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オープニングスタッフ求人のメリットとデメリットを解説!やりがいや多い職種も紹介

  • 更新日
投稿者:柳 遥乃

就職や転職、さらにパートやアルバイトで働き先を探す時、求人情報の中で目立つのが「オープニングスタッフ」という求人募集です。このオープニングスタッフという働き方ですが、ネット上で検索すると「大変である」などの書き込みが目立ちます。

オープニングスタッフとは開店時・開業時に勤務しているスタッフであることは分かりやすいでしょう。しかし、実は特徴はそれだけではありません。ほかにもさまざまな特徴があります。

この記事ではオープニングスタッフとして働くメリットやデメリット、さらになぜ「大変」なのかという点を中心に解説していきましょう。

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オープニングスタッフとは?

オープニングスタッフとは、新規事業所や小売店、飲食店さらには医療機関などで、開業時、開店時から働き始めるスタッフのことを指します。新たな事業所や店舗をオープンするということは、そこで働く方を確保しなければいけません。そのため求人情報などでは、オープニングスタッフ募集という求人が出るわけです。

求人に関しては、多くの場合オープンの1~数か月前から始まります。また、オープニングスタッフの仕事もオープニング前から始まるのが一般的です。

オープニングスタッフといっても飲食店であればホールスタッフであったりキッチンスタッフであったり、通常の店舗と違う働き方をするということはありません。基本的には既存店舗と同じように働くということになります。これはどの事業所においても同様です。既存の事業所と同様の仕事を行うのが原則となります。

しかし、オープニングスタッフには独特な業務内容があるのも事実です。それは主にオープニング前に行う業務となります。

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オープニングスタッフとして働くメリット

オープニングスタッフとしての求人を見つけ、そこで働くというのはメリットもデメリットもあります。具体的に考えられるメリットとデメリットを解説していきましょう。

職場がキレイ

まずは何よりキレイな職場で働けるというメリットがあります。オープニングスタッフの場合、新規で開業した事業所や店舗での勤務となりますので、職場はまだ誰も使っていない状態です。もちろん業務に必要な機器も新しいものが揃えられるケースが多く、場合によってはすべて最新の機器というケースもあるでしょう。

職場環境という点では大きなメリットがあり、既存の事業所や店舗で働く場合とは大きく異なるポイントといえます。

比較的採用されやすい

オープニングスタッフは必ず最低限必要な人員を集めなければいけません。応募した方を選り好みしすぎて、人員が不足するような事態だけは避けなければいけません。そのため比較的採用率が高くなるというのも大きなメリットでしょう。

募集する企業は、もちろん早めに人員を確保したいという思いがありますので、求人募集を早めに出し、早めに採用者を決める傾向にあります。特に医療機関のオープニングスタッフの場合、看護師や歯科助手など、必要な資格を持っている方が必要なため、できるだけ早めの手配となるケースが少なくありません。オープニングスタッフの求人情報はあまり悩んでいるとすぐに締め切られてしまうので注意が必要です。

ほかの従業員と一体感を持てる

オープニングスタッフで集められた人員はみな同じタイミングでその企業に就職、もしくはバイト勤務を始める方ということになります。年齢や性別はバラバラでも、同期入社のような感覚が持てるため、職場全体で一体感を持ちやすいというメリットもあるでしょう。

人付き合いに自信がないという方でも、周囲で働くスタッフがみんな同期入社であり、力を合わせてオープンを迎えるという状況になれば自然と連帯感を感じるかと思います。

キレイな職場であることに加え、一体感を感じられる職場ということもあり、比較的働きやすいというケースが多く、これは大きなメリットになります。

新しいことにチャレンジできる

店舗でも事業所でも新たな職場を一から作り上げるというのは大きなチャレンジです。もちろんオープンさせる企業にとってもチャレンジですし、そこで働く方にとってもチャレンジといえるでしょう。

新しいことにチャレンジし、連帯感が持てる仲間とキレイな職場で力を合わせて事業を展開していくというのは、オープニングスタッフにしか味わえない感覚かもしれません。

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オープニングスタッフとして働くデメリット

オープニングスタッフとして働くのは何もメリットばかりではありません。同時にデメリットもありますので、メリットとデメリットを比較し、その上で応募するかどうかを決めるのが重要です。そんなデメリットをいくつか紹介していきます。

望んでいない業務もやる必要がある

ネット上の書き込みなどを見ると、オープニングスタッフの業務は大変であるという書き込みが少なくありません。場合によっては二度とやらない、後悔しているという極端な意見も散見されます。こうした意見の原因となっているのが、業務内容です。

