国内初の人工関節特化型施設で専門スキルを磨ける ワークライフバランス良好で、徳洲会グループ独自の福利厚生も充実|湘南鎌倉人工関節センター
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神奈川県鎌倉市にある湘南鎌倉人工関節センターは、19床を有する整形外科単科のクリニックです。国内初の人工関節特化型施設として、2004年に開院しました。加齢に伴う股関節痛などに悩む患者を受け入れ、年間で700件近くの手術を実施しています。
メスを入れる範囲を必要最低限にとどめる「MIS(最小侵襲手術)」という最新の手法が同センターの強み。この手術を受けられる施設は、国内ではまだ多くありません。手術後の回復が早まるメリットを生かし、患者の早期退院・早期社会復帰をモットーとしています。
また、同センターは全国規模の医療ネットワークを持つ徳洲会グループに所属しています。そのネットワークを専門医療に生かすとともに、グループ独自の福利厚生などを整え、働きやすい環境整備にも力を入れてきました。
今回は、総看護師長の工藤さんと事務長の半田さんにインタビュー。専門的な施設ならではの働きがいや、職場環境の魅力などについて教えていただきました。
目次
病棟・手術室・外来の3部門のスキルが身につく

-貴院では、どれくらいの方が働いていますか? また、職場の雰囲気はいかがですか?
半田さん:
医師、看護師、診療放射線技師、理学療法士、薬剤師、医療事務などの職種が在籍し、常勤・非常勤合わせて70人ほどが働いています。
事務は平均年齢40代の女性スタッフが中心。意見を言いやすく、風通しが良い環境だと感じます。
工藤さん:
看護部は30~40代が中心で、家庭と両立しながら働いているスタッフも多数活躍しています。そのため共通の話題も多く、コミュニケーションが取りやすい雰囲気がありますね。
-看護師や事務スタッフの皆さんは、日ごろどのようなお仕事をされていますか?
工藤さん:
看護部は病棟と外来と手術室の3部門で成り立っています。常勤の看護師はその全てを担当するのが大きな特徴です。3部門全てをこなすと聞くと大変そうに思われるかもしれません。当院は整形外科の中でも人工股関節置換術に特化していて、身につける知識が明確で勉強しやすいため、想像よりも難しくないと思います。
手術は月・水・木曜日、外来は火・水・金曜日の週3日ずつで、手術や外来がある日は病棟看護師・手術室看護師・外来看護師に分かれて勤務します。3部門の業務をローテーションで担当するため、まんべんなくスキルを身につけられますよ。
病棟では入院患者さんのケアが主な業務です。早期退院がモットーの当院では、1週間で患者さんがほぼ入れ替わるため、曜日ごとの業務はほぼパターン化されています。
外来では、患者さんに入院に向けた説明をする他、手術に備えて患者さん自身の血液を保存する「貯血」業務を実施。手術室では、医師のサポートや機器・物品の準備などを担います。看護師の7~8割は手術室未経験で入職しましたが、今ではみんな問題なく業務をこなせています。
半田さん:
事務スタッフは、主に医事課・秘書兼コーディネーター・総務の3部門に分かれています。
医事課は会計や外来受付、レセプトがメイン業務です。秘書は医師の出張手配や書類作成などを補助する他、患者さんの入院や貯血の日程調整などを担当。総務は人事や経理などに加え、院内で使う物品・資材の購入を担当するチームもあります。
-看護部では病棟・手術室・外来の3部門をこなすとのことですが、3部門のスキルを持つ人材を育てるためにどのような取り組みをしていますか?
工藤さん:
新しいスタッフが入ってきたら、まずは病棟の業務からスタートします。フォロー体制としてはプリセプター制を取り入れています。
ただ、当院の場合、全くの新人看護師が入職してくる例はほぼありません。経験者がほとんどなので、その人のこれまでの経験を生かした意見も取り入れながら指導を進めています。
特に、手術室は未経験者が多いため、その人のペースに合わせて慣れていけるように丁寧な指導を心がけています。たくさんのことを一気に教えることはせず、一人ひとりの経験値や習熟度に合わせて成長していけるように配慮していますよ。
残業は少なめ!頑張りを見る人事評価や充実した福利厚生も

