患者様の笑顔を糧に、内科と婦人科の2専門科の強みを生かして働き、成長する|福嶋クリニック
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福岡市博多区吉塚にある「福嶋クリニック」は、JR吉塚駅から徒歩わずか7分というアクセス⾄便な場所にあり、福岡市民病院、九大病院などにも近い場所に位置しています。内科・肝臓内科を専⾨とする院⻑と、産婦⼈科を専⾨とする副院⻑が連携し、それぞれの専⾨分野を活かした医療を提供。症状によってどちらの診療科を受診すべきか迷う場合でも、総合的に判断し必要があれば同日に両方の科を同日受診可能なことが当院の強みと考えています。患者様⼀⼈ひとりの健康と笑顔を⼤切にしながら、地域に根ざした医療に尽⼒しています。
今回は、院⻑・福嶋真理恵先⽣をお迎えし、クリニック設⽴の背景や医療理念、ともに働くスタッフへの期待、今後の展望などについてお話を伺いました。
目次
2.働きやすく、学びが多い現場。小さなクリニックの強みとは?
3.職種を越えて支え合うチームワークが魅力
4.経験以上にやさしい心と適性が大切
5.ライフイベントの変化に合わせた働きやすさの追求
6.自分らしい働き方を見つけて、公私ともに輝く
1.患者さんにもスタッフにも「満足」を届けたい

―貴院は、どんなクリニックですか?
本⽇は、福嶋クリニックの内科医であり院⻑の、福嶋真理恵がお答えします。
当クリニックは、もとは⽗が開業した産婦⼈科でした。⼤学卒業後は、福岡市⺠病院や原三信病院、九州がんセンターなどで経験を積みました。父が高齢になり一緒に診療することを希望したため2008年より内科を新設し、より幅広い医療ニーズに応えられる体制を整えました。
現在、1階は私が担当する内科、2階は兄が専⾨とする婦⼈科という2診制で診療を⾏っています。
―先生が医師として、また院長として大切にしていることは何ですか?
医師として、もっとも⼤切にしていることは「病気のみをみて治療を考える」ではなく、「その患者様にとって本当に最善の医療とは何か」を考えることです。
病状に対する治療には色々な選択肢があり、年齢や生活背景、価値観を踏まえて、患者様⼀⼈ひとりに寄り添った診療を⼼がけています。
そしてもうひとつ、院⻑として⼤切にしていることは「患者様にも、スタッフにも満⾜してもらうこと」。
これは、私が開業医として長く勤務している中で、現在たどり着いた答えです。患者様の満⾜はもちろん、⼀緒に働くスタッフが、のびのびと、やりがいをもって仕事に取り組めることが重要で、そうした環境が、最終的にはより良い医療の提供につながると思っています。
―ライフステージに応じた働き方への配慮はありますか?
これまでは育休や産休後の復職を踏まえたスタッフの雇用の経験はありませんでした。今回初めての試みですが、長期的な視点で雇用をとらえることが、クリニックの成長にも繋がると考えました。また⼦育て中のスタッフや、家庭の事情を抱えているスタッフも安⼼して働けるよう、シフトの調整や業務分担にも配慮しています。例えば事務スタッフの中には時短勤務の⽅もいますし、スタッフ全体で「ご家族の方の調子が悪く、今日は⼣⽅早めに退勤したい」などの希望があれば、可能な限り対応しています。
まだまだ発展途上の部分もありますが、誰もが安⼼して⻑く働ける環境を⽬指し、一歩ずつ歩みを進めていきたいと思います。
2.働きやすく、学びが多い現場。小さなクリニックの強みとは?

