チーム医療と情熱で患者さまに向き合う ー 心と体に優しい空間で働けるクリニック|耳鼻いんこう科 山西クリニック
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早稲田駅から徒歩5分、早大通り沿いに位置する医療法人社団朗会耳鼻いんこう科山西クリニック。耳鼻咽喉科・アレルギー科の一般診療から睡眠時無呼吸症候群の治療、鼻・喉・舌に関わる手術まで幅広く対応しているこのクリニックでは、明るく開放的な雰囲気の中で日々診療が行われています。落ち着いた内装と心地よい空間で、患者さまだけでなくスタッフも快適に過ごせる環境づくりにこだわる山西クリニック。年間休日125日と働きやすい勤務体系や、月平均5〜10時間という残業時間の少なさも同クリニックの魅力です。スタッフ全員がプロフェッショナルとしての意識を高く持ちながらも、和気あいあいとした雰囲気の中で連携し、質の高い医療を提供しています。
今回はそんな山西クリニックの山西院長とスタッフの山本さんに、クリニックの魅力や働く環境、医療に対する熱い想いについて、たっぷりとお話を伺いました。
目次
2.プロフェッショナルとしての責任と使命
3.チーム医療の強みを実感
4.効率を重視した働きやすい環境づくり
5.患者さまに寄り添う空間づくりへのこだわり
6.本気で患者さまに向き合える「パッション」を持った仲間を求めて
1.チーム医療を実践する明るい職場環境

ーまずは職場の雰囲気についてお聞かせください。スタッフの年代や日常の様子はいかがですか?
山西院長:
当クリニックには20代から40代までのスタッフが在籍しており、元気で明るい雰囲気です。私自身、コミュニケーションを大切にしていますので、スタッフには普段から積極的に話しかけるようにしています。
山本さん:
うちのクリニックは院長自身がムードメーカーだと思います。院長は誰に対しても明るく接してくださるので、困ったことがあった時も遠慮なく相談できるんです。もちろん診療中は忙しくバタバタする時間もありますが、院長の明るさがクリニック全体の良い空気感を作っていると感じます。
山西院長:
忙しい診療の中では、なかなかプライベートな話をゆっくりする時間は取れません。そこで、当クリニックでは月に2回ほど、昼食会を兼ねた勉強会を開催しています。この時間を使って、業務以外の話題でもわきあいあいと話をしています。単にお昼ご飯を一緒に食べるだけでなく、こうした場でのコミュニケーションを通じて、スタッフ間の距離が縮まってくれたら…。そう感じているんです。
ー勉強会ではどのようなことを学ぶのですか?
山西院長:
勉強会では主に最新の医療情報を共有しています。例えば、製薬メーカーの専門家に来ていただいて新薬の効果や使用方法について説明してもらったり、医療機器メーカーから新しい診断機器を紹介してもらったりしています。場合によっては私自身が講師となって、専門的な疾患の知識や治療法について解説することもあるんですよ。
心がけているのは、こうした医療知識は医師だけでなく、看護師も医療事務も含めたスタッフ全員で共有することです。患者さまは医師以外のスタッフにも様々な質問をされますので、クリニック全体として幅広い知識を持っていることは、患者さまからの信頼につながると考えています。
山本さん:
私たちにとっても、様々な専門分野を学べる勉強会はとても貴重な機会であり、みんな毎回楽しみにしているんです。日々の業務の中では気づかない新しい知識を得られますし、それが自分自身の成長にもつながっていると実感しています。
ースタッフ同士、交流を深める機会はありますか?
山西院長:
はい。先ほど話した勉強会とは別に、数ヶ月に1回、スタッフ全員で食事会を開催しています。土地柄、学生向けのお店が豊富にあるので、気軽に集まれる場所には困りません。診療では忙しくてあまり深く話せないことも、こういったリラックスした場では自然と会話が生まれ、チームワークの向上に役立っているように感じます。
山本さん:
食事会では院長やほかのスタッフの意外な一面が見られるので、毎回とても楽しみです。もちろん、強制ではありませんので安心してくださいね。
2.プロフェッショナルとしての責任と使命

ー 残業や医療経験の有無、家庭事情への配慮といった部分はいかがでしょうか?
山西院長:
そうですね。難しい問題ですが「スタッフの生活」と「患者さまへの責任」のバランスは常に考えています。もちろんスタッフには、プライベートの時間を大切にして欲しいです。ただ、医療という仕事の特性上、患者さまの健康や命に関わる場面では、プロフェッショナルとしての責任を優先すべきではないでしょうか。患者さまがいらっしゃるのに「時間だから上がります」では困るのです。
例えば、診療時間終了間際に苦しんでいる患者さまが来られた場合や、予定より診療が長引いてしまった場合など、そういった状況もまれに発生します。はっきり言って、当クリニックには残業もありますし、未経験者大歓迎というわけではありません。それでも「医療人としてもっと成長していきたい」「本気で患者さまに向き合う医療がしたい」という方には、他にはない価値を感じていただける自信があります。
実際、当クリニックのスタッフは誰もが強い責任感を持ち、緊急時には一丸となって対応できる方々ばかりです。そんなスタッフたちのおかげで、当クリニックでは真の医療を提供し続けられているのです。
山本さん:
確かに急な対応が必要な時もありますが、医療の仕事に向き合う以上、仕方のないことです。みんなでサポートし合いながら働いていますし、院長も私たちのことを考えてくださっているので、働きにくさを感じたことはありません。
3.チーム医療の強みを実感

