受診のしやすさと専門的なアプローチを強みに、地域を支えるメンタルクリニック。多職種が尊重し合う環境で、一緒に成長する仲間を募集中｜医療法人社団HeartStation　府中こころ診療所

多職種のチーム医療が強み。復職支援特化のデイケアも併設

ー貴院の診療の強みや特色を教えてください。

当院には医師や看護師、事務スタッフに加え、精神保健福祉士や心理士といったコメディカルも多く在籍しています。多職種が協働してチーム医療に取り組んでいるのが大きな特色ですね。

チーム医療で重要なのは、職種間の意見を尊重し合うことです。医師が一方的に指示を出すようなことはなく、お互いの専門性を大切にしながら医療サービスを提供できるよう、クリニック一同が認識を一つにしています。

ーどのようなお悩みで来院する患者さんが多いですか？

職場や家庭でのストレスにより、気分の落ち込みやイライラ、不眠などの神経症を抱える患者さんが特に多いです。さらに症状が悪化し、退職や休職後もうつ病などの気分障害が長引いてしまっている方もいらっしゃいます。こうした患者さんが全体の6～7割を占めていますね。

また、周囲とのコミュニケーションがうまく取れない、不注意によるケアレスミスが多いなど、発達障害による生きづらさを感じて受診される患者さんも2割ほどいらっしゃいます。残りの1割ほどは、統合失調症のような精神病の患者さんです。

ー貴院の理念や方針、患者さんと接する上で大切にしていることを教えてください。

医療法人社団HeartStationでは、「ココロ、ささえる。この街を、支える。」を理念に掲げています。そのスローガンのもと、地域に根差した医療を目指してまい進してきました。

地域の方々が気兼ねなく心の相談ができる環境整備にも力を入れています。例えば、土日や平日遅い時間でも診察を受け付けたり、オンライン予約システムを導入したりと、少しでも受診の負担感を減らせるように取り組んできました。

加えて、医療職のスタッフによる専門的なアプローチも重視。心理士によるカウンセリングや、職場復帰に特化したリハビリプログラムである「リワークデイケア」などを診察と組み合わせ、よりニーズに合ったケアにつなげています。

医療職だけでなく、事務スタッフも患者さんに可能な限り寄り添い、必要とする支援を届けられるように心がけています。その一方で、患者さんに共感し過ぎて疲弊することのないよう、相手の要望をきちんと受け止めつつ、適切な距離感を保つことも忘れてはいけません。

ーリワークデイケアとはどのような取り組みなのか、簡単に教えていただけますか？

精神的な不調によって休職した場合、まずはじっくりと休養した後、復職に向けて治療していくことになります。ここで重要なのが、復職後にストレスがかかっても再燃・再発しない状態をつくること。そのために休職中から取り組む精神的なリハビリプログラムが、リワークデイケアです。

当院のリワークプログラムでは、患者さんが主体となって定期的なグループワークを実施しています。復職後を見据えた活動量の回復や生活リズムの安定化に加え、ご自身の考え方などを内省し、自分に合ったストレス対処技術を高めていくのが目標です。

例えば、ほんの些細なミスでも気にし過ぎたり自分を責め過ぎたりしてしまうという方はいませんか？そのような考え方の「くせ」を振り返り、別の視点で考える習慣を身につけられれば、自身の苦手をカバーすることができるようになります。
このような認知行動療法によるアプローチなどを通し、外来での治療に加えた包括的なサポートを提供しています。

完全予約制だから自分のペースで働きやすい

ー現在、どれくらいの方が働いていますか？　また、職場の皆さんの雰囲気はいかがでしょうか？

併設のカウンセリングルームも合わせ、全体で40人弱が勤務しています。スタッフの年齢層は、20～40代がメインです。

職場の雰囲気は和気あいあいとしていますよ。休憩時間にはさまざまな職種が一緒になって談笑する様子がよく見られます。

ー現在募集中の職種について、お仕事内容を簡単に教えてください。

看護師はリワークデイケアの運営サポートをメインに、外来患者さんの採血や処置などの業務を担当していただきます。水曜を含む週2日程度からご相談に応じ、水曜日はリワークデイケアでの勤務となります。

