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在宅だからこそできる「看護」を学べる!挑戦と成長を支える職場環境とは|医療法人敬愛会 訪問看護ステーション敬愛

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

埼玉県越谷市を中心に、24時間体制の訪問看護と専門的な訪問リハビリテーションを提供している医療法人敬愛会 訪問看護ステーション敬愛。経験豊富な看護師と、リハビリテーション天草病院で研鑽を積んだ理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がチームとなり、病気や障害を抱えながらも「住み慣れた自宅で安心して暮らしたい」という利用者さまの想いを支えています。

今回は、所長の大澤さん、法人事務局次長の戸辺さんにご参加いただき、職場の雰囲気や働く環境、キャリアサポート、安心して働ける福利厚生についてお話を伺いました。

目次

24時間体制の訪問看護サポートを提供する老舗ステーション

―訪問看護ステーション敬愛の事業内容について教えてください。

訪問看護ステーション敬愛は、リハビリテーション天草病院を母体とする訪問看護ステーションです。越谷市で事業を始めてから20年以上が経ち、地域に根付いた「老舗」として信頼を積み重ねてきました。

私たちが最も大切にしているのは、「住み慣れた家で安心して暮らしたい」という利用者さまの願いに寄り添うことです。その思いを支えるために、看護師とリハビリ職がチームで連携し、生活全体を支援する意識で24時間体制の在宅看護を提供しています。「看病する・治療する」という枠にとどまらず、人生そのものをサポートする姿勢を重視しています。

現在は7歳〜90代まで、124名の利用者さまがサービスを利用されています。疾患は幅広く、脳梗塞や脳疾患の後遺症、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、慢性心不全、パーキンソン病などの神経難病の方が多くいらっしゃいます。

医療保険で利用される方のなかには、脊髄損傷や脊髄性変性症など、重度疾患を抱えるケースもあります。小児では、脳性麻痺、発達障害、自閉症の方との長期的な関わりも続けています。

―訪問看護ステーション敬愛の魅力や他施設との違いは何ですか?

訪問看護ステーション敬愛の魅力を一言で表すなら、「病院品質のチーム医療を、そのままご自宅へ届けられること」だと思っています。

私たちの母体はリハビリテーション天草病院で、回復期リハビリテーションを経験したスタッフたちが、そのまま在宅を支えているのが最大の強みです。病棟で培った評価方法やポジショニング、リスク管理が、訪問の現場でも自然と活きてくる。看護とリハビリが常に情報共有しながら同じ方向を向くことで、一人をチームで支えるという姿勢が崩れません。

また在籍している看護師も経験豊富で、年代やバックグラウンドはそれぞれ異なりますが、そういったなかで共通しているのが「その人に合ったケアを提供したい」という考えです。ケアマネジャーや主治医、地域の多職種と連携しながら、その方が自宅で暮らし続けるために何が必要かを一緒に考えていく。病院のように医療者主体ではなく、地域とご本人を中心に置いた関わりができるところが、敬愛ならではの魅力だと思います。

特に当施設がある埼玉県東部は、これから高齢化が加速し、孤立や施設入所が難しいケースも増えていきます。「最期まで住み慣れた地域で暮らしたい」という利用者様の願いに応えるためにも、訪問看護だけで終わるのではなく、看護の視点とリハビリの視点、両方でQOLを高め続けることができるステーションでありたい、それが敬愛が目指す姿です。

安定し、挑戦しやすい職場環境が魅力のステーション

―訪問看護ステーション敬愛では、どのような人たちが働いていますか?

当施設のスタッフはみんな、人にやさしく、チームで支える意識を大切にしています。

現在の看護師は5名(男性1名・女性4名)、リハビリ職も同じく5名です。そして今、新しく看護師6人目を迎えようとしており、小規模ながらも協力しやすい環境ができています。少人数ですが、それが逆に良い意味での距離の近さにつながっています。

業務中は、誰かが悩んでいればすぐ声をかけ、わからないことがあればカンファレンスやチャットで相談する文化があります。一人で抱え込むのではなく、情報を共有しながら一人の利用者さまをチームで支える体制を整えており、「訪問は一人でも、看護は一人じゃない」という考え方を何より大切にしています。

またスタッフの経歴や年齢はさまざまです。病院で長く経験を積んだ看護師もいれば、在宅医療に挑戦したいと転職してきたメンバーもいます。さまざまな経歴の方が働く職場だからこそ、常に新しい視点から学び合える環境が生まれています。

ースタッフが現在の職場を選んだ理由や決め手を教えてください。

スタッフが当施設を選んだ理由としてよく聞くのが、「安心して挑戦できる環境があること」です。

最近入職した看護師に理由を聞いたところ、決め手は母体がリハビリテーション天草病院であり、組織基盤が安定している点だと話してくれました。500人規模の法人が運営しているため、コンプライアンスが整っていて必要な情報が職員へきちんと共有される環境があります。ワンマン経営ではなく、病院としての責任と説明が明確な組織で働ける安心感が、新しいチャレンジへの背中を押したそうです。

一方で別の看護師は、病院と施設どちらも経験したうえで、次のステップとして「在宅看護に挑戦したい」という思いで入職されました。病院では患者さまが病院の時間で過ごすのに対し、訪問看護では生活の時間に入り、その人が暮らす場所で支えることになります。家族と過ごす空気を感じながら、その人らしい生活を守る形の看護に魅力を感じ、敬愛を選んでくれました。

自分らしく成長できる環境と、続けやすい働き方支援

ースタッフの研修制度やサポートについてはいかがですか?

