直接応募で自由な転職活動を コメディカルドットコム

現在の求人掲載数286036

職場インタビュー 394view

男性育休実績あり!一人ひとりに寄り添うケアをチームで支え合う、やりがいと成長|横浜療育医療センター

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

神奈川県横浜市で長年にわたり重症心身障害児者の医療・福祉を支えてきた、社会福祉法人 十愛療育会 横浜療育医療センター。2017年5月にリニューアルオープンし、利用者様にもスタッフにもより良い環境を提供しています。

この記事では、同センターで働くスタッフの方々に、職場の魅力、仕事のやりがい、教育体制、働きやすさについて伺いました。

目次

1.リニューアルで快適に!最新設備と過ごしやすい環境が自慢の横浜療育医療センター

まず、横浜療育医療センターの概要と特徴について教えていただけますか?

上村さん:

当センターは、横浜市にお住まいで心身に重度の障害をお持ちの方を対象とした、病院機能を持つ施設です。18歳以上の方の入所・通所サービス、学生向けの放課後等デイサービス、小規模保育室、病児保育室も運営しています。

2017年5月にリニューアルオープンしましたが、どのように変わりましたか?

上村さん:

開設29年目のリニューアルで施設全体が一新され、居室数も増加しました。とても綺麗に整備され、以前より一人ひとりのスペースが広くなったことで、より動きやすく、ゆったりと過ごせるようになっています。

その他にも、各部屋への水道設置や収納増設など、生活環境とスタッフが活動しやすい環境も整えました。壁紙や照明も新しくなり、施設全体がとても明るい雰囲気です。

最新設備の導入もあったのでしょうか? また、電子カルテを導入されたことで、業務に変化はありましたか?

上村さん:

リニューアルに合わせ、電子カルテを導入しました。手書きだった記録業務が効率化され、格段に働きやすくなったと実感しています。特に若いスタッフはパソコン操作に慣れているため、スムーズに業務へ移行できています。

永石さん:

日々の記録がデータとして残るので、ご利用者さまの状態やケアの振り返りがしやすくなったのが大きなメリットです。情報共有もスムーズになり、より質の高いケアに繋がりました。効率化された時間を、ご利用者さまとのコミュニケーションやケアに充てられるようになったのは嬉しいですね。

2.ここで成長したい。横浜療育医療センターを選んだ理由

皆さんがこのお仕事を選ばれたきっかけと、数ある施設の中で横浜療育医療センターにご入職を決めた理由を教えてください。

新井さん:

私は保育の専門学校に通っていて、当初は保育士や幼稚園教諭を目指していました。在学中の実習で障害者施設へ行く機会があり、そこで障害分野の仕事に興味を持ったのがきっかけです。

横浜療育医療センターを選んだのは、医療的なケアが必要な方が多く入所されている点に魅力を感じたからです。他の施設と比較して、より専門的な知識や医療的ケアの技術を身につけられると考えました。自分自身のスキルアップにも繋がると思い、ここで働くことを決めました。

中村さん:

高校時代からボランティアや介護実習で障害のあるお子様や大人の方と関わる機会がありました。皆さんが何事にも一生懸命に取り組む純粋な姿に感銘を受け、障害のある方々の支援に携わりたいと思うようになりました。

いくつかの施設を見学する中で、どの施設よりも、横浜療育医療センターがご利用者さまのことを第一に考えている姿勢を強く感じたのです。一人ひとりの障害のある方を大切にしている点が、このセンターの強みだと確信し、入職を決めました。

永石さん:

実は私自身、入退院を繰り返す中で、病院の相談員という仕事の存在を初めて知りました。そこから福祉の勉強を始め、障害者支援の分野に進んだのです。

このセンターに入職する前も、重度の障害者施設で働いていました。その頃から、ご家族様や他の施設のスタッフからも「横浜療育医療センター」の名前をよく耳にしていました。「医療依存度の高いご利用者さまを積極的に受け入れている」という評判でした。自身のスキルアップを目指したいと考え、より専門性の高いケアを学べるこのセンターへの入職を決めました。

横浜療育医療センターならではの、魅力ややりがいを教えてください。

永石さん:

私が感じる一番の魅力は、多職種との連携がスムーズで、専門外のことも相談しやすいところです。医療やリハビリなど専門知識のことでも、それぞれの職種に気軽に聞ける雰囲気があります。

例えば、ご利用者さまが「どこかへ出かけたい」と口にされた時、その希望に応えようと外出を企画することもあります。その際には、医師や看護師と「その場所は安全か」「医療面でどんな配慮が必要か」などを話し合い、チームで計画を立てていくのです。こうした連携が、ご利用者さまの笑顔に繋がっていきます。

特に、言葉での意思表示が難しいご利用者さまの想いを汲み取る際は、多職種連携が必要です。過去の記録や日々の小さな反応から、その方の好みややりたいことを多職種で共有し、丁寧に読み解いていくのです。

実際に、初めての場所に外出したら、その時の表情や様子を細かく記録に残し、その情報を職員間で共有し、次の支援に活かしていきます。「以前、この方はこんな場所に行って楽しそうにしていた」「こういう活動の時に笑顔が見られた」といった情報を拾い上げ、その方の好みや興味を探りながら、次の活動計画を立てていきます。「きっと、こういうことがお好きなんだろうな」と、チームで考えながらケアを組み立てていくイメージですね。

このように、専門知識を共有し、チームでご利用者さま一人ひとりを支えていくことが、私にとっての大きなやりがいだと感じています。

職場の雰囲気はいかがですか? 困ったときや悩んだときに、上司や先輩に相談しやすい環境はありますか?