公認心理師の主な業務はカウンセリングです。また、週2～3日の勤務が可能な場合は、心理検査も一部お願いしたいと考えています。

医療事務のスタッフには、患者さんの受付や会計、予約の調整、レセプト業務といった一般的な事務作業の他、簡単な清掃などの美化業務も担当していただきます。

ー働きやすさという面から見て、職場環境にはどのような魅力がありますか？

当院は予約制を採用しており、診察終了間近に急患が飛び込んでくるなどのイレギュラーな対応はめったにありません。スケジュール感がつかみやすいメリットがあり、自分のペースで働きやすいですよ。一方で、どうしてもその日のうちに終わらせたい仕事があるから少し残業したいなどの場合にも柔軟に対応します。

研修の一環として、年に一度、希望者に東京ディズニーリゾートのペアチケットをプレゼントする取り組みもあります。もちろん研修なので、テーマパークでのおもてなしなどを学んでレポートを提出してもらう必要はありますが、なかなか他にはないユニークな取り組みなのではないでしょうか。

他にも、土曜勤務の場合は1回1500円の手当が支給されるなど、職種によっては遅番手当や日曜の時給アップなどのインセンティブもあります。駅から近くて通勤しやすい立地も魅力の一つですね。

やる気次第でステップアップも可能

ー貴院で働くことで、どのような成長ややりがいが望めますか？

職種によって業務内容が幅広く、その分さまざまなやりがいがありますよ。例えば看護師の場合、リワークプログラムを通して患者さんと関わる中で、患者さんが少しずつ変化していく様子を間近で見られるのは貴重な経験になるはずです。

一般的な精神科勤務の場合、患者さんとは一対一で関わることが多いと思いますが、当院のリワークデイケアではグループ単位での対応が求められます。慣れるまでは大変かもしれませんが、得られるやりがいは大きいですよ。

公認心理師の場合、基本的には患者さんと一対一でカウンセリングが完結することが多いです。しかし患者さんの状態や病状の進行度によっては、精神保健福祉士などの他職種と連携しながら、より専門的な医療につなげていくことができます。多職種連携の経験が積めるのは、医療職としての成長に役立つと考えています。

事務スタッフの場合、医療に関する知識が身につくのは大きなメリットですね。精神科医療の専門知識はもちろん、保険制度の知識など、医療事務としてのキャリアを積むのに欠かせないスキルが得られます。

ちなみに当院の事務スタッフは、ほぼ全員が未経験からスタートしました。マニュアルもしっかりと整っていますし、研修などの機会もあります。同じような不安や悩みを乗り越えて活躍している先輩スタッフが多数いるので、医療事務の経験が無い方でもぜひ気負わずに挑戦していただきたいです。

今回はどの職種も非常勤で募集していますが、将来的に正社員登用を目指したいという方も大歓迎です。やる気次第で昇給や昇進などのチャンスがあるのも、働きがいにつながるのではないでしょうか。

ー求める人材像や、採用時に重視する点などを教えてください。

看護師の場合、リワークデイケアのような馴染みのない業務でも、前向きにチャレンジできる姿勢を大切にしたいですね。また、精神科・心療内科での経験の有無や専門性の高さよりも、異なる職種のスタッフと互いを尊重し合い、一緒に成長しながら働ける方をお待ちしています。

公認心理師の場合は、カウンセリングで患者さんと一対一となり、信頼関係を築くことが重要です。たとえ非常勤で勤務日数が少なくても、責任感を持って担当患者さんを支えられるかどうかを重視したいと考えています。カウンセリングや心理検査を一通り経験されていれば、専門性の高さは問いません。

事務スタッフ希望の方も、お互いを尊重しながら働ける方だとうれしいです。忙しい場面も多々ありますが、それをやりがいだと前向きに捉えていけるポジティブさもあるといいですね。

－最後に、記事を読んでいる求職者の方にメッセージをお願いします。

当院は、やる気次第でステップアップできる風通しの良い職場です。せっかく勤務していただくからには、スタッフの人生も豊かにしたいというのが当院の方針。これまでの経験を業務に生かしつつ、当院からも多くの経験やスキルを還元できるような環境を用意してお待ちしております。
私たちと一緒に、精神科医療を通じて府中の地域を支えていきたいという方を歓迎いたします！どうぞお気軽にご応募くださいね。