東京都立ならではの充実した福利厚生、スキルアップ支援も多数|地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立多摩総合医療センター
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「地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立多摩総合医療センター」は、多摩地域の中核的な病院として救急医療、がん医療、周産期医療に力を入れています。東京都立のため待遇面は安定し、昇給・賞与の仕組みも充実。安心して長く働ける環境です。
府中市にある「地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立多摩総合医療センター」は、看護師や医療作業の職員、メディカルアシスタントなどを募集しています。資格を取得する際の費用補助もあり、スキルアップしやすい環境です。ワークライフバランスも充実しており、看護部の有休消化率は8~9割ほど。メディカルアシスタントも勤務日数を選べるので、プライベートの事情に合わせて働けます。
目次
2.看護部の有休消化率は8~9割ほど 院内保育室も完備
3.メディカルアシスタントの昇給もあり 資格取得のための費用補助も
4.患者さんにもほかの職員にも寄り添いながら、自分で考え動ける人材を
1.救急からがん治療まで 多摩地域の中核的な病院

――多摩総合医療センターは、どのような病院ですか。
宮崎:
当院は高度急性期病院として、多摩地域の中核的な役割を担っています。特に力を入れているのは救急医療、がん医療、周産期医療です。
病床数は756床です。救命救急センター、集中治療室、比較的重症度の高い一般の患者さんを受け入れる一般病棟のほか、感染症病棟や、精神科救急を受け入れる精神科病棟もあり、様々な役割を担っています。
――今回募集している職種と、具体的なお仕事内容をご紹介いただけますか。
宮崎:
看護師に関しては、当院ならではの特色がいくつかあります。まず、救命救急センターがあり、当院での就職を望む方は救命部門を希望するケースも多いです。
また、がん治療にも力を入れているので、がん看護や緩和ケアに興味のある方にも向いていると思います。
周産期医療にも注力しており、隣接する都立小児総合医療センターと連携して、ハイリスクの妊婦さんを受け入れています。リスクの高い妊婦さんの看護がしたい助産師さんはぜひ応募していただければと思います。
一般病棟は入退院も多く忙しいですが、地域と連携しながら患者さん一人一人のことを考えてケアにあたっています。
当院では看護助手をナースエイドと呼んでいます。ナースエイドを日中だけでなく夜勤帯にも配置して、看護師と連携しながらケアにあたる体制を作っています。ナースエイドは資格のない方、未経験の方でも構いません。人のために役に立ちたいという思いがある方には、ぜひ応募していただきたいと思っています。
医療作業の職員の主な仕事は、ベッドメイキングや医療廃棄物の片付け、物の運搬です。患者さんのケアをするのが不安な方でも、病棟の一員として活躍していただけます。病棟の雰囲気や仕事に慣れてきたら、ナースエイドへのスキルアップもできます。
田中:
メディカルアシスタントは医師の指示のもと、医師の事務作業の補助を行います。当院での業務は、外来担当、書類担当、データ担当に分かれています。外来では検査などのオーダーを医師の代わりに電子カルテに入力するほか、検査や診察の予約の変更や、検査の説明、患者さんからの電話への対応なども行っています。書類担当は診断書の下書きなどをし、データ担当は患者さんの入院や手術に関するデータベースの登録や管理を行っています。
――どんなことを大切にしてお仕事にあたっていますか。
宮崎:
看護部のキャッチフレーズは「大切な人に勧められる病院に」です。事務的に与えられる仕事をこなすのではなく、患者さんの思いを大切にして仕事をしていただきたいと思っています。
鈴木:
規模の大きい病院なので、他職種の職員と関わることが多く、チームの一員として働くことを心がけています。
2.看護部の有休消化率は8~9割ほど 院内保育室も完備

