直接応募で自由な転職活動を コメディカルドットコム

現在の求人掲載数286036

職場インタビュー 304view

患者もスタッフも、一人ひとりを大切にする職場。多職種連携で良質な透析とリハビリを提供|医療法人生寿会 五条川リハビリテーション病院

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

愛知県清須市の医療法人生寿会 五条川リハビリテーション病院は、人工透析治療とリハビリテーションを2本柱として、地域に密着した医療を提供しています。透析センターではシャントのトラブルなどにも幅広く対応。リハビリ部門では通所リハビリや訪問リハビリなども実施し、退院後も切れ目のないフォロー体制を築いています。

今回は、看護部長の佐々木さんと透析センター看護師長の松田さん、回復期リハビリテーション病棟看護師長の浜田さん、リハビリテーション科科長代理の佐久間さんにインタビュー。ワークライフバランスを大切にする職場環境など、スタッフ目線での病院の魅力について教えていただきました。

目次

1.入院中から退院後まで、長期にわたってサポート

-職場の雰囲気はいかがですか?

松田さん:

透析センターでは、看護師や臨床工学技士などが働いています。患者さんに安全で安心な透析治療を受けてもらえるよう、それぞれのスタッフが専門性を生かしながら協力し合う、チームワークを大切にしている職場だと感じています。

浜田さん:

リハビリ病棟では退院を控えた患者さんが生活しているため、患者さんの在宅復帰を気持ちの面でも支えられるよう、病棟全体に明るい雰囲気があるように思います。

佐久間さん:

リハビリテーション科は風通しのよい雰囲気があります。プライベートで付き合いのあるスタッフも多いですよ。スタッフの年齢層は20代から50代中盤までと幅広く、各年代の人数もバランスの良い構成です。

-日ごろのお仕事の中で心がけていることなどがあれば教えてください。

松田さん:

透析治療は長期にわたるのが一般的です。患者さんとの付き合いが長くなるからこそ、適度な距離感を保って接することを意識しています。

また、当院では患者さんのフットケアや透析中のリハビリ、シャントオペなどにも力を入れているのが特徴。臨床工学技士と連携したエコー下穿刺にも取り組み始めました。透析に関する知識や経験が得られるという点で、おすすめの職場です。

浜田さん:

リハビリ病棟で特に重要なのが、患者さんが自宅に戻るのか施設に入るのか、今後の方向性をしっかりと検討していくことです。そのためには、ご本人はもちろん、ご家族ともコミュニケーションをきちんと取らなくてはいけません。

中には、ご希望と現状がなかなか合致しないケースもあります。医師や医療ソーシャルワーカー、リハビリスタッフなどとも連携しながら、スムーズに折り合いをつけていけるようなサポートを心がけています。

また、リハビリ病棟では患者さんが自力でできることは可能な限りご自分でやってもらうように支援しています。ただ、接し方によっては「何も手伝ってくれない」と捉えられてしまうこともあるため、患者さんへの声のかけ方には特に注意しています。

佐久間さん:

当院でのリハビリは、回復期から生活期、そして退院後の通所リハビリや訪問リハビリと、かなり守備範囲が広いです。だから、1人の患者さんととても長い間関わっていくことになります。

そのため、患者さんの職業やご家族関係をはじめ、地域や家庭ではどのような役割をしているのかなどの生活背景も把握することが重要です。身体機能はもちろん、社会的な役割の面でも、以前のその人らしい生活に近づけるように支えていくのが私たちの役割です。

2.公私を両立しやすい職場環境が魅力

-どのようなきっかけでこの職場を選びましたか? また、スタッフ目線から見た貴院の魅力について教えてください。

松田さん:

子育てからの復職を考えていた時、ちょうど自宅の近所に当院がオープンしました。透析センターの場合、日勤は17時上がりで、日曜日も休めるのが働きやすそうだと惹かれ……。透析の業務は未経験でしたが、思い切って挑戦してみることにしました。

浜田さん:

私も、家庭と両立しやすい職場環境が決め手になりました。当院では時間外勤務がほとんどなく、休みもきちんと取得できます。子育て世代や親の介護世代のスタッフが多く、急な休みが必要な時に理解を得やすいのもありがたいです。

当院は急性期に比べると状態が安定している患者さんが多いため、気持ちの面でもゆとりがあります。急性期の場合は患者さんとコミュニケーションを取る余裕がなかなかありませんが、当院の場合はむしろコミュニケーションを取らなければ次のステップに進めません。患者さんとじっくり関わる看護がしたい人にとってはおすすめです。

佐久間さん:

私は学生時代、医療とは無関係の学校に通っていたのですが、祖父が脳卒中になったのをきっかけに医療の道を志すようになり、大学卒業後に専門学校に入りなおし、資格を取得して当院に就職しました。

先ほども触れましたが、当院では回復期のリハビリをはじめ、地域の高齢者を対象とした通所・訪問リハビリなどの取り組みも充実しています。患者さんはもちろん、地域の人々に対しても手厚いサポートができるのは大きな魅力なのではないでしょうか。

佐々木さん:

育児や介護など、ライフステージの変化に合わせた働き方ができるのが当院の魅力だと考えています。家庭の事情で勤務時間などに配慮が必要な場合、相談すれば比較的柔軟に対応します。

もちろん、それを可能にしているのは各部署長やスタッフたちの協力があってこそ。「お互い様」という気持ちが根付いているのが、当院の何よりの強みです。

-ワークライフバランスなど、働きやすさの面から見た職場環境について、さらに詳しくお聞きできますか?

