残業はほぼなし　長期休暇も可能　風通しの良い、循環器の専門病院｜医療法人社団 空と大地 大崎病院 東京ハートセンター

循環器医療を幅広く提供する専門的な病院

―「大崎病院 東京ハートセンター」は、どのような病院ですか。

神部さん：

当院は循環器医療を中心に提供している病院です。大田区、品川区などで訪問診療をしている医師とネットワークを作って、訪問診療を受けている高齢の方の入院が必要になった時に、入院加療を速やかにできるようにしています。

循環器については超急性期から、急性期、回復期、慢性期、終末期の全てのステージの患者様を対象としています。それに加えて地域の高齢者の方々にも医療を提供しているのが特徴です。

―今回募集している職種と、具体的なお仕事内容、1日の流れをご紹介いただけますか。

神部さん：

看護部では、即戦力となる循環器の経験をもつ看護師と、夜勤もできる助手を募集しています。

看護師は日勤帯であれば、出勤してから、受け持ちの患者様の検温や、検査と治療を行い、出動して戻ってきたら、必要な観察を行うのが主な業務です。夜勤も、検査と治療を行った方の観察を中心に行っています。

助手は、早番と日勤と遅番と夜勤があります。看護師とワンチームで動き、看護に使う道具を揃えたり、洗浄したり、検査出しを行ったりします。配膳や食事介助、排泄の介助も行います。身体ケアが中心の業務です。

山岡さん：

事務では、病棟のクラークを1〜2名募集しています。そのほか、総務で救急車の運転ができる人を1名募集しています。

クラークは、基本的に看護師や助手から頼まれたお手伝いや、入退院の手続き、ご家族の方が面会に来た時の案内など、一般企業でいう受付業務を行います。

―スタッフの皆さんは、どんなことを大切にしてお仕事にあたっていますか。

神部さん：

当院の看護師は、患者様の身体的な状況はもちろんですが、精神面と社会面についても理解することを大事にしています。例えばどんな暮らしをしていて、どんな家に住んでいて、どんなサポートができそうかなど、1人1人を包括的に理解して、個別性のあるケアを提供することを大切にしています。

―大崎病院で働くやりがいをどんなときに感じますか。

神部さん：

急性期のフロアで働いている看護師たちにとっては、自分たちの治療で患者様が回復していく過程を体感できることがやりがいにつながっていると思います。

慢性期の病棟であれば、患者様がどんな生活をすれば、心不全などの病気の急速な悪化を防いで生活していけるかを一緒に考え、それを患者様が「やってみるよ」と言ってくださり、退院されていく過程に関わることをやりがいに感じていると思います。

残業はほぼなし　長期休暇も可能　業務の引き渡しを明確にし、効率的に働く

―職場や職員の皆さんの雰囲気について教えてください。

神部さん：

看護部には65〜70名の職員がおり、常勤は全員女性です。非常勤に男性が2人いて、4月には新卒の男性が1人入ってきます。

年齢層は比較的若めです。フロア内での幅はありますが、1番平均年齢が低いフロアの平均年齢が28歳、1番高いフロアが38歳です。

当院のスタッフはみんな優しく、お互いの関係性が非常にいいのが自慢です。まだ若く、1年程度の経験で入職してきた人が、「当院は自分の考えを言える職場で、とても働きやすい」と言ってくれました。面接すると全員が同じことを言うので、それは当院の特徴であり、良いところだと思います。

―普段、仕事上のコミュニケーションはどのようにとっていますか。

神部さん：

発言や質問をするときに緊張しない職場なので、普段からコミュニケーションは活発に行われています。看護師も助手も、日頃から言葉がけをしたり、誰かが大変そうだったら進んで代わったりと、日常的にコミュニケーションをとっています。

―ワークライフバランスはいかがでしょうか。

山岡さん：

年間休日が123日あり、有休消化率は80%と高いです。また時間休の取得も可能です。

事務に関しては、休みが重ならないように調整さえできれば、5日でも1週間でも休みを取ることができます。特に厳しい規制のない職場です。

神部さん：

残業がないので、仕事が終わったら速やかに帰って、ワークライフバランスを大切にしながら仕事ができる環境です。

看護部も、シフトの調整さえできればある程度長期で休みを取れます。海外旅行に行けたり、日勤が終わってから直接旅行できたりすることも、若いスタッフたちの楽しみの1つになっていると思います。

