重症心身障がい児者の“その人らしい暮らし”を支える医療・福祉の拠点|社会福祉法人 沖縄肢体不自由児協会 沖縄中部療育医療センター
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沖縄県沖縄市で、医療と福祉の両面から心身に障がいを持つ方々の“その人らしい暮らし”を支えている社会福祉法人 沖縄肢体不自由児協会 沖縄中部療育医療センター。1978年に事業を開始し、重症心身障がい児者を対象とした小児科・内科・整形外科・リハビリテーション科などによる診療のほか、理学療法・作業療法・言語療法を通じて発達を促す支援を行っています。
本日は、看護療育部長の高里さんに、募集しているお仕事の内容や、職場の雰囲気、教育体制、福利厚生の充実度、そして職員が大切にしている“利用者さんとの関わり方”について詳しくお話を伺いました。
目次
医療と福祉の両輪で、人の“成長”を支える仲間たちがいる
成長を支える環境と、安心して働ける制度の両立がある職場
“その人らしい生活”を支える専門職を募集(薬剤師・言語聴覚士・看護師)
医療・療育・地域支援を一体で担う、“つながるケア”を提供
ー沖縄中部療育医療センターの事業内容について教えてください。
私たち沖縄中部療育医療センターは、重症心身障がい児者の医療・療育・福祉を一体的に支援する医療型障害児者施設です。生まれつき、または病気や事故によって重い障がいを抱える方々に対し、医療的ケアと日常生活の支援を同時に行っています。
そして当施設の事業は大きく「医療」「療育」「地域支援」という3つの柱に分けられます。
医療面では、小児科や整形外科、リハビリテーション科など多職種が連携し、入院・外来の診療を通して健康面を支えています。また療育の分野では、リハビリや発達支援、心理的サポートなどを通して、一人ひとりの「できる力」を引き出す支援を行っているのが特徴です。
さらに、地域の方々への支援も大切な役割のひとつです。訪問診療や在宅ケアの相談、地域の福祉事業所・学校との連携など、センターの外でも支援が途切れないような体制を整えています。医療機関であると同時に、福祉や教育と密接につながるハブのような存在となり、障がいを抱える方たちをワンストップで支えていくことこそ、沖縄中部療育医療センターが目指す”あり方”です。
ー沖縄中部療育医療センターの魅力や他施設との違いは何ですか?
いちばんの魅力は、「医療と福祉が本当の意味でつながっている」という点だと思います。
病院のように治療だけを行うのではなく、また福祉施設のように生活だけを支えるのでもなく、医療・看護・リハビリ・保育・介護がひとつのチームとして連携しているのが強みですね。
たとえば、医師が治療方針を立てるときには、リハビリスタッフや看護師、保育士、栄養士なども一緒に参加し、利用者さま一人ひとりの生活全体を見据えた支援計画をつくりあげます。単に「病気を治す」「生活を支える」のではなく、その方がその人らしく日々を過ごせるように、職種の枠を超えて支えるのが私たちのスタイルです。
また、地域のなかで果たしている役割の大きさも他の施設とは違う点です。センターに通う方だけでなく、在宅で療養されている方や地域の学校・福祉施設とも連携し、“地域全体で支える仕組み”をつくっていくことにも力を入れています。
そして、働く職員にとってもチームのあたたかさが大きな魅力です。困ったときにすぐ相談できる関係性があるほか、「この子のために、次はこうしてみよう」と一緒に考え合える文化が根づいています。専門職としての責任は大きいですが、その分だけ仲間と協力して前に進めるやりがいのある職場だと言えます。
医療と福祉の両輪で、人の“成長”を支える仲間たちがいる
ー沖縄中部療育医療センターでは、どのような人たちが働いていますか?
当センターでは、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・保育士・介護職員・管理栄養士・心理士・事務職など、本当にさまざまな職種のスタッフが働いています。
年齢層も幅広く、20代の若手からベテランまでが同じチームの中で協力し合っていて、特にやさしくフォローしてくれるベテラン層の方たちが揃っているので、若手の方たちも安心して仕事に臨めるんです。
また当施設には、新卒で入職する人もいれば、ほかの医療機関や福祉施設、保育園などから転職してくる人も多いです。なかには、子育てが落ち着いてもう一度現場に戻ってきたブランクのあるスタッフもいますね。
そして、スタッフに共通しているのは、「人の成長を支えたい」「一人ひとりに寄り添いたい」という想いを持っていることだと感じています。重い障がいを抱える方々と日々向き合う仕事なので、目に見える変化は小さいかもしれません。でも、昨日より少し笑顔が増えた、表情が柔らかくなった、そんな小さな変化を一緒に喜べる人が多いです。
さらに、医療・福祉の専門知識だけでなく、「チームで考える力」や「コミュニケーション力」を大切にしている人も多いですね。お互いの専門性を尊重しながら、「この子のために何ができるか」を一緒に考える。そんなあたたかい関係性が当センターらしさだと思います。
ー沖縄中部療育医療センターへ入職したきっかけは何が多いですか?
