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子どもたちの笑顔と成長を一番近くで、あなたらしさを発揮できる|NPO法人Riseup女性サポート実行委員会 どんぐり学童クラブ

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

「子育て中の女性が、地域の中で孤立することなく、自分らしく輝けるように」。そんな想いから生まれたNPO法人Riseup女性サポート実行委員会。千葉県流山市内に5つの学童クラブ・放課後等デイサービスを運営しています。

今回は代表理事の山中様、同法人が運営する「どんぐり学童クラブ」施設責任者の高橋様に、未経験でも子どもたちと一緒に成長できる環境について、お話を伺いました。

目次

1.子育て支援の想いから生まれた、地域に根差す学童クラブ

NPO法人Riseup女性サポート実行委員会を立ち上げられたきっかけや、大切にされている想いについて教えてください。

山中さん:

私たちが子育てをしていた平成時代は、今ほど子育て支援が充実しておらず、子連れでの外出も気を遣う時代でした。家の中にこもりがちになる子育て中の女性たちが、子ども連れでも気兼ねなく外に出て、ホッと一息つける場所を作りたいという想いから活動を始めました。

2012年に法人化してから、現在は学童クラブや放課後等デイサービスの運営が主な事業となっています。設立当初からの「子育て中の女性でも、自分らしさを活かせる場を提供したい」「人と人をつなげ、人と社会をつなげる」という想いは、今も変わらず持ち続けています。

学童クラブは、子どもたちや保護者の方にとって、どのような役割を持つ場所なのでしょうか?

山中さん:

私たちが運営する学童クラブは、小学生の子どもたちが放課後、学校から帰ってきて、宿題をしたり、遊んだり、おやつを食べたりと、ご家庭と同じように安心して過ごせる場所です。そして、共働きのご家庭の子どもたちには、日々の生活のちょっとしたお手伝いができればと思います。保護者の方には、心配なく預けられる場所としてご利用いただけると嬉しいですね。

2.「あなたらしさ」が子どもたちの可能性を広げる温かな環境

どんぐり学童クラブでは、どのような雰囲気づくりを心がけていらっしゃいますか?

高橋さん:

学童クラブとしては、子どもたちが安心して、安全に楽しく過ごせる居場所作りが大切だと考えています。また、様々な経歴や特技を持つスタッフが働いているので、そのスタッフのアイデアや価値観を、子どもたちに還元していくような形で日々運営しています。

スタッフの皆様の個性や得意なことが、子どもたちとの関わりに活かされている具体的なエピソードがあれば教えてください。

高橋さん:

本当に色々な趣味や特技を持つスタッフがいます。そのスタッフの能力を活かした提案には、できる限り実現するようにしています。

例えば、日本インカレに出場したスタッフは、かけっこ教室を開催してくれました。またバレエ講師のスタッフはダンス教室を開いたり、シャボン玉アーティストだったスタッフは、校庭中がシャボン玉で埋まるくらいの大きなパフォーマンスを披露したりしてくれました。

特技でなくても、例えばアクセサリー作りが趣味のスタッフは、夏休みに髪留めを作る特別講座を開催しました。このように、スタッフの好きや得意を活かして、子どもたちの思い出になるよう、日々計画をしています。

幅広い年代の方が働いていますが、価値観の違いもある中で、一緒に働く上で大切にしていることは何ですか?

高橋さん:

日々のコミュニケーションを何よりも大切にしていますね。まず全てのスタッフに必ず声をかけ、基本的な挨拶や感謝の気持ちをきちんと伝えること。これは本当に欠かせません。

その上で、年齢や経験が異なるスタッフ同士が自然と関われるような雰囲気づくりも意識しています。例えば、年齢が若いスタッフと私が話していると、私と同じくらいの年代のスタッフも自然と加われるような、そんなきっかけ作りを心がけています。

もちろん、それぞれの考え方ややり方の違いはありますが、まずは相手の発想や意見を受け止めること。そうすると、自然と周りも共感してくれて、お互いを尊重し合える良い関係性が生まれるんです。それが、良いコミュニケーションに繋がっていると感じています。

日々の関わりの中で、子どもたちの発想力や成長を感じるエピソードがあれば教えてください。

高橋さん:

子どもたちの発想力には本当に驚かされます。こちらから提案すると、それを子どもたちが2倍、3倍にも発想力を広げていく感じなんです。先日、工作で弓矢作りを教える機会がありました。弓矢が完成すると、子どもたちは自分たちで的を作って、それをゲームに発展させていました。私たちは特に何も指示をしていないのですが、一つのきっかけから自分たちでどんどん遊びを展開していく力は、本当に子どもならではの素晴らしい発想だなと感心します。

3.未経験でも安心!充実のサポート体制と働きやすい環境づくり

入職後の研修やサポート体制について、教えてください。

山中さん:

未経験の方には、まず子どもたちや保護者の方とたくさん接してもらい、現場感を身につけるところから始めています。先輩職員と一緒につきながら、最初は補助的な業務を経験する形です。

そして、2年間の実務経験を積むと、「放課後児童支援員」の資格取得のため、研修を受けていただきます。この研修を通じて、日々の業務で得た経験を知識として整理することができます。

高橋さん:

未経験の方だと不安があるかと思いますが、いきなり責任のある仕事をお願いすることはありません。入職後数ヶ月から1年くらいは、子どもたちと触れ合い、先輩スタッフの動きを見ながら、仕事を覚えていきます。まず子どもたちのことを知り、共に成長していくイメージを持っていただけると安心してスタートできるのではないかと思います。

スキルや希望に応じて、法人内で他の事業所へ異動することもあるのでしょうか?

