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この春、地域包括ケア病棟が誕生 保育助成金など子育て支援も充実|医療法人玖玉会 玖珂中央病院

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投稿者:堀尾 健太

岩国市玖珂町に位置する「医療法人玖玉会 玖珂中央病院」は、148床を有する療養型病院として、急性期治療が終了し、長期の療養を必要とする患者さんに対して充実した医療サービスを提供してきました。2025年4月からは1病棟を地域包括ケア病棟に転換し、地域との連携や在宅復帰への支援にも力を入れていきます。病院全体で新しい取り組みを進めているため、変化を楽しみ、仲間とともにより良い病院づくりをしていきたい人にはぴったりの職場です。

40年以上にわたって岩国市玖珂町の地域医療に貢献してきた「医療法人玖玉会 玖珂中央病院」。病院全体の職員が130人程度のため、全員の名前と顔が一致する、アットホームな雰囲気です。職員が多めに在籍していることもあり、残業はほとんどありません。子育て中の看護師の管理職もいるため、子育てや介護などの事情を抱えた方も安心して働きやすい環境です。3歳まで月1万円、小学校入学まで月6000円が支給される保育助成金や、玖珂中央病院を受診した際の医療費補助制度など、福利厚生が充実しているのもうれしいポイントです。

目次

1.4月から1病棟を地域包括ケア病棟に転換 地域との連携を密に

――玖珂中央病院は、どのような病院ですか。

小林さん:

玖珂中央病院は、1982年の設立以来、岩国市玖珂町で40年以上にわたって「患者様第一」の精神を大事にしながら地域医療を提供してきました。もともとは急性期の病院としてスタートしましたが、地域のニーズに応え、148床を有する療養型病院に変遷していきました。現在の診療科は内科、消化器内科、循環器内科、リハビリテーション科です。

これまで長く、急性期治療が終了し、長期の療養を必要とする患者さんに対してサービスを提供してきましたが、4月には1病棟を地域包括ケア病棟に転換し、患者さんの在宅復帰支援に力を入れていきます。外来では訪問診療も始めましたし、訪問リハビリにも熱心に取り組んでいるので、地域との連携にこれまで以上に力を入れていきたいと思っています。

――今回募集している職種や仕事内容を教えてください。

小林さん:

看護師、診療放射線技師、介護職を募集しています。特に力を入れて募集しているのは外来の看護師です。外来の看護師は、午前中は外来の患者さんの対応をします。そのほか、胃カメラの検査時の補助もしますし、企業検診や訪問診療に行くこともあります。

――どんなことを大切にしてお仕事にあたっていますか。

藤浪さん:

私は今、病棟で看護師のマネジメント業務をしています。日頃、患者さんやご家族の価値観、大切にしていることをくみ取った丁寧な看護を提供することを大切にしています。

――玖珂中央病院で働くやりがいをどんなときに感じますか。

藤浪さん:

これまでは療養病棟だったため、患者さんが退院できるようになる喜びはなかなか味わえませんでしたが、地域包括ケア病棟への転換の準備をしているなかで、自宅や施設に帰る患者さんが喜んでいる姿を見ると、さらに看護のやりがいを感じるようになりました。

2.全職員の名前と顔が一致 アットホームな職場

――職場や職員の皆さんの雰囲気について教えてください。

藤浪さん:

職場全体としてアットホームな雰囲気があると思います。職員も皆、相互のコミュニケーションが大事だとわかっているので、会話が多い職場ですね。

小林さん:

病棟の看護師の平均年齢は44歳で、以前に比べてだいぶ若返りました。和気あいあいとして笑いの絶えない職場だと感じています。職員の規模も130人弱なので、部や職種にかかわらず、ほぼ全員の顔と名前が一致していますね。そういった意味でも働きやすい環境だと思います。コロナ禍以降は実施できていませんが、職員同士での親睦旅行も長年行ってきました。

高﨑さん:

職員の年齢層が20代から60代まで幅広いので、全員がそれぞれの強みを生かして、困ったときには協力し合いながら働ける病院だと思います。

――ワークライフバランス面のPRポイントについてうかがえますか。

小林さん:

現在は地域包括ケア病棟に転換するため、業務量が増えて一時的に大変な時期です。ただ、基本的には時間通りに帰れるよう業務改善に取り組んでいます。普段は残業がほぼありませんし、希望休もとっていただけます。お子さんがいると、どうしても突発的に休まなければいけないこともあると思いますが、多めに人員を配置していますし、周囲の理解もあるので、子育て中の方も安心して働いていただけます。また、無給ではありますが、お子さんが病気になったときの看護休暇もあります。離職率が非常に低く、家庭と仕事を両立しながら長期的に働いていただける職場環境です。産休・育休をとった職員は全員復帰していますね。

休日は月9〜10日あり、年間休日は110日です。なお、有給休暇は入社直後から取得していただけます。入社日に6日、さらに6ヶ月後に追加で6日付与されます。2024年度の有休取得率は71%でした。

藤浪さん:

プライベートが充実しているからこそ、仕事中は患者さんやご家族のために業務をしっかりできると考えているので、残業が少ないことは重要だと思っています。私自身も含め、子育て中の看護師の管理職もいるので、子育てとの両立についても相談しやすい環境です。子育て中の方の「夜勤の回数を減らしたい」といった希望にも柔軟に対応しています。

――残業を少なくするために取り組んでいることはありますか。

小林さん:

看護師の業務量軽減のためのタスクシフトに取り組んでいます。昨年度からは他職種の職員に任せられる仕事は、他職種に振っていくようにしています。そのほかにも、業務が時間内に終わらない場合は、なぜ終わらないのか考えて対策をとることを心がけています。

藤浪さん:

最近では栄養室から業務改善報告書も出ています。こうした取り組みを病院全体で進め、看護部でもさらに業務の効率化をしていきたいと思います。

3.3歳まで月1万円、小学校入学まで月6000円の保育助成金

――待遇や福利厚生面でのPRポイントはありますか。

小林さん:

保育助成金があり、3歳まで月1万円、小学校入学まで月6000円を支給しています。また、福利厚生として職員が当院を受診した際に、診察代や薬代の補助をする制度があります。

高﨑さん:

近辺の病院と比較して、夜勤手当が高いのもポイントですね。

小林さん:

夜勤手当については、看護師は1万2000円、看護補助者は8500円です。日曜日や祝日には1000円の休日手当がつきます。年末年始やゴールデンウィークは1日あたり数千円になるので、年末年始にまとめて出勤すると2~3万円の手当がつくこともあります。なお賞与は年2回あり、前年実績は4ヶ月でした。そのほか、各種社会保険は完備していますし、3年以上勤務した場合には退職金も受け取れます。

――スキルアップ支援はありますか。

小林さん:

経験者の方を採用することがほとんどなので、新人教育をする機会はあまりありませんが、看護師が外部の勉強会に参加する機会は設けています。

藤浪さん:

看護師は看護協会が実施している勉強会に、最低年1回は出席しています。また、当院が扱ったことのない医療機器を使うことになった時には、必ず業者さん主催の勉強会を実施していただけるので、ありがたいと思っています。

――求める人材像について教えてください。

高﨑さん:

とにかく患者さんを大切にしてくださる方と一緒に働いていきたいと思っています。

藤浪さん:

スキルは後からでも身につきます。それよりも患者さんのことを考え、患者さんの声を拾ってくれる方に来ていただきたいと思います。私も小さな子どもを育てていて、同じような状況の方の希望にはできる限り配慮しますので、ママさん看護師も大歓迎です。現在は少ない男性看護師にもぜひ入職していただき、活躍してほしいと思っています。

小林さん:

日頃、看護部長が言っているのが「一緒に向上していける人」「分からないこと、できないことがあってもいいから向上心を持って、これから学んで一緒に成長していく意欲のある人」に来てほしい、ということです。看護師もそうですが、他の職種に関してもそういった前向きな方を求めています。

当院は昨年3月、全国各地の医療法人のネットワークをもつ一般財団法人「SAITO MEDICAL GROUP」の傘下に入りました。そのことを受け、1病棟を地域包括ケア病棟に転換することになりました。ほかにも、さまざまな面で仕事のやり方が大きく変わってきています。40年以上続いてきた病院なので、古くから続いてきた慣習もありましたが、今は新しい風が吹いている印象を受けています。

そのため、いろんな変化に対して臨機応変に前向きに対応できる方が向いていると感じています。私たちも走りながら考えて環境を整えていっていますので、柔軟性を持った方と一緒に新しい病院づくりができればと思っています。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。