「子どもたちが暮らす場所」として支援する川崎市唯一の障害児入所施設|社会福祉法人同愛会 川崎市中央療育センター
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神奈川県川崎市で唯一、知的障害のあるお子さまが安心して暮らし、成長していける環境を提供している社会福祉法人同愛会 川崎市中央療育センター。同愛会が運営する40以上の事業所のなかでも、障がい児の生活全体を支える入所機能をもつ拠点としてサポートを提供しています。
今回は、若手スタッフ(児童指導員)の山田さんにご参加いただき、センターの雰囲気や働く環境、やりがい、安心して働ける福利厚生についてお話を伺いました。
目次
若手×ベテランが支え合いながら働く環境
「一人にしない」育成スタイルがスタッフの成長を支える
資格や経験だけでなく、「子どもへのまなざし」を重視しています
子どもたちの「暮らし」と成長を支える川崎市唯一の障害児入所施設
―同愛会そして川崎市中央療育センターの事業内容について教えてください。
まず、同愛会は、知的障害児者、高齢者向けの福祉サービスを総合的に提供する法人です。横浜・川崎・東京に40か所以上の事業所をもち、入所支援・通所・グループホームなど多様なサービスを展開しています。
そのなかで川崎市中央療育センターは、知的障害のある、あるいはその可能性があるお子さまが「地域の中で自立して生きていくこと」を大切にして支援を提供する福祉施設です。療育や生活支援、相談などを通して、日常の中でできることを少しずつ増やしていけるようサポートしています。
また川崎市中央療育センターでは、朝の起床から夜眠るまで、食事や入浴、学校への送迎など、生活にかかわる場面をすべて支えています。悩みを抱える保護者の方も多く、子どもの支援とともに、信頼される存在を目指しています。
さらにセンターの雰囲気がよく、非常に働きやすい環境です。先輩・後輩という垣根もなく、相談しやすく、質問すれば細かく教えてくれる文化があります。私も入職した当初はわからないことばかりでしたが、先輩に助けてもらい、少しずつできることが増えました。
―川崎市中央療育センターの魅力や他施設との違いは何ですか?
当施設の魅力は「ここでしかできない支援」です。
川崎市で障害児入所機能をもつのは当施設のみで、生活全体を支えながら成長を見守る役割を担っています。日々の生活をともにし、一つひとつの経験を大切にしています。
また、最新システムを導入した施設ではありませんが、それは方針によるものです。ここは子どもたちの「暮らす場所」であるため、過度な監視よりも、職員が目で見て声をかけ、触れ合いながら安心をつくる支援を大切にしています。
若手×ベテランが支え合いながら働く環境
―川崎市中央療育センターでは、どのような人たちが働いていますか?
当施設では、入所支援のチームだけで約60名ほどおり、隣接する通園の部門を含めると100名以上のスタッフが一緒に働いています。
大きな組織ではありますが、職種や経験が偏っているわけではなく、20代の新卒から50代・60代のベテランまで、幅広い年齢層が自然に混ざり合って働いていることが特徴です。
なお全体の平均年齢はおおよそ30代が中心となります。毎年新卒の方が入ってきて、そこで一緒に成長してくれる人も多いので、20代のスタッフは着実に増えています。その一方で、現場を支えるベテランの方々もしっかりいて、知識や経験を惜しみなく教えてくれるので、若いメンバーも安心して働ける環境があります。
また、男女比はおおよそ6:4で女性が多いですが、力仕事や身体を使った支援もあり、男性も活躍できる環境です。
そして当施設のなかでも印象的なのが、年代や性別に関係なく、誰でも相談し合える空気があることです。20代が50代に質問するのも当たり前で、キャリアの壁のようなものを意識する場面はほとんどありません。そのため、若い方も経験者の方も、それぞれの強みを活かしながら働ける場所だと思います。
―川崎市中央療育センターへ入職したきっかけは何が多いですか?
まず私自身の入職のきっかけですが、学生時代に学んだ児童福祉がベースにあります。
大学では障害児支援について学ぶ機会が多く、実習で同じような入所施設を経験したことが大きな転機でした。そのときに「一人ひとり違う個性を持つ子どもたちの力になりたい」と強く感じ、卒業後も福祉の仕事を続けたいと考えるようになりました。
その後、川崎市で施設を探していたところ川崎市中央療育センターを見つけ、見学した際に「ここで働きたい」と直感的に感じたことを覚えています。設備の立派さより、スタッフが子どもに向けるまなざしや空気が柔らかくて、安心感がありました。それが最終的な決め手になりました。
また、転職で来た職員の入職理由はさまざまですが、私と同じように「見学」が決め手になるケースが多いように感じます。実際に施設の雰囲気を見て、子どもたちが自然に生活している様子や、職員同士が声を掛け合っている姿を見て「ここなら自分も働けそう」と感じる人が多いと聞きます。
実際に私は、入職してから「選んでよかった」と思う場面が何度もありました。子どもたちの成長を近くで感じられることはもちろんですが、学びが続いていく職場であることが大きいと思います。入る前に期待していた以上に、日々の経験が自分の糧になっています。
「一人にしない」育成スタイルがスタッフの成長を支える
―スタッフの研修制度やサポートについてはいかがですか?
