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スタッフの定着率が高く、家庭的な雰囲気の職場 資格取得やキャリアアップの支援も充実|社会福祉法人慶陽 特別養護老人ホーム あっとほうむ

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

大阪市内中心部に位置する「あっとほうむ」は、全国でもめずらしい、有床の診療所(医療法人青洲会 青洲会診療所)を併設した特別養護老人ホームです。24時間の医療体制が整っており、介護職員も医療に携わりながら利用者様をケアしています。家庭的な雰囲気がある風通しのいい職場で、介護職員の過半数は勤務歴5年以上と、スタッフの定着率も高いです。

医療体制を完備し、利用者様が楽しく日々を過ごせるよう手厚いサポートを提供している「あっとほうむ」。産休・育休から復帰して長く働いている職員も多く、プライベートとの両立がしやすい職場です。資格取得の費用補助や介護から医療へのキャリアシフトに向けたサポートなど、スキルアップ支援も充実しています。

目次

家庭的な雰囲気で、安心できる特別養護老人ホーム

―「あっとほうむ」は、どのような施設でしょうか。

藤原さん:

当施設は1993年に設立されてから32年間、地域の方と一緒に歩んできました。

最大の特徴は、老人ホームと有床の診療所が同じ建物の中に併設されている点です。医療と介護が緊密に連携しており、急な発病・入院にも対応できます。

来所された方や利用者様のご家族からは、よく「『あっとほうむ』という名前がぴったりの施設ですね」と言っていただきますが、それが実は一番うれしい褒め言葉です。家庭的で安心できる雰囲気があると思っています。

―今回募集している職種と、お仕事内容をご紹介いただけますか。

藤原さん:

介護職員の仕事内容は、基本的には皆さんがイメージするようなもので、食事、入浴、排泄といった身の回りのお手伝いが必要な部分に関して利用者様にサービスを提供します。

入所されている方はほとんどが終身利用で、最期までこちらで生活されるので、少しでも楽しく余生を過ごしていただけるようにサポートするのが私たちの仕事です。

―スタッフの皆さんは、どんなことを大切にしてお仕事にあたっていますか。

藤原さん:

安心・安全はもちろんですが、やはり楽しく余生を過ごしていただくということに重きをおいていますね。

水野さん:

安心安全に1日を過ごしていただくことが大前提ですが、単調な生活にならないよう、1日のうちにいろんな方に話しかけて、その日の出来事をうかがうなど、積極的に会話することを意識しています。

―「あっとほうむ」で働くやりがいをどんなときに感じますか。

水野さん:

認知症の方が多くいらっしゃる中で、例えば私の顔を覚えていただいたり、些細なことで「ありがとう」と感謝を言っていただけたりすると、やりがいを感じます。

時短勤務にも柔軟に対応し、育児との両立をサポート 有休取得率も高い

―職場や職員の皆さんの雰囲気について教えてください。

藤原さん:

男女比に関しては、女性が6割と若干多く、残り4割が男性です。年齢層は20代前半から60代後半まで幅広いです。施設全体では70名の職員がおり、介護職員はそのうち35人程度です。

職場の雰囲気はにぎやかです。職員の間で親子くらいの年齢差があることもめずらしくありませんが、それを感じることもなく、休憩時間には休日の過ごし方やお互いの推し活などについて、仲良く話している様子をよく見かけますね。

水野さん:

休憩時間にはあまり仕事の話はせず、誰かが持ってきたお菓子を食べたり、各々の好きなことについてフランクに話したりと、コミュニケーションをたくさんとれる環境です。

―普段、仕事上のコミュニケーションはどのようにとっていますか。

藤原さん:

私も管理者ですが、理事長なども含め、管理者と現場職員との距離が非常に近いと思っています。日々現場に足を運び、対話していますし、会議も定期的に開催して、業務が円滑に進んでいるか確認しています。

現場においては、リーダーやその日の担当が中心になって業務を確認しながら進めているので、新人のスタッフが来ても仕事がしやすい体制が整っています。

水野さん:

私も初心者として現場に入りましたが、もとからいた職員からのフォローは手厚いです。現場の風通しもよく、分からないことはすぐ聞くことができます。施設の3階から5階が現場ですが、職員が担当する階も入れ替わるので顔ぶれが固定化することはなく、コミュニケーションがよくとれていると思います。

―ワークライフバランス面のPRポイントについてうかがえますか。

藤原さん:

基本的には長く勤めてほしいと思っているので、施設としてもいろんなバックアップをしています。例えば残業は、完全にゼロではないですが、少なくできるよう努めています。有休消化率も、現在88%くらいで100%には至っていませんが、少しでも上げられるように努力しています。

