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一人ひとりに寄り添うケアで“みんなの笑顔・みんなの医療”を実現!DXとアイデアで業務効率化にも注力|医療法人社団三思会 くすの木病院

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

群馬県内、JR八高線群馬藤岡駅から徒歩1分の場所に看板を掲げるケアミックス病院「くすの木病院」。ここでは業務効率化に取り組みながら、一人ひとりの患者さんに寄り添うケアを実践しています。

今回は、看護職・看護助手を募集するにあたり、病院の理念や職場環境、研修制度、キャリア支援などについて、看護部長の木下さんと、採用担当の前田さんに、詳しくお話を伺いました。

近い将来、近隣地へ新病院の移転を予定しているとのこと。つねに進化している同院とともに成長したいと思う方は、ぜひ応募してみてください。

目次

1.「笑顔で寄り添い、心をつなぐ」精神をもって、地域医療を支える

まずは自己紹介をお願いします。

木下さん : 看護部長の木下明美です。昭和62年に新卒の看護師として島田記念病院(現在のくすの木病院)に入職。その後、看護主任、看護師長となり、外来や腎臓内科、外科、消化器内科などさまざまな部署を経験しました。現在は看護部長として勤務しています。

前田さん : 私は異業種から転職し、三思会に入職しました。2年前からくすの木病院に異動することになり、現在は採用関連をはじめとした事務業務に携わっています。

くすの木病院は、どんな病院ですか? 概要をお聞かせください。

木下さん : 当院は「地域の一人でも多くの患者さんに質の高い医療を提供する」という目標のもと、群馬県藤岡市に開院したケアミックス病院で、あと少しで40年を迎えます。総病床数は214床、内科全般、消化器外科、透析、乳腺・甲状腺外科、整形外科、歯科口腔外科、画像診断科など多岐にわたる診療科を擁し、さらに人間ドックや各種健康診断にも対応しています。訪問看護ステーションや居宅介護支援事業所も併設していて、在宅医療や介護との連携にも力を入れています。

今回の求人は、看護師、准看護師、看護助手の方ということですね。募集の目的や人選の際に重視するポイントを教えてください。

木下さん : しっかりと人材を確保して、看護の質を上げたいというのが目的の一つ。それに加えて、今後の展開として新病院の設立を予定していますので、そこに向けての準備になります。重視するポイントとしては、看護師については、当然、その資格は必要ですが、キャリアは問いません。准看護師の方も大歓迎です。看護助手については、未経験でも一からしっかり指導しますので、安心して入ってきてください。求める人材は、当院の理念を理解し、他職種と協力しながら働ける方。それと協調性があって、周囲に気遣いができる、優しさをもった方にぜひ来ていただきたいですね。

新人スタッフに期待することはありますか?

木下さん : やはり、新人さんのもつフレッシュさは、職場全体にとても良い影響を与えてくれます。その初々しさや前向きな姿勢が、職場の活気につながるので、ぜひ自分らしく働いてほしいですね。

貴院の理念についてお聞かせいただけますか?

木下さん : 当院の病院理念は「昨日を反省し、今日を考え、明日に備える」というものです。この理念をもとに、今から6~7年前に、看護理念を見直しました。時代や社会情勢が変化したのにも関わらず、30年間、更新されていなかったものですから。改定作業にあたっては、「あなたが仕事をするうえで大切にしているもの」を当時の看護部職員約200人全員に意見を募りました。その際、183人の職員から共通して挙がったキーワードが「笑顔」「寄り添う」「心をつなぐ」だったんです。「笑顔で寄り添い、心をつなぐ看護」という新たな看護理念は、くすの木病院の看護のこころとなっています。

その理念のもと、どのような取り組みをされていますか?

木下さん : 1年半ほど前から、「患者さんのそばで寄り添う看護」の実践として、ベッドサイドケアの充実に取り組んでいます。これは、看護記録やカンファレンスなど、従来はスタッフルームで行っていた業務を、患者さん一人ひとりのベッドサイドで実施するというもの。以前は、多忙でなかなか患者さんのそばにいる時間を確保するのが難しかったのですが、この方法にしてからは、その課題が解決できました。とくにご高齢の患者さんは、医師から治療方針を聞いても、忘れてしまうことがよくありますが、毎日ベッドサイドで、医師や看護師と一緒に点滴やリハビリの予定を確認することで、自身の状態を理解して、闘病意欲も高まっているように感じます。また、これまで以上に患者さんと良好な信頼関係を築けるようになりました。

2.ベッドサイドケアで業務効率化と「個々人と向き合う丁寧な看護」を実現

ベッドサイドケアを実施するようになって変化したことはありますか?

木下さん : 一つは、効率が上がりました。ベッドサイドでのカンファレンスには夜勤者も参加するので、情報共有がスムーズになり、申し送りの時間がほぼゼロに。それと、以前は「検温担当は検温だけ」「記録は記録だけ」といった形でそれぞれの作業に時間を費やしていましたが、カンファレンスと並行してシーツを整えたり、体温を測定したり、環境整備や体調管理も一緒に済ませてしまえるので、そのぶんの効率を上げることができるようになりました。

ベッドサイドケアを導入して、患者さんやご家族からどのような反応がありましたか?

