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男性職員が多く働きやすい職場◎離職率の低さが自慢です|特別養護老人ホーム成田苑

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

夜勤や不規則な勤務体系、入居者の重度化に伴う介護負担の増大など、働く環境の厳しさから離職率が高いと言われている介護業界。一方で、千葉県にある特別養護老人ホーム成田苑では、「月平均の残業2〜3時間」や、「賞与以外でのプチボーナス支給」など、スタッフひとりひとりが前向きに働ける環境づくりに力を入れています。
業界水準よりも低い離職率を達成している成田苑では、「働きやすい職場環境」を目指す中で、“スタッフの定着率の高さに伴う、入居者へのより良いケアの提供”という好循環が生まれているようです。
今回は成田苑の採用担当である池上さんにお話を伺い、同施設が目指す「働きやすい職場環境」の秘訣について探ってみました。

目次

1.若い職員が多く、活気ある職場

ー職員の雰囲気や空気感を教えてください。

はい。当施設は職員の平均年齢が35歳前後と若いこともあり、明るく活発な職場です。若手の職員でもアイデアや意見を自由に言える雰囲気のため、お互いに刺激し合える職場環境が生まれているのだと思います。

また、「新しいことに挑戦しやすい」というのも当施設で働く魅力の一つです。“経験豊富なベテラン職員”も、もちろん居なくては困る貴重な存在なのですが、ベテランばかりだと新しい取り組みや制度に抵抗を感じやすい、という側面も少なからずあると思います。

当施設では「やったことのないことでも、まずは一度チャレンジしてみよう」という意識が根付いています。ひとりひとりの自主性を尊重し可能性を引き出すことが、若手職員の活躍につながっているのではないでしょうか。

もちろん、職員の若さだけで「新しいものを積極的に取り入れる職場」ができる訳ではありません。意欲的に仕事に取り組むスタッフが多いからこそできることであり、経験が浅くても自分の力を存分に発揮できる環境で、「自分が職場の同僚や入所者の方に貢献している」という自覚を持てることも重要なことだと考えています。

子育て中の職員でも働きやすい環境や制度はありますか?

系列の病院にある託児所を優先的に利用できるなど、子育てしながらでも安心して仕事に取り組める環境が用意されています。男性職員も育児休暇を取りやすくするための「産後パパ育休」という制度もあるんですよ。男性の育児休業取得率は世間的にはまだまだ低い状況ですが、当施設では男性職員にも積極的に育休を取ってもらえるよう働きかけています。子育ては夫婦で協力して行うものですから、それをサポートする職場の理解と制度は必要不可欠ではないでしょうか。

実際にこの制度を利用した男性職員からは、「子育ての大変さを実感する良い機会になった」「妻の育児の負担を分かち合えた」などの声が聞かれました。

さらには産休・育休明けの職員に関しては、個々の事情に合わせて勤務時間を調整することで、復職のハードルを下げる工夫もしています。新しい家族が増え、幸せ溢れるプライベートがあることは、職員の大きなモチベーションになると信じていますので、これからも子育て中の職員が働きやすい職場になるよう努力したいと思います。

男性職員の比率が高いのも成田苑の特徴だと伺いました。男性ならではの視点やスキルを活かせる場面はありますか?

はい。ありがたいことに当施設では男性職員の割合が2割を超えており、業界水準から見ても男性が多い職場だと思います。一般的に、介護職は女性職員が多いイメージがありますが、力仕事も多く肉体的に負担の大きな仕事です。例えば、体の大きな入所者の方の移乗介助などは男性職員がメインで担当することで、女性職員だけでなく入所者の方の負担軽減にもつながっているようです。

パソコンの操作やちょっとした日曜大工なども男性職員の方が得意な場合が多く、こちらとしてもお願いしやすいですね。

また、レクリエーションの企画運営など体を動かすアクティビティでは、男性職員の企画力が光ります。スポーツ大会や運動会など男性ならではの視点を活かしたレクリエーションは当施設の人気イベントのひとつで、みなさんいつも楽しみにしているんですよ。

このように男女問わずお互いの良さを認め合い、協力し合える環境があることは、当施設の大きな魅力です。これからも性別の垣根を越えて、みんなで知恵を出し合いながらより良いケアを提供していきたいと思います。

2.効率的で働きやすく、プライベートも充実

ーICT化の取り組みについても積極的とのことですね。

はい。当施設ではタブレット端末を活用し、介護記録の作成やケアプランの閲覧などを行っています。積極的なICT化は業務効率の向上だけでなく、より質の高いケアの実現にも貢献しています。

以前は紙ベースで介護記録を作成していたため、記録の保管場所や情報共有の手段などさまざまな課題がありました。個人情報のため安易に持ち出すこともできず、事務所と現場を何往復もするなんてこともありましたね。タブレット端末を導入してからはリアルタイムで確認できるようになり、スタッフ間の情報共有がとてもスムーズになりました。

介護記録の作成にかかる時間も大幅に削減でき、入居者と向き合う時間が増えました。記録業務に追われることなく、入居者ひとりひとりとしっかりコミュニケーションが取れるようになったのは、一番嬉しい変化です。

