高齢障害者支援を通して、介護と福祉の両方を学べる|社会福祉法人聖音会 さがみ野ホーム
- 更新日
神奈川県綾瀬市にある社会福祉法人聖音会 さがみ野ホーム。昭和54年の開設以来、地域に暮らす障害のある方々を支え続けてきた知的障害者支援施設です。50歳以上の高齢の利用者さまを中心に支援を行っており、知的障害支援に加えて、高齢化に伴う介護的な支援にも力を入れています。
今回は、さがみ野ホームの施設長である佐竹さんにお話を伺いながら、施設の特徴や働く魅力、職場のリアルな雰囲気についてご紹介します。
目次
20代〜70代まで幅広い世代が活躍する障害者支援施設
未経験からでも、障害福祉と介護技術を実践的に学べる研修体制
「ギリギリで回さない」人員配置で、職員が無理なく働ける体制を整備
50歳以上の高齢利用者さまを中心に支援する「地域密着型の障害者支援施設」
ーさがみ野ホームの事業内容について教えてください。
さがみ野ホームは、神奈川県綾瀬市にある知的障害者支援施設です。社会福祉法人聖音会が運営しており、昭和54年の開設以来、長年にわたって地域に暮らす障害のある方々の生活支援に取り組んできました。
当施設の大きな特徴は、50歳以上の高齢の利用者さまを中心に支援を行っていることです。現在、入所されている方の平均年齢は70歳を超えており、知的障害の支援だけではなく、高齢化に伴い、介護的な支援の比重も大きくなっています。
利用者さまの中には、車椅子を利用されている方や、視覚障害のある方など、身体的な支援が必要な方もいらっしゃいます。そのため、一人ひとりの身体状況や生活スタイルに合わせながら、安心して日常生活を送れるよう支援を行っています。
また、私たちが大切にしているのは、「その方らしく生活できること」です。日々の生活支援だけではなく、創作活動や余暇活動、季節行事なども取り入れながら、利用者さまが明るく健康的に過ごせる環境づくりを行っています。
施設入所支援にとどまらず、生活介護や短期入所、日中一時支援などにも対応しており、ご本人だけではなく、ご家族の想いにも寄り添いながら支援を行っています。個別支援計画をもとに、一人ひとりに合わせたサポートを行っている点も特徴です。
医療面では、内科医や精神科医の往診体制も整えており、必要に応じて通院支援も行っています。高齢化が進む中でも、利用者さまが安心して生活を続けられるよう、多職種で連携しながら日々支援に取り組んでいます。
ーさがみ野ホームの魅力や他施設との違いは何ですか?
ひとつ大きな特徴だと思っているのは、利用者支援を基本的にすべて直接雇用の職員で行っていることです。
福祉業界全体では、人材不足の影響もあって派遣職員や海外人材を活用する施設も増えていますが、さがみ野ホームでは、給食委託と清掃委託を除き、利用者さまへの支援は基本的に法人職員が担っています。そのため、支援方針や利用者さまへの関わり方に統一感があり、長期的な信頼関係を築きやすい環境になっていると思います。
また、職員体制にも比較的ゆとりを持たせている点も特徴のひとつです。業務をある程度分担しており、夜勤を専門に担当するスタッフも配置しています。そのため、一人に業務負担が集中しにくく、残業もほとんどありません。
福祉の仕事というと、「忙しくて大変そう」というイメージを持たれることもありますが、当施設では職員が無理なく働き続けられる環境づくりを大切にしています。実際に、落ち着いた雰囲気の中で長く勤務している職員も多いです。
もちろん大変なことがまったくないわけではありませんが、「利用者さまにしっかり寄り添いたい」「落ち着いた環境で長く働きたい」と考えている方には、働きやすい職場ではないかと思います。
20代〜70代まで幅広い世代が活躍する障害者支援施設
ーさがみ野ホームでは、どのような人たちが働いていますか?
現在、さがみ野ホームでは、常勤・非常勤を合わせて約70名の職員が勤務しています。割合としては女性職員が7割ほど、男性職員が3割ほどで、生活支援を中心に、さまざまな職種のスタッフが連携しながら働いている状況です。
また、年齢層はかなり幅広く、20代の若手職員から、70代後半まで活躍しているスタッフもいます。全体の平均年齢は50代前半くらいで、特に非常勤職員は60代前後の方も多く、長年福祉の現場を支えてきたベテラン職員が多いのが特徴です。
ーさがみ野ホームはどのような方たちに選ばれる職場ですか?