また家庭との両立に関してですが、当施設では産休と育休を取得してから復帰している事例が多く、運営側としてもありがたいと感じています。育休から復帰した後も時短勤務の希望には応じるなど、臨機応変に対応しています。誰でも気持ちよく仕事ができると思います。

―DXなど業務改善の取り組みはしていますか。

藤原さん:

カメラなどの見守り装置を活用しています。ただ、もっと精度が高いものを取り入れたり、手書きで記録をする部分をDX化したりと、より負担を軽くできるような取り組みを進めたいと思っています。

―待遇や福利厚生面でのPRポイントはありますか。

藤原さん:

昇給に関しては、人事制度に基づいて日々の頑張りをきちんと評価した上で決めています。

待遇面で最も大きいポイントが、国から出ている介護職員の処遇改善の手当ですね。スタッフの協力なくては出ない手当ですが、施設としての努力が金額となって職員の給料に乗っており、他の施設と比べても全く負けていないと思います。

水野さん:

福利厚生の一環として昼食が1食250円で食べられ、かつ、ご飯が盛り放題なのも、魅力の1つです。

資格取得の費用補助あり 医療に携わる機会やキャリアアップの機会も

―「あっとほうむ」で働くことで、どんなスキルを身につけられますか。スキルアップに向けた支援はありますか。

水野さん:

初心者でもすぐに受け入れられる体制が整っています。最初は先輩がマンツーマンでつき、まずは見学から始まって、姿勢のとり方やコツを親身に教えてもらえます。初心者の人がどうしたらいいか迷う時間が少なく、直接的なスキルアップにつながっていると思います。

資格取得も推奨されており、資金補助の制度があります。

藤原さん:

当施設には診療所が併設されており、医療と介護の距離が近いため、介護職員が医療に関わる機会が非常に多いです。もちろん実務は看護師が行いますが、看取りも行えます。特養を単独で運営しているところでは最期まで担当することが難しいこともありますが、そこも含めて、しっかりと経験が積めます。

過去には、介護職員として転職してきたけれど医療に関心を抱いて勉強し、看護職員になったスタッフも何人かいました。そのキャリアチェンジができるのは当施設ならではだと思います。

―キャリアパスについて教えてください。

藤原さん:

例えば未経験で入った方が初任者研修、実務者研修、介護福祉士とキャリアを積み、その先に介護支援専門員や社会福祉士などへステップアップすることも可能です。意欲があるスタッフをしっかりとサポートしています。

また前提として伝えたいのは、学歴や経験や年齢は一切関係ないということです。介護という仕事に情熱をもって取り組んでいるスタッフは、やはり利用者様からも周りのスタッフからも評価されますし、それが昇給にもつながります。過去には中卒で無資格・未経験で入ったスタッフがリーダーにまで昇格したケースもあり、本人のやる気が最も大事であることを意識して私たちもサポートしています。

―求める人材像について教えてください。

藤原さん:

健康であることと、人が好きということが大事です。そして介護への関心も大前提として求めたいところではあります。

逆に言えば、人と話すのが苦手だったり、笑顔が苦手だったりして、お年寄りの方ときちんとやっていけるか不安がある方でも、介護という仕事に興味があれば、ぜひ来ていただきたいと思います。

介護は人として成長できる仕事です。高齢者の方から、私たちはいろんなものをいただいて変わっていきます。実際に、初めは笑顔が全くできなくて、利用者様から怖いと言われていた職員が、仕事をする中で変わっていったこともありました。

興味とやる気のある方にはぜひ来ていただきたいと思います。

水野さん:

自分の考えていることを話してくれる方は一緒に働きやすいです。大阪という地域柄もあるかもしれませんが、コミュニケーションをよくとるので、そこで黙り込んでしまうより、何でも言ってもらった方がいいと思います。もちろん周りもフォローをしますが、慣れれば自分を出していけるような方であれば、一緒に働きやすいと思います。

―入職を考えている方へのメッセージをお願いします。

藤原さん:

どの仕事でも、やはり職場に足を踏み入れてみないと分からないことがあると思います。まずは「あっとほうむ」を見ていただければ、当施設のよさが分かってもらえるはずです。当施設は長く勤めている職員が多く、現在派遣のスタッフはいません。まずは見学でも全く構いませんので、雰囲気を感じていただきたいと思います。

水野さん:

私自身も仕事を楽しんでいるので、これから入職される方も一緒に楽しみましょう、と伝えたいですね。私はもともと一般企業から介護の分野に移ってきました。以前は、基本的には会社員の同僚や上司と会話していましたが、介護の現場での主な話し相手は、80人いらっしゃる利用者の方です。仕事というよりは、一緒に楽しむというマインドでいます。ぜひ現場で一緒にいろんな人とお話しして楽しみましょう。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。

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