特にオープン前の業務は、自分がイメージしていた業務と大きく違うことが少なくありません。

例えば医療機関の新規開業の場合、新しい医療機器の取り扱いに関する研修を受けるなどの必要があります。またこうした研修は業務に直結するためいいのですが、開業のための院内の清掃や、各機器などのセッティングなどの雑務もオープニングスタッフが行うケースが多くなります。

さらに、新規開業を伝えるために、周辺住民の方にビラ配りを行うなどの業務もあり、看護師や歯科助手など、専門分野の資格を持っていても、その資格を活かす以外の業務が多くなるのは間違いありません。

新事業所をオープンする場合も、営業職で採用されたのに引っ越し業者のような業務を行うケースがあります。また、ルート営業と聞いていても、何よりまずはルートを開拓しないと仕事が始まらないため、飛び込み営業を行ったというケースも少なくないでしょう。

オープニングスタッフは、応募する方がイメージしていない業務を行うケースが少なくないため、そのギャップで大変だった、二度とやらないという感想に繋がるケースが考えられます。

とにかく仕事量が多い

オープニングスタッフはとにかく仕事量が多いというデメリットもあります。店舗にしても事業所にしても事前にオープンする日は決まっているものです。その日までにオープンできる状態にしなければいけないため、多くの業務をオープニングスタッフが中心となって行う必要があります。

オープニングスタッフにはその業務は未経験という方も含まれているため、慣れていない方が中心となってさまざまな仕事に対応しますが、当然未経験ゆえに効率的な作業を求めるのが難しくなります。作業が効率化できないため、仕事に時間がかかり、それだけ多くの仕事をこなしていかなければいけないという状況になりがちです。

トラブルが発生しやすい

オープニングスタッフには未経験者が多いと書きましたが、そのために懸念されるのがトラブルが発生しやすいという点です。ある程度経験者やベテランスタッフがいればこうしたトラブルも回避できますが、経験の浅いスタッフだけではなかなか回避は難しいでしょう。

発生してしまったトラブルの解決に関しても、経験のないオープニングスタッフだけでは難しいのが現状です。またトラブルが長引けばその事業所の評判が悪化する可能性があり、その後の経営に直結する問題に発展しかねません。こうした対応をしなければいけないのもオープニングスタッフとして働くデメリットといっていいでしょう。

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オープニングスタッフの求人が多い職種

オープニングスタッフとして働く場合、メリットもデメリットもあります。それでも採用されやすいというのは仕事を探している方にとっては大きなメリットです。では、実際にオープニングスタッフが多い職種にはどのようなものがあるかを紹介していきましょう。

飲食業

まずは何より飲食業です。特にチェーン店の場合、新規店舗オープンに合わせて、アルバイトやパートを数多く採用する傾向にあります。チェーン店の場合は新店舗オープンに関するノウハウがあり、また手順もしっかり決まっていますので、そこまで業務が多かったり、トラブルが発生したりすることはありません。また、店長クラスには経験のある社員が配置されるケースが多いので、ある程度安心して働けるというメリットが考えられます。

個人経営の新規オープンのスタッフは、経験者やノウハウといったものがないため、トラブルが発生しやすいので注意が必要です。

小売店

小売店もやはりチェーン店は働きやすい傾向にあります。多くの場合オープニングの準備に慣れた社員がオープニング期間だけ派遣されるなど、トラブルを発生させないように対策をしている企業が多いため、こちらも安心して働けるでしょう。個人経営の小売店が、いきなり新規開店でいきなりオープニングスタッフを募集するケースは極めてまれですので、小売店に関しては多くの求人が安心して申し込める求人といえます。

ただし、行う業務が多い、また想像していたのと違う業務を任されるという事態は起こりますので、その点は理解した上で申し込むのがおすすめです。

介護・看護

近年特にオープニングスタッフを募集しているケースが多いのが介護や看護の現場です。特に多いのが訪問介護や訪問看護であり、有資格者に対する募集が多いというのが特徴があります。

訪問看護や介護が増えている要因には、在宅療養を望む患者が増えているという背景があります。医療技術が進化し、多くの病気が長期的な入院を経ずとも手術を受けられるような状況です。また、手術後に容体が安定するのも早くなっており、全体的に入院期間の短縮化が進んでいるのが現状です。多くの患者は手術前後に短期入院をし、ある程度回復したら退院してリハビリは通院して受けるというケースが非常に増えています。

