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医療から介護まで総合的に提供 院内保育室もあり、子育て支援が充実|育生会横浜病院

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

横浜市保土ヶ谷区の「育生会横浜病院」は、老健や特養も併設したケアミックス型病院です。人生の最終段階にある患者さんが多く、看護師同士はもちろん、他職種とも連携しながら、一人一人に寄り添ったケアをしています。職場内は気軽に相談や情報共有がしやすく、アットホームな雰囲気です。現在、とくに看護師・看護補助者を募集しています。

医療から介護まで総合的にサービスを提供する「育生会横浜病院」。院内に保育室を設けるなど子育て支援を充実させており、横浜市の「よこはまグッドバランス賞~働き易く子育てしやすい中小企業~」事業において、継続的に職場改善に取り組んでいる事業所として「継続賞(シルバー賞)」を受賞しています。

目次

1.人生の最終段階の患者さんが多く、人生に寄り添って対応

――「育生会横浜病院」は、どのような病院ですか。

吉澤さん:

育生会横浜病院は横浜市保土ヶ谷区に位置し、同じ敷地内に老健と特養も併設した、小さな地域包括ケアシステムがある構造が特徴的な病院です。106床のケアミックス型病院として、急性期と回復期、慢性期の患者さんに対応しています。在宅支援病院として地域の方々や医師と連携し、その方らしい暮らしを支えることを大事にして、訪問看護や訪問診療も行っています。

――看護師の仕事内容を教えてください。

長田さん:

日勤は、朝に申し送りが終わった後はチームに分かれて看護補助者と協働しながら、清拭とおむつ交換に入ります。その間に患者さんのバイタル測定など患者さんのケアにあたります。12時には昼食の配膳、食事の介助などをします。

午後は看護師同士でカンファレンスを行い、患者さんの情報を共有しプランの評価をチームで行います。その後バイタル測定など患者さんの状態を診て、夜勤の看護師に引き継ぎます。

夜勤は16時半から情報収集をし、食事の配膳やおむつ交換など入眠までのケアに入ります。21時に消灯した後は、皆さんがお休みになっているか確認します。朝6時からは検温が始まり、モーニングケア・食事介助を行い、8時半に引き継ぎをして、夜勤業務は終了します。

このような流れで毎日の業務を行っています。

――看護部の皆さんは、どんなことを大切にしてお仕事にあたっていますか。

吉澤さん:

当院の患者さんは80歳くらいの方が多いです。人生の中でも最終段階にある一人一人が大切にされていることや人となりを理解できるよう努め、ご家族ともよく連携しながら、その方の人生に寄り添い、寄り添う事を目指しています。制約のある病院生活です が、「日々の生活がより良い一日であるように」と言う思いを大切にしています。そのためにほかの職種の職員とも連携し、いろんな職種の強みを患者さんの自己実現につなげられるように、チームの中でも看護師が中心的な役割を果たすことを大事にしています。

飯塚さん:

療養病棟では寝たきりの方もいらっしゃるので、その方が清潔に生活できるようにケアを行います。ほかにも、誕生日をお祝いしたり、季節感のある楽しみを提供したりすることも大切にしています。

2.看護師同士、顔を合わせたコミュニケーションを重視 アットホームな職場

――育生会横浜病院で働くやりがいをどんなときに感じますか。

金子さん:

患者さんが退院されるときなどに「この病院でよかったです」という言葉をいただくと、ここで看護師をしていてよかったと感じます。療養病棟では変化のない患者さんが多いですが、その中でも機能が回復するなど、チームで関わって成果が上げられたときにはうれしく思います。

吉澤さん:

急性期の病院から移ってきた患者さんは、状況を改善するのが難しい場合も多いですが、その方の気持ちやその方の力を確認し、医師と連携しながらどうケアを進めていくのがいいか考え、少しでも患者さんの状況がよくなったときにはやりがいを感じます。特に摂食機能療法は定着してきており、経管栄養から経口摂取に改善する症例も年10数件あり、励みになっています。

――職場や職員の皆さんの雰囲気について教えてください。

飯塚さん:

看護部の平均年齢は49歳ぐらいで、経験年数が豊富な看護師が集まっています。ただ最近は新人も少しずつ増え、育成体制も整ってきて、明るい未来の兆しが見えてきている状況です。男性は現在2人と少ないですが、性別に関係なくアットホームで話しやすい雰囲気づくりを心がけています。

長田さん:

看護師長をはじめ上司ともコミュニケーションがとりやすく、何でも相談できて意見が言いやすい病院だと感じています。

――仕事上のコミュニケーションで工夫していること、大切にしていることを教えてください。

金子さん:

