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急性期からケアまで 幅広いスキルが身につく 院内保育室も完備|医療法人社団けいせい会 東京北部病院

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

「医療法人社団けいせい会 東京北部病院」は、東京都足立区で救急医療から訪問診療、検診まで幅広い医療を提供しています。入職後数年間は年間50万円の自己研鑽費の支給もあり、認定看護師の資格取得などスキルアップもしやすい環境です。
「『生命』『幸福』『未来』の追求」を理念に掲げる「医療法人社団けいせい会 東京北部病院」。急性期病院ならではの忙しさもありますが、院内保育室が完備され、子育て中の職員も多いため、ワークライフバランスを大切にしながら働ける環境です。勤務時間の異なる2つの勤務パターンがあり、公休数が多いパターンでは、公休が年間124日となっています。

目次

1.救急医療から検診まで幅広く地域住民の健康づくりをサポート

――東京北部病院は、どのような病院ですか。

当院は「『生命』『幸福』『未来』の追求」を理念に掲げ、「がん」「心筋梗塞」「脳卒中」の治療から、地域住民の皆様の健康サポートまで、幅広い医療を提供しています。

当院にはさまざまな診療科目がありますが、泌尿器の常勤医師が1名おり、腎臓機能の低下による臓器障害の治療や膀胱、前立腺などの尿に関する症状に専門的に対応していることが大きな特徴として挙げられます。膀胱癌や前立腺肥大の手術も行っています。

また、当院は東京都が指定する2次救急医療機関として、24時間体制で入院治療や手術を必要とする重症患者様に対する救急医療を行っています。昨年の実績は救急搬送2500件を超えました。

足立区をはじめとする地域に根ざした「地域のかかりつけ医」としての役割もあり、治療、訪問診療から検診まで、トータルで健康をサポートしています。

関連病院とのグループ連携にも力を入れており、大塚北口診療所で手術が必要な患者様の受け入れも積極的に行っています。患者様のカルテを特定の病院に公開することで、かかりつけの病院やクリニックで共有できるシステムも導入しています。検査データや情報提供書といった書類の取り寄せの手間が省け、業務の効率化につながっています。

2.30周年を見据え、「質の高い医療レベルとホスピタリティ」など8つの目標を設定

――今回募集している職種の具体的な仕事内容、1日の流れをご紹介いただけますか。

現在、看護師を募集しています。日勤の看護師は8時30分に出勤後、まずは患者様の情報を収集し、8時45分から申し送りが始まります。9時からは点滴をし、10時に清潔ケアに入ります。その後は検温、リーダーへの報告、カンファレンスがあり、12時には配膳をします。12時から14時の間には、交代で昼休憩をとります。14時からは臨検に回って記録もします。場合によっては後輩への指導や相談対応もしています。退勤時刻は17時15分です。

夜勤の看護師は15時45分に更衣室に到着し、16時から病院で情報収集をした後、16時30分に申し送りが始まります。その後、点滴の準備、検温、配膳などを行います。18時から19時の間にスタッフも交代で夕食に入ります。19時から21時には検温、巡視を行います。21時過ぎに消灯した後も適宜、巡視します。6時過ぎより交代で仮眠2時間確保、朝7時に検温、8時30分に日勤者への申し送りを行い、9時から9時15分の間に退勤します。

――スタッフの皆さんは、どんなことを大切にしてお仕事にあたっていますか。

けいせい会は30周年を迎える2027年を見据え、「K-SDGs8」という目標を掲げています。それぞれの職員が「質の高い医療レベルとホスピタリティ」「明るく、楽しい働きがいのある職場づくり」などの8つの目標を意識しています。

3.急性期から在宅復帰を目指すケアまで さまざまなスキルが身につく

――東京北部病院で働くことで、どんなスキルを身につけられますか。

当院には急性期病棟が2病棟と、地域包括ケア病棟が1棟あり、学べる環境がそろっています。

急性期病棟は2病棟とも単科ではありません。内科系は呼吸器、循環器、一般内科、脳外科があります。外科系は消化器、整形、泌尿器、眼科といった診療科が入っています。地域包括ケア病棟は急性期医療が落ち着き、在宅復帰を目指す方のための病棟です。どの病棟も混合病棟であり、さまざまな疾患を見ることが多いです。外科病棟では毎日のように手術が行われています。

