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地域に愛され、「人と人とのつながり」を大切にする介護施設|社会福祉法人 慈光会  ひろやす荘

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

緑豊かな熊本県益城町に佇む社会福祉法人慈光会 ひろやす荘。1973年の開設以来、半世紀もの間、地域の福祉を支え続けてきました。2012年の新築移転により、モダンな設備と快適な環境を整えた施設は、利用者の方々の暮らしを支えるだけでなく、地域の方々の交流の場としても親しまれています。
交流ホールでは体操教室やマルシェなどのイベントが開催され、コロナ禍前は年間延べ1万人もの方々が訪れる、まさに地域に開かれた施設です。カフェのような雰囲気の食堂、明るく清潔な居住スペース、充実した職員休憩室など、利用者の方々にも職員にも居心地の良い空間が広がっています。
また、充実した福利厚生や柔軟な働き方の選択肢、手厚い研修制度など、職員が長く安心して働ける環境も整っています。未経験から介護のプロフェッショナルへと成長できる道筋も明確で、実際に未経験からのスタートにもかかわらず、今ではリーダーとして活躍している職員もいるということです。今回は、法人本部係長の永田さんと、高校卒業後から13年間勤務されているという介護職員の伊藤さんに、職場の魅力や働きやすさについて詳しくお話を伺いました。

目次

1.心地よい職場環境と充実のサポート体制

ー現場の雰囲気についてお聞かせください。

伊藤:

とにかくなんでも相談しやすいですね。性別や年代に関係なく、仕事のことはもちろんプライベートの話もできる雰囲気です。各ユニットにはムードメーカーといいますか、明るく元気のいい職員がいて、場を盛り上げてくれるのでとても楽しく働けています。私自身高校卒業後に入職したのですが、当時から「何を聞いても大丈夫」という空気がありました。ひろやす荘は知識や経験の差に関係なく、皆が対等な立場で意見を出し合える職場です。例えば、ケアの方法についてでも「こうしたほうがいいのではないでしょうか?」と新人の職員から提案があれば、それも真摯に検討するような、そんなオープンな職場です。

永田:

私が感じるのは、法人全体で職員同士のコミュニケーションを大切にしており、「助け合う」ということが自然な職場だということです。ひろやす荘では20代から60代まで幅広い年齢層の職員が働いていますが、年齢や経験年数に関係なく、お互いを尊重し合っています。また、各ユニットの個性を活かしながらも、定期的な交流会や合同の研修を通じて、ユニット間の連携も大切にしています。そうすることで、施設全体としての一体感が生まれてくるんです。ユニットケアでは少人数のチームで働くため、職員同士の関係性が重要です。お互いのことを理解し合い、フォローし合うということは、施設の運営上欠かせないことなのです。

ー職場の人間関係で心がけていることはありますか?

永田:

私が心がけているのは、「笑顔で接すること」と「積極的にコミュニケーションを図ること」です。そのため、各部署を回って職員と話をする機会を大切にしています。特に意識しているのは、職員の表情を見ることです。普段と様子が違う職員がいればさりげなく声をかけたり、話を聞く機会を作ったりしています。また、積極的に褒めることも意識しており、「あの時の対応、とても良かったですよ」と具体的に伝えることで、職員のモチベーションにも良い影響を与えられたら、と考えています。

伊藤:

私も挨拶はとても大切にしていて、相手が話しかけやすい雰囲気作りを心がけています。現場は時に大変な場面もありますので、一人で抱え込まず、誰かに相談できる環境が重要です。例えば、新人の職員が困っているようであれば「私も最初はそうだったよ」と自分の経験を話したり、「こうするとやりやすいかも」と具体的にアドバイスしています。私自身も困ったことがあればすぐに上司や先輩に相談していますし、ひろやす荘では人に頼ることは恥ずかしいことではありません。あとは休憩時間にはなるべく他の職員と一緒に過ごすようにしています。日々の信頼関係は、ちょっとした会話から生まれることも多いですからね。利用者様のケアについても、「こうした方がいいのでは」という意見を積極的に出し合っています。それぞれの経験や視点の共有は、より良いケアにつながっていくはずです。

2.経験が浅くても安心の研修・サポート体制

ー未経験からスタートされた方も多いと伺いましたが、どのようなサポートがありますか?

伊藤:

私自身、高校卒業後にここで介護の仕事を始めました。最初は右も左もわからない状態でしたが、先輩方が基本的な動作から丁寧に教えてくださいました。一人ひとり教え方は違いますが、それぞれのいいところを取り入れて、自分なりの仕事のスタイルを作ることができました。

永田:

当法人は研修制度も充実しており、法定研修はもちろん外部病院との連携研修や、主任以上、課長クラス以上といった階層別の研修も実施しています。アンガーマネジメントやハラスメント対策など、介護以外の部分でも成長できる機会を設けています。月に複数回は必ず研修がありますので、介護の道を極めていきたいという方でも充実した日々が過ごせるはずです。

ー未経験で入職する際の不安などはありませんでしたか?

