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知的障がい支援の現場で働く魅力、利用者とご家族を想う“第二の家”|社会福祉法人ハートフル大東

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

大阪府大東市を拠点とし、知的障がいのある方を中心に日中活動やグループホーム支援を展開する「社会福祉法人ハートフル大東」。設立から26年以上、利用者様とそのご家族が、“親なきあと”も安心して暮らせる地域づくりを使命に歩み続け、職員一人ひとりが寄り添った支援を提供しています。

今回のインタビューでは、理事長の濱口さんとグループホーム管理者の金子さんに、事業の特色や職場環境、育成方針、そして求める人物像についてお話を伺いました。人の笑顔やありがとうを力にしたいという、そんな想いを持つ求職者向けに、現場の魅力をお届けします。

目次

”安心の暮らしを支える拠点”として、地域福祉を展開

ーハートフル大東の事業内容について教えてください。

私たちハートフル大東は、大阪府大東市を拠点に、知的障がいのある方を中心とした福祉サービスを展開しています。

2025年で設立から26年以上が経ちますが、最初からずっと大切にしてきたのは「ご家族が安心して任せられる場所であること」です。特に“親なきあとも安心して暮らせる地域をつくりたい”という思いが、法人設立のきっかけでした。

また現在は、日中活動や就労継続支援B型、そして共同生活援助(いわゆるグループホーム)を含めた6つの事業を行っています。日中活動には約70名、グループホームには32名の方が利用されていて、年齢も20代から60代以上まで、本当に幅広くいらっしゃいます。

まず日中活動では、朝の健康チェックから始まり、作業やレクリエーションを通じて利用者の方々ができることを増やしていきます。作業が進まないときは職員がさりげなく声をかけたり、食事では刻み食や見守りをしたり、ひとりひとりに合わせた支援を心がけています。

続いてグループホームでは、入浴や服薬のサポートだけでなく、「おかえり」と迎える家庭的な雰囲気を大切にしています。

単なる「施設運営」ではなく、利用者にとってここが“第二の家”になれるように、一緒に生活をつくっていく、それが私たちの使命だと思っています。

ーハートフル大東の魅力や他施設との違いは何ですか?

一番の強みは「利用者様とそのご家族の声を最優先にしてきたこと」だと思います。もともと、障がいのある方やその親御さんたちが「親がいなくなったあとも、この地域で安心して暮らせる場所を」という思いで立ち上げた法人なんです。

だから、どんな時も利用者様にとって本当に必要かどうかを一番に考えて運営しています。

また、もうひとつの特徴は正規職員が多いことですね。ほとんどの職員が正規で働いているので、現場の安定感があるし、お互いにカバーし合えるんです。利用者様に対しても安定した支援が届けられるため、これは他の法人と比べても大きな違いだと思います。

世代を越えて支え合う、安心感のある職場

ーハートフル大東では、どのような人たちが働いていますか?

当法人の職員は、20代から、60代のベテランまで、本当に幅広い世代が働いています。

年齢層で言うと平均40代後半ぐらいなのですが、最近は若い方も増えてきていて、組織としてもいい循環が生まれているなと感じています。

また日中活動の現場では、正規職員がほとんどというのも大きな特徴です。安定して働いていただける体制を整えているので、お互いにフォローしやすい雰囲気があるんです。

女性職員のほうがやや多めではありますが、男性の採用も積極的に進めていて、今後は男女比を5:5ぐらいにしていきたいという思いがあります。

加えてグループホームでは、「世話人さん」と呼んでいるパート職員の方々が中心になって支援に入ってくださっています。もともと家庭で家事や子育てを担ってこられた方が多いので、その経験がそのまま仕事に活かせます。

調理や洗濯、見守り、ちょっとした声かけなど、どれも特別な資格がなくてもできるけれど、すごく大事な支援です。男性の世話人さんも増えてきていて「料理なんてやったことなかったけど、今では得意です」なんて話してくれる方もいらっしゃいますね。

ーハートフル大東へ入職したきっかけは何が多いですか?

一番多いのは「雰囲気がよかったから」「働きやすそうだったから」という声ですね。

たとえば日中活動の支援は、基本的に夕方5時までで、夜勤もありません。だから子育て中の職員でも働きやすいんです。正規職員が多いからこそ、急なお休みがあってもお互いにカバーし合える環境がありますし、それが安心感につながっているんだと思います。

また、支援の対象が知的障がいのある方ということもあって「人との関わりを大事にしたい」「誰かの“ありがとう”がやりがいになる仕事がしたい」と言って入ってこられる方も多いですね。

製造業など全く異なる業界から転職してきた方が「人と接する仕事がしたかった」と話してくれるケースもあります。

ほかにも、現場の風通しがいい点も入職の理由になっていると思います。上下関係がガチガチではないですし、困ったことがあればすぐに相談できる環境づくりを大事にしています。利用者様のことをチーム全体で支えていこうという空気があるため、それが働きやすさにもつながっていると感じています。

未経験からでも安心して成長できる研修体制・福利厚生あり

ースタッフの研修制度やサポートについてはいかがですか?

