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「人を大切にする心」を持った仲間と共に。子育て世代にも人気のエリアにある病院|医療法人相愛会 相原第二病院

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

大阪市阿倍野区に位置する相原第二病院は、昭和14年の創立以来、80年以上にわたり地域医療の中核を担ってきました。198床を有するケアミックス病院として、地域包括ケアシステムへの参画、2次救急の受け入れ、人工透析部門の運営という3本柱を軸に、地域の医療ニーズに応え続けています。
同院の診療体制は多岐にわたります。リハビリテーション部門では、整形外科医と多数の理学療法士がチームを組み、専門性の高い治療を提供。救急医療においては、消化器内科・呼吸器内科・整形外科を中心に年間約1,200台の救急車を受け入れ、24時間365日体制で地域の救急医療を支えています。また、人工透析部門では30台の透析機を備え、週190件以上の維持透析を実施するなど、地域の透析医療の要としての役割を果たしています。
相原第二病院の大きな特徴は、その温かな職場環境と時代に即した新しい取り組みの融合にあります。長年にわたって築き上げてきた伝統を大切にしながらも、常に進化を続ける職場では、世代を超えた良好なチームワークが生まれています。今回は、そんな同院の職場環境や働き方の特徴について、人事総務部部長の川上さんにお話を伺いました。

目次

1.下町の温かさと近代的な施設が融合する、抜群のロケーション

―病院周辺の環境についてお聞かせください。

はい。阿倍野・天王寺エリアは大阪を代表するターミナルエリアの一つとして、多くの人々が行き交う活気ある地域です。レトロな雰囲気が残る阿倍野筋商店街から「あべのハルカス」まで、新旧の魅力が見事に調和しています。

懐かしい雰囲気の商店街では、地元の方々の温かな交流が今も息づいています。一方で、あべのハルカス周辺には最新の商業施設が立ち並び、買い物や食事にも不自由しません。また、大阪市内で唯一の路面電車「ちんちん電車」が走るなど、伝統的でありながらも新しい、そんな独特の魅力を持つエリアではないでしょうか。

―通勤のしやすさや、周辺の生活環境についてお聞かせください。

JR、私鉄、地下鉄と複数の路線が乗り入れており、この辺りは大阪近郊から抜群のアクセスを誇ります。また、幼稚園から大学までの教育機関が揃っているため、若いファミリー層の移住も増加傾向のようです。新しいマンションの建設も進み、阿倍野・天王寺周辺は、働く場所としてだけでなく、暮らしの場としても非常に魅力的なエリアへと今も成長を続けています。

当院は地元出身の職員が多いのですが、病院のすぐ近くに職員寮も完備していますので、地方からの入職者も大歓迎です。職員寮は昨年リフォームを実施し、快適な住環境へと生まれ変わりました。寮の周辺には商業施設も充実しており、仕事帰りの買い物も便利なため、地方から来られた若い職員からも好評です。充実した住環境と便利な立地を活かし、今後も地方からの人材採用は積極的に進めていきたいと考えています。

2.メリハリのある働き方で、ワークライフバランスを実現

―具体的な勤務状況について教えてください。

当院の大きな特徴として、有給休暇取得率の高さが挙げられます。全体で75〜80%、部署によっては80%を超える取得率です。医療機関としては、非常に高い水準であると自負しています。

また、残業時間も全体平均で月7時間程度、看護部では5.5時間程度と少なめです。この実現には各部門長による適正な人員配置と、部署を超えた業務の補完体制があります。特に看護部ではチーム制を導入することで、個々の負担を軽減しながらも、質の高い医療サービスを提供できる体制が整えられています。

この取り組みは決して一時的なものではなく、長年にわたって継続できているという点は、しっかりとみなさんにお伝えさせていただきます。各部署のリーダーは定期的に情報共有を行っており、人員配置や業務分担の最適化に全力で取り組んでいます。結果として、職員一人ひとりが無理なく働ける職場となり、長く勤めていただける職員が増えているのだと実感しています。

―子育てや介護との両立についてはどのような支援がありますか?

はい。当院では、育児や介護の状況に応じて、勤務時間や勤務形態を柔軟に調整できるよう配慮しています。基本的な勤務時間は9時〜17時ですが、例えば保育園の送迎に合わせて勤務時間を30分ずらしたり、家族の介護が必要な場合は可能な限り日勤帯での勤務を調整したりと、個々の事情に応じた対応を心がけています。

残念ながら、院内に託児所の設置はないのですがご安心ください。先ほども触れましたが、子育て世代がとても住みやすいエリアですので、近隣には複数の保育施設があり、実際に利用している職員もいます。また、子育て中の職員同士のネットワークも自然と形成されており、保育施設の情報交換をしたり、急な対応が必要な際にはお互いに助け合ったりと、パパ・ママでも働きやすさを感じていただけると思います。介護との両立においても、同様に経験者から体験談やアドバイスを得られる機会が多く、心強さを感じていただけるのではないでしょうか。

―職場での交流やコミュニケーションはいかがでしょうか?

