自由で明るく、闊達に意見を言い合える雰囲気|社会福祉法人邦友会 新宿けやき園
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高田馬場と新大久保の間にありながら、公園や学校に囲まれのどかな雰囲気もある「社会福祉法人邦友会 新宿けやき園」。特別養護老人ホームと障害者支援施設が併設されています。自由な気風が特徴で、髪型や服のルールはさほど厳しくありません。一人ひとりが利用者のことを考え、役職や年代に関係なくアイデアを提案したり、意見を言い合ったりしやすい雰囲気です。
「社会福祉法人邦友会 新宿けやき園」は、年齢や経験の長さに関係なく、一人ひとりの職員のキャリアアップがかなう職場です。入職後は、ケアマネージャーや相談員との兼務などの希望があれば可能な限り実現する体制ができており、キャリアアップしたい人にはぴったりの職場です。
目次
1.髪型や服は比較的自由 若手もリーダーとして活躍

「新宿けやき園」はどのような施設ですか。
山中:
当施設は高田馬場と新大久保のちょうど真ん中ぐらいにある、特別養護老人ホームと障害者支援施設が併設された施設です。駅前ではないので、周辺には公園や学校、団地があり、静かでもありつつ、子どもたちの声が聞こえてくる場所にあります。
16年前の開設時からいる職員がフロアの責任者をしているほか、20代~40代ぐらいの職員が中心となってリーダー職や責任者として力を発揮しています。もちろん、50代、60代の職員も元気に活躍してくれています。
比較的自由な気風があり、髪型などのルールはそれほど厳しくありません。何でもOKではないですが、自分自身のおしゃれに気を配れる人は、利用者さんのおしゃれも気にしてくれると思います。若い職員は若いうちにいろいろなおしゃれを楽しみたい気持ちもあると思いますので、その気持ちを尊重しています。
「新宿けやき園」に入職した理由を教えてください。
知名:
当時、「新宿けやき園」ができたばかりだったため、新しい施設で働きたいと思って立ち上げから参加しました。
その後、ユニットリーダーやフロアリーダーを経験し10年経った時に、「もう一度施設の立ち上げに携わりたい」と、他の施設に移りました。そして3年ぐらいが経って、施設全体を見る運営側に興味を持ち、「新宿けやき園」に再入職しました。再入職後は、係長の業務に積極的に携わって、1年後には副主任、その1年後には主任へとキャリアアップしていきました。当施設は、やりたいことを明確化して目標に向かうことで、年齢やキャリアに関係なく上を目指せる施設だと思います。
2.夜勤時の介護職員は6名基準のところ、8名配置

職員の配置状況はいかがですか。
山中:
職員配置に関して、アピールポイントは3つあります。1つ目が夜勤時の介護職員の配置を多くしているということです。基準上は6名の配置で十分なところ、ケア系の特養には8名配置しています。
その結果、休憩もしっかり取れ、1人あたりの業務量も軽減できているので、むしろ日勤よりも夜勤を希望する職員もいます。
2つ目は、看護師が24時間常駐しているということです。夜間帯に利用者さんの急変やケガの処置が必要になっても、看護師と介護職員が協力して対応できます。また、看護師が随時利用者さんの居室に行き、看取りも実施しているので、介護職員にとってはとても心強い存在だと思います。
3つ目は、リハビリに携わる機能訓練指導員も特養に2名、障害者支援施設に2名、計4名配置しています。作業療法士と介護職員が互いの専門性を活かしながら協力して利用者さんの生活の充実を図るようにしています。
入職後の1日の流れを教えてください。
知名:
出勤後、朝の食事介助、トイレの誘導、お茶のサポート、お風呂の介助、昼の食事介助をします。休憩をはさみ、午後は排泄介助やお風呂の介助、おやつのサポートをします。1日の終わりには、その日の利用者さんの様子などを記録します。
山中:
毎日ではないですが、外部からボランティアの方が来てくれるので、平日の半分ぐらいは音楽会などのイベントや書道などのクラブ活動をしています。介護職員もその輪の中に入って一緒に楽しんでいます。