当法人では、未経験の方やブランクがある方でも安心して働けるように「一人で任せるのは自信がついてから」という方針で動いています。

具体的には、OJTを中心に、先輩職員がマンツーマンでしっかりとサポートするというものです。知的障がいのある利用者様は一人ひとり必要な支援が違うため、「この方にはこう対応するんだよ」といった実践的な指導を、横で一緒に行いながら覚えていただきます。

期間も一律ではなく、その方が自信をもてるまで付き添う体制ができているので、不安要素が残るまま、急に実践を任せられるということもありません。

また、当法人では外部研修の機会もあります。サービスマナーや福祉の初任者研修、大阪府が主催する研修など、必要に応じて参加していただけますし、資格取得を目指す方には、業務扱いで年間10日まで学習休暇を取れる制度もあるんです。これは福祉施設のなかでも、かなり珍しい取り組みだと思います。

現場での声かけやフォローも欠かさず行っていますので、安心して一歩ずつ成長していける環境が整っています。

ー福利厚生は充実していますか?

スタッフ一同が、できる限り長く安心して働いていただけるように、福利厚生にも力を入れています。

たとえば退職金制度は、福祉医療機構の制度を導入しているだけでなく、非正規の方にも独自に設けていて、勤務形態にかかわらず還元できる仕組みです。

また、「ソエルクラブ」という福利厚生サービスにも加入していて、健康診断の補助や資格取得のお祝い金、子どもの入学や自身の結婚・出産のお祝いなどが受けられるんです。レジャー施設の割引もあるので、家族で楽しむ場面でも使っていただけます。

加えて、勤務体系についても工夫している点があります。日中活動の職員は夕方5時までで夜勤がないため、子育て中の方でも無理なく働けると喜ばれています。またグループホームの世話人さんはパート勤務が多く、週に数回の勤務からスタートできるので、60代の方も元気に活躍されています。

「ここなら長く働ける」と思っていただける環境を整えることが、私たちにとっても何より大切だと考えています。

暮らしを支える仲間を迎えたい(生活支援員・世話人を募集)

ーハートフル大東では、どのようなスタッフを募集していますか?

今、特に募集しているのは「生活支援員」と「世話人」です。

生活支援員は、日中活動や就労継続支援B型、グループホームといった現場で活躍いただくポジションです。朝から夕方までの勤務で、送迎や健康チェック、作業やレクリエーションのサポートなど、利用者の日常を支えていただきます。

夜勤がなく、定時は17時までですので、スタッフたちからは「プライベートの予定を立てやすい」と言ってもらえます。ワークライフバランスのとれた職場環境であるため、家庭と両立しながら働きたい方に向いていると思います。特に今回は男性を積極的に採用したいと考えています。

一方の世話人は、グループホームでの生活支援を担うパート職員です。夕方から夜にかけての支援が中心で、食事の準備や服薬の確認、洗濯や掃除、そして「おかえり」と迎えるような家庭的な関わりを大切にしており、資格や経験は問いません。

家事や子育ての経験がそのまま活かせる仕事なので、初めての方でも安心して始めていただけます。

ー応募条件や、求める人物像を教えてください。

当法人で働くうえで大切なのは、経験よりも人柄です。特に「相手の立場で考え、寄り添える方」を求めています。

まず生活支援員は、利用者様一人ひとりに合わせた柔軟な対応が欠かせません。たとえば「今日は少し元気がないな」といった小さな変化に気づき、適切な対応ができるかどうか、それがご家族の安心にもつながります。

また世話人に必要なのは、家庭的なやさしさと“ちょうどよい距離感”です。一緒にご飯を食べながら話を聞く、名前を覚えてさりげなく声をかけるといった小さな積み重ねが、ご利用者様にとっての「安心」につながります。

障がいのある方と接するので、時には予想外の反応が返ってくることもありますが、そうしたときに受け流せる余裕がある方だと安心ですね。

どちらの仕事も「誰かの暮らしをそっと支えること」にやりがいを感じられる方にぴったりです。経験の有無にかかわらず、人との関わりを大切にできる方にぜひ仲間になっていただきたいと思っています。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。

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