残業はほぼなし 知的障がい者の生活をサポート 職員同士の関係も良好|社会福祉法人光輝会 隆光学園 らいふさぽーと
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「社会福祉法人光輝会 隆光学園 らいふさぽーと」は、主に18歳以上の知的障がい者への支援を行うグループホームです。残業はほぼなく、有休も取得しやすいため、仕事とプライベートを両立しやすい環境です。職員同士や利用者さんとの関係も良好で、5年以上勤めている職員も多くいます。
知的障がいのある利用者さんの生活の場である「社会福祉法人光輝会 隆光学園 らいふさぽーと」では、生活援助にあたる生活支援員を募集しています。未経験で入ってきた職員が多く、丁寧なサポート体制があるので、福祉の仕事の経験がなくても安心して入職できます。
目次
グループホームに併設された事務所にすぐ質問できるので安心
残業はほぼなし ICT機器の導入も進め、業務を効率化
業務マニュアルや研修動画も充実 未経験でも安心
利用者さんの住居であることを意識し、1人1人の様子を見極めてサポート
―「らいふさぽーと」は、どのような施設ですか。
当施設は、知的障がい者の方が主に入居しているグループホームです。知的障がい者、精神障がい者、そして難病をお持ちの方に利用していただいています。療育手帳をお持ちの18歳以上の方でしたら、障がいの重さに関わらず入居可能です。
グループホームのため、住居や支援体制、職員や同居人との人間関係に慣れ、ある程度良好な関係が築けたら、長い間住んでいただけると思います。実際に20年ほどお住まいの方もいらっしゃいます。
―今回募集している職種と、具体的なお仕事内容、1日の流れをご紹介いただけますか。
生活支援員を募集しています。仕事内容としては生活援助が基本のため、新しく習得しないといけないことは特にありません。障がい者への理解をある程度お持ちの方でしたら、あまり抵抗なく仕事に入っていただけると思います。
始業は15時です。16時までの間は利用者さんが不在ですので、その間に入浴の準備や、洗濯物の取り込み、検温やバイタルチェックの準備をします。
利用者さんが活動先から帰ってこられてからは、血圧や体温を測り、健康に問題がなければ入浴に移ります。その後、お茶を飲んで一息つくと、18時から夕食が始まります。食事後に歯磨きをしたら、あとは余暇時間です。利用者さんはお部屋に戻って、テレビを見たりラジオを聞いたりと、思い思いの時間を過ごされます。
消灯時間は21時ですが、それより遅くまでテレビを見る方も、19時や20時に就寝する方もいらっしゃいます。個人のスタイルに応じて生活していただいていますね。
朝は、皆さん5時か6時台に起きていらっしゃいます。体温や血圧を測って健康をチェックしたら、服を着替えて朝食をとり、一通り支度が終わったらお部屋に戻られます。
利用者さんはその後、8時45分から9時30分までの間に、お迎えのバスなどで日中の活動先に向かいます。その後、生活支援員は退勤までの30分~1時間で事務処理やお部屋の片付けや掃除をして、1日が終わります。
―スタッフの皆さんは、どんなことを大切にしてお仕事にあたっていますか。
グループホームは利用者さんの住居だということを意識しています。職員も、長年働くと自分の職場という意識が出てきて、マナーなどが崩れることがあるので、それを防ぐためにもこの意識が大事です。
そして規則正しい生活リズムが身につくような支援を大事にしています。対人トラブルや生活リズムの乱れなど、生活を送る上で大きな問題に発展しないように支援しています。
職員はどちらかというと一歩引いて、利用者さんが暮らしやすいように、困っているところだけ支援するよう意識しています。ずっと付きっきりになるのではなく、お手伝いが必要なところを見極めて、その時だけ寄り添うイメージで動いています。
グループホームに併設された事務所にすぐ質問できるので安心
―職場や職員の皆さんの雰囲気について教えてください。
職員同士でも、利用者さんとも協力体制が築けており、関係は良好です。グループホームだと、世話人さんと職員の意見が食い違うことがありますが、当施設ではあまりそういうことはありません。
グループホームで過ごしている中で課題が発生した場合には、職員が世話人さんと密に話して情報収集します。情報を聞いた職員がある程度、支援の形や手順を作ってから世話人さんと共有し、職員全員で一斉に支援の仕方を切り替えて、対応が統一される仕組みを作っています。
すぐに結果が出ないこともありますが、今まで困っていた部分が改善した時には皆、達成感を感じています。
男女比率は、男性が2割程度、女性が8割程度です。年齢層は40代から60代くらいが主です。60代で働いている方は、40代や50代の頃から働いていて、長年勤めている人が多いですね。
障がい者の皆さんとの仕事にうまく折り合いがつけられた人や、何かしらの壁を越えられた人、仕事の要領を得た人は勤続年数が長く、5年以上勤めていることが多いです。