―貴院の特徴、強みを教えてください。
⼀番の特徴は、内科と婦⼈科を併設していることです。はじめは月経不順を主訴として婦人科を受診された患者様が、別の日には風邪症状で内科を受診されることも多いですし、内科かかりつけの方が不正出血で婦人科を受診されることもあります。一つの敷地内ならではの気軽さで当院を利用していただけることが強みと考えています。
「この前は内科だったけど、今⽇は婦⼈科に来ました」と気軽に通っていただけますし、小さなクリニックだからこそスタッフも⾃然とお名前や症状を覚えて、より丁寧な対応ができるようになります。また、全スタッフによる朝のミーティングや⽇常的な声かけを通じて、みんなで課題を共有し、誰かに負担が偏らないように常に調整を心がけています。
医師や看護師、受付スタッフが連携しながら、患者様を「内科」「婦⼈科」と分けるのではなく、ひとりの⼈間として総合的に診ていく。これが当院の医療スタイルです。⼩規模だからこそ、職種を越えたチームワークも⽣まれやすく、スタッフ間のコミュニケーションも活発です。
3.職種を越えて支え合うチームワークが魅力

―貴院では、どんな職種の方が活躍していますか?
現在、看護師と医療事務スタッフが在籍し、内科・婦⼈科それぞれの診療を⽀えています。⼩さいクリニックですから、1階だ、2階だと業務を分断せずに、診療科や職種の垣根を越えて協⼒し合いながら、⼀致団結してがんばっています︕
⼩さな規模だからこそ、⼀⼈ひとりが責任を持って主体的に動けるチームを目指しています。
―貴院で働くスタッフには、どんなことを期待していますか?
看護師については准看護師、看護師免許が必須です。医療事務スタッフについては、できれば一定の実地での勤務経験がある⽅が望ましいとは思います。基本的にパソコン業務が多いため、パソコンのスキルが高いほうが実際の仕事に役立つと考えています。
しかし、それ以上に⼈と関わることにやりがいを感じられる⽅、患者様にやさしく丁寧に接することができる⽅を求めています。未経験でも、学ぶ意欲や前向きな気持ちがあれば歓迎です。
今は、当クリニックの理念に共感し、患者様や仲間とともに成⻑していきたいという気持ちをお持ちの⽅との出会いを楽しみにしています。
4.経験以上にやさしい心と適性が大切

―未経験でも応募可能とのことですが、入職後のサポート体制について教えてください。
⼊職後、新⼈の方には、経験豊富なスタッフが付いて横について丁寧にサポートしますので、安⼼して業務に取り組んでいただけると思います。
経験者についても、電⼦カルテの操作など機種によってやり⽅がかなり違いますから、現在のスタッフにマンツーマンで、しっかり引き継ぎしてもらっています。また週1回のミーティングや外部の勉強会で情報共有や知識のブラッシュアップを⼼がけています。
5.ライフイベントの変化に合わせた働きやすさの追求