新井さん:

入職当初は、女性スタッフが多い職場で少し不安もありましたが、すぐに馴染むことができました。新人一人ひとりにプリセプター(教育担当の先輩職員)がつく制度があり、不安なことや相談したいことをすぐに聞ける環境が整っていたからです。

男性職員として、女性のご利用者さまの介助に入る機会は多くありませんが、そうした場面でコミュニケーションの難しさを感じることがありました。どのように声をかけたら良いか悩んだ時も、プリセプターの先輩から「こう声をかけてみたら?」「こんな風に関わってみると良いかもしれないよ」と具体的なアドバイスをもらい、それを参考に支援に活かしています。

中村さん:

私は新卒で入職し、社会人としての心構えからご利用者さまとの関わり方まで、先輩職員から一から教えていただきました。何か困ったことがあれば、親身に相談に乗ってくださるので、とても心強いです。職場の雰囲気は温かく、先輩方に助けられて今の自分があると感じています。

例えば、ご利用者さまは一人ひとり好みや特性が異なります。「この方はこういうことが好きだよ」「こういう病状があるから、こんな点に注意して関わるといいよ」と具体的なアドバイスをいただき、安心してケアに入ることができました。

3.未経験でも安心の教育体制。自分らしい働きやすさも叶う職場

教育・研修制度について教えてください。

上村さん:

入職後はまず、センター全体で集合研修を行います。新卒・中途採用問わず、座学で4日間ほど、当センターの理念や制度、基本的な技術などを学んでいただく内容です。

その後、現場配属後はOJTが中心となります。プリセプター制度を設けており、先輩職員がマンツーマンに近い形で日々の業務を丁寧に指導していきます。分からないことや不安な点は、プリセプターにいつでも相談できる体制なので、未経験の方でも安心して業務を覚えていける環境です。

その他、内部研修として生活支援員に必要な知識やスキルを学ぶ研修を随時実施しています。外部研修への参加も推進しています。

資格取得支援や、その後のキャリアアップに関するサポート体制はありますか?

上村さん:

資格取得支援制度があります。例えば、介護福祉士の資格取得を目指すスタッフに対して、研修や試験についての支援があります。また、介護福祉士、社会福祉士、保育士については資格手当があります。

キャリアアップについては、当センターには入所部門の他に、通所部門や訪問部門など様々な部署があります。本人の希望や適性に応じて、他部署へ異動し、経験を積むことも可能です。そうした経験を経て、主任や課長といった役職へステップアップしていくスタッフも多くいます。

ワークライフバランスについてもお伺いします。残業はどのくらいありますか? また、お休みは取りやすい環境でしょうか?

坪井さん :

残業時間は月平均で4~5時間程度と、比較的少ない方だと思います。もちろん、残業した分はきちんと残業代が支給されます。

年間休日は125日以上あり、これに加えて有給休暇もしっかり取得できますので、プライベートの時間も確保できる環境です。

育児休業や育児時間短縮勤務制度も充実しており、女性職員の育休取得率はほぼ100%です。最近では男性職員も育児休業を取得するケースが増えています。復帰後も夜勤の免除や育児時間の取得など、子育てと仕事を両立しやすいようサポートしています。

男性の育児休業制度もあるようですね。実際に制度を利用してみていかがでしたか?

永石さん:

これまで2回、合計で2ヶ月ほど育児休業を取得させていただきました。子どもとじっくり向き合える時間は本当に貴重で、今しかない大切な時間を家族と過ごすことができて、とても感謝しています。家族からも「休んでくれてよかった」と言ってもらえました。

こうした制度を利用できる環境があるのは、本当にありがたいです。プライベートが充実すると心に余裕が生まれ、それが仕事への良い影響にも繋がると感じています。後輩たちにも、気兼ねなく制度を利用してほしいです。そういった雰囲気を作っていくことも自分の役割だと思っています。

4.横浜療育医療センターからのメッセージ

最後に、応募を考えている皆さんへメッセージをお願いします。

坪井さん :

とても楽しい職場です。もちろん、大変なこともありますが、利用者さんといつも笑っていられる、そんな職場はなかなかないと思います。ぜひ、皆さんも一緒に楽しみながら働きましょう。ご応募お待ちしています!

上村さん:

少しでも興味を持っていただけたら、まずはぜひ見学にいらしてください。実際の様子を見ていただくのが一番だと思います。私たちは一人でも多くの新しい仲間が増えることを心から待っていますので、気兼ねなくご応募いただけたら嬉しいです。

永石さん:

「医療センター」と聞くと、少し堅苦しいイメージや大変そうな印象があるかもしれませんが、全くそんなことはありません。和気あいあいと、みんなで楽しく働いている職場です。季節ごとのお祭りなどのイベントも開催していますので、まずは気軽に遊びに来てください!

中村さん:

横浜療育医療センターの職員は、みんな本当に利用者さん思いです。利用者さんのことを第一に考え、笑顔を引き出すために日々支援に取り組んでいます。利用者さんの生活を一緒に支えていきたいという方、ぜひお待ちしています。

新井さん:

入職前は誰でも不安なことが多いと思いますが、ここは本当にやりがいのある仕事だと感じています。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています!


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。