入職のきっかけとして多いのは、「医療と福祉の両方に関わりたい」という想いです。
当センターは、医療的ケアと生活支援が一体となった施設なので、病院のような臨床現場で働きたい方にも、福祉の現場で人に寄り添いたい方にも、それぞれのやりがいを感じてもらえる環境があります。
また、「障がいのある子どもやご家族の力になりたい」「リハビリや支援を通して、その人の可能性を広げたい」という気持ちから入職を決めた方も多いです。実際に見学に来て、利用者さんと職員が笑顔で過ごしている様子を見て「ここで働きたい」と感じるケースも少なくありません。
そして何より多いのは、「人との関わりを大切にできる仕事がしたい」という純粋な想いですね。資格や経験よりも、その気持ちが原点となってここでのキャリアをスタートする方が大勢いらっしゃいます。
成長を支える環境と、安心して働ける制度の両立がある職場
ースタッフの研修制度やサポートについてはいかがですか?
当センターでは、「経験や年齢に関係なく安心して成長できる環境づくり」を大切にしています。
たとえば新しく入職した方は、まずOJTで先輩職員からの1on1サポートを受けながら段階的な成長を促しています。最初のうちは一緒に行動しながら、利用者さんとの関わり方やケアの手順、チーム内での連携方法を丁寧に教えてもらえるので、未経験の方でも安心して現場に馴染むことができます。
その後も、センター全体で行う法人研修や、職種ごとの専門研修、外部講師を招いた講習など、学びの機会が継続的にあります。過去には、医療安全・感染対策・リスクマネジメントといった基本的な研修なども実施しており、障がい児者支援に関する専門的な研修、さらにはコミュニケーションやチームビルディングを学ぶ研修まで幅広く用意してあるため、働き続けることで着々と知識やスキルが身についていけるのが魅力です。
また当施設には、一人ひとりのキャリアを応援する風土が根づいています。上司や先輩との面談も定期的にあり、業務の悩みだけでなく、キャリアの方向性についても気軽に相談できる環境ですので、学ぶことを「義務」ではなく「楽しみ」として感じられるのではないでしょうか。
ー福利厚生は充実していますか?
はい、福利厚生はとても充実していると思います。
まず、休暇制度がしっかり整っている点が大きな特徴です。年間休日は120日以上あり、有給休暇も取得しやすい雰囲気があるため、家庭やプライベートの時間を大切にしながら働けます。子育て中の職員が多いこともあり、育児休暇や時短勤務の制度も柔軟に対応可能です。
また、当センターでは残業がほとんどなく、勤務時間内で業務を終えられるようにチーム全体で協力しています。オンとオフの切り替えがしやすい環境が整っているのも、長く続けられる理由のひとつです。
さらに、手当や待遇面も充実しています。一般的な通勤手当、生活支援手当、夜勤手当などが出るのはもちろん、社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)を完備し、退職金制度(勤続2年以上)など、安心して働ける基盤が揃っているため、生活面を心配せずに働けるのが特徴です。
そして当施設が何よりも取り組んでいるのが、こうした制度を「形だけ」にせず、職員の声をもとに改善し続けている点です。働く人が安心して続けられる職場づくりが、センター全体のあたたかい雰囲気にもつながっていると感じています。
“その人らしい生活”を支える専門職を募集(薬剤師・言語聴覚士・看護師)
ー沖縄中部療育医療センターでは、どのようなスタッフを募集していますか?
現在、当センターでは薬剤師(常勤1名)・言語聴覚士(常勤1名)・看護師(病棟・通所合わせて4〜5名・常勤)を募集しています。いずれの職種も、重症心身障がいのある方々やご家族に寄り添い、医療と療育の両面から支援する大切な役割がある仕事です。
まず薬剤師は、入院・外来患者さんの薬剤管理や服薬指導を中心に、医師・看護師・リハビリスタッフとの連携を図りながら、安全で適切な薬物治療を支えます。次に言語聴覚士は、摂食・嚥下機能や言語発達の支援を行いつつ、利用者さんの「食べる」「話す」「伝える」という生活の基本を支えるお仕事です。
また看護師については、病棟と通所それぞれで募集しています。医療的ケアを必要とする利用者さんの日常生活の支援をはじめ、ご家族とのコミュニケーションやチーム内の連携など、幅広い場面で活躍していただけます。
ー応募条件や、求める人物像を教えてください。
募集職種ごとに必要な資格はありますが、何よりも大切にしているのは「人に寄り添う姿勢」です。
たとえば当施設では、経験の長さよりも「相手の立場で考え、チームで支えようとする気持ち」のほうを重視しています。それは重症心身障がいのある方々と関わる仕事が、医療的な判断力だけでなく、日々の小さな変化に気づけるやさしさが求められるからです。
また、当センターでは職種間の連携をとても大切にしています。医師・看護師・リハビリ職・保育士・介護職など、多職種が一緒に一人の利用者さんを支えていくため、「チームで動くことを楽しめる方」や「周囲と協力しながら学べる方」であるほど、活躍しやすいです。
そして何より、「目の前の人の“できること”を信じて、一緒に成長していける方」との相性が良い職場です。そうした温かい気持ちを持つ方と、これからのセンターを一緒に支えていきたいと思っています。