地域に愛される病院ではたらく。未経験からの挑戦でも徹底サポートで安心。24時間体制の託児所完備も|公益財団法人 日産厚生会 玉川病院
- 更新日

毎日向き合う仕事だからこそ、職場の雰囲気や人間関係、そして「ここで働き続けたい」と思える環境かどうかは、とても大切なポイントです。医療・福祉の現場で働く中で、人の命や生活に寄り添うという責任感はもちろん、その中で自分自身がどう成長できるのか、どんな仲間と働けるのかー。それが、長く続けていくためのモチベーションにつながっていきます。
今回ご紹介するのは、東京都世田谷区にある「玉川病院」で活躍する介護職・看護職の皆さん。24時間託児所完備・年間休日126日という働きやすさはもちろん、チームで支え合う文化やキャリア支援の仕組み、そしてあたたかい人間関係がこの病院にはありました。
スタッフ5名の皆さんにお話を伺いながら、「現場のリアルな声」を通して、玉川病院の雰囲気や魅力を深掘りしていきます。これから医療福祉の世界に踏み出そうと考えている方、介護の仕事に興味があるけれど不安も感じている方にとって、ヒントや安心材料になる内容がきっと見つかるはずです。
目次
2.子育てしながら、安心して働ける環境
3.医療の現場で、専門職と連携しながら働ける強み
4.働きながら学べる、キャリアアップの仕組み
5.地域に根ざし、医療の最前線を支えるやりがい
6.福利厚生も、働きやすさの理由の一つ
1.明るく、優しい人たちが集まる職場

―病院の雰囲気について教えてください。
Kさん:
一言で言えば、「あたたかくて安心できる職場」です。私はこの病院で長年働いていますが、新しく入ってくる方たちが自然と馴染んでいけるのは、この職場ならではの空気感があるからだと思っています。職員同士の距離が近く、誰にでも声をかけやすい。それは、日々のコミュニケーションが丁寧だからこそではないでしょうか。
Iさん:
職員の年代は本当にバラバラですね。20代の若手から60代のベテランまで、幅広く在籍しています。中でも40〜50代が多いですが、どの世代の方もフラットに話せる、そんな雰囲気の職場です。私自身、前職では年齢が上の方に遠慮してしまう部分があったのですが、ここではむしろ「なんでも聞いてね」と明るく声をかけてもらえるので、すごく助かっています。
副看護師長:
仕事に対する姿勢も、真面目で一生懸命な人が多いと感じます。忙しい時でも、患者さまや同僚への気遣いを忘れません。そんなメンバーの姿を見ていると、自分も自然と「誰かの役に立ちたい」という気持ちが強くなってくるんです。
―イベントなどで職員同士の交流もあるとお聞きしました。
Aさん:
はい。何年かコロナで中断していたクリスマスパーティーが再開され、すごく楽しかったです。私はインドネシア出身なんですが、こうしたイベントはみなさんと交流を深めるだけでなく、日本の文化も知れるのでとても嬉しいですね。職種に関係なく参加できるのも魅力で、イベントでは普段あまり話せない他部署の方とも交流できました。
副看護師長:
クリスマス会では電動自転車や商品券などの抽選会があって、結構本格的なんですよ。とても盛り上がるので、当たった人もそうでない人も楽しんでいます。イベントのときって普段見られない職員の意外な一面が見えるので、チームワークを深める良い機会になるんです。やっぱり、職場に笑顔があふれる場があるって、とても大事なことではないでしょうか。
2.子育てしながら、安心して働ける環境

