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人として医療人として大きく成長!主体的に医療に関わることで、やりがいもアップ|京都駅前さの皮フ科クリニック

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

JR「京都駅」から徒歩1分の好立地にある「京都駅前さの皮フ科クリニック」。皮膚科・アレルギー科・美容皮膚科を専門とする当クリニックです。

「訪れる人に安心と満足を」を医療理念に掲げ、スタッフ一人ひとりが主体的に業務に取り組む熱心な姿は、患者さんからの厚い信頼と高い評価につながっています。さらに人材育成にも力を入れており、スタッフの学会や研修への参加、資格取得などの機会を積極的にサポートしています。

今回は、佐野院長を招いてインタビュー。当クリニックが目指す理想の医療や求める人材像、働く環境について詳しくお話を伺いました。

目次

1.医療理念「訪れる人に安心と満足を」を実践

開業に至ったきっかけについて教えてください。

皮膚科というと、何かと「待ち時間が長い」イメージがありませんか。やっと診療をしてもらえたかと思ったら、薬を処方されて、終了。しかも、なかなかよくならない。そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。

私が勤務医の時にアトピーやニキビなど正しい努力を継続しないとよくならない病気をきれいにしてあげたいという思いが徐々に強くなってきました。しかし、それは勤務医ではできないため開業を決意しました。

ですから、患者さん一人ひとりにしっかりと向き合い、安心して通いやすいクリニックをつくりたいと思い、2015年に当クリニックを開業しました。

皮膚科医を目指した動機は何だったのでしょうか。

実は、最初の3年間京都大学関連で内科医をしていた経験があります。でも、本当に向いているのは皮膚科だと気づいたんですね。そこから、⼀念発起して京都府立医科大学の皮膚科医局へ⼊りなおしました。

専門に皮膚科を選んだのは、個人的に非常におもしろいと感じたからです。皮膚の疾患は、ある程度経験を重ねると、ぱっと見て判断がつくものもあれば、判断がつかないものもあります。皮膚に症状が出ていたとしても胃腸など内臓の病気が原因だったり、化粧品や虫さされなど日常生活と深く関わっていることも多いんです。

診察するときは、皮膚だけでなく、患者さんの生活全体を見渡すような視点が必要です。様々な方向からアプローチする皮膚科に、その奥深さとおもしろさを感じています。

先生が目指す、理想の医療とは?

医学的見地から正解であったとしても、患者さんにとってそれが必ずしも正解とはいえません。もちろん、病気を治すことは医師の使命ではありますが、亡くなる患者さんを助けられないこともあります。そうした状況を患者さんやご家族は、どう受け止めてくださるかということを、常々考えています。

そのためには、診療と治療に加えて、その患者さん自体を理解することが不可欠です。私たちは「訪れる人に安心と満足を」の医療理念のもと、患者さんにとって納得できる医療、満足していただける医療を提供していきたいと考えています。

2.「患者さんファースト」を掲げて、主体的に取り組める人を求む!

貴院では、どういった人材を求めていますか?

職種的には看護師と医療事務スタッフです。

求める素養としては、やはり「患者さんを大切にできること」が大前提ですね。それに加えて、勉強熱心であることも、重要だと考えています。医学の世界は日々進化していますから、向上心がないとついていけません。

特別な資格やスキルについては、特に求めていません。未経験でも大丈夫です。もちろん、経験値の高い中途採用の方のほうが教育する時間もコストも低く抑えられ、経営的には優先すべきかもしれません。しかし、それよりも当院の理念に共感し、共に成長していこうという意思のある方と一緒に働きたいですね。

それに、今の世代は十分な教育を受けられていないと感じているんですよ。ですから、若い人にチャンスをつかんでもらうためにも、当院では経験より、その方の意欲を大切にしたいと思っています。

新しく入職するスタッフに期待することをお聞かせください。

当クリニックでは、看護師が処置の合間に受付を手伝ったり、医療事務のスタッフが患者さんを診察室に案内したり、みんなマルチタスクで協力しながら業務を進めています。ですから、新しく入職するスタッフにも、「自分に何ができるか」を考えて、行動して欲しいですね。

私たちの共通のゴールは、患者さんの待ち時間をできるだけ減らして、少しでも早く良くなってもらうこと。そのためには、「これは自分の仕事」「これは他人の仕事」と言っている場合ではありません。クリニック全体がひとつのチームとして協力し合う姿勢が大切なんです。

先生の業務をサポートしてもらうこともあるのですか?