―勤務時間やお休みについてお聞かせください。
勤務⽇数はパートタイムの方は週3⽇から5⽇。終⽇勤務のほか、半⽇勤務を組み合わせたシフトにも対応しています。診療時間は⽉・⽕・⽊・⾦曜が午前・午後、⼟曜は午前のみの体制ですので、ライフスタイルに合わせて柔軟に働いていただけます。
有給休暇についても、スタッフが遠慮なく取得できるような雰囲気づくりを⼤切にしています。事前にご相談いただければ⽐較的⾃由に取得可能で、ワークライフバランスを重視される⽅も安⼼して働けるのではないでしょうか。⼊職から3か⽉経過後には、年間7⽇間の有給休暇を付与しています。
現在、当クリニックには今後産休育休を予定しているスタッフがいます。人生100年時代となれば働き方にも幅をもたせるのが自然です。 ⼈⽣には結婚、出産、介護など、さまざまなライフイベントがありますが、そのたびに仕事をあきらめるのではなく、各⼈の事情に合わせて安⼼して相談できて、必要なときはサポートし合える、そして、やりがいをもって⻑く働き続けられる、そんな職場づくりを、これからも進めていきたいと思っています。
モチベーション向上のための小さな取り組みについて
⼩さな取り組みなのですが、医療事務の方々には終⽇勤務がある⽇には、昼休み以外に午前と午後にそれぞれ10分の休憩時間を設けています。机に長時間座っていることは、長期的にみれば確実に体に負担をかけてしまいます。スタッフのみなさんはおのおのストレッチをしたり、⼀息ついたりすることで、リフレッシュできているようです。
昼休みも⽞関は施錠して、電話も原則として留守番電話に切り替えるなど、しっかり休憩が取れるような⼯夫を取り⼊れています。本当にちょっとしたことなのですが、こうした⼯夫が結果として業務全体の効率や集中⼒の維持につながっているのではないかと思っています。
―貴院の報酬や⼿当、その他福利厚⽣について、お聞かせください。
給与については求⼈欄に記載のとおりですが、今回募集させていただいた医療事務の方のパートタイム勤務の場合は、時給1300円に加えて、毎⽉2000〜3000円のベースアップ評価⼿当を支給。通勤⼿当は月1万円としています。賞与として決まったものはありませんが、夏冬2回、その方の貢献度にあわせた寸志をご用意しています。
福利厚⽣の⾯では、スタッフ間の良好な関係づくりにも⼒を⼊れたいと考えています。
⼀時期、新型コロナの影響で年に2回の⾷事会を中⽌していましたが、近年徐々に復活していて、昨年度は忘年会を開きました。業務時間外での交流がチームワークの向上にもつながると思いますし、今後もそうした機会を⼤切にしていきたいと考えています。
6.自分らしい働き方を見つけて、公私ともに輝く

―今後の展望をお聞かせください。
当クリニックは、これからも地域の皆様にとって「いつでも気軽に相談できるかかりつけ医」であり続けたいと考えています。
質の⾼い医療を提供することはもちろん、地域全体の健康増進にも貢献できるよう、さまざまな取り組みを進めていきたいと考えています。
院内での診療だけでなく、学校へ出向いての健康診断、お近くの企業でのインフルエンザ接種なども行っています。また、近隣の医療機関とも積極的に連携し、地域全体で患者様を⽀える体制づくりにも取り組んでいます。
今後は、こうした活動を継続・発展させながら、医療の質のさらなる向上を⽬指していきたいと思います。同時に、スタッフが働きがいを感じながら⻑く活躍できる職場環境づくりにも⼒を⼊れていくつもりです。
新しい医療技術や知識の導⼊、スタッフのキャリアアップを⽀援する制度の充実など、成⻑と挑戦を続けられるクリニックでありたいと願っています。
―最後に、入職希望者にメッセージをお願いします。
「福嶋クリニック」は、スタッフ⼀⼈ひとりの成⻑を⼤切にし、スキルアップや新しい挑戦を応援する職場を目指しています。AIによる胸部単純写真の画像診断の導⼊など、時代に合わせた技術も積極的に導⼊しており、今後も柔軟に進化を続けていく予定です。
また、当クリニックはスタッフ同⼠のチームワークが良く、あたたかな雰囲気のなかで、⽇々助け合いながら業務に取り組んでいます。 ⼩規模なクリニックだからこそ、⼀⼈ひとりの患者様にしっかりと寄り添い、きめ細やかな医療を提供できることも、私たちの強みです。⾵通しのよい職場ですから、⾃分の意⾒やアイデアも反映されやすく、主体的に働けることも⼤きな魅⼒だと感じています。
地域医療に携わりながら、⾃分らしい働き⽅を⾒つけたい⽅、あたたかなチームの⼀員として成⻑していきたい⽅、そんなあなたを、私たちは⼼から歓迎します。
「ここに来てよかった」と思える職場で、私たちと⼀緒に歩んでみませんか︖ 今回はこのような形でインタビューを通じて新しいスタッフを応募するつもりでした。幸い新しいスタッフが決まったので、今回の応募は終了したのですが、このような機会をいただきましたので、クリニックに対する私自身の思いを言葉にさせていただきました。有難うございました。