―子育て中の方も多くいらっしゃるそうですね。具体的にどのようなサポートがあるのでしょうか?
介護福祉士主任:
やっぱり一番ありがたいのは、24時間体制の託児所の存在です。院内にあるので送り迎えの負担も少ないし、なによりすぐ近くに子どもを預けられるので、安心して仕事に向き合えるんです。私自身、以前勤めていた病院にも託児所はありましたが、保育料が高いうえに、お弁当も毎日準備しなければならず…。結構大変でした。でも玉川病院では保育料が2万円程度で、しかも給食が出るんです。これは本当に助かりますよね。
副看護師長:
毎日のお散歩や行事もあるので、子どもも楽しく過ごせているようです。園の先生方も優しく、保護者としても信頼できます。ただ、私が何より嬉しいのは、子どもの体調不良などでの急なお休みにも、周囲が快くサポートしてくれる空気感です。お互い様という意識が根づいていて「お大事にね」という一言に、これまで何度も救われました。
子育て世代が多いからこそ、「分かるよ、その大変さ」と共感してもらえるんです。誰かが休んだ時も、他のスタッフが自然とカバーする。助け合いが当たり前の文化として根付いています。
―Aさんは海外から日本へ来て働かれていますが、その視点から見ていかがですか?
Aさん:
初めのうちは日本の働き方や文化に戸惑うこともあり、緊張しながら働いていました。でも、玉川病院のみなさんは本当に優しくて。わからないことがあれば、時間をかけて丁寧に教えてくれるんです。とくに子育てに関しても、女性が働きやすいようにサポートしてくれているのが素晴らしいと思いました。こういう制度や気配りがあるからこそ、私も安心して働けているんです。
Kさん:
Aさんのように、外国から来られたスタッフの一生懸命な姿には、私たちもいい刺激をいただいています。異文化への理解も深まるし、多様性を受け入れる病院にもとても好感を持っています。
介護福祉士主任:
そうですね。皆患者さんにもすごく優しく接しているのが印象的です。言葉だけじゃなく、心で伝えようとしているのがわかるんですよね。病院にとって、彼女達はとても大きな存在です。
3.医療の現場で、専門職と連携しながら働ける強み

―働く上で、介護施設や訪問系サービスとの違いは感じますか?
Iさん:
すごく感じますね。私は一度、障がい者グループホームに転職したことがあるのですが、そこでは看護師が常駐していなかったので、ちょっとした体調変化にも自分で判断して対応しなければならなかったんです。救急搬送の判断を任されることもあり、大きなプレッシャーを感じることもありました。
でも玉川病院では、すぐそばに看護師さんや医師がいてくれます。例えば「いつもと様子が違う」と気づいた時にはすぐに報告できますし、適切な対応につなげられます。その安心感はやっぱり全然違います。
Kさん:
現場で働く介護士としても「一人で抱え込まなくていい」ことは本当に大きいです。医療や看護のプロとチームで支え合えることは、自分の成長にもつながっていると感じます。
Iさん:
うちの病棟では、午後に全員で業務の進捗を確認して、終わっていない仕事を共有し、手が空いている人がサポートするという取り組みを行っています。これは看護師がもともと取り入れていた仕組みを介護科でも応用したものなんですが、「誰が、何を、どこまでやったか」が可視化されるので、お互いに協力しやすくなりました。
副看護師長:
あと、AIによる議事録作成の導入や、時短・感染対策の両立ができるケア方法の採用など、現場の工夫はとても進んでいると感じます。小さな改善でも「やってみよう」「取り入れてみよう」という柔軟さがあることも、玉川病院の良さだと感じています。
4.働きながら学べる、キャリアアップの仕組み