山中さん:

はい、そういったこともあります。もちろん、その際にはご本人の意向が最優先です。私たちの法人では、学童クラブの他に、発達に特性のある子どもたちに特化した放課後等デイサービスも運営しています。例えば、学童クラブで数年経験を積んだ後、放課後等デイサービスでより深い知識やスキルを身につけ、再び学童クラブでその経験を活かす、といったキャリアを進むスタッフもいます。事業所を異動しながら専門性を高めていくことが可能です。

実は、学童で子どもたちと関わる中で、発達に特性のある子どもたちへのきめ細やかな支援に興味を持ち、「もっと深く学びたい」と希望するスタッフが少なくないんです。特に長く勤めているスタッフほど、特定の分野で専門性を身につけたいと声があがる傾向にありますね。その中で、児童発達支援管理責任者という高度なスキルが必要とされる資格を持った職員も養成しています。

様々なライフステージのスタッフさんへのサポートや働き方ついて教えてください。

山中さん:

もちろん産休・育休制度は整っており、心配なく取得できます。実際に、一度育休を経て職場復帰したスタッフが、その後第二子を授かり、再び休暇を取得している例もありますね。

また、正社員の働き方としては「変形労働時間制」を採用しています。学童クラブは夏休みや春休みなどはとても忙しいですが、学校がある平日は午後からの出勤が基本です。そのため、午前中にお子さんの授業参観や病院受診などがあっても、周囲に遠慮することなく、ご自身の予定と仕事を両立しやすい環境だと思います。

高橋さん:

お休みの希望は、シフト作成時にほぼ100%通るように調整しています。有給休暇も取得可能です。残業もほとんどなく、基本的には定時の19時には退勤しています。ただ、最長21時まで子どもたちを預ける体制があり、その場合は事前に「夜間対応」の担当を決めています。

月に3回程度、予め残業になることが分かった上で対応してもらう形なので、急に残業を指示することはありません。また、お子さんの急な発熱などでのお休みにも対応しています。

4.子どもの成長と共に自身も成長できる、やりがいと今後の展望

実際に働く中で、どのような時にやりがいを感じますか?また、逆に大変だと感じることはありますか?

高橋さん:

やはり、子どもたちの成長を間近で感じられた時や、保護者の方から感謝の言葉をいただいた時に、一番やりがいを感じます。子育て経験がないスタッフも、日々子どもたちと接する中で、子どもたちの意外な一面や日々の成長に気づかされ、毎日が新鮮です。それが子どもへの理解を深めることにも繋がっています。

一方、大変だと感じるところは、仕事量が多岐にわたることだと思います。子どもたちを安全に預かるための環境整備、楽しませるためのイベント企画、保護者支援、地域連携など、やるべきことが多い仕事です。しかし、何よりも子どもたちの支援が最優先です。優先順位をつけたり、スタッフ間で作業を分担したりしながら、チームで助け合っていきます。

法人として、また、どんぐり学童クラブとして、今後どのような活動や事業展開を目指していますか?

山中さん:

法人として「人と人をつなげ、人と社会をつなげる」という理念のもと、活動しています。スタッフ同士、子ども同士、そして地域の方々とのつながりを大切にしながら、今後も事業を展開していきたいと考えています。現在まで、小学生の発達支援を中心に専門性を深めてきました。今後事業を拡大するとすれば、この学童クラブや放課後等デイサービスの分野で施設を増やしていく計画です。

高橋さん:

どんぐり学童クラブとしては、子どもたちが安心して安全に楽しく過ごせる場所であることはもちろんのこと、さらに子どもたちの主体性や自主性を育めるような取り組みを行っていきたいです。また、スタッフ一同、子どもたちの幸せを願うパートナーとして、保護者の皆様にも寄り添い、より良い関係を築いていきたいと考えています。

最後に応募を考えている方へ、メッセージをお願いします。

山中さん:

とにかく子どもが好きな方、明るく楽しく仕事がしたい方、そしてご自身の私生活も充実させ、人の役にも立ちたいという強い気持ちをお持ちの方。そんな方と一緒にお仕事をできたらと思っています。特別なスキルや経験は一切問いません。スタッフ同士の人間関係もとても良く、安心して働ける職場環境です。新しいことにチャレンジしたい方、子どもたちや保護者の皆さんに優しい気持ちで接することができる方からのご応募を、心よりお待ちしています。

高橋さん:

学童クラブの仕事は、1年を通して季節の行事などを子どもたちと一緒に体験し、その成長を間近で感じられる、本当に楽しい仕事です。特技がなくても、「子どもが好き」という気持ちがあれば、それが一番の強みです。未経験であっても、子どもたちと共に成長したいと思う方であれば、ぜひ一緒にお仕事したいと思っています。様々な個性を持つ方が集まることで、子どもたちに良い影響を与えられると信じています。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。