看護職員の7割が子育て中 院内保育所も完備 残業がほぼなく、風通しの良い総合病院|宇和島徳洲会病院
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愛媛県宇和島市にある「宇和島徳洲会病院」は急性期から回復期、訪問看護までの幅広い機能を持つ地域の総合病院です。看護職員の約70%が子育て中ということもあり、育児への理解が深く、24時間体制の院内保育所も完備されています。日勤のみや時短など働き方をライフステージによって柔軟に変えることもできますし、徳洲会グループ内での異動も可能です。働き方の選択肢が豊富なことが、魅力の1つとなっています。
海に面しており、自然豊かで温暖な気候に恵まれた宇和島市で地域医療を担う「宇和島徳洲会病院」。看護部では新人や中途入職の職員への教育体制が充実しており、プリセプター制度がありいつでも先輩に相談できる、風通しの良い職場です。職員は声をかけ合うことで業務を効率的に進めており、残業がほぼないことも魅力です。福利厚生も充実しており、海が見えるワンルームマンションの単身寮や、家族も使える医療費還付制度、美味しくてお手頃な職員食堂も人気です。本日は、回復期病棟で勤務されている看護師の川口さんと総務課の長谷さんに詳細を伺いました。
目次
急性期から回復期までの医療を提供するケアミックス病院
―「宇和島徳洲会病院」は、どのような病院ですか。
川口さん:
当院は、急性期から回復期、訪問看護まで幅広い領域で地域の医療を担っています。一般病棟、障害者病棟、医療療養病棟、回復期リハビリ病棟を備えており、この地域の2次救急医療機関として、宇和島市の市立病院やJCHO宇和島病院とともに、地域の方のための医療を提供できるように努めています。
―具体的なお仕事内容、1日の流れをご紹介いただけますか。
川口さん:
勤務時間は8時半から17時です。朝はまず申し送りをして、各自で情報収集をしてから、受け持ちの患者様のバイタルサインのチェックをしたり、お風呂の対応をしたり、トイレ誘導が必要な方に声をかけたりします。これで午前中が終わります。12時に昼食をとり、午後からはラウンドや、多職種での行動カンファレンスを行って、申し送りをして1日が終了します。
病棟での勤務の場合は、どの病棟でも1日の流れはだいたい同じです。外来は、患者様が受診される際に医師から依頼される採血や点滴、検査などの業務を行います。
―スタッフの皆さんは、どんなことを大切にしてお仕事にあたっていますか。
川口さん:
「心に届く看護を実践する」という看護部の理念を大切にしながら働いています。安全で安心な医療を提供できるよう、業務や技術の向上に日々取り組み、患者様に寄り添った看護ケアを行うことを心がけています。
―職場や職員の皆さんの雰囲気について教えてください。
長谷さん:
看護師の男女比は男性が13%、女性が87%ですね。年齢層は幅広く、20代の新卒から50代までバランスよくいます。60代以降の職員もいますね。
川口さん:
パパ、ママの看護師も多く活躍しています。看護部全体のうち、子育て中の方が70%を占め、お互いの状況を理解し合える関係ができていると思います。
職員の年齢層が近いこともあって、プライベートの交流もあり、お休みの日に一緒に出かけたり食事に行ったりすることもあります。
―普段、仕事上のコミュニケーションはどのようにとっていますか。
川口さん:
上司からはよく「残っている業務はない?」などと声をかけてもらいますね。私自身も、新人や後輩には積極的に声をかけるようにしています。
例えば、新人が検査や処置の対応をしている場合は、ケアに回れていないこともあると思うので、何か残っていることや、代わりにできることがないか声をかけています。「これが残っているのでお願いします」と言われれば、サポートに入ります。定時で帰れるよう、皆で声をかけあっています。
残業はほぼなし 医療費還付制度や職員食堂、院内保育所も完備
―ワークライフバランス面のPRポイントについてうかがえますか。
長谷さん:
休日は年間110日、そのほかにリフレッシュ休暇が年間4日あります。法定の有休もあり、取得率は67.8%程度です。
残業は月平均4時間から6時間程度と少なめで、定時で帰ろうと皆で努力しています。
川口さん:
いろんなライフスタイルの職員がいるので、それぞれの生活に合わせた働き方の選択をしていただけます。例えばお子さんが小さい職員は夜勤に入らずに日勤だけ入るなど、働く時間帯も自分で選ぶことができ、働き方を柔軟に調整することが可能です。私自身、今は育児のために時短で働いています。