-働きやすさという面から見て、職場環境にはどのような魅力がありますか?
工藤さん:
ワークライフバランスを重視した働き方ができる点はアピールしたいですね。看護部では残業がほとんどなく、有休消化率も100%近いため、自分の時間を有効に使いやすいです。
当院では病棟に常時4~5人の看護師を配置しています。それに対し、入院患者さんは多い時で15~16人ほど。看護師1人当たりが受け持つ人数は3~5人なので、一般的な病院の基準に比べてもゆとりがあるのではないでしょうか。
また、当院はスタッフ全体で70人ほどの規模なので、お互いに顔が見える関係性が築きやすく、自分の考えも言いやすい良さがあるように感じます。医師もこちらの意見に耳を傾けてくれる先生が多く、働きやすさにつながっています。
半田さん:
事務部門の場合、1か月あたりの残業時間は20時間ほどと、医療事務としては少ない方だと思います。また、子育て世代のスタッフも多いですが、お子さんの都合で急な休みが必要な場合などにもバックアップする体制が整っていますよ。
頑張りをしっかりと見てもらえる人事評価制度もあります。私は中途で入職して6年目ですが、現在は課長職に昇進。自分の仕事をきちんと評価してもらえるため、モチベーションにもつながっています。
この他、徳洲会グループ独自の福利厚生も充実しています。例えば、グループ病院を利用した場合の診療費補助や健診・人間ドック費用の補助、レジャー施設などの優待利用、企業年金制度などが利用できます。
-貴院で働くことで、どのようなやりがいや成長が望めますか?
工藤さん:
やはり、患者さんの社会復帰までを支援できるのは大きなやりがいなのではないでしょうか。
手術前の準備から術後のリハビリ、退院後のフォローまで関わることで、患者さんの回復を間近で見守ることができます。さらに、退院後も外来リハビリを継続するため、患者さんが日常生活にスムーズに戻れるように一気通貫でサポートできるのは魅力的だと考えています。
患者さんにとって最適な医療を提供できるよう、チーム医療にも力を入れています。医師、看護師、理学療法士などのスタッフが密に連携しながら働いている環境は、医療人としての成長に大きく役立つことは間違いありません。
この他、当院では最新の治療法やリハビリ技術の研究にも積極的に取り組んでいます。医療の発展に貢献できるという点でも、価値ある仕事ができる職場だと思いますよ。
当院では専門的な治療やリハビリを提供することを通し、患者さんの生活の質を向上させることに努めています。それが結果として、医療従事者にとっても充実した環境づくりにつながっていると感じますね。
新しいアイデアやチャレンジを職場全体で後押し

-どんな人と一緒に働きたいですか? あるいは、どんな人が活躍できる職場ですか?
工藤さん:
私たちは、長く一緒に働いてくれる仲間を求めています。そのためには、職場で実現したい目標を持てるかどうかが重要だと思っています。何の目標もなく働いていると、その職場で働く意義を見失うことにもなりかねません。何事もポジティブに、チャレンジ精神や目的意識を持って仕事に臨める方が来てくれるとうれしいです。
あとは健康な方ですね。シンプルですが、元気に働くためには欠かせないことです。
当院は人工股関節手術という専門的な医療を提供していますが、整形外科が未経験でも全く問題ありません。細かいことは入職後に勉強できるので、まずはやる気があれば十分です。
半田さん:
基本的に、私たち事務スタッフは縁の下の力持ちです。その一方で、クリニックの経営や企画にも関われるポジションでもあります。他部署からのアイデア実現に向けたサポートに携わる機会も多いため、コミュニケーション能力は非常に重要だと考えています。
当院には、さらに良いクリニックにしていくためのアイデアやチャレンジがあれば、積極的に後押しする風通しの良さがあります。医療職や事務職に関わらず、こんなことがしてみたいという熱意のある方をお待ちしています。
工藤さん:
当院では外部の業者と協力して「マイモビリティ」というアプリを開発し、退院した患者さんのサポートに活用しています。アプリは院長による発案で開発がスタートしましたが、スタッフもさまざまな意見を出してサポートし、実現にこぎつけました。
この他にも、事務の皆さんと相談しながら患者さん向けのパンフレットや動画などのアイデアを形にした例も多いですよ。自分たちの意見を否定せず、挑戦を応援してもらえる雰囲気があるのはありがたいですね。
-最後に、記事を読んでいる求職者の方へメッセージをお願いします。

工藤さん:
当院は関節の病気に特化したクリニックのため、専門知識を磨くにはうってつけの職場です。整形外科は未経験でも丁寧なフォロー体制が整っていて、働きやすい環境だと自負しています。関心を持ってくださった方がいれば、見学だけでもOKですので、ぜひお気軽にご連絡ください!
半田さん:
事務部門では異業種からの転職も大歓迎です。私自身、以前は医療とは無関係の職場で働いていましたが、新しい業界に飛び込んでみたいと考えて当院に転職しました。湘南という土地の魅力に惹かれたという理由もあります(笑)。
私たち事務スタッフは、ICTやAIなどの先進技術を積極的に取り入れながら、業務の効率化と質の向上に取り組んでいます。しかし、患者様との関わりにおいては、技術だけでは補えない「人の力」もとても重要です。
対面でのコミュニケーション力――すなわち感情労働を含む思いやりや気配り――が求められる場面も多くあります。だからこそ、年齢や経験に関わらず、新しい知識やアイデアを持つ方々の挑戦を心より歓迎します。
患者様と職員の架け橋となるような、あたたかく柔軟な対応ができる方にぜひ出会いたいと思っています。