仕事にはメリハリをつけながらも、和やかで明るい雰囲気を心がけています。3年前に開設したリフレッシュルームは、休憩時間や勤務の合間に気分転換できる憩いの場として活用されています。休憩中に一人で読書や音楽を聴くだけでなく、世代を超えた交流の場としても機能しています。

コロナ禍以前は新人歓迎会や忘年会を2部制で実施するなど、交流の機会がたくさんありました。フットサルや野球といったスポーツ交流も活発で、非常勤の先生なども交えた試合は、毎回とても盛り上がっていましたね。現在はまだコロナをはじめとした感染症対策の気が抜けませんが、また交流の機会は増やしていきたいと考えています。

3.人材育成とキャリアアップを支える充実の教育制度

―教育・研修体制の特徴を教えてください。

看護部門においては段階的かつ体系的な教育制度があり、個々のスキルやニーズに合わせた研修プログラムを用意しています。

新人看護師の方は不安がいっぱいかもしれませんが、本人の成長度合いに応じて先輩看護師が1対1でサポートしますので心配はいりません。一方で、経験者の方であれば、これまでのキャリアを活かしながら新しい知識やスキルを習得できるよう、配慮した研修も実施しています。

―具体的にどのような学習環境が整っているのでしょうか?

eラーニングシステムを導入しているため、時間や場所を選ばず学習いただけます。基礎的な医療知識から専門的なスキル、最新の治療法まで、自分の興味のある分野やさらに伸ばしたい分野を選んで学習することができます。

また、テクニカルラダーを活用することで、個々のスキルレベルを可視化しています。現在の到達点を明確にしながら次のステップに向けた具体的な目標を設定し、進捗状況は定期的に確認するなど、個別のフォローアップを大切にしています。

―他法人やクリニックから転職されてくる方はいますか?

はい。クリニックや介護施設、時には美容看護など、当院の診療科目とは異なる現場でのご経験をお持ちの方も、積極的に受け入れています。それぞれの職場で培った経験やスキルは、当院にとっても新しい視点や気づきをもたらす貴重な財産となるからです。

もちろん、病院での勤務にブランクがある方は、最初は不安に感じるかもしれません。しかし、個々の状況に応じて研修プログラムは調整しますし、無理なくスキルアップできるようサポートしていますのでご安心ください。実際に、当院では様々なバックグラウンドを持つ方が、それぞれの持ち味を活かしながら活躍されています。

4.公平な評価制度と、やりがいを育む職場づくり

―人事評価制度について詳しく教えてください。

約3年前から本格的に導入した制度で、各職種・等級に応じた人事評価を年2回実施しています。評価する立場の職員には外部講師による研修を実施し、評価基準の理解や面談技術の向上に努めています。

私たちが特に重視しているのは、評価結果のフィードバックです。一方的に評価して終わりではなく、良かった点や改善点を具体的に説明し、今後の成長につながる建設的な対話の機会としています。こうしたプロセスには、職員一人ひとりが自身の強みや課題を理解した上で、主体的にキャリアを考えられるようになって欲しいとの思いがあるのです。

―職員の方のモチベーション向上につながる取り組みはありますか?

評価結果は昇給・昇格にも反映されるため、頑張りが処遇に直結する仕組みとなっています。数値的な評価だけでなく、日々の業務への取り組み姿勢やチームへの貢献度なども、重要な評価対象です。

また、年4回発行の社内報では、職員同士の相互理解を深めるため、新入職員の紹介や各部署の取り組み、医師によるコラム、地域との交流の様子など、様々な情報を発信しています。さらには、ホームページやSNSを通じた情報発信にも力を入れており、職員一人ひとりの活躍を積極的に発信することで、風通しの良い組織づくりを目指しています。

―地域との関わりについてはいかがでしょうか?

そうですね。地域との関わりは、非常に積極的な病院だと思います。特に防災面での取り組みは活発で、地域の自衛消防競技会では3年連続で入賞しているんですよ。2024年度は2種目で優勝を達成し、この実績が認められ、大阪市の出初め式にも阿倍野区代表として参加しました。

また、地域のボランティア団体と協力して、大規模災害に備えた防災訓練も実施しました。約400名が参加する中、当院からも職員が参加し、救護所運営や応急処置のシミュレーションを行いました。こうした活動は、地域貢献であると同時に、職員自身の学びの機会にもなっているようです。

―最後に、求職者へのメッセージをお願いします。

当院が最も大切にしているのは「人を大切にする心」です。スキルや経験はもちろん重要ですが、それ以上に、患者さまへの思いやりの心、そして職員同士で支え合える関係性を重視しています。

新卒・中途を問わず、医療に対する情熱と向上心をお持ちの方であれば、私たちは全力でサポートします。約40年の歴史で培ってきた伝統を大切にしながら、新しい取り組みにも積極的にチャレンジしている病院です。

温かな職場の雰囲気、充実した教育体制、そしてワークライフバランスを重視した勤務形態。そんな職場に少しでも興味を持って頂けたなら、お気軽にご連絡いただければと思います。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。