残業は月平均5時間 資格取得助成制度あり 脊髄損傷に特化した専門病院|独立行政法人労働者健康安全機構 北海道せき損センター
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独立行政法人労働者健康安全機構「北海道せき損センター」は、道内唯一の脊髄損傷医療に特化した病院です。3つの病棟で計157床を有し、最先端のせき損医療と、幅広い診療科による地域医療の2本柱で医療看護を実践しています。看護部は全員の顔が見えるアットホームな雰囲気で、和気あいあいと病棟を越えて協力しながら働いています。年間平均取得実績15日の有休に加え、夏季休暇が5日間付与されるため、ワークライフバランスをとりやすい環境です。
北海道美唄市で、長年にわたって地域住民に医療を提供してきた北海道せき損センター。看護部のキャリア教育はクリニカルラダーとせき損に特化したラダーの2本立てで、実践的なスキルが身につきます。特定行為研修も病院にいながら受けられるほか、専門・認定看護師の資格取得助成制度も整っています。また月5000円程度で利用できる単身赴任用の宿舎があります。今回は、看護部長の喜多さんに、働く環境と職場の雰囲気に関して詳しくお話を伺いました。
目次
残業は月平均5時間 有休付与実績は年間平均15日 部署を越えて協力するアットホームな雰囲気
資格取得の助成制度あり 2本立ての教育システムで、せき損の専門スキルも身に付く
北海道唯一のせき損医療の専門病院
―北海道せき損センターは、どのような病院ですか。
当院は北海道唯一の脊髄損傷の専門病院で、労働者健康安全機構に属する32の労災病院グループの1つです。特に頚髄損傷の患者様が多く、超急性期の緊急入院・緊急手術から慢性期・回復期まで対応し、社会復帰を目指して治療を行っています。
全部で157床を有しており、病棟は3つあります。1つはせき損患者様が中心の障害者病棟です。残り2つは急性期の病棟で、整形外科の脊椎疾患の患者様が入院する病棟と、内科・外科・循環器科・整形外科の混合病棟です。せき損に特化している病院ではありますが、ほかの診療科でも入院を受け入れています。
―今回募集している職種と、具体的なお仕事内容、1日の流れをご紹介いただけますか。
主に看護師を募集しています。
看護師は通常の病棟業務と、外来・手術室に配属されています。
日勤は朝の8時15分に勤務を開始し、まず採血を一斉に行います。その後、8時45分から9時まで朝のミーティングを行います。9時から回診が始まると、患者様の体調確認や注射など、日々のケアを行います。その後、お昼休憩を45分挟んで17時まで患者様のケアに当たるのが1日の流れです。
当院は8時間3交代制なので、準夜勤の勤務が15時45分から0時30分まで、深夜の勤務が0時から8時45分までという勤務形態をとっています。
―スタッフの皆さんは、どんなことを大切にしてお仕事にあたっていますか。
看護部では「心に寄り添い、想いに応える看護を目指します」という理念を掲げています。職員は常にこの理念を心において、看護を実践していますね。
例えばせき損の患者様の場合、受傷直後は生命の危機に直面しますが、その危機を脱しても自分の新しい体を受け入れるにはかなり時間がかかります。その心の揺らぎに看護師が伴走し、患者様がご希望に沿った社会復帰ができるまで寄り添う姿は、特に私たちの理念を体現したものだと思います。
―北海道せき損センターで働くやりがいをどんなときに感じますか。
患者様が社会復帰されて、お家に帰られていく過程がうまくいった時はとてもうれしいですね。また、患者様が以前はできなかったことを私たちのケアや装具の工夫などによって少しずつできるようになり、社会復帰に向けて気持ちが前向きになっていく場面では、スタッフ一同、やりがいを感じています。
残業は月平均5時間 有休付与実績は年間平均15日 部署を越えて協力するアットホームな雰囲気
―職員の皆さんの雰囲気について教えてください。
病院全体では職員が230名程度おり、看護部は看護補助者も含めて120名程度です。157床の小さな病院なので、看護部は全員顔見知りのアットホームな雰囲気ですね。和気あいあいとしていて、節度を保ちつつ楽しそうに仕事しています。看護部以外でも、だいたいの職員の顔と名前は一致します。
正規看護職員の平均年齢は41歳で、30代が少なめです。若手とベテランが多く、いわゆる中堅層が少ないのが特徴ですね。看護部のうち男性は現在8名で、全員が病棟勤務をしています。
