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7時間勤務でゆとりある働き方ー子育て経験者多数、施設内保育所完備でママさんにも理解ある職場|医療法人社団 明日佳 介護老人保健施設 あすかHOUSE松伏

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

埼玉県松伏町に位置する「あすかHOUSE松伏」は、四季折々の自然を肌で感じられる、のどかな田園風景の中に佇む介護老人保健施設です。定員は入所100名・通所40名と中規模で、地域に根ざした介護を大切にしながら、利用者一人ひとりに寄り添った丁寧なケアを提供しています。
施設の母体である「明日佳グループ」は、北海道と首都圏を中心に医療・介護・障害福祉・スポーツなど幅広い分野で事業を展開。全国でおよそ27の拠点を運営しています。その中でもあすかHOUSE松伏は、働きやすさや人間関係の良さ、そして最新技術を取り入れた介護体制などが高く評価されており、長年勤める職員が多く、定着率の高さも特徴です。

今回は、そんな現場のキーパーソンである介護課課長の古泉さんにインタビュー。働く職員のリアルな声を通して、あすかHOUSE松伏の魅力や現場の雰囲気、子育て中の職員にとっての働きやすさ、チームワークのあり方などを詳しくお聞きしました。これから介護業界で働きたいと考えている方や転職先を探している方にとっては、大変参考になるお話です。

目次

職員同士の温かいつながりと、ベテランが支える安定感

ー 職場の雰囲気はどのような印象ですか?

どちらかというと落ち着きがあって、ゆったりとした雰囲気です。職員同士の関係もガツガツしていないといいますか、自然体でいられる方が多いですね。年代は30代から50代まで幅広く、経験豊富な職員も多く在籍しています。長い方では20年、30年と勤められている方もいて、そうしたベテランの存在は職場の安心感につながっています。

ー職員同士の交流の機会などはありますか?

コロナ禍でしばらくは難しかったのですが、先日数年ぶりに暑気払いの親睦会を開催しました。参加者は50名ほどで、介護職だけでなく看護師や相談員、医師まで様々な職種の職員が集まりました。普段とは違う一面を知ることができるのは貴重ですし、こうした場を定期的に設けることで、きっと職場の雰囲気の改善や信頼関係の構築につながっていくのではないでしょうか。

ー 勤続年数が長い方が多いとのことですが、その要因はどんなところにあるのでしょうか?

そうですね。ありがたいことに30年近く勤めている職員もおり、非常に定着率の高い職場だと思います。この一番の理由は、やはり“働きやすさ”に尽きるのではないでしょうか。

当施設は1日7時間勤務で、年間休日は120日以上。介護業界の中では比較的ゆとりのある勤務体制です。残業もほとんどなく、定時退勤が基本です。子育て中の方や家庭を大事にしたい方にとっては、理想の働き方ができるのだと思います。

さらには、看護師や介護職といった職種間でいわゆる“派閥”のようなものがないのも、居心地のよさにつながっていると思います。私たちは「専門医療ではなく、生活を支える」という意識を持って日々のケアにあたっており、どの職種も対等な立場で協力し合うことが大切だという考えです。このように、声を上げやすく意見が尊重される土壌があることで、多くの職員が安心して働ける職場ができあがってくるのだと思います。

ー新しく入職された方への教育体制について教えてください。

経験が浅い方やブランクのある方でも、必ず先輩職員が付き添い、一から丁寧に指導しています。初日からひとりで業務を任せることはありませんので安心してください。外国人技能実習生に対しても同様です。彼らは生活をかけて来てくれている分、真面目で一生懸命な方が多いですね。職場にも活気と明るい雰囲気をもたらしてくれています。

子育て中の職員にもやさしい、柔軟なサポート体制

ー 子育てと仕事の両立をしている職員も多いと伺いました。

はい。お子さまの年齢に幅はありますが、全体の3分の1程度は子育て中の職員でしょうか。また、私のように子育てを終えた職員も多く在籍しており、そうした先輩たちが「お互いさま」の気持ちで若い職員を支えています。子どもが急に熱を出したときにも決して嫌な顔をされることなく、必要以上に気負わずに休みが取れる職場です。実際にそういった体験をしてきた方が多いからこそ、こうした“理解し合える”職場になれたのだと思います。

ー 保育室があるのも大きなサポートですね。

はい。職員専用の保育室を施設内に設けています。小さなお子さんがいる方は出勤時に預け、勤務終了後はそのまま一緒に帰れるので安心ですね。利用は原則1年間で、その後は外部の保育園への移行をお願いしていますが、小さなお子さんを育てながら働く方にとっては、働きやすさに直結するありがたい制度だと思います。

ーその他にも子育て支援の制度はありますか?

看護休暇なども整っていますので、お子さんの看病などが必要な際にも制度として休みを取得いただけます。特別な制度は多くないかもしれませんが、何よりも「困ったときはお互いさま」という文化が根付いているので、安心して子育てと仕事を両立できる職場だと日々感じています。

利用者にも職員にもやさしい、最先端の介護とチーム体制

ー 働きやすさにつながるシステムやテクノロジーなどは何か導入されていますか?