――職場や職員の皆さんの雰囲気について教えてください。
宮崎:
当院には毎年60名ほどの新卒の看護師や助産師が入ってきますが、当院を選んだ理由として「見学や実習で来た時に職場の雰囲気がとてもよく、皆さんがテキパキと仕事しているのが印象的だった」という声を多く聞きますね。
山本:
メディカルアシスタントの職場は和気あいあいとした雰囲気があります。日々の外来業務では動きが多く、看護師とメディカルアシスタントと受付とで声をかけ合い、コミュニケーションをとることを大事にしています。患者さんが多い時でも時間内に終わると達成感があり、皆で喜び合っています。
――普段、仕事上のコミュニケーションはどのようにとっていますか。
宮崎:
当院では「パートナーシップ・ナーシング・システム」を採用しています。これは看護師が2名ずつペアになって患者さんを受け持つシステムですが、そこにナースエイドを1人加えて、3人のチームで動く病棟もあります。ナースエイドもチームの一員として活躍する風土ができています。
看護師や患者さんから感謝されることに喜びを感じているナースエイドが多く、普段の仕事の中でも、看護師からナースエイドに意識して声をかけています。
――ワークライフバランス面のPRポイントについてうかがえますか。
宮崎:
院内保育室が整備されていますので、子育てとの両立もしやすいです。有休消化率は、一昨年は90%、昨年が83%でした。職員が休みたい時に休めるよう、看護師長が工夫しながら勤務表を作成しています。
また、患者さんの情報の確認は始業前からではなく、始業時刻から始めるようにしています。ですので、早く来る職員はほぼいません。やむをえず残業をした場合もきちんと申請してもらい、サービス残業がないようにしています。
田中:
メディカルアシスタントの勤務日数は週4~5日で、子育てや介護などのプライベートに合わせて勤務日数を選べます。今年初めには、男性のスタッフが育休を取得しました。
残業は部署と時期によっては発生しますが、皆で協力しながらなるべく減らすようにしています。
――DXなど業務改善の取り組みはしていますか。
宮崎:
とくに看護部門の業務負担を見直す取り組みをしています。例えば看護部の委員会の数を減らしたり、eラーニングを導入して研修の企画運営業務を軽減したりしました。
スマホを活用したコミュニケーションも積極的に進めています。「LINE WORKS」などのコミュニケーションツールを使うことで、電話がつながらないストレスが大きく減少しています。
また、今年6月にバイタルサインの自動入力システムを導入する予定です。入力時間も短縮されますし、バイタルの情報が早めに医師に飛ぶようになります。
田中:
メディカルアシスタントのデータ部門でも、院内の情報化戦略室と協力し、手入力を減らす仕組みづくりを進めています。
鈴木:
メディカルアシスタントの外来部門では、医師からの依頼や電話対応など当日発生する業務も多いです。患者さんをお待たせしないためにも、残業しないためにも、メディカルアシスタント同士でお互いの業務状況を確認しながら、声を掛け合うなどしてチームで業務を分担しています。
3.メディカルアシスタントの昇給もあり 資格取得のための費用補助も

――待遇や福利厚生面でのPRポイントはありますか。
宮崎:
当院は都立病院機構の病院なので、東京都に準じた福利厚生、昇給・賞与などのシステムがあります。ナースエイドの時給は、都内ということもあり、ほかの施設に比べると比較的高めです。
ナースエイドのラダーもあるので、4年目に入ったところでラダーのレベル3として承認された職員は時給が上がります。
――スキルアップ支援やキャリアパスについてうかがえますか。
宮崎:
看護師はラダーがレベル1~5まであります。おおむねレベル1~3は年次に準じます。4年目以上でレベル4、それ以後はレベル5になる形です。
学ぶ姿勢のある看護師は、積極的に支援しています。自ら研修や学会に行きたいと手を上げる職員には、費用を補助しています。
資格取得支援の制度もあり、認定看護師や専門看護師、特定看護師の資格を取りたい職員には費用を補助しています。
また、助産師の資格取得支援の制度を使って助産師学校に行って資格を取った場合、引き続き助産師として当院で働いていただける体制を作っています。
田中:
医師事務作業補助者は、同時期に入ったスタッフと一緒に32時間の必須の研修を受け、実際の業務に向けた準備を行います。その後のOJT研修では、外来の流れや実際の業務を、それぞれの進捗に合わせて覚えていっていただいています。次のステップに向けて覚えた方がいい業務があれば、該当部署に行って研修を受けています。
藤井:
メディカルアシスタントの組織のあり方やキャリアパスの組み立てについては、今後どうするか検討している過渡期にあります。この数年で、4年以上働き後輩指導や業務改善に前向きに取り組む意欲がある職員の昇給、その他、各部署でリーダー業務を担う職員への昇進を認定する仕組みを作りました。
4.患者さんにもほかの職員にも寄り添いながら、自分で考え動ける人材を

――求める人材像について教えてください。
宮崎:
どの職種であっても、相手の思いに寄り添う気持ちが大事です。患者さんだけでなく、一緒に働く職員に対しても、相手の状況や思いを想像しながら寄り添ってほしいと思います。
藤井:
メディカルアシスタントは決められた事務作業を正確に行うという一般的な事務職のイメージと少し違って、自分で考えて動いていくことが求められる要素が強い職種です。自分の動きが周囲の中でどのような意味があるのか、自分は周囲の中でどう動けばいいのかを考えながら業務にあたってほしいと思います。
――入職を考えている方へのメッセージをお願いします。
宮崎:
多摩総合医療センターは、多摩地域で重大な役割を担っている中核病院です。ぜひ当院の一員として、私たちと一緒に仕事をしていただきたいと思っています。
田中:
自ら学び改善する意欲がある方が望ましいと思います。その意識がある方であれば、きっとやりがいを感じていただけるはずです。
山本:
コミュニケーションを何よりも大切にする必要があります。病院で働いた経験や知識のない方でも、前向きに取り組めるなら楽しく仕事ができると思います。外来はとくに、コミュニケーション力の高い方に来てほしいですね。
鈴木:
私は未経験からの入職でしたが、楽しい職場で毎日、達成感を味わっています。向上心がある方と一緒に働ければと思います。
藤井:
メディカルアシスタントは働き方改革を進めるにあたって鍵となる職種だと思っています。皆様のご応募をお待ちしています。