―普段、仕事上のコミュニケーションはどのようにとっていますか。
その日のリーダーを中心に業務を割り振り、ヘルプを求める声があれば、臨機応変に対応しています。体調不良の人がいてどうしても病棟勤務が組めないといった時は、オペ室やほかの病棟から応援に来てもらい、カバーできるよう工夫しています。
当院では年に3回は、師長が部署のスタッフと個人面談を行っています。それ以外にも困りごとがあれば相談してもらい、必要があれば看護部長である私に報告してもらっています。
ただ普段からコミュニケーションは密にとっているので、現場の職員のことは、仕事の様子や困りごと、目標まで日頃からだいたい分かります。職員の事情や希望に応じて積極的に支援できるよう、研修の希望があれば紹介したり、ラウンド中に声をかけたりしています。
―ワークライフバランス面のPRポイントについてうかがえますか。
看護休暇や介護休暇に関しては、希望があれば法定の上限までではありますが、休みを出しています。
また、夏期休暇が年間5日付与されます。一括か2分割で取るよう定められているので、もちろん部署の中で調整しながらではありますが、例えば夏休み5日の前後に土日を合わせ9連休にするといったことも、希望があればかなえるようにしています。
有休も毎年20日付与され、現在は年間平均15日程度の取得実績があります。前年度の残り分の有休が繰り越される制度もあり、最大40日からスタートして、余った分は次の年へとどんどん繰り越されていきます。年休15日に夏期休暇5日が加わるので、希望に沿った休みが取りやすい環境です。
当院は2次救急の告示医療機関ではないので、基本的に時間外の緊急入院は、せき損患者様だけです。ですので、ほかの急性期の病院に比べると夜間の緊急入院はほぼありません。時間外労働も月間平均5時間程度で、ほかの急性期病院に比べると大幅に少ないと思います。
―DXなど業務改善の取り組みはしていますか。
医療DXはこれから力を入れて取り組んでいきたい分野です。2025年7月に電子カルテが導入されて、現在はカルテの重複記録を減らせるよう教育している途中です。
またバイタルサインを電子カルテと連動させて、自動でデータが反映するシステムを導入したので、タイムラグなく正確な情報が入るようになりました。
―待遇や福利厚生面でのPRポイントはありますか。
俸給と賞与は病院独自ではなく、属している法人である労働者健康安全機構の規定に沿って支給されます。賞与は年に2回あります。
また単身赴任用の宿舎があり、宿舎費が月額3872円、光熱費が900円と、かなりお得です。寒い地域なので、もちろん暖房は完備されています。冷房も設置できるよう、現在病院を挙げて取り組んでいます。
資格取得の助成制度あり 2本立ての教育システムで、せき損の専門スキルも身に付く
―北海道せき損センターで働くことで、どんなスキルを身につけられますか。スキルアップに向けた支援はありますか。
院内教育システムは、労働者健康安全機構の看護部で定められたキャリアラダーに沿って組んでいます。オンデマンドの研修もあり、病院でも家でも好きな時に学習できる体制を整えています。
当院はせき損の医療と看護を提供する病院なので、通常のキャリアラダーとは別にせき損看護のクリニカルラダーも立ち上げています。せき損の患者様に特化した教育計画を立て、ラダー別で新人からレベル4までの研修計画を組んでいます。2本立ての教育システムで、両方とも学習を進める形です。
認定看護師、専門看護師に進みたい職員には助成制度もあり、病院を休職して進学が可能です。給料もある程度保障されているので、生活に困らずに学習を進めていけます。
ちなみに、看護師特定行為研修を当院にいながら受けることができるのも当院のメリットです。
―キャリアパスについて教えてください。
管理職への昇進を希望する場合は、機構本部での試験と所属長の推薦が必要です。試験に合格するかどうかは、機構本部での面接の結果次第ではありますが、希望する職員は年1回の昇進試験のチャンスに推薦しています。
―求める人材像について教えてください。
看護部の理念に共感していただける方、「心に寄り添い、想いに応える看護」を体験したいと思う方においでいただきたいと思っています。
ほかの病院から来た職員からも、理念への共感が入職の決め手となったという声が非常に多いですね。
私たちの看護部の理念に共感して、一緒にせき損看護をやってみたいと思ってくださる方がいらっしゃれば、ぜひご応募ください。一緒に働きましょう。