何でも相談し合える雰囲気作りは大事にしていますし、実際に相談もしてくれていると思います。お互いの仕事やコミュニケーションがいいなと思ったときには、「サンクスカード」というカードを渡し合うこともあります。

飯塚さん:

横のつながりを大事にしています。メールで連絡するのは簡単ですが、直接顔を見て伝えたり、声をかけて廊下で話したりすることを心がけています。

3.院内保育室があり、子育てとの両立もしやすい

――ワークライフバランス面のPRポイントについてうかがえますか。

吉澤さん:

時間外労働の発生は1ヶ月当たり3~4時間程度です。できるだけ残業が発生しないように協力し合っています。
また院内保育室もあり、子育て中の職員からは「保育室を利用することで安心して仕事ができた」という声を聞いています。
こうした子育て支援の取り組みが評価され、当院は、横浜市の「よこはまグッドバランス賞~働き易く子育てしやすい中小企業~」事業において、継続的に職場改善に取り組んでいる事業所として計5回認定を受け、「継続賞(シルバー賞)」を受賞しています。

金子さん:

子育て中の職員が運動会など季節ごとの行事に参加できるよう、勤務時間の配慮もしています。

飯塚さん:

人数が潤沢というわけではないですが、個人の事情に合わせて休めるよう、皆で協力しあって、休みづらいことがないようにしています。

――業務負担を軽減するために取り組んでいることはありますか。

吉澤さん:

業務の改善のため、看護師同士で話し合ってタイムスケジュールを組み立て直したり、ほかの職種と仕事を分担したりしています。

――待遇や福利厚生面でのPRポイントはありますか。

飯塚さん:

福利厚生の一環として、当院での受診費用は無料となっています。歯科も備えているので、幅広く診察が受けられます。

――スキルアップ支援はありますか。

飯塚さん:

学習意欲がある場合、病院のフォローが手厚いです。学会や研修への参加や進学については、金銭面での支援があります。働きながら学習しやすい環境です。

長田さん:

「ナーシング・スキル」を導入しているので、自宅でも学習ができます。

吉澤さん:

それぞれがeラーニングをうまく活用しながら、テーマを持って学んでいます。
また、院内では、年1~2回の研修も実施しています。昨年度は事例検討を通して、職員同士で話し合い、いろんな価値観に触れ合う機会を作りました。認知症のケアや痛みのケア、退院支援や褥瘡のケアといったテーマを設定し、ほかの委員会や職種とも一緒に知識を習得しています。

4.ラダーを導入し、成熟したジェネラリストを育成

――キャリアパスについて意識して取り組んでいることはありますか。

吉澤さん:

看護師が勤務する部門は外来と病棟2つ、地域連携室が基本になっていますが、そのほかに理事長直轄の組織として訪問看護部門があります。働く場所は限られていますが、その中でバリエーションがあります。
私たちは成熟したジェネラリストを育てたいと思っているので、ラダーを導入し、その中でステップアップを承認していく仕組みにしています。師長や主任という役職もありますが、そういった役職への昇進についても、本人の意向やラダーを確認しながら決めていきます。

――求める人材像について教えてください。

吉澤さん:

看護師は、他職種がもっている強みをどのように患者さんの自己実現に繋げるか、という役割を果たすキーパーソンだと思います。ご高齢の患者さんは多様な疾患や症状をお持ちですので、さまざまなことを勉強しながら高め合っていくことを大事にしています。そうしたことを心がけて患者さんのために動ける人材が望ましいと思います。
看護師としていろんな経験をしてきた方には、自分の経験をもとに対応したり、経験を周りに伝えたりしてほしいとも思っています。また組織の中だけに留まらず、地域に出向いていくことも楽しめる方を求めています。

金子さん:

一生懸命に患者さんのことを考える方と一緒に仕事がしたいと思います。

飯塚さん:

病院は職種が違う人たちの集まりなので、横のつながりの中で看護師がいかにキーパーソンとなっていくかが重要です。互いのいいところをリスペクトしたり、他職種への理解を深めたりすることを目指して教育も進めていきたいですし、それが一人一人の患者さんのためになると思います。そうしたことを大切にしてくれる方に来ていただければと思います。

――入職を考えている方に向けたメッセージをお願いします。

長田さん:

育生会横浜病院は、働いている人もあたたかく、雰囲気のいい病院だと思います。指導計画もしっかりありますので、しばらく仕事を離れてブランクのある看護師さんでも安心して働ける職場です。

吉澤さん:

専門職としての知識を生かして、一緒に楽しみながら働いていきましょう。

飯塚さん:

看護補助者の募集もしています。研修が充実しているので、経験がない方でも安心して転職していただけます。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。

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