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勤務中の食事は無料で提供 職員の提案を積極的に取り入れるボトムアップの気風|社会福祉法人堺福祉会 特別養護老人ホーム ハートピア泉北

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

「社会福祉法人堺福祉会 特別養護老人ホームハートピア泉北」は、大阪府堺市西区にある特別養護老人ホームです。職員の提案を積極的に取り入れるボトムアップの気風があり、働きやすい職場です。新人にはメンターが一人つき丁寧に指導するので、未経験の方も安心して働けます。勤務中の食事が無料で提供される、うれしい福利厚生もあります。

1992年に開設し、多くの方々に介護サービスを提供してきた「社会福祉法人堺福祉会 特別養護老人ホームハートピア泉北」。残業は少なく、月に9日の休みがあるので、ワークライフバランスを大切にしながら働けます。面談が年2回あるので、働き方やキャリアアップなどに関する希望も積極的に伝えやすい職場です。

目次

1.悩んでいる職員には積極的に声をかける、アットホームな職場

――「ハートピア泉北」はどのような施設でしょうか。

「ハートピア泉北」は大阪府堺市西区の介護老人福祉施設です。特別養護老人ホームの定員は84名、短期入所の定員は16名、デイサービスの定員は30名で、居宅介護支援事業所も併設されています。1992年11月に開設した歴史ある施設で、これまで地域の多くの方々に介護サービスを提供してきました。

――今回募集している介護職員の仕事内容や、1日の流れをご紹介いただけますか。

仕事内容は高齢者の生活介助で、一般的な介護職の仕事を想像していただければと思います。勤務は早出、遅出、日勤、夜勤の交代制です。例えば日勤の場合、朝礼後、トイレ誘導やレクリエーション、昼食の準備、食事介助をし、休憩をはさんで再びトイレ誘導やレクリエーションをします。

――職員の皆さんはどんなことを大切にしてお仕事にあたっていますか。

人生の先輩に対して敬う心を持って、利用者様第一で介護することを心がけています。私たちが大切にしているのは、儲けばかりを考えるのではなく、奉仕の心を持って介護するということです。ほかの施設では売上を増やさなければいけないというプレッシャーがあったり、人件費が削減されたりということも聞きますが、そうしたお金に関することが施設運営の全てではないと思っています。当施設はお年寄りを第一に考えて、QOL(Quality of Life)を大切にしています。

――職場や職員の方々の雰囲気はいかがですか。

全体的に和気あいあいとした雰囲気です。10代から60代まで幅広い年代の職員がいますが、年齢やキャリアに関係なく休憩時間にプライベートなことを相談したり、他愛もないことを話したりしています。休日に一緒に出かけている職員もいます。コロナ禍前は何人かで一緒に旅行に行くほど仲の良い職員たちもいましたね。

――アットホームな雰囲気なのですね。

私はずっとこの施設で働いているので、ほかの施設との比較はできませんが、仕事のしやすい環境だと思います。だからこそ10年、20年と長期で働いている人もいます。

長く働きやすい理由の一つには、悩みがある職員を放っておくことはしないという雰囲気があると思います。自分のことばかり考えるのではなく、ほかの職員のことを気にかけながら仕事をしている職員が多いです。ある意味、私も含めて全体的におせっかいで、困っている職員がいたら積極的に声をかけますし、例えば「家庭のことで悩んでいます」と相談があったら「落ち着くまでちょっと休んだら」と提案することもあります。

2.職員からの要望を積極的に取り入れる、ボトムアップの気風

――施設を運営するうえで心がけていることを教えてください。

私たちはボトムアップを大切にし、職員からの様々な意見を取り入れた施設運営をしています。「利用者様とこんなことを一緒に楽しみたい」「利用者様がこういったことを求めているので、施設としてやっていけないか」という提案があれば、リスクなどは考慮したうえで、積極的に取り入れています。もちろん、言い過ぎると場の空気を乱してしまう可能性があるので、そのあたりのバランスは難しいところだと思いますが、「こんな施設をつくっていきたい」という思いがあり、発信できる方をお待ちしています。