木下さん : 患者さんにとっては、機械的にケアを受けるのではなく、看護師がしっかり寄り添い、一緒に治療に向き合ってくれるという実感をもってもらえるようになりました。想定外の変化としては、以前よりナースコールの回数が減少しました。患者さん自身も不安が軽減されているのではないかと思います。また、ご家族からは「看護師さんがしっかり見守ってくれているので安心」という声を多くいただいています。単に「仕事をこなす」という感覚ではなく、患者さんと向き合いながらケアを行えることが、看護師にとってのやりがいにもつながっていると思います。

3.「やりたい!」の意欲を尊重するキャリア形成

入職後の研修について教えてください。

木下さん : 社会人マナーや倫理教育などの基礎研修のほかに、各分野の専門職が講師を務める技術研修、各科ローテーション研修を実施。もちろん、プリセプターをつけてのマンツーマン指導も行っています。さらに、新人向けに年2回のフォローアップ研修を開催しています。また、各種研修にはeラーニングも採用しているので、興味のある分野を自由に選んで、自分のペースで学ぶことができます。

経験の浅い新卒者や転職者のなかには、期待に応えられるのか心配する方がいると思いますが?

木下さん : 新人の方については、成長のペースが人それぞれ違うので、無理に急がず、ゆっくりでも確実に成長してもらえればと思っています。規模の小さいクリニックや、診療科目の異なる医療機関から転職してきた方、ブランクのある方も自分のペースでスキルアップできる環境を整えています。それに当院は、看護方式に固定チームナーシングをとり入れているので、迷ったことや心配事があれば、同じチームのメンバーが助けてくれます。

資格取得支援制度はありますか?

木下さん : 認定看護師や専門看護師の資格取得については、当院が全面的にバックアップしています。研修期間中は、病院の業務を離れていても給与が支給される仕組みですので、意欲のある方は、ぜひ挑戦してほしいですね。あと、特定行為研修については、当院が研修実習施設になっているため、働きながら研修を受けることが可能です。そのほか、看護協会などが実施する研修にも、出張扱いで受講でき、研修費も病院で負担しています。看護助手の方については、介護福祉士を目指したり、看護師へのキャリアチェンジを希望したりするケースもあります。そのような場合も、勤務の調整などを通じて、みんなでできる限りサポートしています。

想定されるキャリアパスについて

木下さん : 明確に決まったキャリアパスはありませんが、入職して5〜6年ほど経つと、みなさん自分が目指す看護の方向性をしっかり考える時期になるようです。その頃に認定看護師の資格取得を目指す方が多いですね。役職への昇進に関しては、経験年数ではなく、「やりたい」と意欲をもっている人を積極的に採用する方針です。

4.「働きやすさ」のために行っていること

働きやすい環境づくりのために取り組まれていることはありますか?

木下さん :勤務については、毎月3日間の希望休が申請できます。有給休暇は、時間単位での取得ができる制度もあり、ワークライフバランスの充実に繋がっています。 また、当院はスタッフへのメンタルケアにも力を入れています。新人の方はもちろん、中途入職の方にも臨床心理士によるスクリーニングを行ったり、希望すれば完全匿名で月1回実施している臨床心理士による「ほっとホッとるーむ」のカウンセリングを受けることもできます。ほかに、ハラスメント相談窓口も設けています。

業務効率化については、どういった取り組みをされていますか?

木下さん : 当院では、これまで慣習的に行っていた業務を見直し、何が本当に必要なのかを多職種で議論しながら整理しています。例えば、タスクシェアがスムーズにできるよう、看護記録については電子カルテにその場で入力。関係者間の情報共有をタイムリーに行っています。また、勤務管理システムを導入して時間外労働を可視化し、働き方の見直しにも取り組んでいます。

5.24時間対応の保育所を格安で利用できる

職場の雰囲気やスタッフ同士の関係性はいかがですか?

木下さん : 見学会やインターンシップで訪れた学生さんや看護師の方からは、よく「挨拶がきちんとできる病院ですね」といわれます。年齢層は新卒の若手もいれば、50代のベテランもいて幅広いですね。でも、みんな年齢に関係なく助け合う風土が根付いています。誰かの子どもが熱を出したとなれば、周りのスタッフがテキパキと仕事を分担して、「ここは任せて、早く帰ってあげて」と声をかけることもよくあります。休憩時間には、プライベートの悩みや人生相談をし合うスタッフもいたりして、まるで家族のような関係性です。そういった、あたたかい雰囲気が、働きやすさにつながっているのかなと思います。

どんな福利厚生がありますか?

木下さん : 敷地内に24時間対応の保育所を完備しています。夜勤時の利用はもちろん、通常の保育として通わせることもできます。現在、お子さんの人数が少ないこともあり、スタッフが休みの日も、臨時で預かってもらえるので、親御さんもリフレッシュすることができます。

前田さん : 保育園は、当院が直接運営しているため、一般の保育施設よりも費用が抑えられています。常勤のスタッフなら、最大月額1万1000円程度です。ほかにも、スタッフ間の交流として、以前は納涼祭や忘年会、スポーツ大会などのイベントを行っていましたが、コロナ禍の影響で現在はまだ本格的に再開していません。ただ、飲食店やレジャー施設など、提携施設での割引制度などは継続して利用できます。

6.新病院への移転計画進行中!より充実した医療環境の実現へ

貴院の将来のビジョンや抱負をお聞かせください。

木下さん : ハード面としては、現在地から車で5分ほどの場所への移転計画が進行中です。最も大切なソフトである人材については、患者さんの気持ちに寄り添える方を育て、「くすの木病院を選んでよかった」と思っていただけるような、あたたかみのある病院づくりを目指しています。

貴院への入職を検討されている方へ、メッセージをお願いします。

木下さん : 214床という規模は大きすぎず、小さすぎず、職種も揃っているため、新しいことに挑戦しやすい環境です。教育体制も整っているため、働きながらスキルアップするのもスムーズです。離職率も低く、新卒の看護師はコロナ禍前の7年間、離職者ゼロでした。当院の志に賛同できる方に、ぜひ入職していただきたいと考えています。まずは病院見学にお越しいただき、雰囲気を感じてください。質問も随時受け付けていますので、お気軽にご相談ください。みなさんと一緒に働けることを楽しみにしています。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。