佐久間さん:

ライフスタイルに合わせて多様な働き方ができるのは大きな特長だと思います。特に、当院は子育て世代へのサポートが充実しています。男性スタッフも育休を100%取得していて、長ければ半年ほど取る人もいます。

ちなみに、産休や育休をはじめとする長期休暇による人員減をカバーできるよう、リハビリテーション科では兼務体制を取り入れています。専従のスタッフ以外は部門を超えて協力し合うことで、限られた人員でもうまく業務がまわるよう工夫しています。

-人材育成やキャリアアップに向けた取り組みなどについても教えてください。

松田さん:

透析センターでは、透析学会で毎年発表するようにしています。また、フットケアに関する講演を外部から依頼されることもあります。他にも院外の研修や勉強会に参加したいという要望があれば、可能な限り対応します。

私自身もそうでしたが、透析看護が未経験で当院に入職するスタッフもいます。そのような人でもしっかりとスキルを身につけられるように、プリセプターをつけて半年以上じっくりと指導しています。

浜田さん:

リハビリ病棟でも同じく、毎年の学会発表や研修参加のサポートを実施しています。eラーニングも導入しているため、自分のペースで学習することもできます。

佐久間さん:

リハビリテーション科では、新人にはプリセプターをつけて1年ほど教育する他、中途採用のスタッフや中堅スタッフに対しても、役職者が必要に応じてOJT研修を実施しています。リハビリの手技に精通したベテランスタッフによる勉強会を開くこともありますよ。

この他、eラーニングのリハビリ専門チャンネルを視聴できたり、書籍費の補助を活用して医学書や専門書を定期的に購入したりしています。

3.多職種によるチーム医療で最適な医療を提供

-貴院で働くことで、どのような成長ややりがいが望めますか?

松田さん:

透析について学べるのが一番ですね。リハビリなどを通し、患者さんのADL(日常生活動作)が改善していく様子を目の当たりにするのも大きなやりがいになります。

浜田さん:

回復期以降の患者さんを受け入れる当院では、患者さんの生活に焦点を当てたアプローチが基本。患者さんの人となりや家族関係、社会での役割などを踏まえ、どのような支援が望ましいのかをさまざまな職種で検討していきます。誰かの指示に従うのではなく、自分たちの力で何かができるという実感が得られるのは魅力だと感じますね。

佐久間さん:

当院では医師が全てを指示せず、スタッフそれぞれの専門性を尊重してリハビリの具体的な治療訓練方法については任せてくれます。他の職種ともしっかりと話し合いながら合意形成していける点でも働きがいがあると思います。

佐々木さん:

家庭と仕事をうまく両立したいという思いで当院を選ぶスタッフが多いように感じています。ワークライフバランスを保ちつつ、年を重ねるごとに少しずつ着実にステップアップできるのが当院の良いところですね。

-皆さんは、どんな人と一緒に働きたいですか?

松田さん:

車椅子やストレッチャーで移動する患者さんも多いので、移乗(トランスファー)などの基本的な看護技術も必要です。透析技術認定士などのスキルがあれば、即戦力として活躍できると思います。もちろん、未経験の方も歓迎します。

浜田さん:

リハビリ病棟は、患者さんが今後の人生と向き合う場。患者さんやご家族の立場に立って考えられる、思いやりのある方が来てくれるとうれしいです。

佐久間さん:

 当院は回復期から生活期、そして一部ですが地域のリハビリテーションにも関わっています。そのため、たとえリハビリの担当を離れても、患者さんとの関わりが無くなるわけではありません。だから、患者さんと真摯に向き合える姿勢が第一だと思います。また、自分の考えをきちんと持ちつつも、最終的にはチームでの意思決定を尊重できる協調性も大切です。

佐々木さん:

当院では多職種連携の機会が多いため、患者さんはもちろん、他のスタッフの立場に立って考えることはとても重要です。自分の意見を押し通すのではなく、患者さん本人やご家族、他の職種の意見を踏まえ、みんなの思いを汲み取って調整していける方と一緒に働きたいです。

-最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

松田さん:

今後は患者さんへのケアに加え、ご家族への透析に関する指導にも力を入れていきたいと考えています。透析業務に対し、ハードルを感じてしまう人もいるかもしれません。私たち先輩スタッフが丁寧にサポートするので、ぜひ挑戦してみませんか?

浜田さん:

私たちと一緒に考えたり、一緒に困ったり、一緒に勉強してくれる方をお待ちしています!

佐久間さん:

当院は地域に密着したリハビリに取り組んでいます。患者さんを長くサポートしていきたい人には最適な職場です。

佐々木さん:

医療情勢も働く人々を取り巻く状況もどんどん変わっていく中で、当院に関心を持っていただけたらうれしい限りです。皆さんのご応募、お待ちしています。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。