院内保育所や単身寮など、安心して働けるサポートが充実。地域の健康をトータルに支えるケアミックス病院|医療法人同友会 共和病院
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大阪府大阪市生野区にある共和病院は、医療法人同友会が運営するケアミックス病院です。急性期一般病棟32床、地域包括ケア病棟44床、療養病棟84床を有し、患者の病態に応じた医療サービスを一気通貫で提供しています。
診療科目は内科、消化器科、整形外科、循環器科、呼吸器科、小児科、脳神経外科など多岐にわたります。糖尿病指導やものわすれ外来なども開設し、地域の健康問題をトータルサポート。治療とリハビリによって在宅復帰を支援する「治す医療」や、かかりつけ医として慢性疾患や認知症に対応する「支える医療」を通し、住みよい地域づくりに貢献しています。
また、医療法人同友会では、特別養護老人ホームなどの介護施設や訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所も運営。共和病院を中心とした医療福祉ネットワークを構築し、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるための各種サービスを展開中です。
共和病院では、院内保育所や単身寮といった福利厚生や教育システムを整え、スタッフが安心して長く働ける環境づくりにも力を入れてきました。今回は、地域包括ケア病棟で看護助手として働く辛川さんにインタビュー。職場の雰囲気やアピールポイントなどについてお話を伺いました。
目次
子育て世代も安心のサポート体制あり。独自の福利厚生も
資格取得支援で、働きながらスキルアップを目指せる
感謝の言葉が大きなやりがい。チーム医療から得られる成長も
アットホームな雰囲気が自慢。3つの病棟で患者の在宅復帰を支える
-貴院の診療の特色や強みについて教えていただけますか?
当院は地域密着型の病院で、急性期病棟、地域包括ケア病棟、医療療養型病棟の3部門があります。そのため、患者さんの状態に応じ、病院内で一貫して対応できるのが強みです。さらに、訪問看護ステーションも併設し、退院後も切れ目のないフォローを提供しています。
患者さんは高齢の方が特に多いですね。介護が必要な度合いはまちまちで、軽度の方もいれば全介助の方もいらっしゃいます。
-病棟ではどのような方が働いていますか? また、辛川さんから見て、スタッフの皆さんの雰囲気はいかがでしょうか?
病棟には看護師や看護助手、介護助手、病棟事務員が勤務しています。当院ではチーム医療にも力を入れているため、理学療法士や薬剤師、臨床検査技師、栄養士などさまざまな職種とも連携を取りながら、患者さんのケアに当たります。
病棟スタッフは全体の3割ほどが30代と最も多く、次いで40~50代ですね。男女比は女性が8割、男性が2割の構成です。また、最近では外国人スタッフも増えてきており、現在10人ほどが在籍しています。
職場の雰囲気を一言でいえば、アットホームですね! 和気あいあいとしたムードの中、楽しく働いています。
-辛川さんは看護助手として働かれていますが、日ごろのお仕事内容について簡単に教えていただけますか?
看護助手の主な仕事は、患者さんの身の周りのお世話や身体介助、看護師のサポートなどです。医療行為を行うことはありませんが、患者さんの療養生活が快適なものとなるようにそばで支えています。
日勤の場合、8時45分に朝礼をした後、病室を順番に回って排せつ介助や清潔保持、ベッド周りの環境整備などを行います。お昼になったら昼食を配膳し、食事介助が必要な方をサポート。入浴介助も順次進めていきます。
午後の業務は曜日ごとに決まっているため、それをこなしながら、必要に応じて排せつ介助などを実施。ナースコールへの対応などもします。そして、17時15分に終業となります。なお、看護助手の夜勤は療養病棟のみです。
子育て世代も安心のサポート体制あり。独自の福利厚生も
-辛川さんがこの職場に入職したきっかけや決め手は何でしたか?
前職では介護施設で働いていたのですが、その時に当院で働いてみないかと紹介されたんです。施設で学んだことを生かしつつ、これまでとはまた違った経験が積めそうだと興味を抱き、転職を決めました。
実際に働き始めて感じた病院と施設との違いは、患者さんの入れ替わりの多さですね。施設では一人ひとりの利用者さんがご自宅と同じように生活しています。一方、私が現在勤務している地域包括ケア病棟は、在宅復帰を目指す患者さんが入院する場です。
入れ替わりが多いと、大変な面はもちろんあります。しかしその分、幅広い状態の患者さんに対するケアを学べる利点があり、スキルアップにつながっていると感じます。
-働きやすさという面から見て、貴院の職場環境にはどのようなアピールポイントがありますか?