そうですね。ひとつ例を挙げると、「眠りスキャン」という見守りセンサーを導入しているのですが、これは利用者さんの寝返りや起き上がりだけでなく、目線の動きなども感知できる便利なシステムです。

おかげで職員が先回りして準備したりケアを行えるので、介護の効率化につながっています。たとえば、夜中に目を開けて動き始めた場合、トイレに行きたいサインと捉えて早めに対応すれば、衣類が汚れることを防げます。職員の負担軽減だけでなく、こうしたテクノロジーは利用者さんの快適さや尊厳を守ることにもつながっています。

ー他職種との連携についても教えてください。

先ほども少し触れましたが、私たちの職場には介護職と看護師、リハビリ職など職種間の垣根がありません。立場を超えてお互いに支えあう、そんな風通しの良さが特徴です。医療よりも「生活を支える」ことを大切にしているため、看護師が頭ごなしに指示を出すようなこともありません。お互いの専門性を尊重しながら、利用者さんの“生活を支える”といった視点から支援していくという意識が根づいています。

ー地域との交流についてはどのような取り組みがありますか?

地域交流というと、月2回のボランティアの方による喫茶スペースの運営がありますね。利用者さんやご家族にとって、施設内でリラックスできる楽しみのひとつになっています。この取り組みは20年近くも続いており、顔なじみのボランティアさんが多いことも大きな安心感がある理由のひとつです。また、夏祭りや運動祭などの地域イベントも開催しており、利用者さんの選手宣誓の場面など、普段とは違う生き生きとした表情が見られるのも嬉しいですね。

グループ全体で支え合い、学び合える仕組み

ー 明日佳グループの一員として働くことのメリットは何ですか?

グループ内には病院や障害者施設など様々な事業所があり、横のつながりが強いです。たとえば北海道の施設で行われている取り組みを共有してもらえたり、施設間や病院間での意見交換を通じて学びの機会があるのは大きな魅力ではないでしょうか。また、当施設から車で3分の場所にグループ病院である「埼玉あすか松伏病院」があるため、急変時などにもすぐに対応が取れる体制が整っています。

ーグループ病院がすぐ近くにあることは、大きな安心につながるのではないでしょうか?

そうですね。本当に心強い存在です。一般的な施設では救急車を手配し、受け入れ先の病院が決まるまで職員が長時間付き添うなど、精神的にも肉体的にもかなりの負担です。高齢者の方は体調が急変することも多く、たとえ夜間や休日でも迅速な対応が求められるんです。

その点、グループ病院が近くにあることで、こうした緊急時にもすぐに連携が取れ、受け入れもスムーズです。救急搬送が必要な際には、直接病院と連絡をとって対応を依頼できるため、時間的なロスや職員の不安も最小限に抑えられます。

職員側としては「何かあったらすぐに頼れる医療機関がある」という安心感が、日々のケアにも余裕をもたらしてくれますし、利用者さんやご家族にとっても、「医療との連携がしっかりしている施設」という信頼感につながるのではないでしょうか。実際に、急変時の対応について感謝の声をいただくこともありますし、こうした医療との強い連携体制は、グループ法人ならではの大きな強みだと感じています。

ー働く中で感じるやりがいや嬉しい瞬間はどんなときですか?

やっぱり一番は、利用者さんが笑ってくれる瞬間ですね。特に認知症の方の場合、会話がうまく成り立たないことも多く、でも、そんな中でふとした拍子に、ニコッと笑ってくれる瞬間があるんです。それは何気ない会話だったり、食事の時間、あるいは体をさすったときや目が合ったときかもしれません。

その笑顔を見た瞬間、「ああ、今日もこの方の穏やかな時間を支えることができたんだな」と実感しますし、その一瞬が何よりのご褒美のように感じます。言葉では伝えきれないやりがいというか、「この仕事を続けていてよかった」と思える瞬間ですね。

認知症だから何も分からないなんてことはないのです。むしろこちらの気持ちや関わり方は、言葉以上に伝わっていると感じます。だからこそ、ただ業務をこなすのではなく、一人ひとりの利用者さんの心に寄り添うような関わりを大切にしています。毎日が同じようでいて、決して同じではない。その中で一つひとつの笑顔や反応に触れられることが、この仕事の醍醐味ではないでしょうか。

ー最後に、どんな方と一緒に働きたいですか?

一緒に働きたいのは、やっぱり「利用者さんの笑顔を大切にできる人」ですね。どんなにスキルや経験があっても、やはり根底に“人が好き”“寄り添いたい”という気持ちがあるかどうかが、この仕事ではとても大事だと思うのです。

あすかHOUSE松伏は、子育て中の方や、親の介護などで一度現場を離れた方でも、無理なく復帰しやすい環境が整っています。周囲には同じような経験をしてきた職員がたくさんいますし、困ったときに「お互いさま」と支え合える関係性が根づいているので、ブランクがあっても心配はいりません。

私自身、利用者さんがふと見せてくれる笑顔に何度も救われてきました。その笑顔のために何ができるかを、一緒に考えていける方と働けたら嬉しいですね。利用者さんとだけでなく、職員同士も自然と笑い合える。そんな雰囲気の中で、支え合いながら日々の仕事に向き合える方と、ぜひお会いしたいと思っています。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。

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