また、高齢者の方が在宅治療、療養を希望し、自分の人生の最後を自宅で迎えたいと希望する事も増加傾向です。通信技術が発達したこともあり、ある程度は在宅治療、在宅療養が可能となったため、この希望が実現できる患者が増えています。

とはいえ、自宅で普通に生活できるということではありません。あくまでも治療・療養が必要ですので、そのために訪問介護員や訪問看護師の必要性が高まっているわけです。そこで訪問介護・看護ステーションが新規でオープンするということが増えています。

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オープニングスタッフに向いている方の特徴

オープニングスタッフとして働いた方の意見を聞くと、非常にいい経験になったなど前向きな評価と、大変だったという後ろ向きな評価に二分される傾向があります。これはオープニングスタッフには向いている方とそうではない方がいる証拠でもあり、向いている方には非常におすすめの働き方ということです。では、どんな方がオープニングスタッフに向いているかを解説していきましょう。

チームワークを活かして働くのが好き

オープニングスタッフの大きなメリットは、ほかの同期スタッフとともにチームとして一丸となって働けることです。とはいえ、これはチームワークを活かした働き方が得意な方にとってのメリットであり、そうではない方にはメリットと感じられないケースがあります。

一緒に働く方とコミュニケーションを取りながら、力を合わせて働くのが得意な方、大人数で集まるのが好きな方などは、オープニングスタッフに向いているでしょう。

同じ職種で働いた経験がある

オープニングスタッフとして働く際、問題になるのがトラブルの発生とその処理です。こうしたケースに対応できるのは、同じ職種で働いた経験がある方、特に同じ職種のオープニングスタッフを経験したことがある方です。

未経験者が多い中でも、経験者がいることでトラブルの発生する確率は大きく下がります。また、経験者がいることで、トラブルが発生しても適切な対応が期待できるでしょう。こうした役割をオープニングの時点で担当できれば、オープニングスタッフの中でも信頼を集めることができるため、その後も働きやすくなると考えられます。

積極的に意見を出すことができる

オープニングスタッフはさまざまな業務に対応しなければいけません。またその業務をより効率化することで、どんどん業務を進めやすくなります。そんな環境を作り上げるためには、スタッフ自らがどんどん意見やアイデアを出し、さまざまな業務に取組みというのが重要です。

自分の意見をどんどん発信し、もちろん同時に他人の意見にも耳を傾けることができる方であれば、オープニングスタッフはやりがいがあり働きやすい環境になります。

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看護・介護関連のオープニングスタッフの特徴

小売店や飲食店のオープニングスタッフは、正社員採用もあるもののパートやアルバイトが中心です。反面正社員採用が多いのが介護や看護の現場です。新たな訪問介護・看護ステーションのオープンや、診療所やクリニック、介護施設のオープンには、資格を持った従業員を正社員で採用するケースが少なくありません。

そこで転職してオープニングスタッフに挑戦しようか考えている介護職、看護職の方に、介護・看護の現場のオープニングスタッフの特徴に関して紹介していきたいと思います。

まず大前提として、入職タイミングを確認すること、また入職時の就業条件を確認することが重要です。入職タイミングは通常開業の1ヶ月程度前になるのが多いでしょう。オープン準備から出勤し、さまざまなアピール業務などにも参加します。

問題は就業条件です。入職当初は試用期間として、正規の就業条件とは異なる条件で働くケースがあります。通常業務よりも賃金が抑えられている場合、賃金が抑えられているのに慣れない業務に対応するということでストレスを感じるかもしれません。このあたりは十分注意する必要があるでしょう。

オープンまでは未経験の業務が多い

オープニングスタッフは上記の通り、通常の業務以外の仕事がたくさんあります。特に介護や看護の仕事をしている方は、普段の仕事が非常に専門性の高い仕事をしているケースが多いため、それ以外の業務をするという点はほかの職種以上に落差を感じるかもしれません。

また、医療や介護の現場であっても、オープン直後は設備が揃っていない可能性もあります。これまで当たり前に使っていた機器がない中で、専門的な業務を行うのは大きなストレスです。

入所者等が少ないため余裕を持って業務に当たれる

介護施設やクリニックなどで介護や看護のオープニングスタッフとして働く場合、業務上のメリットとしては余裕を持った業務ができるという点が考えられます。オープン当初はまだ入所者や担当患者の数が多くないということもあり、オープニングスタッフは余裕を持って入所者や患者のケアを行うことができます。この点は介護士や看護師にとっては非常に働きやすい環境であり、自分の考える介護・看護が行えますので、非常におすすめです。

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看護・介護関連のオープニングスタッフ求人のチェックポイント