お休みの希望を相談しやすい環境なので、ワークライフバランスを充実させやすいのが魅力だと思います。残業もほとんどありません。
子育て中のスタッフも多く、お子さんの発熱などによる急なお休みにも理解が深いですよ。病院全体で協力体制ができているのは、大きな強みなのではないでしょうか。もちろん、子育て中のスタッフに限らず、自身の体調不良などで休む時も遠慮せずに申請しやすい空気なのでありがたいです。
子育てとの両立に対するサポートとして、他には院内保育所も完備。小学校入学前のお子さんが対象で、臨時保育も受け入れています。院内保育所以外の保育園を利用しているスタッフに対しては、保育手当を支給しています。
これ以外に、ワンルームマンションの独身寮やレジャーに使える淡路島の保養所、家族手当、永年勤続表彰など、病院独自の福利厚生もあります。
資格取得支援で、働きながらスキルアップを目指せる
-介護や病院での勤務が未経験のスタッフ、ブランクのあるスタッフに対しては、どのようなフォロー体制がありますか?
独り立ちできるまで、先輩スタッフがマンツーマンで指導します。未経験やブランクがある方でも、安心してスキルを身につけられる体制を整えています。
当院では、看護助手の仕事をA業務・B業務・C業務の3種類に大きく分類しています。各業務のマニュアルを確認しながら、2週間ずつを目安にローテーション。さらに、早番・遅番・夜勤のシフトごとにも見習い期間を設け、仕事に慣れるまでていねいにフォローします。
ちなみに、A業務はリーダー業務に当たり、看護師からの指示を他の看護助手に共有する他、患者さんの入退院や病棟の移転に伴う荷物の整理などを担います。B業務では排せつ介助を取り仕切る他、入浴できない患者さんの洗髪介助、検査に向かう患者さんの移動介助などを担当。C業務は入浴介助がメインです。
当院には、未経験からスタートして活躍しているスタッフもたくさんいますよ。業務内容に不安がある場合は、上長と相談のうえ、マンツーマン指導の期間を延長することもできます。手厚い教育体制が整っているのは、この職場の良さの一つですね。
-働きながら資格取得を目指せるサポート制度などもあるそうですが、詳しく教えていただけますか?
看護助手を対象とした資格取得支援には、介護福祉士実務者研修の受講費用サポートなどがあります。介護福祉士国家資格を取るのに必要な実務者研修の受講支援を通し、国家資格の取得を応援する制度です。
具体的には、当院を運営する医療法人同友会が指定した実務者研修の受講費用を全額援助。さらに、実習を法人グループの施設内で実施し、実習時間を出勤扱いとします。業務の中で実践的なスキルを学びながら、研修で必要な知識をしっかりと身につけられますよ。
この他、スタッフのスキルアップを目的とした院内研修も充実しています。年間の研修プログラムに沿って月に2回ほどの研修を実施し、日常生活援助の基礎的な知識や医療制度の概要などを幅広く学べる機会を用意しています。
感謝の言葉が大きなやりがい。チーム医療から得られる成長も
-日ごろのお仕事の中で、辛川さんがやりがいや面白さを感じる瞬間について教えていただけますか?
心を込めたケアに対し、患者さんやご家族から感謝の言葉をいただけると、この仕事をしていて良かったと思えますね。自分にできることがあれば可能な限り応えたいというエネルギーにつながります。
当院は地域密着型の病院のため、いったんは退院された患者さんが、期間を空けて再び入院されることもしばしばあります。そのような時、戻ってこられた患者さんが覚えていてくれて、「この前はすごく良くしてくれてありがとう」と声をかけていただけるとうれしくなります。
また、私たちの職場は看護助手も看護師も職種の壁がなく、本当に仲が良いんです! 些細なことでも相談しやすい雰囲気がありますよ。チームワークを発揮しながら働けるのも、医療スタッフとしてのやりがいになるのではないでしょうか。
-どんな人と一緒に働きたいですか? または、どんな人が活躍できる職場ですか?
明るく、協調性がある方であれば、きっと活躍できると思います。特に、当院はチーム医療に力を入れているため、チームワークを重視して働けるかどうかは大切にしたいポイントですね。
看護助手の場合、未経験・無資格でも全く問題ありません。働きながら介護の知識や技術を学べる環境が整っているため、少しでも興味を持っていただけたらうれしいです。
-最後に、記事を読んでいる求職者の方へメッセージをお願いします。
繰り返しになりますが、当院はアットホームな雰囲気が自慢の職場です。病棟だけでなく病院全体で、垣根なくコミュニケーションを取りやすいムードがあります。
実は私も、当院に入職するまで、病院は厳しい職場なのでは……と不安を感じていました。でも、いざ入職してみると気さくな方が多く、すごく安心したのを覚えています。
まずは院内の見学からでもOKですので、ぜひその雰囲気を肌で感じていただきたいです。皆さまからのお気軽なご応募、お待ちしております!