私自身の体験ですが、入職したばかりの頃、一番悩んだのは子どもたちが私を受け入れてくれるまでの時間です。生活の場に突然「知らない大人」が入るわけですから、最初はぶつかることも多く、半年くらいはずっと悩んでいました。そして、そのときに力になってくれたのが先輩職員です。
一人ひとりの過去の経験や苦手なこと、安心できる声かけなど、細かい情報を共有してくれて、「その子に合った支援」を一緒に考えてくれました。声かけの引き出しが増えていく感覚があり、少しずつ関係が築けるようになりました。今振り返ると、この時期にコミュニケーション力が大きく伸びたと思っています。
また、当施設では研修制度も充実しています。入職1年目は、未経験から転職してきた人も含めて「初任者研修」が実施されており、障害の理解や支援の考え方について、グループディスカッション形式で深く学べます。この研修は年に3回あり、同じ時期に入ったメンバーと一緒に学べるので、自分の悩みを言葉にしたり、他の人の視点を知ったりする良い機会になっています。
ほかにも、資格取得についても法人がサポートしてくれます。福祉の仕事で必要になる資格は、勤務時間内で研修に参加でき、費用も法人が負担してくれます。何でも取得できるわけではありませんが、専門性を高めたい人にとっては大きな支援です。こうした制度があるので、キャリアアップを目指す人も安心して働ける環境だと思います。
―福利厚生は充実していますか?
まず、ベースとなる基本給が安定していることはもちろん、前年度の賞与は合計4.4か月、さらに年度末賞与もあったので、生活面の不安が少ない点が魅力です。また、住宅手当や扶養手当、通勤費の支給、退職金共済なども整っているため、長く働く立場から見ると「法人としての基盤がしっかりしている」という印象があります。
加えて、休暇についても取りやすい環境だと思います。4週8休のシフト制で年間休日は110日、夏季休暇・冬季休暇もそれぞれ3日ずつあります。有給休暇は入職3ヶ月後に10日付与され、希望を出せば基本的に取得できます。私自身も必要なときにしっかりと休めていますし、有給を消化できずに失効しそうな場合は事業所の方から声かけがあるくらい、積極的に取るように促してくれます。
残業時間も多くなく、月10時間に満たない方がほとんどです。「残業してまで仕事するものではないよ」と言ってもらえる職場なので、皆で声をかけ合いながら帰る雰囲気があります。
また、個人的に便利だと感じているのは、横浜市の福利厚生サービス「浜フレンド」です。映画館の割引や宿泊施設の優待、ディズニーの割引まで使えるので、私もよく利用しています。毎月情報が配られるので、自分に合うものを見つけて活用できるのが魅力です。同じように使っている職員も多いです。
資格や経験だけでなく、「子どもへのまなざし」を重視しています
―川崎市中央療育センターでは、どのようなスタッフを募集していますか?
現在、保育士・児童指導員・看護師・理学療法士・言語聴覚士・社会福祉士・精神保健衛生士・介護福祉士・介護職の常勤、そして支援員の常勤とパートを募集しています。
なお、当施設では資格や経歴だけで求職者を判断せず、人柄を大切にした採用を行っています。専門職としての経験がある方はもちろん歓迎ですが、福祉分野が初めてという方でも、子どもたちと向き合う姿勢があれば活躍できる環境です。
この仕事は特に、子どもたちの毎日の生活を支えながら、ほんの小さな成長や変化を一緒に喜べることが大きな魅力です。そのため「子どもの笑顔が好き」「相手の気持ちを想像しながら行動できる」「チームで取り組むことが好き」という方はぴったりだと思います。できないことができるようになった瞬間や、新しい表情を見せてくれた時の喜びは、職員同士でも共有できますし、その積み重ねが自分自身の成長にもつながります。
実際、子育て経験のある方や保育・療育の経験者は声かけや関わり方に深い視点があり、周りも学ぶ場面が多くあります。一方で、未経験の方でも「平等にコミュニケーションを取る姿勢」や「一人ひとりを大切にするまなざし」を持っている方は大きな力になっています。
ですので、子どもたちの成長とともに自分も成長していきたい。そんな気持ちを持った方と一緒に働けることを楽しみにしています。
―求職者の方に向けて、メッセージをお願いします。
障害児入所施設での仕事に、不安を感じている方も多いと思います。
ただ、少しでも「ここで働いてみたい」「子どもたちの成長を支えたい」と思ってくださっているなら、ぜひ一度見学に来てください。想像だけでは分からない温かさや、子どもたちの表情の変化、職員同士の助け合いの雰囲気を感じてもらえるはずです。
また当施設には、日々の小さな変化を一緒に喜べる仲間がいて、困ったときは周りが必ず支えてくれます。子どもたちは本当に可愛く、まっすぐです。一緒に関わるなかで、きっとご自身も成長を感じられる環境だと思います。
迷っている方こそ、ぜひ見学から一歩踏み出してみてください。一緒に働ける日を楽しみにしています。