――職員からの提案が実現した事例は何かありますか。

職員たちから上がってきた「施設内にこんな機能があるものが欲しい」という要望を検討し、実現に向けて動くことは多いです。

例えば、浴槽の壁についた手すりがあるのですが、利用者様が壁に向かって手すりをつかまって立つと、体が壁に当たってしまうことがありました。そこで職員の提案を受けて、壁から離れたところに突っ張り棒のようなものを設置し、利用者様が壁にぶつからないようにしました。

最近も、近隣にコンビニやスーパーがなく、職員から「ちょっとしたお菓子が買えるところがあれば」という声が上がったので、施設にお菓子の自動販売機を設置しました。さっそく職員たちは喜んで使っています。

――ワークライフバランスに関するPRポイントを教えてください。

残業が少なく、月に9日の休みがあります。

介護休暇、育児休暇も取りやすいです。有休消化も積極的に呼びかけているので、取得しやすいと思います。

どうしても介護業界は人手不足に悩まされていますので、人が足りないときは、残業でカバーしていただくこともあります。ただ、むやみやたらにサービス残業をさせるようなことはありません。また、業務を効率化するためにICTも取り入れて、無駄なく仕事ができるように取り組んでいます。

――福利厚生や待遇の面でのPRポイントを教えてください。

賞与は1年あたり4.4ヶ月分支給しています。また、勤務時間中の職員の食事は無料で提供しています。施設の厨房で作り、利用者様に提供している食事と同じものを食べていただけます。それ以外にも、時期によって異なりますが、オムライスや唐揚げ弁当、鍋焼きうどん、お好み焼き定食、サンドイッチセットといった別メニュー6種類から好きなものを選んで食べていただくことも可能です。

さらに、法人がリゾートホテルの会員になっていますので、そうしたホテルを割安で利用できるのもうれしいポイントです。

3.メンターが中心になり、丁寧に指導

――スキルアップに関するPRポイントをうかがえますか。

当法人は大阪府の社会福祉協議会に加盟しています。法人が費用を負担したうえで、職員には協議会の研修に参加してもらっています。職員自ら見つけてきた研修に参加してもらうこともあります。また、法人でも国が定める研修を毎月行っています。

介護未経験の方でも、入職後にスキルを身につけることは十分に可能です。当法人ではメンター制度を取り入れ、メンターが新人を丁寧に指導しています。私たちは24時間365日体制で施設を運営していますので、メンターと新人のシフトが合わないときもありますが、そういった場合もチームで指導する体制をとっています。メンターが中心になって指導し、日によっては代わりの指導者がいるという形です。

指導者日誌を作って、新人の職員に指導した内容などの情報を共有しながら、丁寧な指導を行っています。

――入職後のキャリアパスはいかがでしょうか。

当法人では2000年ごろ、代表の職員たちが中心になって人事考課の制度を作りました。今でもその制度を活用し、職員と上司の話し合いの機会を年2回設けています。人事考課の制度があっても給与はそこまで大きく変わりませんが、この話し合いはとても大事です。職員には自分が今後取り組みたいことや目標、今悩んでいることなどを率直に話してもらっています。

昇進についてはポストの空きがなければできませんので、能力があれば昇進できるとは一概に言えない部分もありますが、評価されている職員には将来リーダー職や主任職になることも見据えて研修に行ってもらったり、責任ある仕事を少しずつ任せたりするようにしています。

なお、当施設では配置転換は基本的にありません。

――求める人材像について教えてください。

当然、介護経験が豊富な方に来ていだければありがたいですが、現実的にはなかなか難しいことですので、無資格・未経験の方でも歓迎します。

ただ、コミュニケーション能力のある方は求めたいと思っています。チームで行う仕事なので、分からないことがあれば「分かりません。教えてください」と素直に言える人であってほしいと思います。未経験であっても、そうした方はまっさらな状態で入ってくれるので、当施設のやり方も理解しながらゆっくり進んでいってもらえると、プラスにとらえています。

――入職を考えている方に向けたメッセージをお願いします。

見学の希望があれば、受け入れていますので、ぜひ施設にいらしてください。介護の仕事を始めることには様々な不安もあると思いますが、一度門をたたいてみてほしいと思います。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。