タブレット端末の導入だけでなく介護ソフトの活用も進めており、ケアプランの作成やバイタルデータの管理など、さまざまな場面での業務効率の向上や人為的なミスの防止に役立てています。ITの導入には職員の教育も欠かせません。全職員が安心して機器を活用できるよう、今後もサポート体制を強化していきたいと考えています。

ー働きやすさを追求する職場環境づくりの一環として、ワークライフバランスにも配慮されているそうですね。

はい。当施設が職員のワークライフバランスを重視しているのは、質の高い仕事は充実したプライベートがあってこそだと考えているからです。

職員の家庭事情に配慮したシフト管理もこのひとつです。希望休は可能な限り反映しつつも、無理のない勤務体制を組んでいます。子育て中の職員には子どもの行事などに合わせてシフトを調整するなど、それぞれのライフステージに合った働き方ができるよう配慮しています。

また、残業時間の削減にも積極的に取り組んでおり、業務の見直しや効率化を進めた結果、月の平均残業時間は2〜3時間程度に抑えられています。なるべく定時で仕事を終えられるよう、「そろそろ上がる時間じゃない?大丈夫?」「あとは引き継いでもらえればやっておくよ。早く上がって!」などと、職員同士で声を掛け合う習慣も根付いています。

有給休暇に関しては取得率の高さだけを意識している訳ではなく、可能な限り「連続休暇」が取れるよう配慮しています。心身ともにリフレッシュすることが、入居者へのより良いケアにつながっていくと考えているからです。

当施設で働く魅力としてもう一つ付け加えたいのが、9月と3月に支給されるプチボーナスです。これは介護職員処遇改善交付金の余剰金を職員に還元しているものなのですが、他の事業所では設備投資などに回すことが多い中、成田苑では「職員の存在があってこそ、施設が成り立っている」という想いから、職員に全額支給しています。こうした制度は職員のモチベーション向上にも、一役買っていると実感しています。

働きやすさは福利厚生や制度だけで実現できるものではありません。一緒に働く職員の雰囲気や熱心なサポートがあるからこそ、低い離職率が実現できているのではないでしょうか。

3.多彩な研修でスキルアップをサポート

ースキルアップを目指す職員へのサポート体制はどのように整えていますか?

介護の仕事は奥が深く、学びが尽きない分野です。だからこそ、私たちは職員ひとりひとりのキャリアプランに合わせた学びの機会を提供しています。資格取得支援もその一環で、介護福祉士やケアマネージャーなどの資格取得を目指す職員に対しては、合格した際の全額補助制度を設けています。

また、集合研修では身体拘束や虐待防止などの必須介護スキルの習得に加え、メンタルヘルスやリーダーシップ等、さまざまなテーマを扱っています。参加できる研修や学べる知識は幅広く、ハラスメント防止や接遇に関するセミナーなどもありますね。

中でも入居者や同僚に対するハラスメントは、今の時代特に重視されています。忙しかったり疲れていても優しく冷静に対応できるよう、アンガーマネジメント研修では「感情のコントロール術」などもしっかりと学んでいます。

このように、当施設では毎月何かしらの学びの機会を用意しています。知識不足での介護の仕事は危険も伴うからこそ、常に最新の情報を学びスキルアップを図らなければなりません。

スキルアップのために活用しているeラーニングでは、介護に関する基礎知識から専門的な内容まで、幅広いコンテンツが学べます。未経験からでも自分のペースで着実に成長できる環境です。これからも時代に即した研修テーマを取り入れながら、職員の成長をサポートしていきたいと考えています。

4.些細な気配り・心配りができる人と一緒に働きたい

ー最後に、成田苑で一緒に働きたい人材とは、どのような方でしょうか?

ひとりひとりに寄り添い、その方らしい生活を支えたいという想いを持っている方と一緒に働けたら嬉しいですね。入所者に対してはもちろん、同僚に対しても「思いやる心」は大切です。例えば、体が不自由な方のお風呂介助は体力的な負担が大きい業務ですが、特定の職員だけに偏らないよう、皆でバランスよく担当を交代できる仕組みを考えました。

介護の仕事は、こうした些細な気配り・心配りの積み重ねが大切だと感じます。職場の人間関係を良好に保ち、チームワークを発揮するためにはお互いを思いやる心が欠かせません。もちろん介護の知識や経験も大切ですが、何よりもまず人として誠実であり、礼儀正しく謙虚な姿勢を持ち合わせている方と一緒に働きたいですね。

介護の仕事は決して楽ではありません。体力的にも精神的にも負担がかかる場面もあるでしょう。それでも、入所者のみなさんの笑顔と「ありがとう」の言葉があるから、やりがいを感じられるのだと思います。

今まで介護の経験や資格がない方でも、「チャレンジする意欲」を持っていれば大丈夫です。しっかりとした教育体制と先輩職員からの丁寧な指導がありますので、あまり不安に感じないでくださいね。「人の役に立ちたい」「誰かの笑顔を見たい」という想いを抱く方は、特別養護老人ホーム成田苑への応募を是非ご検討ください。職員一同お待ちしています。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/n6565a29f667f

2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。

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