子育て中の職員も、残業がないですし、夜勤も個人の都合のいいスケジュールを加味しながら勤務表を組んでいるので、バランスが取りやすいと思います。

―残業を少なくするために取り組んでいることはありますか。

神部さん：

DXはまだ進められていない部分がありますが、ソフト面では協力し合って効率的に業務を進めています。

例えば、日勤が終わって勤務交代の間際に医師が指示を出した際に、日勤が受けている病院が非常に多いと思いますが、当院ではしっかり引き渡しができていて、夜勤の時間になったら夜勤者が受けることを徹底しています。分担を明確にすることで残業を少なくできています。

山岡さん：

クラークの勤務時間は17時半までです。17時以降に救急車で運ばれてきた患者様の入院手続きがなければ、基本的に定時で帰れます。

看護師の昇給実績あり　駅近の寮も人気

―待遇や福利厚生面でのPRポイントはありますか。

山岡さん：

当院では賞与がなく、年俸制を取っています。直近2年では、年間9万6000円の看護師の昇給実績があります。

神部さん：

病院から近くてきれいな寮があります。駅から徒歩10分の場所にあり、駅の周りは非常に賑やかで24時間食事に困らないような場所ですが、寮自体は住宅地の中にあるので、とても静かです。利便性が高く、住居環境としてはとてもいいですね。若い方には特におすすめだと思います。ただ、部屋数があまり多くないので、常に満室になっていて、現在は待機者がいます。

―大崎病院で働くことで、どんなスキルを身につけられますか。

神部さん：

循環器の患者様を対象としているので、努力して学んでいく中で、循環器の基本的な知識がつきます。普通、病棟の看護師は検査出しと治療出しをするので、実際の検査や治療に関わることはなかなかできないですが、当院であれば、心臓カテーテル室の看護師になることや、集中治療を行うエリアで働くことも可能です。超急性期、急性期、回復期、慢性期、終末期の患者様が入院されるので、それぞれのステージでスキルアップしていけます。

山岡さん：

クラークに関しては、もし本人の興味があれば、医師事務作業補助者という認定資格を取っていただけます。32時間の講習を受けて資格を取ると、病院として病棟と外来のクラークの入れ替えが可能になるので、両方を経験する機会が生まれます。

―スキルアップ支援はありますか。

神部さん：

集合研修は新卒を主な対象にしていますが、他院から就職してきて1年程度の経験がある職員も、新卒の研修に一緒に出てもらっています。

看護の学びの基本は、日々の仕事の中で自分の知識と実際の患者様を結びつけることだと考えています。OJTは1人1人のレベルに合わせて行っているので、非常に学びやすい環境だと思います。

―キャリアパスについて教えてください。

神部さん：

面接を通して、本人がどんな風にキャリアを積み重ねていきたいかを確認しサポートしています。師長は年3回、私は年1回面接を行い、結果は共有するようにしています。

例えば循環器内科のエリアで働いているが、集中ケアをしたいという希望がある人がいれば、エリアの人員配置など現場の状況も鑑みて、段階的に関われるようなサポートをします。1ヶ月に何回かシャドーイングするところから始め、本当に覚悟があるかを確認し、その後に実際に異動するのか、力をつけて時々リリーフに出るにとどめるのか決めるといったステップを、本人と話し合いながら進めています。

―求める人材像について教えてください。

神部さん：

中途の看護師には、循環器の基本的な知識とスキルを求めています。その上で今後のキャリアについては、相談しながら決めていきたいと思います。人に優しく、みんなと協働できるということを非常に大切にしています。

山岡さん：

クラークは、入退院する患者様や、面会に来たご家族と接する仕事なので、相手が嫌な気持ちにならないよう対応できることが大事です。例えば接客業やサービス業の経験がある人は向いていると思います。ただ業務は繰り返すうちに覚えていけるので、経験よりも、人間性や優しい気持ちが一番大事だと思っています。

―入職を考えている方へのメッセージをお願いします。

神部さん：

循環器の看護がとても好きで、さらに学んでいきたい方は、ぜひ当院にいらしてください。学ぶ機会はたくさんあるので、必ずスキルアップできますし、スタッフ同士の関係もいい職場です。ぜひ一緒に当院で楽しく働きましょう。

山岡さん：

ワークライフバランスがいい職場なので、子育て中の方やプライベートを大切にしたい方にも適しています。見学だけでもいいので、ぜひ足を運んでいただければと思います。