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「心のバリア」を取り払い、すべての人に安心を。医療との連携、働きやすさ、成長のチャンスが揃う介護老人保健施設|医療法人財団聖蹟会 介護老人保健施設ハートランド桶川

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

埼玉県桶川市の埼玉県央病院に併設された「ハートランド桶川」は、医療と介護が密接に連携した介護老人保健施設です。長期入所、短期入所、通所、訪問といった多様なリハビリテーションサービスを中心に、きめ細やかな介護に取り組むことで、高齢者の自立支援、在宅復帰をめざしています。
今回は、介護福祉士として長年現場で活躍し、現在は副主任として施設運営にも携わる湯田智美さんに、施設の特徴や仕事のやりがい、そして求める人物像についてお話をうかがいました。

目次

1.利用者様の「心のバリア」を取り払うために

本日のゲスト湯田さんの自己紹介と「ハートランド桶川」の施設概要についてお話いただけますか?

介護福祉士で、現在副主任を務めております、湯田智美と申します。まず、私の自己紹介から始めさせていただきますね。

高校は福祉系の学校で、卒業してすぐに介護の道に進みました。今年で、この道20年以上。「ハートランド桶川」には2007年に入社しました。

当施設は埼玉県央病院に併設された介護老人保健施設で、「心のバリアフリー」を理念に、ご利用者様が安心して過ごせる環境づくりを大切にしています。「ハートランド」の“ハート”には、ご利用者様と職員の心が通い合い、あたたかな介護を実現したいという思いが込められているんです。

貴館の規模を教えていただけますか?

当施設では介護士をはじめ、看護師、医師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、ケアマネジャー、事務職など、さまざまな職種のスタッフが働いています。

スタッフ総数は常勤が71名、非常勤が41名、合計で112名。長く働いてくれる職員が多く、常勤介護職の勤続平均年数は10.6年、平均年齢は39.8歳。ベテランから若手まで幅広い世代の職員が協力しながらご利用者様の生活を支えています。

ほかの介護施設と比べて、貴館の良さはどういったところにありますか?

当施設の強みは、やはり法人病院が併設されているという安心感だと思います。日中は看護職に加えて医師も常駐していますし、隣は系列の埼玉県央病院。

ほかの施設では近くに病院がないことも多く、緊急時には職員が付き添って搬送しなければなりません。しかし、当施設の場合は、医師に状態を報告し、必要に応じて処置していただけます。

入院等に関しても、軽度な状態であれば、このまま施設内で治療が受けられますし、入院する場合でも隣ですから移動も楽で、あらゆる面で負担を軽減できます。

こうした環境は、ご利用者様やご家族にとって大きな安心につながるうえ、私たち介護職員にとっても非常に心強い利点です。

2.幅広い職種が連携し合う、チームケアの現場

貴館が求める職種と、求人の目的を教えてください。

当施設では、今後のさらなるサービスの質の向上と、将来的に「強化型老健」への移行を見据えて、人員体制の強化を進めているところです。そして、今回求人をしているのが、介護職やリハビリスタッフ(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)など、複数の職種になります。

強化型老健とは?

「強化型老健」とは、従来の介護老人保健施設よりも在宅復帰支援やリハビリ機能の強化、入退所前後の訪問指導等を行っている施設のことで、より高いレベルのサービスが求められます。

今回の募集も、そうした方向性を踏まえたもの。人員配置を今より手厚くすることで、ご利用者様一人ひとりに対して、より質の高いケアを提供していきたいと考えています。

介護職については、資格・経験不問とのことですが?

はい。介護職については、資格がなくてもご応募いただけます。実際に、異業種から転職して10年、20年と長く活躍しているスタッフも多いです。

私の身近な例でいうと、前職がサラリーマンだった方がいるんですが、最初はまったくの素人でした。ところが今では、介護福祉士の資格以外にレクリエーションや認知症ケアの資格を取得して、現場の中心となってがんばってくれています。

その方は職員からの信頼も厚く、利用者様からも非常に頼られる存在。こうした実例があるからこそ、「未経験だから」と不安に思っている方にも、ぜひ一歩を踏み出してほしいなと考えています。

3.自分の時間も大切にできる、柔軟な働き方

勤務時間やシフトについて伺えますか?

勤務形態は早番・日勤・遅番・夜勤の4交代制になっています。1日の実働時間は7時間半で、残業は平均して月2〜3時間ほど。残業が少ないので、自分の時間をしっかり確保しながら働けるのが、当施設の魅力のひとつですね。

シフトはできる限りスタッフの希望を考慮していて、家庭の事情がある方にも柔軟に対応しています。実際に、日勤のみや早番中心の働き方をしている職員もいますし、子育てやご家族の介護と両立して働いている方も多いです。

私自身も子育てと仕事を両立してきたので、そうした部分に対する理解がある職場だと感じています。

子育てしながらお仕事を続けたという湯田さんの経験談をお聞かせいただけますか?

私はこれまでに2度の産休・育休をいただいて、そのたびに職場へ復帰してきました。実家が遠くにあり、頼れる家族がいなかったため、子どもが体調を崩したときなどは早退させていただくことが多くて……最初の頃は本当に申し訳なく感じていました。

でも、そんな時にもまわりの職員の方々が「お子さんのために早く帰ってあげて」と声をかけてくださって、すごく助けられました。

そのあたたかいサポートのおかげで、1人目の出産後にはリーダーという役職をいただき、2回目の復帰後には副主任として働かせていただくことになりました。本当に、まわりの支えがあって今の私があると感じています。

当施設は子育て中の職員が多い職場ですので、スタッフ同士お互いに理解し合える空気があるんです。そういう意味でも、すごく働きやすい環境だと思います。

今は私も子育てが一段落し、副主任としてチームをまとめる立場。今度は私が周囲を支える側として、後輩たちのサポートに力を入れていきたいと考えています。

4.職員同士の風通しの良さと、評価される仕組み

すごく良い仲間に恵まれているようですね。どんな雰囲気の職場ですか?