はい。医療事務や看護師のスタッフにも、電子カルテの入力補助(シュライバー業務)や問診、生活指導など、医師でなくてもできることは積極的に関わってもらっています。当然、専門的な説明や判断は私が行いますが、例えば「お風呂の入り方」や「塗り薬の使い方」といった日常的なアドバイスは、当クリニックのスタッフなら十分できます。

そうした対応ができるよう、クリニック側としても日ごろから人材教育に力を入れていますし、中には自主的に病気について勉強したり、患者さんに安心してもらえるよう言葉づかいを工夫したりしてくれているスタッフもいます。そうした姿勢を見ると、本当に頼もしいし、嬉しいですね。

3.意欲あるスタッフに、時間もお金もかけて応える

貴院が行っている新人研修についてお聞かせください。

入職したばかりのスタッフには、まずクリニック全体の流れや業務内容を理解してもらうために、基本的なマニュアルをお渡ししています。その上で、一人ひとりの経験や理解度、ペースに合わせて丁寧に指導を行うスタイルです。

新人のうちから知識や技術を一気に詰め込もうとすると、かえって負担が大きくなり、ストレスを感じてしまう可能性がありますよね。ですから、「焦らずじっくりと」というのが、当クリニックの考えです。その方の能力や適性を見極めながら、段階的に業務に慣れていってくれれば良いのかなと思います。

貴院の人材教育についても、詳しくお話を伺えますか?

希望するスタッフ向けに資格取得支援制度があります。また、学会や研修会への参加を望むスタッフには、参加費を補助しています。遠方の学会などは、新幹線代や宿泊費など負担が大きいので、その分はクリニック側が負担してあげたいです。実際、大企業でも一人当たりの教育費は4円ほどらしいのですが、当クリニックはその何倍も多くの費用を投資しています。スタッフの成長は、クリニック全体の成長にも繋がりますし、また、がんばっているスタッフには、いきいきと働きながら人生を豊かに過ごしていける環境をつくっていきたいですよね。

あとは、人間的な成長にも力を入れていますので、1日1回、仕事と使命の振り返りのほか、本を読んで感想を共有したり、働き方について改善点を話しあったり、スタッフ同士でも学び会える時間を意識的につくっています。

4.「研修旅行」という名のお泊り会で交流を深める

貴院で働くことの魅力のひとつとして、報酬や手当について伺えますか?

当クリニックでは、年齢やキャリアではなく、能力に応じて基本給に手当を付けています。もちろん、公正公平が大前提ですので、半年に1回、実践的なテストをしています。例えばシュライバーの場合は、カルテの入力の速度や正確性など、実務に直結するスキルで評価を行っています。スタッフ側としても、努力がきちんと評価されるので、やりがいを感じてくれていると思いますよ。

長期休暇は取得できますか?

はい、可能です。お正月や夏休み、ゴールデンウィークなどは比較的休みが取りやすいですね。過去には、新婚旅行でヨーロッパに10⽇間以上旅⾏したいと叶えたい夢を皆に語っていたスタッフの希望を叶えるため、皆が休みの調整を協⼒して叶えることができました。

勤務時間も変形労働時間制で、残業も強制することはありません。レセプト業務など締め切りのある仕事を除いては、業務が終われば終了。有給休暇も、ほぼ消化できていると思います。

福利厚生についてお聞かせください。

スタッフが安心して働けるよう、様々な福利厚生を整えています。たとえば、インフルエンザ予防接種は両親まで無料で受けられます。

そのほか、不定期ですが食事会を開いたり、研修旅行を実施したりしています。研修旅行といっても、実際はお泊まり会のようなリラックスした雰囲気のイベントで、日頃の業務を離れてスタッフ同士がゆっくり交流できる、貴重な機会になっています。

5. 理想の医療を実現して、「リーディングクリニック」を目指す

今後のビジョンや抱負についてお話くださいますか?

私たちが目指すのは「リーディングクリニック」です。単に医療を提供するだけでなく、医療の新しいかたちを自ら発信していく存在でありたいと願っています。実際専門誌などで何度も当院の取り組みが取り上げられています。SNSなども積極的に活用しながら、クリニックの想いや、これからの医療の在り方について、もっと多くの人に伝えていけたらと考えています。

将来、新しい仲間になる方へメッセージをお願いします。

当クリニックの理念に共感してくださる方に出会えることを、スタッフ一同、心から楽しみにしています。私たちは、患者さん一人ひとりと丁寧に向き合い、「このクリニックに出会えてよかった」と思っていただけるような医療をめざして、日々取り組んでいます。

公式サイトやSNSをご覧いただいて、「この考え方、好きだな」と感じてもらえたとしたら、きっと私たちの価値観を共有できる方なのだと思います。そういった方と一緒に、同じ方向を見ながらチームとして働けたら嬉しいです。

もし、ほかのクリニックでは物足りなさを感じたり、「もっと患者さんと深く関わりたい」「もう一度、ちゃんと成長したい」──そんな思いを抱えている方にとって、当クリニックはその思いを叶えられる場所だと信じています。

日々の仕事を通して、お互いに感謝し合いながら成長し、共に思い出を重ねていく。そんなチームの一員として、一緒に歩んでいける日を心待ちにしています。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。