職員の声を反映した、福利厚生が充実の職場。敷地内に保育所併設で子育て職員も安心|社会医療法人三車会 貴志川リハビリテーション病院
- 更新日
日々、患者さんや利用者さんと向き合う医療・福祉の仕事だからこそ、職員同士が支え合い、安心して声をかけ合える環境があるかどうかは、仕事のやりがいや働き続けやすさに直結します。
和歌山県紀の川市にある貴志川リハビリテーション病院は、急性期から回復期までを担う168床のケアミックス病院として、地域に根ざした医療を長年にわたり提供してきました。専門職が多職種で連携しながら、患者さん一人ひとりの回復とその先の生活を見据えた医療に取り組んでいます。
今回お話を伺ったのは、同院の総務課主任として人事・採用・福利厚生など「職員が安心して働ける環境づくり」を幅広く担う花本さんです。花本さんは現場の声に日々耳を傾けながら、制度や仕組みを形にしてきた存在でもあります。
職場の雰囲気、職員同士の関係性、子育てと仕事の両立、働きやすさへの工夫—。花本さんの言葉を通して、求人票だけでは伝わらない貴志川リハビリテーション病院のリアルな魅力を探りました。
目次
若さと活気があふれる、職種の垣根を越えた職場
ー貴志川リハビリテーション病院の特徴や、職場の雰囲気を教えてください。
当法人は設立から27年ほどですが、医療法人としては比較的若い組織だと思います。病院単体では約300名の職員が在籍しており、なかでもリハビリテーション部門は100名以上と規模が大きいのが特徴です。
毎年、新卒職員の入職もありますので、職場全体の年齢層は業界でも若い方かもしれません。介護部門を含めた法人全体でも平均年齢は40歳を切っており、なかなか活気のある職場です。
若い職員が多いことで日常的なコミュニケーションが取りやすくなり、そのおかげで新しい意見や提案はよく出る職場だと思います。「まずはやってみよう!」という前向きな空気感は、この年齢構成ならではかもしれません。
もちろん各部署に経験豊富なベテラン職員もいて、そんな先輩方は心強い存在です。年齢や職種に関係なく声をかけ合いながらチームとして仕事を進めていく。そういった雰囲気は当院の自慢です。
―新卒職員の定着率が高いとお聞きしましたが、その理由についてどのように感じていますか。
そうですね。大きな理由のひとつは、教育体制と人間関係の両方が整っていることだと思います。リハビリや看護については、実習病院として長年教育に力を入れてきましたし、段階的に業務を覚えられる仕組みが確立されています。事務部門でも専門学校の実習生を受け入れるようになり、若手を「育てる」という意識が職場全体に根づいてきていると感じています。
人間関係の面でいうと、悩みを抱えにくいということも大きいかもしれません。分からないことや不安なことをそのままにせず、周囲に相談できる環境というのは新卒職員にとって特に大きいですから。そうした安心感が「ここで続けていこう」と思える理由につながっているのではないでしょうか。
部活動やイベントが生む、職員同士のつながり
―院内の部活動やイベントについても教えてください。
はい。当法人では職員同士の交流を深める取り組みとして、部活動やイベントが活発に行われています。現在はソフトボール部とボウリング部があり、ソフトボール部は昨年、県大会で優勝するなど、職員の間でも大きな話題になりました。
また、「みくるまファーム」という農園活動も行っており、黒豆の収穫などを通して交流の場になっています。普段はなかなか接点のない職員同士が関わることができるのも、こうした取り組みの良さだと感じています。
そんななか、新しく立ち上がったのが「よさこい部」です。実は発起人は私なのですが、北海道出身で学生時代によさこいソーランに打ち込んでいた経験があり、「いつかここでもやってみたい」と思い続けていたんです。若い職員が多い職場なので声をかけてみたところ、想像以上に前向きな反応があり、実現に至りました。
もちろん,部活動への参加は強制ではありませんが「やってみたい」と思ったことを形にしやすい空気があるのは、この職場ならではだと思います。仕事以外の場面でもつながりが生まれることで、日常の業務においても声をかけやすくなり、より良いチームワークにつながっていると感じています。
―よさこいを地元の方や施設の利用者さんの前で披露されたそうですね。みなさんの反応はいかがでしたか。
そうなんです。施設で披露した際には利用者さんが笑顔で手拍子してくださったり、なかには涙を流して喜んでくださる方もいて…。想像以上にあたたかい反応をいただき、やって良かったと心から感じました。
音楽や踊りには人の気持ちを動かす力があると改めて感じましたね。普段はなかなか体を動かす機会が少ない方でも、鳴子を鳴らしたりリズムに合わせて手を動かしたりと、自然に参加してくださる姿には私も熱くなるものがありました。
リハビリの職員からも「普段よりも手がよく動いていたよ!」「あんなに楽しそうな表情はなかなか見られないね!」といった声が聞かれました。楽しさや感動というものは、きっとリハビリへの前向きな気持ちにつながるのだと感じ、本当にうれしかったですね。
―他にも、職員同士の親睦を深めるような催しやイベントはありますか。
はい。互助会の取り組みとして、日帰り旅行や一泊旅行を定期的に実施しています。部署や施設に関わらず参加できるため、普段はあまり接点のない職員同士が交流できる貴重な機会です。