―学びの機会や成長の環境についてはいかがですか?
副看護師長:
玉川病院には「介護ラダー」という仕組みがあり、スキルや経験に応じて段階的に成長していける研修制度が整っています。ラダーのステージごとに目標や求められる能力が明確で、実践に即した学びが得られます。
介護福祉士主任:
例えば、認知症の方への関わり方や、スキンケア・排泄ケアなど日常業務で必要なテーマを中心に、自分たちで「今必要なこと」を話し合って研修内容を決めています。外部講師を招いた研修もありますし、昨年度はメーカーさんに来ていただいて、正しいおむつの使い方を学び、現場全体で共有しました。
Iさん:
当院の研修は受けっぱなしではなく、受けた職員が中心になって院内研修として他のスタッフにも展開しています。学んだ知識を共有しながら、自分たちの現場に合った方法を試行錯誤できるのが大きな特徴です。
副看護師長:
また、新人にはプリセプターが2名つく体制をとっています。夜勤などでペアになれない日があってもどちらかがフォローできるよう、2名体制が原則です。新人教育の機会は教える側の育成にもつながりますし、新人が孤立しないよう気を配っているんです。
介護福祉士主任:
介護福祉士の取得もサポートしています。無資格・未経験から入った方が、実務者研修を受けてステップアップしていく際には、受講費用を病院が最大10万円まで補助しています。実際にこの制度を活用して、キャリアを積んでいる職員も多くいるんですよ。
5.地域に根ざし、医療の最前線を支えるやりがい

―病院としての特色や、地域とのつながりについて教えてください。
Kさん:
玉川病院は昔から地域に根づいた病院で、地域の方々からの信頼も厚いです。私たちも地元医療に貢献しているという感覚があり、働くモチベーションにもつながっています。
私も家族が玉川病院でお世話になった経験があって、「いつか恩返しがしたい」と思っていました。実際にここで働くようになって、その想いを形にできていると感じます。
介護福祉士主任:
当院は、急性期の機能を担う病院として、医療の最前線で学べる環境もこの病院で働く魅力です。
忙しさもある一方で、地域の高齢者や慢性疾患の患者さんとじっくり向き合える、そんな環境もあるんです。急性期から在宅復帰まで切れ目なく関われるのは、大きなやりがいにつながっています。
6.福利厚生も、働きやすさの理由の一つ

―働く上でのサポート体制についてもお聞かせください。
Iさん:
はい。福利厚生は非常に充実していると感じます。例えば、職員食堂は1食400円ととてもリーズナブル。しかも栄養士さんが監修してくれているので、健康面でも安心です。仕事が忙しい中で、きちんとした食事を取れるのは本当にありがたいことです。
副看護師長:
あとは当法人は会員制リゾートクラブに加入していますので、箱根や軽井沢、京都などにある別荘や高級ホテルを特別価格で利用できるんです。仕事の疲れが癒されますし、職員からの評判もいいですね。
介護福祉士主任:
ベネフィットステーションの優待もあり、フィットネスクラブや映画館、飲食店など幅広くお得に利用できるのも魅力のひとつです。日々の生活の中で、小さな楽しみを持てる制度が整っているのは嬉しいことです。
―これから介護職に挑戦したいと考えている方に、ぜひメッセージをお願いします。
副看護師長:
介護職は決して楽な仕事ではありません。でも、人と向き合い、人の役に立つ実感を得られる仕事です。未経験の方でも「人が好き」「誰かのために動きたい」という気持ちがあれば、きっとやっていけると思います。不安があったとしても、私たちがしっかり支えますので安心して来てください。
Iさん:
医療の現場に興味があるけど、資格がないから…と不安に思っている方でも大丈夫です。資格がなくても始められることはたくさんありますし、ここでは自然と知識や経験が積み重なっていきます。
Kさん:
私は忙しさを「やりがい」として感じられる方、そしてチームワークを大切にできる方に、ぜひ来ていただきたいです。報告・連絡・相談を大切にしながら、仲間と一緒に成長していきましょう。
Aさん:
私のように海外から来た人でも、勇気を持って挑戦すればきっと道は開けます。文化や言葉の壁があっても、ここにはそれを受け入れ、支えてくれる仲間がいます。安心して飛び込んできてください。
介護福祉士主任:
仕事は人生の大きな時間を占めるものです。どうせなら、「ここで働いてよかった」と思える場所を選びませんか?玉川病院で、その一歩を踏み出してみてほしいです。