訪問看護ステーション敬愛では、自分が身につけたいスキルを主体的に選べる仕組みを大事にしています。

たとえば、受けたい研修がある際には手を挙げていただき、法人から年間5万円まで研修費の補助が出ます。資格取得や専門分野の勉強など、自分の意欲次第で学びを深められるのが特徴です。

特に今年度からは、オンラインでeラーニング形式の研修を受けられるシステム「iBow」を導入しました。導入前は「忙しくて研修に参加できない」という声もありましたが、今は隙間時間や自宅でも受講できるようになり、法定研修や基礎知識の習得が進みやすくなりました。全員が同じ知識を共有できることで、チームとしてのレベルも自然と底上げされている感覚があります。

また当施設で働けば、専門スキルだけでなく、人としての成長が大きいと感じる場面もあります。

例として、在宅看護では、人生の大先輩である利用者さまとコミュニケーションをとりながらサポートを提供します。関わる時間が長いため、病院では出会えない人生観や価値観に触れる機会が多く、何気ない会話から学べることがたくさんあります。また、ケアマネジャーや他職種の方と連携する機会も多いことから、広い視野や考え方が自然と身につき、自分のコミュニケーションや物事の捉え方も変わっていきます。

ー福利厚生は充実していますか?

当施設では、制度を増やすより「働きやすさと待遇で支える」方針を取っています。形だけの制度が並ぶより、日々の仕事がしやすく、安心して働ける仕組みを重視しているのが特徴です。

給与については固定残業代を含む形を採用しています。訪問看護は記録や計画書作成など、細かな業務が積み重なりやすく、時間管理が見えにくい仕事です。その状況を踏まえ、基本給に加えて月20時間分の残業代をあらかじめ支給する方式に切り替えました。その結果、長時間残業が前提にならない働き方が根付き、持ち帰り業務も減少傾向にあります。

また、有給休暇は「希望すれば遠慮なく取れる状態」を大切にしています。10名規模のステーションでは一人欠けると負荷が偏りやすいため、法人内の他拠点と連携し、休みをサポートできる体制を整えています。育児休暇も同様で、申請を積極的に受け入れる姿勢を取っており、無理なく続けられる環境となっています。

在宅でしか得られない看護を、ともに支えてくれる方へ

ー訪問看護ステーション敬愛では、どのようなスタッフを募集していますか?

現在、当施設では訪問看護を担当する常勤看護師を募集しています。

今回募集をかけているのは、24時間対応サービスの開始によってご利用者が増えているためです。昨年から24時間対応を始めたことでご依頼が大きく伸び、今年4月にも看護師を増員しました。ただ、その方が退職されることになり、現在のスタッフ体制を維持しながら、よりサービスを充実させるために新しい仲間を募集しています。

なお、ブランクがある方も歓迎しています。訪問看護の経験そのものは必須ではありませんが、基本的な臨床経験があると安心して働けます。

また、求めている人物像は、協調性があり、情報共有を大切にできる人です。訪問は一人で伺いますが、利用者を支えるのは一人ではありません。同じ利用者に複数の看護師が関わり、緊急時にも誰でも対応できる体制を作っています。そのため、報告や相談ができるコミュニケーションの力、そして「人が好き」という気持ちを大切にできる人と一緒に働けると幸いです。

ー求職者の方に向けて、メッセージをお願いします。

訪問看護には、病棟では味わえないやりがいがあります。利用者さまと1対1で向き合う時間が長く、「来てくれてありがとう」と心から感謝される瞬間も多くあります。そのような生活の場で、その人らしさに寄り添いながら看護できるのは、在宅だからこそできることです。

その一方で、訪問看護には責任も伴います。お住まいの家に訪問する以上、判断力や観察力が求められ、病棟のように仲間とすぐに相談できない場面で悩んだり、迷ったりすることもあります。しかし、当施設では看護師を一人に任せきりにする体制ではありません。同じ利用者さまに複数の看護師が関わり、情報共有や相談ができる仕組みを整えています。

在宅看護に興味がある方、利用者さまとじっくり向き合う看護をしたい方は、ぜひ一度お話しできれば嬉しいです。働き方や不安なことについて、丁寧にお答えします。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。

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