職員からは、よく「無理なく長く働けそうだと思った」と聞きます。
やはり、働くうえで通勤のしやすさを重視される方が多く、現在働いている職員も、綾瀬市や近隣エリアを中心に、車通勤で通える範囲から入職されるケースが多い傾向にあります。以前は通勤に1時間ほどかかっていた方が、「もう少し生活とのバランスを整えたい」と転職されることもあります。
また、当施設は非常勤職員の定着率が高い点も特徴です。非常勤スタッフにも賞与を支給しており、長く働いてくださっているベテラン職員も多く在籍しています。そのため、常勤職員だけで現場を支えるのではなく、経験豊富な非常勤スタッフと協力しながら支援を行える環境に魅力を感じていただいています。
未経験からでも、障害福祉と介護技術を実践的に学べる研修体制
ースタッフの研修制度やサポートについてはいかがですか?
さがみ野ホームでは、未経験の方や異業種から転職された方でも安心して働けるよう、研修や資格取得のサポート体制を整えています。
まず、日々の支援を通して、介護技術や障害福祉の知識を実践的に学べる環境があります。当施設は高齢の利用者さまが中心であるため、食事・移動・排泄などの介護支援に関わる場面も多く、働きながら自然と介護技術を身につけていくことができます。
加えて、当施設では利用者さまとの外出支援にも力を入れています。高齢者施設では、外出機会が限られるケースもありますが、さがみ野ホームでは、車椅子の方も含めてできるだけ外へ出られるよう支援を行っています。利用者さまの笑顔や楽しそうな様子を間近で感じられることも、この仕事ならではのやりがいにつながっていると思います。
さらに、介護福祉士だけではなく、強度行動障害支援者養成研修やサービス管理責任者研修など、経験年数に応じて必要な資格取得や外部研修への参加も積極的にサポートしています。神奈川県や社会福祉協議会が主催する新人研修・中堅職員研修へ参加する機会もあり、段階的に知識やスキルを高めていける環境です。また、施設内ではeラーニングも導入しているため、自分のタイミングで自由に学習を進めることも可能です。
ー福利厚生は充実していますか?
働きやすさの面において、職員からは「残業がほとんどない」という声をいただきます。
完全週休2日制に加えて夏季・冬季の特別休暇がそれぞれ3日ずつあり、年間休日は110日となっています。さらに有給休暇も法定通り付与されるため、実質120日程度の休みを確保できます。
また、有給休暇については、「自由に取得していい」という考え方を大切にしており、子育て中の職員などはほぼ100%活用しているケースもあります。一方で、入院や体調不良など「いざという時」に備えて残している職員も多く、それぞれのライフスタイルに合わせながら柔軟に活用されている状況です。
さらに、神奈川県の福利厚生サービスにも加入しています。レジャー施設やイベントなどの割引サービスを利用することも可能ですので、日常的に利用されている職員も大勢います。
「ギリギリで回さない」人員配置で、職員が無理なく働ける体制を整備
ーさがみ野ホームでは、どのような職種を募集されていますか?
現在は、生活支援員や介護福祉士を中心に募集しています。常勤(契約職員)の募集を行っており、利用者さまの日常生活を支える支援業務を担っていただける方を求めています。
また、今回募集を行う理由としては、職員の働きやすい環境を維持するために、少し余裕を持った人員配置を行いたいからです。
近年は、結婚や出産をきっかけに育児休業を取得する職員も増えており、現在も複数名が育休中です。復帰される職員も多いのですが、誰かが休みに入った際にも現場へ負担が集中しないよう、普段から少し手厚い体制を整えておきたいと考えています。
そのため、人員配置基準は満たしているものの、「ギリギリの人数で回す」のではなく、残業を増やさず、職員同士が無理なく働ける環境づくりを大切にしています。
また、未経験の方やブランクがある方も歓迎しています。特に若い世代の方であれば、福祉業界が初めてでも、働きながら少しずつ知識や技術を身につけていただければと思っています。
一方で、利用者さまの介助業務では体力が必要になる場面もあるため、ある程度年齢を重ねた方については、介護経験や資格の有無を考慮しながら採用を行っています。まずは一度ご相談ください。
ー最後にメッセージをお願いします。
さがみ野ホームで働くと、障害福祉や介護に関する知識・技術を幅広く身につけることができます。実際に、当施設で経験を積んだ後、別の施設へ移った職員が「しっかりできていますね」と評価されることも多く、それを聞くたびに嬉しく感じています。
もちろん、ずっと当施設で働き続けてほしいという気持ちはありますが、それ以上に、「ここでの経験が、その人の人生や将来に役立ってほしい」という思いを大切にしています。
福祉の仕事は、人と関わる仕事だからこそ、技術だけではなく、人としての成長にもつながる仕事です。利用者さまへの関わり方や、職員同士の助け合いを通して、自然と相手を思いやる力も身についていきます。
当施設が合う方もいれば、別の環境のほうが合う方もいると思います。ただ、少しでも「福祉の仕事に興味がある」「誰かの役に立ちたい」という気持ちがある方は、まず施設の雰囲気を見に来ていただけたら嬉しいです。