―DXなど業務改善の取り組みはしていますか。
川口さん:
今、病院全体で効率化の取り組みを進めています。看護師同士で業務についてコミュニケーションを取って、スケジュールを組み立てたり分担したりして、できるだけ効率的に働けるようにしています。
―待遇や福利厚生面のPRポイントはありますか。
川口さん:
医療費還付制度といって、職員とその家族が徳洲会グループで受診・入院した場合は月額3000円を超える分の診療費を徳洲会病院が負担する制度があります。
職員食堂も完備しており、朝食220円、昼・夕食310円と、低価格で美味しい食事が食べられます。食堂は7階にあるので、海を眺めながら食事ができるんですよ。
また、院内保育所があり、生後3ヶ月から8歳までのお子さんを24時間体制で預かってもらえます。私自身も利用しており、今後もし夜勤に入ることになった場合も利用できるので、とても助かります。
単身寮もあり、病院から自転車で10分、車で5分の距離と便利な立地です。海が見えるワンルームマンションで、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、掃除機、電子レンジなどの家電が設置済みで、大きなクローゼットも備え付けてあり、すぐに暮らし始めることができます。
プリセプター制度で教育体制が充実 他病棟や全国のグループ病院への異動も可能
―「宇和島徳洲会病院」で働くことで、どんなスキルを身につけられますか。スキルアップに向けた支援はありますか。
川口さん:
徳洲会看護部門のクリニカルラダーを活用して、人材育成を行っています。また新人にはプリセプター制度というものがあり、入職から1年間、プリセプターと新人の指導担当者がついて指導を行います。最初の約1ヶ月間はプリセプターが新人看護師と同じシフトで勤務し、1つ1つの看護を丁寧に実践するだけでなく、毎日振り返りの時間も設けます。分からないことや仕事の悩みがあれば、いつでも相談しやすい環境が整っています。
私自身、プリセプター制度があることが、当院に入職する決め手になりました。私は中途での入職でしたが、中途入職者にもプリセプターが1人ついて、勤務時間がかぶっていない時でもやり取りできたり、一緒に仕事する際には相談しやすい上司がついたりすることに魅力を感じました。
また教育体制の一環としてオンデマンドの研修を導入しています。自宅にいてもスマホで見られ、動画で点滴や採血の勉強もできる便利なシステムです。
長谷さん:
資格取得支援制度もあります。准看護師が看護師になるための資格を取得する際の奨学金制度や、特定行為の資格を取る時の支援制度が充実しています。
―キャリアパスについて教えてください。
川口さん:
違う領域を学びたい場合は、全国に84病院ある徳洲会グループ内の病院への異動ができます。スキルや興味に応じてより専門性の高い病院へ異動したり、家族の転勤とともに系列病院に勤務したりと、宇和島を拠点に柔軟に病院を渡り歩くことが可能です。
また当院内でも、同じ病棟に2~3年務めた後は、上司から違う病棟での経験を提案されて、違う領域の勉強ができる部署異動のシステムもあります。
私自身、最初は急性期病棟に2~3年いて、その後、移植の病棟も経験したのち、現在は回復期病棟で勤務しています。
以前働いていた病院では急性期病棟にいたため、当院に入職する際にももっと学びたいと思って急性期病棟に入りました。急性期は患者様の状態も刻々と変わっていきます。処置や点滴などが必要で、大変な状況にいる患者様も多く見ました。
その後、出産してライフスタイルが変わったことや、回復期病棟で自宅に帰ることを目的にリハビリを頑張っている患者様に携わりたいと思ったことから、産休から復帰する時に看護部長に相談して、現在所属している回復期病棟に異動しました。
自分のライフステージや勉強したい分野に応じて、柔軟にキャリアを変えていける環境です。
―求める人材像について教えてください。
長谷さん:
優しい人が理想だと思っています。未経験でも、経験が少なくても、入職後1人1人に合わせた教育を行っているので、大丈夫です。気持ちが優しく、またスタッフ同士のコミュニケーションを取れる方が理想ですね。
―入職を考えている方へのメッセージをお願いします。
川口さん:
看護師の仕事は人の命を預かる、責任の重いものです。私自身、辛いことやしんどいこともたくさん経験しましたが、専門職として学び続けることは、自分自身の成長にもつながり、とてもやりがいがあります。そんな思いを胸に、皆さんと一緒に働いていきたいと感じています。