年間126日+有休、「丁寧な保育(仕事)と暮らし」を実現する創立50年の保育園|社会福祉法人 和孝福祉会 愛泉保育園
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都心からほど近い、千葉県市川市行徳地区に位置する「愛泉保育園」。2025年に創立50周年を迎える当園では、「すべては子どもたちのために」を合言葉に、子どもたちに最善の保育をもって地域に根ざした貢献を行っています。
子どもたちの成長に合わせて0~2歳児は担当制、3~5歳児は異年齢児保育を採用。こうした取り組みは、子どもたちの個性や発達段階に応じたきめ細やかなサポートを可能にするとともに、保育士自身の専門性の向上や広い視点を養う機会にもなっています。
今回は、副園長の田中真雅子先生に、園の特色や保育にかける思い、そして働く環境について詳しくお話を伺いました。
目次
2.「丁寧な保育」に共感してくれる仲間を求めています!
3.ピアノスキルは不問、ICTの活用で効率性を上げ、子どもとじっくり向き合える
4.有休以外に年間休日120+6日!充実した福利厚生で長く働ける
5.見学歓迎!自分の肌で感じて、検討してください。
1.担当制と異年齢児保育、発達に合わせて2つの保育を実施

まず、貴園の概要について教えていただけますか?
当園は、おかげさまで本年創立50周年を迎える、地域に根差した保育園です。規模は大きいながらも落ち着いた雰囲気のなかで子どもたちが生活しています。
大きな特徴として、0~2歳児クラスでは「担当制保育」を導入しています。これは、一人の保育士が国の基準にのっとって年齢ごとに3~6名のお子さんを受け持ち、身の回りのお世話を決まった大人が担当し、成長を見守る保育の形です。一人ひとりの発達や個性を深く理解し、保護者の方との連携も密に図ることができます。
また、3~5歳児クラスでは「異年齢児保育」(4クラス編成)を行っています。年齢の違う子どもたちが一緒に過ごすことで、年上の子は思いやりやリーダーシップを、年下の子は学びや憧れを育みます。社会性や協調性、コミュニケーション能力の発達を促すとともに、年齢別の活動も大切にしています。
保育の理念や目標についてお聞かせください。
保育目標は「おもう、つくる、かんがえる」ことができる教育の提供です。私たちは、子どもたちが机に向かって何かを覚えるのではなく、就学前に身につけるべき力を遊びを通して養い、人間形成の土台をしっかりと築く保育を目指しています。
そのため、文字指導などは特に行っておりませんが、遊びのなかで文字や数字にふれられる環境でありたいと考えています。
ですから、当園では職員一同が、何があれば子どもたちの発達や興味をより伸ばせるかを常に検討し、遊びの道具類についても、子どもたちの発達や興味を引き出す質の高いものを豊富にそろえています。
また、保育士にも日々の遊びの計画や振り返りについて深く考え、教育者としての視点をもって質の高い遊びを提供できるように心がけてほしいと、いつもお話ししています。
2.「丁寧な保育」に共感してくれる仲間を求めています!

今回募集される職種について教えてください。
とくに保育士と看護師の方を募集しています。保育士の方には、できれば常勤で来ていただけるとありがたいです。ですが、非常勤やパートタイムでの勤務をご希望の方も歓迎いたしますので、ご相談いただけたらうれしいですね。
看護師さんについては、保育園での勤務に興味をおもちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご応募いただきたいです。
どのような方を希望されていますか?
当園に来られた方からの感想ですが、「ここは規模が大きいにも関わらず、落ち着いた雰囲気ですね」「子どもたちがみんな穏やかで、ゆったり和やかな感じ」というお声をいただくことが多いんです。
それは、私たちが子どもの気持ちに寄り添い、丁寧に関われているからかと、個人的には思っています。それに加えて、職員一人ひとりが保育に真摯に向き合い、熱心に学び、常に「何が必要か」を考え続けてきた結果です。
こうした当園の風土に共感してくださる方、保育の質を高めることに意欲のある方に、ぜひ入職していただきたいと考えています。
3.ピアノスキルは不問、ICTの活用で効率性を上げ、子どもとじっくり向き合える