介護や看護の現場でのオープニングスタッフの求人を探す場合、どのようなポイントに注目して探すのがいいのかという点に関していくつか紹介していきます。小売店や飲食店と違い、介護や看護の職場では見るべきポイントがありますので、そのポイントを中心に紹介していきます。

経営母体を確認する

介護施設やクリニック、訪問介護・看護ステーションの場合、まずは経営母体を確認するのがおすすめです。経営母体がすでにいくつかの新規施設などをオープンさせているのであれば、すでに経験やノウハウを持っている可能性が高く比較的安心して申し込めるでしょう。

訪問介護・看護ステーション等の場合も同様ですが、訪問介護・看護の分野は、医療法人や社会福祉法人ではなくとも運営ができるという特徴があり、近年新規参入する企業が増えています。医療法人や社会福祉法人が経営母体であればある程度安心できますが、営利法人の場合、訪問ステーションの運営はもちろん立ち上げの経験も少なく、オープニングスタッフには大きな負担がかかるケースも考えられます。

また、運営母体が医療法人や社会福祉法人の場合、その法人に関する情報を集めることもおすすめです。ネット上の口コミ情報なども参考に、近隣住民の評判はどうなのかなどを確認しておきましょう。

医療機関や介護施設に関しては、近隣住民の評判が経営に直結します。あまり芳しい情報が少ない法人であれば、オープン以降経営が厳しくなることも予想されます。

どんな診療科があるのかを確認する

医療機関のオープニングスタッフに応募する場合、どんな診療科があるのかも確認が必要です。もちろん看護師免許を持っていることで、多くの診療科で勤務することが可能です。ただし、自身の経験が少ない診療科の場合、オープニングスタッフは厳しいかもしれません。

オープニング直後は、何かとトラブルが発生しやすいというのは、小売店も飲食店も、医療機関も同じです。あまり経験がない診療科で働いた場合、そこで何かしらのトラブルが発生した時の対応が難しいケースがあります。

医療機関で発生するトラブルは、最悪の場合患者の健康状態に影響する可能性もあり、非常に甚大な事態に発展しかねません。オープニングスタッフとして、看護師業務に就く場合は、少なくとも自身が経験したことがある診療科がある医療機関がおすすめです。または、就業条件や転職時の面接で、経験豊富な看護師がいるのかどうかを確認するなど、リスクマネジメントも含めて確認しておきましょう。

自身の資格が活かせるかを確認する

看護師や介護担当者はさまざまな資格を取得している方が多い職種です。こうした資格を活かせる職場を選択するのがおすすめです。また、働きながら新たな資格に挑戦したいという方は、勤務体制にも注目してください。どのくらいの常勤職員(介護士・看護師等)がいるのか、医療施設であれば予約制なのかそうではないのかなどで、仕事の忙しさがある程度想定できます。

オープニングスタッフが魅力的だからといって、飛びつくのではなく、通常の転職活動と同様に、さまざまなポイントに注目する必要もあります。福利厚生や勤務時間などが主なチェックポイントです。所有している資格が資格手当の対象となっているのか、これから取得を目指す資格の勉強に対する支援はあるのかなど、細かな部分にも目を向けるのがおすすめです。

オープニングスタッフとは確かに既存の施設への就職とは同じではありません。ただし違うのはオープニング前後の数か月間のみです。その後は既存の施設と同様の仕事内容となりますので、その時の就労条件を重視して選ぶことが重要になります。

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まとめ

オープニングスタッフは、飲食業界や小売店、さらに介護や看護の現場で目立つ求人条件の一つです。新規事業所や施設などのオープン準備から仕事に参加するケースが多く、通常の業務に加え想定外の業務にも対応する必要があります。

新しいキレイな職場で働けたり、採用されやすかったり、採用条件が良いなどのメリットがあるため、オープニングスタッフの求人を探して申し込みたいと考えている方も多いかと思います。ただし、オープニングスタッフには、仕事が多い、トラブルが発生しやすいなどの問題もあるため、メリットだけが目立つ働き方とはいえません。

特に近年では介護や看護の仕事で、訪問ステーションの開業が相次いでおり、オープニングスタッフの募集も増加傾向にあります。介護や看護の現場で働く場合は、特にチェックする項目も多くなりますので、しっかり労働条件等を確認してから申し込むようにしましょう。

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セカンドラボ株式会社

URL:https://www.2ndlabo.co.jp/

2022年5月よりセカンドラボ株式会社に入社。主にクリニックを中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の採用課題のサポートを行う。

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