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保育士がつらいと思う瞬間4選!対処法は?辞めるならどうしたらいい?

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

保育士はやりがいがありそうだというイメージを持たれることが多い一方で、つらいと思う瞬間も多い仕事の一つです。決して待遇が良いとは言えない労働環境で、退職や転職を検討する人も少なくありません。

今回は、そんな「つらい」「辞めたい」と感じてしまう業務や要素について詳しく解説していきます。合わせて対処法についても紹介していきますので、もし悩んでいる人は参考にしてみてください。

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1.「辞めたい」「つらい」と感じる理由4選

保育士は子供のお世話をするのがメインであり、子供が好きな人にとって楽しく働ける仕事のように思われるでしょう。そんな中でなぜ「辞めたい」「つらい」と感じてしまうのか、保育士がストレスに感じる要素を4つピックアップして紹介していきます。

人間関係

人間関係についての悩みは、保育士の退職理由として多く挙げられています。東京都福祉保健局の調査によれば、保育士の退職理由1位は「職場の人間関係」となっており(東京都福祉保健局)、多くの保育士の悩みの種になっているようです。

同様に、職場選択時に重視した項目でも勤務地に次ぐ2位という結果で、働く上で重要な要素と言えます。園長との関係や園内での派閥争い、先輩職員への気遣いにストレスを感じている保育士は少なくありません。ひどい場合はパワハラやいじめなども報告されており、無視できない問題となっています。

頭を抱える保育士

保育士の人間関係は難しい?|あるある話とその対処法を紹介

保育士を目指している人、実際に保育士として働いている人にとって、多くの場合で人間関係への不安や不満の声が上がるでしょう。

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勤務時間が長くなりがち

保育現場では勤務時間が長くなりがちで、プライベートの時間や休息が十分に取れずつらいと感じる保育士もいます。子どもたちのお世話はもちろんのこと、清掃や、給食の準備、保育の時間が終わったあとは事務作業もあり、定時以降も勤務することは珍しくありません。

また、保育記録など事務作業や行事・イベントの準備が必要になる時もあります。終わらなければ持ち帰りが発生するため、総じて勤務時間は長くなってしまう傾向にあります。

理不尽なクレーム

保育士としてやっていく上で保護者との関係構築は避けられないものですが、保護者からのクレームがつらいと感じる原因の一つとなっているようです。保護者対応では良い関係性を築けることもありますが、理不尽なクレームが入るなどトラブルに発展してしまうことも珍しくありません。

保育園に関係の無いことに理不尽なクレームを入れる、いわゆるモンスターペアレントなども増えています。自分に関係のないことで叱られるということもあり、精神的に追い詰められてしまうケースもあるのが実情です。

体力の消耗が激しい

保育士の仕事は体力の消耗が激しいこともつらいと感じてしまう理由と言えます。園児のお世話をする際、視点を合わせるためにかがむことが多いです。また、乳幼児を長時間抱えなければいけない場合もあります。

さらに、連日子どもたちの遊びに付き合わなければなりません。それなりの人数の元気な子どもたちを見守る必要があり、体力が必要とされる部分は大きいです。

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2.つらさを感じたときの対処法は?

仕事がつらいと感じた場合、そのまま無理して続けるとうつなど心の病気につながるリスクもあります。現状なぜつらいのか整理し、適度な休息を取りつつリフレッシュすることが大切です。ここからは、つらいと思う理由別に具体的な対処法・リフレッシュできる方法を紹介します。

仕事は仕事と割り切る

人間関係や業務自体が辛いという場合はある程度、自分の中で仕事だと割り切ることも大事です。人間関係であれば、職場の人との関係をプライベートにまで持ち込む必要はないので、業務で支障が出ないような距離感で付き合っていくのが良いでしょう。

業務そのものがつらいという方は、仕事以外の場でも仕事のことを考えてしまってはいませんか?仕事のつらさやもやもやをプライベートに持ち込んでしまうと、より仕事がつらく感じてしまいます。プライベートはプライベートで、仕事は仕事でと割り切った考えを持つもとで、ある程度気持ちは楽になるのではないでしょうか。

気分をリフレッシュ・ストレス解消する方法を見つける

ストレスが溜まっている場合は、自分に合ったリフレッシュ方法を見つけることも効果的です。この際、業務のことばかりを考えないようにすることを意識し、夢中で楽しめるものを見つけましょう。友人との食事や、軽い運動をするだけでも業務のことを忘れられるため、プライベートと仕事のバランスを取ることが大切になってきます。

他にも「映画鑑賞」「スポーツ」「アウトドア」「旅行」など、普段の生活で取り入れていないことを試してみて、気分を一新するのもおすすめです。

どうしてもダメなら転職もあり

どうしても仕事がつらい場合は、別の施設に転職することも視野に入れましょう。「保育士に向いてない」と言われたり、ご自身で感じたりすることがあっても、職場が合っていないだけというケースもよくあります。つらいと感じたら、できれば信頼できる先輩・同僚にまずは話してみて、同じような悩みを持つ人がいないか、解決できないか相談しましょう。