ここに勤める前の経緯はさまざまで、専業主婦、保育士、建築関係、会社員などのバックグラウンドがある人だけでなく、高齢者の介護職だった人、同業他社から来た人もいます。
―普段、仕事上のコミュニケーションはどのようにとっていますか。
職員は皆、今までの職場や生まれ、育ちもばらばらなので、誰が聞いても分かりやすい言葉で話すことを大事にしています。
誰しも分からないことはありますし、相手が人なので、その日の気分や体調によって浮き沈みが出ます。そこで不明点や問題点があれば、グループホームに併設された事務所ですぐ質問ができますし、夜間に事故や怪我が発生した場合も連絡がつく体制になっています。
残業はほぼなし ICT機器の導入も進め、業務を効率化
―ワークライフバランス面のPRポイントについてうかがえますか。
残業はほぼありません。業務量を計算して、余裕を持って終われる退勤時刻を設定しています。退勤時刻から10分以内には全員が帰っています。
シフト制の契約ではありますが、毎日違うスタッフが来ると精神的に不安定になる利用者さんもいるので、人手が足りている時には、固定の曜日に入ってもらっています。
仕事の日が決まっているため、仕事とプライベートは両立しやすいと思いますし、有休も消化できています。また、非常勤職員でも、勤務時間などの社内規定を満たした人は、社会保険にも加入しています。
育児と介護に関しては、事業所だと職員の年齢層が高く、お子さんがいる人はいませんが、法人全体では産休や育休の取得事例は多く、男性で育休を取得した職員も結構います。事業所でも法人でも、きちんと対応しています。
―DXなど業務改善の取り組みはしていますか。
数年前までは紙で利用者さんについての記録をしていましたが、今はパソコンとタブレットを利用しています。慣れていただければ、全く支障はないと思います。
ICT機器の導入も積極的に進めて夜勤の負担を減らすため、機器を取り入れる予定です。
これまでは夜間に不定期に見回りをしていましたが、機器を導入することで、業務量を削減したいと思っています。
また事務的な部分は生活支援員以外の職員が全て担当します。直接利用者さんを支援する仕事と、周辺の業務は別の人がするよう分担しています。
―待遇や福利厚生面でのPRポイントはありますか。
時給や月給につける形で、介護職員の処遇改善加算を支給しています。また夜勤の職員は1年に1回健康診断を行うほか、資格取得によって時給や給料が上がる仕組みもあります。
福利厚生では、地域にあるショッピングセンターのサービス券が職員に支給されることがあります。
業務マニュアルや研修動画も充実 未経験でも安心
―「らいふさぽーと」で働くことで、どんなスキルを身につけられますか。スキルアップに向けた支援はありますか。
業務マニュアルの用意があり、始業から退勤までのタイムスケジュールに沿った仕事内容が記載してあるので、仕事に慣れるまでは見ながら取り組み、分からなかったら質問してもらえる体制になっています。
また、虐待、身体拘束、感染症などの項目を網羅した必須の研修には法人として参加し、知識を学んでいます。部署によるサービスの種類の違いに対応するために、法人全体で動画研修のサイトも利用しています。新しいことを学べる動画も、基礎のおさらいができる動画もあります。
―キャリアパスについて教えてください。
入職すると、まずは利用者さんに直接関わる仕事をするパターンが多いです。そこである程度経験を積んだ後に、スキルや特性も踏まえて、配置転換や昇進が行われる可能性もあります。
―求める人材像について教えてください。
思いやりや協調性が求められますし、コミュニケーション能力が高い方が望ましいと思いますが、必ずしもそれらの能力がないといけないとは限りません。
グループホームでは、基本的に1人で仕事をする時間が長いです。ですので、前提となるスキルを身につけた上でなら、できるだけ1人でマイペースに働きたい方にも適した環境だと思います。
経験は特に求めていません。未経験で入職される方がほとんどで、経験や資格はゼロという方を受け入れる体制ができています。まずは見学でご案内し、仕事内容に納得していただいた方には、そこから丁寧に教えていく形を取っていますし、その先も仕事を続けたいという方には、さらにいろんなことをお伝えします。仕事への適性を感じた場合、納得して勤める方が多い印象です。
―入職を考えている方へのメッセージをお願いします。
障がい者、福祉、介護などの領域は、「暗い」「難しい」という世間的なイメージが少なからずあると感じていますが、あまり構えすぎずに飛び込んできてほしいと思います。意思疎通ができる利用者さんもいらっしゃいますし、利用者さんと関わる中で気分が晴れる職員もいます。合うか合わないかは経験しないと判断がつかないと思いますので、あまり考えすぎずにお問い合わせいただければと思います。