前回の一泊旅行には80名以上の職員が参加したんですよ。法人全体で見ると参加人数としては決して少なくなく、バスを複数台出しての開催となりました。業務の都合で調整が必要な部署もありましたが、現場で協力し合いながら、多くの職員が参加できたのは印象的でした。
旅行中はプライベートな話で盛り上がる場面も多く、新たなつながりがたくさん生まれていたようです。こうした関係性は、日常の業務においても声をかけやすい雰囲気づくりに間違いなくつながっています。
子育て世代にも優しい、柔軟な働き方と制度
―子育て中の職員も多いと伺いました。
そうですね。子育てをしながら働いている職員は年々増えていますし、そのなかで大きな支えになっているのが、院内敷地内にある託児施設「そらな保育園」の存在です。
そらな保育園は病院のすぐ隣にあるため、送迎のために遠回りをする必要もありません。通勤動線上で子どもを預けられるのは、当院で働く大きなメリットになるかと思います。急にお子さんの体調が悪くなった場合でもすぐに様子を見に行けますし、精神的な負担が少ないという声も多いです。
小さなお子さんがいる職員にとっては、「何かあったらすぐ迎えに行ける」という安心感は本当に貴重なことかと思います。実際に利用している職員のなかには、「ここがあるから復職を決めた」といった方もいるくらいですから。 子育てはどうしても予測できないことが多いですが、そうした状況を前提として受け止めている当院の姿勢は、しっかりとお伝えしたい部分です。
―子育てと仕事を両立するうえで、働き方の柔軟さや職場の理解はいかがでしょうか。
制度面については時短勤務や時間単位で取得できる有給休暇などもあり、かなり整っていると思います。産休・育休の取得も特別なことではなく、当たり前の選択肢として受け止められていますし、最近では男性職員の育休取得も増えているんですよ。
もちろん、制度はただ整えればいいというわけではありませんから、「実際に使いやすいかどうか」は常に意識している部分です。その点、当院では子どもの体調不良や学校行事などへの理解が非常に深く、急な相談であっても「どうぞどうぞ」という反応が返ってきますから安心してくださいね。
―法人内異動という選択肢には、どのようなメリットがあるとお考えですか。
はい。当法人には病院だけでなく、クリニックや介護施設など複数の事業所があります。そのため、ライフステージや働き方の希望に合わせて、法人内で異動するという選択肢もあるんです。
メリットとしては、たとえば子育てや家庭の事情で夜勤が難しくなった場合、退職を選ばずに勤務形態の合う部署へ移るといったことが可能です。一度環境が変わったとしても、状況が落ち着いたタイミングで再び病院に戻るということもできますね。
何かあるたびに新しい職場でまたいちから慣れるのは大変ですから、法人の方針や職員同士の関係性を維持したまま働き続けられることは、精神的な負担の軽減にもつながるはずです。こうした点は、医療・介護の仕事を長く続けたい方にとって大きな安心材料になるのではないでしょうか。
現場の声から生まれる、働きやすさへの投資
―業務効率化への投資についてはいかがでしょうか。
はい。当院では電子カルテはもちろん、薬剤部では錠剤全自動分包機などのシステムを取り入れることで、日々の業務負担を軽減する取り組みを進めています。単に新しい設備を入れるというよりも、「現場が少しでも楽になるかどうか」という視点で導入を検討しています。
きっかけとなるのは、実際に働いている職員の声です。「ここが大変」「この作業に時間がかかる」といった現場の意見を拾い上げ、AIやテクノロジーの活用なども含めて改善につなげています。
業務の効率化が進むことで、時間や気持ちに余裕が生まれます。そのぶん、患者さんや利用者さんと向き合う時間を大切にできる。そうした好循環をつくることが、結果的に医療の質の向上にもつながっていくと信じています。
―福利厚生について教えてください。
福利厚生でいうと、たとえば会員制リゾートホテルを特別価格で利用できる制度や、近隣のスポーツジムを無料で利用できる取り組みなどは、仕事以外の時間も大切にしてほしいという思いから導入してきました。
なかでも反響が大きかったのが、お惣菜や軽食を24時間好きなときに食べられる福利厚生サービスの導入です。物価高騰が続くなか、賃金とは別の形で職員を支援できないかと考えたのがきっかけでした。院内に設置された冷蔵庫から、手軽に野菜や軽食を購入できる仕組みで、日々の食事の補助として多くの職員に活用されています。
結果的にこの取り組みは単なる福利厚生にとどまらず、職員同士のコミュニケーションのきっかけにもなりました。若い職員が年配の職員に使い方を教えてあげたり、商品についてちょっとした会話が生まれたりと、コミュニケーションにもつながっています。
これからも「あったらいいな」という現場の声を大切にしながら、職員にとって本当に役立つものを形にしていきたいと考えています。
―最後に、これから貴志川リハビリテーション病院での勤務を検討している求職者の方へ、メッセージをお願いします。
医療や介護の仕事を選ばれる方は、きっと「誰かの役に立ちたい」「人の支えになりたい」という思いを少なからず持っていると思います。私たちは、そんな想いを大切にできる方と一緒に働きたいと考えています。
少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一度、実際の雰囲気を見に来てください。ここで働く自分の姿を想像しながら、前向きに検討してもらえたらうれしいです。