ー 山本さんは以前は総合病院でお勤めだったとのことですが、クリニックと大きな病院では、働き方にどのような違いがありますか?
山本さん:
総合病院では個室病棟勤務で、患者さまの対応をすべて一人でこなさなければならないことが多く、特に新人時代は不安を感じることもありました。一方、現在は患者さまに対してチームで医療を提供していますので、何かあればすぐに相談できますし、そうした環境が質の高い医療につながっていると感じています。
山西院長:
クリニックでは医師、看護師、受付スタッフが密接に連携できるのが強みです。患者さまとの距離も近いので治療経過を一緒に見守ることができ、やりがいも大きいと思います。また、専門分野に集中できるので、より深い知識と生きた経験が積めるのも、クリニックならではの魅力ではないでしょうか。
4.効率を重視した働きやすい環境づくり

ー 業務効率化やスムーズな診療のために導入した機器などはありますか?
山本さん:
はい。特に役立っているのが発熱外来で使用する検査機器です。院長がこの機器を導入してくださったおかげで、コロナやインフルエンザの陽性・陰性判断が一目で確認できるようになりました。以前は検査に時間がかかっていましたが、今ではスピーディーに結果が出るので、患者さまの待ち時間が短縮されただけでなく、私たちの業務もスムーズになりました。
山西院長:
機器導入だけでなく、診療の仕組みも工夫しています。例えば聴力検査などの緊急性のない検査については、診療終了の1時間前までに来ていただくようお願いしています。これにより、診療時間内に検査を終えることができ、スタッフの残業につながらないよう配慮しています。もちろん緊急性のある場合は別ですが、計画的に進められる検査は時間に余裕を持って行うよう心がけています。こうした小さな工夫の積み重ねが、スタッフの働きやすさにつながってくれたら嬉しいですね。
5.患者さまに寄り添う空間づくりへのこだわり

ー クリニックの内装や環境づくりにも特別なこだわりがあると伺いました。どのような点に気を配られていますか?
山西院長:
私はアレルギー疾患の研究を長年行ってきた中で、建物内の環境が患者さまの健康に与える影響に注目するようになりました。新築の建物に使われることがある一部の塗料や、接着剤などに含まれるホルムアルデヒドは、頭痛や目のしょぼつき、喉の痛みを引き起こすことがあるんです。治療のために来院した患者さまが、環境要因で症状が悪化しては本末転倒です。
そこで当クリニックでは壁紙ではなく漆喰を使用するなど、低ホルムアルデヒドの環境づくりを徹底しています。色使いにも気を配っており、一般的な医療機関に多いクールなグレーやブラックではなく、温かみのあるオレンジやベージュ、クリーム系の色を選んでいます。
また医師やスタッフは、あえて白衣を着ないようにしています。白衣にネクタイ、ワイシャツでは、子どもが緊張してしまいますからね。さらには心地よいBGMやアロマも取り入れ、視覚だけでなく聴覚や嗅覚からもリラックスできる空間を目指しています。病院特有の消毒液の匂いをできるだけ抑えるのも、大切なポイントです。
山本さん:
実際、患者さまからは「落ち着く」「リラックスできる」という声をよくいただきます。病院が苦手なお子さまも多いですが、当クリニックではリラックスして診察を受けていただけていると感じています。職場として考えた時も、心地よく刺激の少ない環境で働けることはありがたいですね。
6.本気で患者さまに向き合える「パッション」を持った仲間を求めて

ー おふたりはどんな方と一緒に働きたいですか?
山本さん:
明るくて、人とのコミュニケーションが好きな人が良いですね。患者さまと接する時間は限られていますので、短い時間でもしっかりお話を聞ける「傾聴力」が大切です。また、当院ではチーム医療を重視しているので、自分の考えをはっきり伝えられることと、他のスタッフの意見を素直に聞く姿勢を持っている方でしたら、きっとすぐに馴染めると思います。
山西院長:
私は何よりも「パッション」を持った人と働きたいですね。自分がやるべきことに情熱を持っている人は、どんな世界でも輝けると思うんです。特に医療は情熱がないとできません。「なんとなくお金が稼げるから」ではなく、患者さまに本気で寄り添いたいという、熱い気持ちがある方とお会いしたいですね。
パッションを持って行動すると、それは必ず周りに伝わります。そして何より大切なのは、「パッションは伝染する」ということ。一人の熱意が周囲に広がることで、より良い環境が生まれていくのです。当クリニックではそういったポジティブな連鎖を、非常に大切にしています。
山本さん:
本当にそうですね。院長の熱意には、私たち自身も大きな影響を受けています。何か困難なことがあっても、院長の姿を見ると、自分たちも頑張ろうという気持ちになれるんです。
ー 最後に、医療業界で頑張っている方や転職を考えている方へメッセージをお願いします。
山西院長:
医療は人の命や健康に直接関われる、魅力的な仕事です。ありきたりですが、患者さまから「ありがとう」と言われると、この仕事をしていて本当に良かったと実感するんです。
医療業界で働いている方は「何のために医療の道を選んだのか」「患者さまのために何ができるのか」を常に考えながら、仕事に取り組んで欲しいです。自分なりのパッションを持っている方であれば、きっと充実した医療人生を送れると思います。