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働く世代も価値観も幅広く。明るく活気のある雰囲気の職場|社会福祉法人ほうえい会 特別養護老人ホーム栄光の杜

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

東京都西多摩郡日の出町の豊かな自然に囲まれて建つ「特別養護老人ホーム栄光の杜」。
1996年の開設以来、母体である社会福祉法人ほうえい会は地域に根ざした介護サービスを提供してきました。法人の理念は「皆様の尊厳を守り、その人らしく生活が送れるように支援する」というもの。栄光の杜ではその理念のもと、利用者一人ひとりの思いに寄り添い、安心と温もりのあるケアを実践しています。
施設では20代の若手から80代の大ベテランまで幅広い世代が活躍しており、「まるで三世代で働いているような職場」とのこと。子育てと両立できる柔軟な勤務体系やリフレッシュ休暇に送迎バス、家賃補助といった福利厚生の充実さ、そして新人フォローや資格取得支援の手厚さも、職場としての大きな魅力です。
今回は、生活課長の加藤さんと介護係長の三瓶さんに、職場の雰囲気や働きやすさ、そして求職者へのメッセージを伺いました。

目次

ライフスタイルに合わせて長く働ける柔軟な環境

― どんな雰囲気の職場ですか?

加藤さん:

栄光の杜には20代の若手から80代の大ベテランまで、幅広い年齢層の職員が勤務しています。若い職員からすると、自分の祖父母世代と一緒に働いているような感覚で、まるで親子三世代で仕事をしているような職場なんです。世代を超えて共に働ける職場というのが、当施設ならではの魅力だと思います。

三瓶さん:

雰囲気はとても明るいですよね。日々の業務の中でもお互いに声を掛け合ったり、ちょっとした雑談をしたりと和やかな空気です。職員同士の交流の機会はコロナ禍で一時的に中断していましたが、今年度から少しずつ再開しています。部署ごとに小規模で開催したりして、職員同士のつながりを取り戻しているところです。

― 職員同士の交流イベントについて、詳しく教えてください。

加藤さん:

はい。これまで歓迎会や忘年会はもちろん、ボウリング大会なども開催してきました。ただ、コロナ禍や会場となっていたボウリング場の閉店などの事情で、ここ数年は残念ながら実施できていません。

ただ、少しずつ交流イベントは再開していますので、またボウリング大会のような大きなイベントも復活させたいと考えています。やはり職員同士のつながりが深まると、日々の仕事のモチベーションにもつながりますからね。

三瓶さん:

交流イベントがあると、普段は仕事の話しかできない相手ともゆっくり話せる時間が持てるので、関係がぐっと近くなるんです。特に部署が違うと顔を合わせる機会も限られてしまいますから、イベントを通じて「こんな人なんだ」と知れるのはすごく大きいですよね。職場で声をかけやすくなったり、相談しやすくなったりと、日常の業務にも良い影響があると思います。

― 子育てや家庭との両立についてはどうでしょうか。

三瓶さん:

子育て中の職員はとても多いです。お子さんが小さいと急なお迎えなどが発生することもありますが、職場全体で「お互いさま」の意識を大切にしており、助け合って乗り越えています。非常勤の方の場合は午前中だけや午後だけなど、勤務時間を柔軟に調整することも可能です。

加藤さん:

常勤の職員でも、子育て中は「日勤常勤」という形で夜勤をしない勤務体系を選んで働けます。小さなお子さんがいると夜勤はどうしても負担になりますが、そうした期間も無理なく続けられるよう、工夫しているんです。

勤務時間やシフトの希望もできる限り調整しているので、「家庭と両立しながら働きたい」という思いも大切に働ける職場です。子育て世代が多いからこそ、同じ立場を理解し合える風土があり、安心してキャリアを積んでいただけるのではないでしょうか。

― 介護職は体力的にも負担が大きい印象ですが、どのようなサポートがありますか。

加藤さん:

栄光の杜では「ノーリフティングケア(抱え上げない介護)」を目指し、福祉機器を積極的に導入しています。浴室や一部居室にはリフトを設置していますので、入居者さまの体格によっては職員が抱えずに移動・入浴介助を行えるようになっています。

加えて、移乗をスムーズに行えるシートなども活用し、職員の身体的な負担をできる限り軽減しています。介護の現場は体力勝負というイメージが強いかもしれませんが、設備を工夫することで、安心して長く働ける環境づくりに取り組んでいます。

三瓶さん:

そのほかでは、夜間の見守りをサポートするためにシルエットセンサーを導入しています。入居者さまの居室での動きをシルエットとしてモニターに映し出すことで、体動があったときに「寝返りなのか」「立ち上がろうとしているのか」をその場に行かなくても確認できるんです。

今はまだ台数が限られていますが、こうしたICT機器や介護ロボットの活用は職員の負担を減らすだけでなく、入居者さまにとっても安全で安心な生活につながると感じています。今後も少しずつ、導入を進めていきたいですね。

地域に根ざした施設だからこそのやりがい

― 地域との交流についても教えてください。

三瓶さん:

地域交流でいうと、日の出町の「さくらまつり」や「産業祭り」には定期的に参加しています。これまで、タピオカミルクティーの屋台を出店してきましたが、こういった取り組みは地域の方々に楽しんでいただくだけでなく、「栄光の杜ってどんな施設なんだろう」と知っていただく、良いきっかけにもなっていると感じます。

また、こうした地域のイベントでは入居者さまのご家族の方も遊びに来てくださるので、施設の外で顔を合わせて交流できるのはとても嬉しいですね。地域とのつながりを深めるだけでなく、職員にとっても大きなやりがいにつながっていると感じます。

加藤さん:

夏には施設の屋上を開放して花火大会を楽しんでもらうなど、地域やご家族とのつながりをとても大切にしています。以前、かつてご家族が通われていたという方から、「お世話になりました」とお声かけいただいたことがありました。こうしたお声は励みになるだけでなく、この仕事の大きなやりがいを感じる瞬間です。

― 他法人との交流もあるとお聞きしました。

加藤さん:

はい。連携している法人グループがあり、定期的に勉強会や情報交換会を実施しています。他法人との交流は新しい視点に触れられるだけでなく、働くうえでも良い刺激になっています。スポーツ交流会なども不定期ですが行われており、その中でもソフトボールの交流会は大盛り上がりでしたね。

三瓶さん:

他法人との交流は、自分の施設のやり方だけにとらわれず、幅広い考え方や工夫を知ることができる貴重な機会だと感じます。同じ介護職でも施設によって取り組み方が違うので、「こういう方法もあるんだ」と学びになることが多い。現場に持ち帰ってすぐ活かせることもあるんです。また、交流を通じて横のつながりができるのも心強いですね。

福利厚生と研修制度でキャリアアップを後押し

― 福利厚生について教えてください。

三瓶さん:

はい。嬉しい休暇制度でいうとリフレッシュ休暇があります。年に3日間のお休みを取得できるのですが、有休と組み合わせて5連休にした職員もいましたね。また、最寄りのJR武蔵増戸駅から無料の送迎バスを運行しているので、車を持っていない方も通勤には困りません。

加藤さん:

そのほかでいうと、東京都の介護職員宿舎借り上げ制度も利用できますので、最大82,000円ほどの家賃補助があります。若い方を中心に活用している職員もおり、経済的にとても助かる制度ですね。

また、スキルアップを図りたい職員に対しては資格取得支援も整っています。介護福祉士やケアマネジャーなどの資格取得を目指す方を、法人をあげて全面的にバックアップしています。

― 新人や未経験の方へのサポートはいかがでしょうか。

三瓶さん:

新人職員には1年間、教育担当の職員が付き、毎月面談を行いながらサポートしています。困ったことがあればすぐ相談できるのは、きっと安心感につながるのではないでしょうか。外部研修に参加される際も出勤扱いで参加できますので、学ぶ意欲がある方には最適な環境だと思います。

加藤さん:

私自身、大事だと思っているのは「一人にしないこと」です。介護の仕事は覚えることも多く、最初は誰でも戸惑います。ですから新人の方には、分からないことを気軽に聞けるような環境を意識しています。特に入職後の1年間は、知識や技術だけでなくメンタル面のフォローも重要。「自分はここで頑張れる」と思ってもらえるよう、職場全体で支えています。

― 有給休暇や残業についてはいかがでしょうか。

加藤さん:

残業はほとんどありません。私としても、職員には「できるだけ定時で帰りましょう」と日常的に声をかけています。有給休暇についても新人職員は3か月勤務で10日間が付与されるのですが、みなさんしっかり取得できています。むしろ「もう有給残ってない」という職員が出るほどですね。

三瓶さん:

日々の業務を工夫して「定時内に終わらせよう」という雰囲気が職場全体にありますし、先輩からも「無理せず帰って大丈夫だよ」と声をかけてもらえるので、安心して働いていただけると思います。有給についても、事前に相談すれば気兼ねなく取得できます。もちろんシフトの都合はありますが、お互いに譲り合いながらお休みを取り合っています。

― 最後に、これから栄光の杜で働きたいと考えている方に向けて一言お願いします。

三瓶さん:

資格や経験よりも、まずは「明るさ」と「お年寄りが好き」という気持ちが一番大切だと思います。介護の仕事は専門的な知識や技術が必要と思われがちですが、最初から完璧である必要はありません。利用者さまに笑顔で元気に接してくださるだけで、場の雰囲気はぐっと明るくなりますし、それが信頼関係づくりの第一歩になると信じています。

実際に現場で働きながら学べることはたくさんありますし、先輩職員もサポートしてくれるので心配はいりません。誰でも最初は不安があるもの。でも、「やってみたい」という気持ちさえあれば、必ず成長できる環境です。まずは勇気を出して飛び込んできてもらえたら、とても嬉しいですね。

加藤さん:

私は「素直さ」が一番大事だと思っています。失敗を認め、素直に学ぶ姿勢がある方は必ず成長できます。介護の仕事は優しさだけでは続きません。自分の芯を持ち、「こんな介護がしたい」という想いを持っている方と一緒に働きたいですね。体力も頭も使う大変な仕事ですが、その分だけ大きなやりがいがあります。私たちと一緒に、より良い介護を目指して挑戦していただければ嬉しいです。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。

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