当院は入退院が頻繁にあり、忙しい職場です。スキルアップにはもってこいの環境ですし、これまでの経験を生かせるようにバックアップもします。

――DXなど業務改善の取り組みはしていますか。

外来ではAI問診を使用し、問診時間の短縮につながっています。救急外来では、QQ隊からの通話内容をAIが自動解析、要約して、すぐに電子カルテで使える形で出力しています。導入前は14分ほどかかっていた作業が、AIでは3分程度になりました。

病棟でも生成AI機能を使って看護サマリーを作成し、業務効率化に取り組んでいます。また、iPhoneを電子カルテに連動したうえで点滴も実施しています。

4.子育て中の看護師も多数 医師とのコミュニケーションも活発

――職場や職員の皆さんの雰囲気について教えてください。

明るく活気があり、アットホームな職場です。患者様、ご家族がスタッフへ気兼ねなく声をかけやすい雰囲気だと思います。

近年は男性スタッフも増え、ますます活気が出てきました。年齢層については、20歳前半から60歳まで幅広い世代が活躍していますが、最近の入職者は20歳後半の方が多いです。

看護部では子育てをしながら働いている看護師が多く、「お互い様」の精神があります。困っていたら助け、悩んでいたら話も聞きます。お子さんの体調不良で欠勤する人がいても全員でカバーしています。

急性期病棟は忙しいですが、その中でも楽しさを共有することを大事にしています。昨年は、各部署が考案したクリスマスツリーやクリスマスケーキを作りました。

また、コミュニケーションツールとして、グループ内新聞を発行し始めました。病院の成り立ちや、歓迎会や忘年会の様子の紹介などをしています。フットサルやマラソンの大会も開催しており、仕事以外の場所でのコミュニケーションも大事にしています。

――普段、仕事上のコミュニケーションはどのようにとっていますか。

医師との関係も良好です。医師はナースステーションに長くいてくれますし、和やかにディスカッションができています。医師主催の勉強会も積極的に行っています。

新しいものを取り入れていく視点もあります。中途採用者の意見を大事にして、以前勤めた病院の看護業務の経験がより良い看護サービスにつながるのであれば、どんどん取り入れていきたいと思っています。

――ワークライフバランスや福利厚生面のPRポイントについてうかがえますか。

女性だけでなく、男性の職員もワークライフバランスを大切にできる環境です。

勤務時間については、従来の時間帯のAプラン、公休が増えることによって1日の勤務時間数が増えたBプランのどちらも選べるようになっています。

Aは8時45分から17時の7.25時間勤務で、公休数は年末年始を含めて109日です。Bは8時半から17時半の勤務で、公休数は124日です。Bの場合、足立区の病院では1番の公休日数と言われています。さらに有休を5日消化すると、年間休日が129日となります。

保育室にお子さんを預けている職員は、お子さんの誕生日に少し仕事を抜けて、保育室で一緒に写真を撮れるようにしています。ハロウィンには、病棟や各部署からお子さんたちにちょっとしたお菓子をあげる催しも行っています。

なお福利厚生として、単身の看護師向けの単身寮があります。

5.年50万円の自己研鑽費でスキルアップもかなう

――スキルアップ支援はありますか。

ラダーに沿って自分で学習を進めるeラーニングを積極的に活用しています。

また、外部研修にも参加してもらい、それぞれのスキルアップにつなげています。入職して1年3ヶ月後に自己研鑽費を50万円、その後は毎年50万円ずつ、トータルで200万円出しています。

日々の頑張りを認めていくことも大切だと思っています。私たちは同じ医療の現場で働くスタッフとして頑張っている過程を見ています。努力している人は人の心を動かしますし、周りのスタッフが温かくサポートします。諦めずに継続して学習していくことで努力は報われると思っています。

――キャリアパスについてうかがえますか。

部署異動したい場合、そのときの勤務状況にもよりますが、翌日から、あるいは翌月からといった形でスムーズに異動できます。

――求める人材像について教えてください。

認定看護師が少ないので、認定看護師の資格を取りたい方や、すでに持っている方にはぜひ入ってほしいと思っています。

当院は大きく分けて、内科系と外科系に分かれていますが、単科ではないのでさまざまな疾患を勉強したい方や、ご自身のスキルを試したい方も大歓迎です。

忙しい病院ですが、ここでの経験は将来にわたって役に立ちますし、どこでも通用する看護師になれると思います。面接でよく「何を勉強してくればいいですか」と聞かれますが、「笑顔で来てください」とお答えしています。とにかく笑顔が1番大事です。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。