どんなことを大切にして介護にあたっていますか。
山中:
介護職員だけでなく、相談員、管理栄養士、リハビリ看護師がそれぞれの専門性を活かして、利用者さんがより充実した生活を送れるように考え、介護をしています。
職場の雰囲気はいかがでしょうか。
山中:
学校を卒業してそのまま就職してくる人が多く、9割ほどの介護職員が介護福祉士の資格を持っています。入職時には無資格だった人も、研修を受けたり、独学で勉強したりして、介護福祉士の資格を取得しています。
介護職員は20代や30代が最も多く、歳が近いこともあり、役職に関係なく話しやすい雰囲気があると思います。年代や立場にかかわらず意見を言いやすく、何でも言われ過ぎてちょっと困るところもあるくらいです。
私は介護係長をしていますが、そんなに厳しくはない係長だと思っています。もちろん必要があれば厳しく注意しますが、その後のフォローもしっかりしていますし、各々の職員が業務をきちんとできることを第一に考えて指導しています。
知名:
一人ひとりがよりよい介護をするための方法を考えて、ケアマネージャーや他の部署に提案することも多いです。ほかの施設では、作業療法士や理学療法士が組んだプログラムを指示通りにこなす職員も多いですが、当施設の職員は、そのプログラムに「何か追加できないか」と自主的に考える人が多いです。そして、それが結果として利用者さんのためになっていくので、やりがいを感じられます。
職場の雰囲気は明るいと思います。職員がユニット間を行き来しやすい構造ということもあり、職員間のコミュニケーションが活発です。その明るさが利用者さんにも伝わっていて、施設全体として会話が多いのが特徴です。
山中:
当施設はしっかり組織化されています。現場で何か問題や相談があれば、各フロアの責任者に報告が来ます。そして、そこで解決できるものは解決し、解決できないものについては私たちに報告が来て一緒に解決します。もし、それ以上の対応が必要な場合は、施設長や事務所に報告します。このように、それぞれの役割分担ができています。
ワークライフバランスの面でのPRポイントはありますか。
山中:
5~6人ぐらいの職員は子育てをしながら時短勤務で働いています。施設としては、業務時間の相談には柔軟に対応しています。
待遇や福利厚生の面でPRポイントはありますか。
山中:
30分ほどで当施設に通勤できる場所に家具・家電つきの社員寮があり、独身の職員や地方から就職した人は月2万円で住んでいただけます。
3.ケアマネージャーや相談員との兼務にも挑戦できる

スキルアップ面でのPRポイントを教えていただけますか。
山中:
入職した直後は、先輩職員についてもらって2~3ヶ月ほど、介護の仕方を学びます。
また、当施設の母体はもともと大学のため、グループ内に、児童から高齢の方までさまざまな年代の方を対象にしたサービスの事業所や病院があります。そうした他施設の職員とも合同で研修したり、大学院の教授による研修を受けたりすることも可能で、専門的な知識が身につきます。
さらに、介護福祉士の資格取得や実務者研修の受講などの際の費用も補助しています。介護に関する資格はさまざまありますが、資格取得のための補助制度が充実しています。
資格取得のため研修に参加した際も勤務扱いとするので、資格取得のために休みがつぶれるということはありません。
入職後のキャリアパスはいかがでしょうか。
山中:
ほとんどの職員は、慣れた場所で業務を続けたいと考え、配置転換を希望しない場合が多いです。ただ、中には違うフロアユニットに行き、いろんなケースを経験したいという職員もいるので、できる限りそうした希望はかなえるようにしています。
長期的なキャリアパスでいえば、介護職員として入職した後に「ケアマネージャー、相談員になりたい」「介護職員とケアマネージャーの兼務をしたい」と希望する職員もいます。そういったキャリアもかなえています。どんどん上を目指したいという職員がいれば、役職にも積極的に就いてもらいたいと思っています。
また働き方の面で言えば、どうしても夜勤が体に合わないなどの事情があれば、日勤だけの勤務形態に変更することも可能です。
求める人材像を教えてください。
山中:
施設で働いている職員は利用者さんの生活を第一に考え、協力し合って日々の業務を行っており、「けやき園に入職して良かった」と思っているのではないでしょうか。
介護の仕事は営業職のように、誰かと業績を競う仕事ではありません。職員として一番大切なことは、利用者さんの生活に役立つということです。自分たちの仕事で誰かが幸せになれると思える人が入ってきてくれたら、ありがたいと思っています。
知名:
当施設は、キャリアアップしていきやすい施設だと思います。現場の介護職員とケアマネージャーや相談員を兼務できることがその一例です。介護職員の中には、ケアマネージャーや相談員を目指す人も多いですが、すぐには勇気が出ないという方もいると思います。そうした方も、当施設で介護職員として働きながら、ケアマネージャーや相談員としてのキャリアを少しずつ積むことができます。
当施設での経験を土台にしていただき、望むキャリアの実現に向けて歩んでいってほしいと思っています。