当施設の魅力のひとつは、なんといっても職員同士の風通しの良さだと思います。20代から50代まで、幅広い年代のスタッフが在籍していて、それぞれの経験や個性を尊重し合いながら、和やかな雰囲気のなかで働いています。

たとえ上司に対してでも、意見を遠慮なく言える風土があり、新しい提案も柔軟に受け入れてもらえる職場です。実際に、私のような役職者がいなくても、現場のスタッフが状況を見て自ら判断して動いてくれたり、何かあったときには積極的に意見を出してくれています。

そうした行動が自然にできるのは、一人ひとりが自分の仕事に誇りをもっているからこそだと思います。自立心と信頼感があるからこそ成り立つ関係性というのが、ここちいいですね。

風通しの良い、自由な雰囲気が特徴とのこと。具体的なエピソードがあれば教えてください。

風通しが良い、意見が言いやすい職場という意味では、私がリーダー職に昇進したときの経緯をお話ししたほうがいいかもしれません(笑)。

じつは、私がリーダーに就くことができたのは、上司からの指名ではなく、職員間で実施した投票だったんです。当施設の昇格がすべて投票形式というわけではなく、その時たまたまではあったのですが、メンバーのみんなから信頼してもらえて、役職に選んでもらえて、本当にうれしくて、今も覚えています。

スタッフのみなさんの自由さは、発言だけでなく、見た目やスタイルにも表れているように思います。

確かに! 私の髪の毛、ピンク色ですもんね(笑)。最近は、ファッションに関して規律がゆるやかになってきた職場も増えていると聞きますが、当施設ほど自由な雰囲気のある職場は、なかなかないかもしれません。

ですが、どんな外見であっても、実際にやっている仕事をきちんと見て評価してもらえるところが、当施設の大きな魅力。

ピンクの髪については、ご利用者様からも好評なんですよ。「いいわね」「元気が出るわ」と、よく声をかけていただきます。あたたかくて懐の深い職場が、私は大好きです。

5.学びを支える研修制度と資格取得支援

入職後の研修について教えてください。

新しく入職された方には、1名から2名の先輩職員が指導担当としてつき、マンツーマンで業務をお教えするようにしています。

もちろん、私自身も「安心して仕事を始めていただけるように」といつも心がけていますし、周囲のスタッフもとても丁寧にサポートしてくれています。

職員向けの勉強会やスキルアップへの支援はありますか?

はい。毎月実施している勉強会では感染症対策や応急救護など、現場で役立つ内容を継続的に学習。

そのほかにも、「知識向上委員会」という委員会が運営するオンライン研修制度があって、認知症や安全対策といったテーマを、自分のペースで学べるシステムがあります。

勤務時間内の空いた時間に学べるよう、専用のログインIDとパスワードを配布しておりまして、意欲のあるスタッフは、指定科目以外も自主的に受講しているようです。

また、資格取得に関しては、初任者研修や実務者研修の受講料を補助する制度があります。介護福祉士の国家試験についても、相談のうえでしっかりフォローしています。

キャリアアップを目指す方にとっては、本当に心強い環境だと思いますよ。

6.長く安心して働ける福利厚生と今後のビジョン

貴館には、どんな福利厚生がありますか?

お休みについては、有給休暇とは別にリフレッシュしてもらうための3か月ごとに2日間の「季節休暇」を設けています。このほか、結婚休暇や出産・育児に関する休暇制度、祝い金制度、家族手当、忌引き休暇、退職金制度(5年以上勤務)なども整っています。

また、当法人が運営する医療機関で診察を受けた場合、それが職員本人のときは医療費を全額還付していますし、配偶者やお子さんについても半額が戻ってくる仕組みになっています。

介護が必要になったご家族に対しては、法人の介護施設を利用した場合、自己負担分の1割を法人が負担していて、介護離職を防ぐことにも注力しています。

あとは、予想以上に好評を得ているのが、職員食堂です。栄養バランスのとれた食事が1食300円、ごはんのおかわりも自由。忙しい毎日でも健康的な食生活を送れるよう、しっかりサポートしてもらえるのはありがたいですね。

今後の展望と、入職希望者に向けてのメッセージをお願いします。

現在、当施設は「強化型老健」への移行を視野に入れながら、在宅復帰支援や生活リハビリの充実をより一層進めていく予定です。また、今後は紙カルテから電子カルテに移行、業務効率化、働き方の見直しにも取り組んでいき、職員にとってより働きやすい環境を整えていきたいと考えております。

入職希望の方には、まずは気軽に見学に来ていただけたらうれしいですね。子育てや家庭と両立しながら長く働きたい方、新しい環境で自分を高めたい方にとっては、きっと心強い職場になると思います。

経験や技術をひけらかすのではなく、専門職として自分の役割をきちんと理解し、利用者さんに対して謙虚に、真摯に向き合える──そんな姿勢を大切にできる方と、一緒に働けたらうれしいです。みなさんのご応募をお待ちしております。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。