それでも現在の職場が合わないならば、転職に踏み切るのも一つです。保育士は深刻な人員不足の傾向にあり、引く手数多ですので、焦らずに自分の希望に合う職場をしっかり探してください。

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3.保育士を辞めて後悔すること

保育士を辞める、職場を変えることは大きな決断であり、「後悔することにならないか」「本当に転職すべきか」と不安な方もいるのではないでしょうか。保育士を辞めることによって起こりうるデメリットを紹介しますので、勢いで転職してしまう前にじっくり検討してみましょう。

子どもたちに会えなくなることがつらい

保育士になりたいと考えていた際には、何らかの理由があったのではないでしょうか。子どもが好きであったり、子供と関わることに興味があったりしたからこそ選んでいるはずです。

保育士を辞めると毎日一緒に過ごしてきた子どもたちに会えなくなってしまい、後悔する人もいます。会えなくなってしばらく経過してから自覚することもあり、自身が落ち着いた頃に寂しさを実感することもよくあるパターンです。特に長く見てきた子がいると、その思いも強くなる傾向にあり、安易に辞めてしまうことはおすすめできません。

就職先が見つからずに生活に困る

職場というよりそもそも仕事内容に不満がある場合など、保育士自体を辞めることを検討する人もいるかもしれません。この場合、就職先が見つからずに生活に困るといったリスクが考えられます。

とにかく辞めたい思いで次の仕事を選んでしまうと、給与や条件が下がってその後の生活が苦しくなってしまうこともあります。また、好きで始めた仕事と違い、普通の仕事自体に苦痛を感じるという声も少なくありません。

結局前の職場が恵まれていることに気づいた

その時のつらいという感情で転職を先走ってしまい、結局前の職場が恵まれていることに気づいたという人もいます。自分の職場環境の良し悪しは客観的に判断しづらいものです。そのため、相談をしないで転職を急いでしまうと、転職前よりも悪い環境になってしまうこともよくあります。

特に転職の経験自体が少ない場合、候補の職場を客観的に評価するのも簡単ではありません。自分の希望条件を整理した上で、転職先の環境や条件をしっかり調べて現職と比較する事が大切になってきます。

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4.転職するときは何に気をつける?

転職してから後悔することを避けるためにも、保育士が転職する際に注意すべき点がいくつかあります。働きやすい環境を見つけるためにも、転職活動においては事前の準備や調査が欠かせません。いくつかポイントを解説しますのでチェックしてみてください。

自分の転職に求めるものをしっかり定める

まず、自分の転職に求めるものは何かじっくり考えてみましょう。転職に失敗するパターンとして多いのは、主に以下の2点です。

  • 辞めたい気持ちだけが先行してしまった
  • 転職先の条件をよく確認せずに入職してしまった

これらの失敗を避けるために有効なのは、「転職先に何を求めるか」をしっかり決めておくことです。

例えば「プライベートの時間を確保したい」であれば「残業なし・希望休取得可・持帰り業務僅少」などの条件を見定める事が大事になるでしょう。給与の高さを重視したいなら、求人票ではなく、雇用契約書などに記載された試算をチェックして判断するようにするなど、希望の条件に照らして検討してください。

希望条件を考える際は、現状何に不満があるのか、なぜ辞めたいのかから逆算するのが有効です。条件を整理した上で比較検討すれば、入社後のミスマッチも減らすことができます。

転職先の情報は複数の出どころから集める

2つ目に、転職先の情報収集において、1つのサイトに頼るのではなく複数から調査を行うことがポイントです。面倒に感じるかもしれませんが、公式HPや冊子などでは良い面ばかり書いていることも多いので、転職後のギャップにつながりかねません。

また、求人サイトも複数のサービスを利用するのがおすすめです。同じ職場であっても条件が異なるケースもあり、面接時に聞いておくなど有効に情報が集められます。

他にも、口コミサイトなどは採用側の編集が入らないため、他にはない情報や働いている人のリアルな意見を見れることもあるでしょう。ただし、あくまで主観での情報なので、鵜呑みにせず参考程度にチェックしましょう。

さらに、職場見学会が実施されていることもあるので、時間があれば積極的に活用したいところです。

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5.つらいと感じることはおかしくない

今回解説してきた通り、勤務時間の長さや業務量の多さ、人間関係など保育士の仕事にはつらいと感じてしまう要因が様々にあります。多くの保育士が抱えている悩みでもあるため、自分を追い詰めたり一人で抱え込む必要はありません。

まずは、身近な信頼できる人に相談してみて、それでも解決しない場合は転職することも視野に入れましょう。適度なストレスであれば、仕事を続けて慣れていくことも大切です。業務のストレスをリフレッシュする方法を備えておき、仕事とプライベートのバランスを取れるようにすると良いでしょう。「つらい」「辞めたい」と感じることにめげずに、あの時なりたかった保育士になっていくことができれば幸いです。

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