貴園で働くことで、どのような成長が期待できますか?
同じ園で、担当制保育と異年齢児保育というふたつの異なる保育を実践的に学べることは、保育士として大きなスキルアップになると考えています。
たとえば担当制保育についてですが、ほかの保育園でも謳っているところは少なくありません。しかし、当園ほど一人ひとりの子どもたちにしっかり寄り添い、丁寧な保育を行っている園は、そう多くはありません。ですから、担当制のクラスを受けもった際は、特定の数名のお子さんの成長を間近で見守り、保護者の方と密に連携をとるなかで、より深い専門性と責任感を育んでいってほしいと考えています。
異年齢児保育においては、年齢の違う子どもたちが一緒に過ごすなかで、それぞれの発達段階に合わせた関わり方や活動計画の立て方などの実践的なスキルを修得できます。さらに、異年齢児保育ならではの課題解決の方法や多様な視点をもって保育に取り組む力も身につけられます。
スタッフに向けた研修制度はありますか?
年に10回程さまざまな分野の外部講師を招いて、さまざまなテーマについての研修を行っています。担当制保育・異年齢児保育の専門性を深める良い機会ですから、職員みんな熱心に受講しています。
あとは自分のペースで学べるオンライン研修、経験年数に応じてステップアップしていけるキャリアパスシステムも導入しています。
また、園全体の方向性を共有する目的で、園内研修も実施しています。当園のスタッフは、結構、しっかりした考えをもっている方が多くて、意見交換がひじょうに活発です。それだけスタッフのみんなが、より良い保育の実現に向けて真剣に向き合っている証ですから、うれしいですし、頼もしいですね。
担当制保育の未経験者でも、応募は大丈夫でしょうか?
もちろんです!入職後すぐに、担当制か異年齢児保育か、どちらかのクラスをもっていただきたいと考えていますが、これまで経験がないという方がほとんどでした。仕事をしながら覚えていけるように、しっかりとサポートします。新卒の職員も同じようにスタートしていますので、安心してください。必要なのは保育士資格のみ取得していれば大丈夫です。
貴園の保育士は、ピアノの伴奏や壁面装飾は行わなくてよいと聞きましたが?
まず、ピアノスキルについては全く必要ありません。当園ではピアノ伴奏による歌唱指導は行わず、肉声でうたう「わらべうた」音楽教育としています。
壁面装飾についても基本的には行っていません。ご家庭でも壁面いっぱいに装飾を行うなど、あまりありませんよね。同じように、子どもの教育にとって園内の華美な装飾はあまり必要ないと思っています。それよりも子どもたちが落ち着ける環境の方が大切ですし、職員の制作負担軽減にも繋がっています。
デジタル化は進んでいますか?
デジタルシステムについては、台帳の管理や保護者との連絡帳などに活用しています。とくに連絡帳については、保護者と専用のアプリケーションで繋がっていて、そちらに入力して送信する形をとっています。従来は手書きで行っていた事務作業が大幅に軽減され、ずいぶん効率アップしました。
導入当初は、操作に戸惑う職員もいましたが、今では「もう以前の手書き作業には戻れない」という声が大半のようです。
残業は多いほうですか?
保育園というと、行事前の準備に時間をとられてしまう印象があるかもしれませんが、当園では、年間計画に基づいて段階的かつ計画的に準備していますので、行事直前に業務が集中することはなく、残業はほとんどありません。
残業の月平均は1時間程度、多くて1.5時間くらいに収まっています。
4.有休以外に年間休日120+6日!充実した福利厚生で長く働ける

職場の雰囲気や働きやすさについて教えてください。
職員は非常勤を含めて50名弱。年齢層は20代の若手から、60代を超えるベテランまで幅広く、そのなかで子育て中の職員が現在は12〜13名ほど。それぞれライフステージが異なり、家庭の事情も違いますが、いろいろな方がいるからこそ、お互いを理解し合って、自然に助け合える雰囲気です。
悪口をいったりする雰囲気もありませんし(笑)、良好です。おそらく、そんな雰囲気が職員の定着率の高さにも繋がっているんでしょうね。当園には勤続10年、20年という職員も多いですから。
ライフステージの変化に応じたサポートはありますか?
産休・育休の取得はもちろん可能で、実績も多いです。復帰後もお子さんの状況に合わせて、例えば「小学校入学後のしばらくの間、勤務時間を調整したい」といった希望にも柔軟に対応しています。実際に1〜2年ほど時短勤務をしている職員もいます。
休日や福利厚生についてはいかがですか?
年間休日は120日ですが、それに加えてユニフォームに着替える時間を換算して、年間6日間の特別休暇を支給しています。有給休暇については初年度は10日間。忙しい時期を除けば、1週間〜10日程度の長期休暇を取得する職員もいますよ。
給与面では、市川市はもともと保育士の処遇が良い地域ですが、そのなかでも当園の給与水準は高めに設定しています。賞与も手厚いほうだと思います。
そのほかは、ユニフォーム支給、住宅補助手当、資格取得補助(保育士資格)、職員研修旅行(コロナ禍で中断中ですが再開検討)など、福利厚生も整っています。
5.見学歓迎!自分の肌で感じて、検討してください。

最後に、入職を検討されている方へメッセージをお願いします!
当園では、子ども一人ひとりに丁寧に寄り添う保育を大切にしています。言葉でいうのは簡単ですが、実践するのは奥が深いものです。当園の実際の保育の様子や子どもたちの表情、職員の雰囲気を見ていただければ、きっと「丁寧な保育」の意味を感じていただけるはずです。
専門性を高めたい方、落ち着いた環境で子どもとじっくり関わりたい方、そして何より、ご自身のワークライフバランスを大切にしながら長く働きたい方、ぜひ一度見学にいらしてください。お待ちしています!