伊藤:

正直、不安だらけでした。特に年上の方と働くことや、何を聞いていいかわからないという不安がありました。でも今では、わからないことはすぐに聞けるようになりましたし、むしろ若い職員から相談を受けることも増えてきたと実感しています。その際は間違った内容を伝えてしまわぬよう、自分一人で判断せず必ず上司に確認してから指導するようにしています。

3.働きやすさを追求する充実の福利厚生

ー新しくなった施設の魅力を教えてください。

永田:

当施設には地域の方々が使用できる交流ホールがあり、コロナ禍前は体操教室などで年間延べ1万人ほどの方々が利用されていました。ライブやダンスなどのイベントも開催でき、地域に開かれた施設を目指しています。これは、2012年の移転時に「地域の方々が気軽に立ち寄れる場所にしたい」という想いを形にしたものです。1階のエントランスも開放的な設計で、まるでホテルのロビーのような佇まいなんですよ。

伊藤:

私は古い建物の時代も知っていますが、新しくなってからは本当に働きやすくなりました。リビングも明るく開放的で、車椅子の方でもスムーズに移動できるスペースが確保されています。職員用の更衣室やロッカールームも広々としていて、休憩時間もリフレッシュできますね。

永田:

施設内には季節の装飾も施していて、利用者様にも職員にも季節を感じていただける空間づくりを心がけています。50周年を迎えた際には、敷地内でお祭りを開催し、地域の方々にも大勢参加していただきました。これからも、この恵まれた環境を活かして、利用者様の暮らしの質の向上と、地域との関係づくりに努めていきたいと考えています。

ー待遇面での特徴はいかがでしょうか。

永田:

賞与は年間4.0ヵ月分を支給(実績)しており、介護福祉士などの資格手当、夜勤手当、住宅手当など各種手当も充実しています。また、当法人は退職金制度も充実しており、条件や希望に応じて2つの退職金制度への加入が可能です。こうした待遇や制度は、「長く安心して働いてほしい」という法人の考えに基づくものです。年間休日は112日で、これに加えて有給休暇の取得も推進しているのですが、今後は「誕生日休暇」など、よりプライベートも充実できる休暇制度を導入できないか、検討を重ねているところです。

ー夜勤体制について教えていただけますか?

永田:

夜勤は22時から翌7時までと、16時から翌10時までの2パターンから選択可能です。休みを多く取りたい方は長時間夜勤を、体力的な配慮が必要な方は短時間夜勤を選べるなど、働く方の希望に応じた選択ができます。長時間夜勤の場合は、翌日と翌々日が休みになるよう配慮しています。

ー子育て世代の方も多く働いているとのことですが、両立支援はいかがでしょうか?

伊藤:

私も2人の子育てをしながら働いていますが、時短勤務など個々の状況に合わせた勤務体制を組んでもらえるので、安心して仕事を続けられています。夜勤の調整なども、柔軟に対応してもらっています。

永田:

現在も産休・育休の取得者や、復帰後の時短勤務利用者が複数名いらっしゃいます。男性の育休取得実績もありますので、性別を問わず、ライフステージに応じた働き方が選択可能です。子育てを理由に退職される方はほとんどいらっしゃらず、多くの方が育休後に復帰されているんですよ。

4.地域に根差した施設だからこその魅力

ー50年の歴史ある施設で働くことの魅力はどのような部分にあると感じますか?

永田:

やはり、地域からの信頼や愛着を感じられることだと思います。熊本地震の際には約500人の避難者を受け入れたのですが、その時避難された方が、今でも「あの時はありがとう」と声をかけてくださることがあるんですよ。特に印象的なのは、地域の方々が施設のことを「ひろやす荘さん」と親しみを込めて呼んでくださることです。私たち職員も、その信頼に応えられるよう、日々のケアに取り組んでいます。

伊藤:

私も職場の話をすると「ひろやす荘さんね」とすぐわかってもらえますし、地域の方々がよく知っている施設で働けることは、誇りと言いますか、やりがいにもつながっているんです。また、50年という歴史は、ケアの面でも大きな強みになっていると感じます。認知症ケアの方法や看取りケアなどは、長年の実践から培われたノウハウが施設全体の財産として蓄積されています。新人の頃、先輩方からいただいたアドバイスの一つひとつに、そうした経験が詰まっているのを感じました。

ーどんな方に来ていただきたいですか?

永田:

人との関わりが好きな方、コミュニケーションが好きな方にぜひ来て欲しいですね。介護はどんなにAIが発達しても、最後は必ず人の手が必要な仕事です。人との関わりを大切にできる方じゃないと務まらないと思うのです。また、経験は浅くても構いませんので、分からないことがあれば素直に聞ける方、自分から積極的に学ぼうとする姿勢のある方も大歓迎です。未経験だからといって諦めないでください。むしろ新しい視点を持ち込んでくださる方と、一緒に働けたら嬉しく思います。

伊藤:

この仕事が好きな方はもちろん、未経験でも大丈夫です。私自身、資格もなく始めましたが、周りのサポートを受けながらここまで楽しくやってこれました。施設内の行事など、介護以外の自分の得意分野で力を発揮できる機会もたくさんあります。確かに介護は楽な仕事ではありませんが、利用者やご家族から「ひろやす荘さんでよかった」という言葉をいただいた時は、この仕事を選んでよかったと心から思います。経験の有無に関係なく、人のお世話をすることに興味がある方、利用者様の生活に寄り添いたいという気持ちがある方であれば、私たちがしっかりとサポートします。ぜひ一緒に、地域から愛される「ひろやす荘」を作っていきませんか。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。

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