「自身のスキルアップのため」と考えることがベターかもしれません。

また看護師と同じ国家資格である「助産師」「保健師」の資格取得も、給与を上げたりスキルアップのために有効な手段のひとつとして挙げられます。

役職に就く

「看護師長」や「看護主任」といった管理職を目指すことで役職手当がつきます。日本看護協会の調査によると、役職手当の相場はだいだい25,000円~90,000円になります。金額だけ見るとそこまで多くは感じませんが、基本給・賞与・その他手当などの水準も上がりますので、年収を基準に見ると、同年代の看護師と比べて高収入であるといえます。

役職に就くためには、看護師としての経験だけでなくコミュニケーション能力やマネジメント能力が要求されます。一般的に10年以上の経験が必要とされ、カンタンになれるわけではありませんが、スキルを磨くことで管理職への道も開けてくるのではないでしょうか。

転職する

思い切って転職してしまうという選択が給与を上げるには一番手っ取り早い方法かもしれません。ほとんどの看護師が転職を経験をしているという現状もあり、看護師としての経験を積んでいるのであれば、転職もそこまで困難ではないでしょう。

運営母体が大きい病院や訪問看護師は、比較的給与水準も高いのでオススメの職場と言えます。

いずれにしても、看護師として将来的にどのような道を歩みたいかという、「自身のキャリアパスを明確にしておくこと」が大切です。

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7.看護師の将来性・転職市場の動向


看護師の将来性

高齢化社会も目前に控えた今の日本では、今後も看護師のニーズはますます高まっていくことでしょう。

厚生労働省の推計によると、団塊の世代が後期高齢者となる2025年には、看護師の人数が約6万人~最大27万人ほど不足する可能性があると公表されています。ニーズが高まる中で看護師の人材確保の取り組みも行われており、今後も求人数は、増加傾向を歩むことが予想されています。

転職活動の動向

看護師の転職市場は、引き続き「売り手市場」が続くと予想されます。

2020年における全職種有効求人倍率の平均値は1.11倍と、なかなか転職先が見つからない状況であるといえます。新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、転職市場全体が落ち込んでいることも大きな要因のひとつです。

対して看護師の有効求人倍率は、2.62倍。1名の求職者に2.6件の求人があるという、転職市場が低迷している状況下においても、他の職種とは異なり、引き続き高い水準となっています。

このように看護師の転職市場は、有効求人倍率が高く、引き続き売り手市場が見込まれるため、転職を考えている人にとってみれば、「求人を選ぶことができる」状況にあるといえます。

日勤のみや夜勤のみなど、自身のライフステージに合った働き方や理想の働き方を見つけるチャンスでもありますので、こまめに求人をチェックすることをオススメします。

今後の課題

厚生労働省が発表した「新型コロナウイルス感染の拡大に対応する医療人材の確保の確保の考え方及び関係する支援メニューについて」においても、約71万人いるとされる「潜在看護師」の復職を促進する動きがありました。

「潜在看護師」を増えている要因として、他の職種に比べ、資格を有していると復職しやすいという職種上の性質や結婚や出産などによる働き方の変化が挙げられます。

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8.求人情報で確認すべきポイント

チェックポイントを表すイメージ図

求人情報には、事業所の概要から仕事内容や給与など様々な項目があり、各項目の内容をしっかりと確認して、正しく理解することが重要です。転職を成功するために求人情報で確認するべき3つのポイントをお伝えします。

・応募資格

・人員体制

・託児所などの福利厚生

まず、求人情報で確認しておきたいのが「応募資格」です。中途採用の場合、「経験年数○年以上」などの要件を設けているケースがあります。未経験でも応募可能な求人もありますが、経験者との比較では不利になってしまう点は理解しておきましょう。

次のポイントは、職場の「人員体制」です。看護配置や看護師の日勤体制・夜勤体制を確認することで、「どれくらい忙しいか」「どれくらい負担があるか」といった働く上で重要なポイントを事前にイメージすることができます。その他にも、平均年齢や平均勤続年数といった情報も、入職後のミスマッチを防ぐためには確認しておきたい重要な要素のひとつです。

最後に託児所・院内保育を完備しているケースです。職員のライフステージの変化に対応するため、子育て支援託児所を完備している事業所も増えてきました。求人サイトの中には、「24時間可能か」「何歳まで利用可能か」「利用料金はいくらか」など細かい利用規定の記載があります。子育てとの両立を目指して転職を考えている方は、複数のサイトを比較して情報を確認することが大切です。

いまではHPやハローワークのみならず、看護師のための求人サイトや転職サイトが多くあります。理想の職場を見つけるためには、複数の求人をチェック・比較することが「失敗しない転職活動の秘訣」となります。

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9.まとめ

看護師の活躍の場所・キャリアアップの機会は、ニーズの高まりとともに年々広がってきています。現状、看護師の離職に繋がっている待遇面・労働環境の改善や医療技術の進歩による看護負担の軽減などが看護師全体の人材確保の一手として待たれる状況です。

看護師の転職市場の傾向としては、しばらくは「売り手市場」であることが予想されます。ライフステージに合わせて日勤のみや夜勤のみなど多様な働き方もできるようになってきました。

仕事を探す側としては絶好の機会。転職先を「選ぶ」ことができるこのタイミングで、あなたの理想の職場を探してみてはいかがでしょうか。

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