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風通しの良い職場環境が「One Team」の結束力を生む。地域密着型の病院として、信頼される医療を|医療法人社団 下田緑眞会 世田谷北部病院

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

東京都世田谷区南烏山にある世田谷北部病院は、医療法人社団 下田緑眞会が運営しています。主要な診療科目は内科と外科、整形外科で、42床の急性期一般病棟と52床の地域包括ケア病棟を備えています。

80年以上にわたり、烏山地域に密着した医療を提供してきた世田谷北部病院。二次救急病院としての指定も受けており、急性期疾患にも迅速な対応を可能としています。2020年6月には現在の場所に新築移転し、新たなスタートを切りました。また、2023年に馬場裕之院長が就任したのをきっかけに、消化器外科を中心とした外科診療の体制整備にも力を入れています。

今回は、世田谷北部病院の医療連携・医療相談室で働く社会福祉士の志田さんにインタビュー。「One Team」をスローガンに掲げる世田谷北部病院で働くやりがいや魅力などについて、お話をお聞きしました。

目次

1.多様なメンバーが強みを発揮し、チーム医療の一員に

-貴院の強みや特色、こだわりについて教えてください。

志田さん:

当院は、内科や外科、整形外科の診療を中心に提供する急性期病院です。院内では「One Team」を合言葉に掲げ、スタッフ一人ひとりがチームの一員という意識を持ちながら主体的に動いています。

業務を進める上で問題があれば、チームで協力して解決を目指すようにしているため、1人で抱え込んで悩み続けるようなことはありません。他職種との垣根も低く、相談もしやすいですよ。多種多様なメンバーが、それぞれの強みを発揮しやすい職場だと感じますね。

-貴院では、どれくらいのスタッフが働いていますか? また、スタッフの皆さんの雰囲気はいかがでしょうか?

志田さん:

2025年5月時点で、病院全体で150人ほどのスタッフがいます。1階が外来、2~3階が入院病棟となっており、医師や看護師、リハビリ職、薬剤師、栄養士、検査技師、事務スタッフなど、さまざまな職種のスタッフが協力しながら働いています。

各病棟では多職種が参加するカンファレンスが週に1回開かれ、患者さん一人ひとりの診療方針や課題などを共有。また、院内の委員会も多数あるため、職種間のコミュニケーションを取る機会は多いです。

私が所属する医療連携・相談室では、社会福祉士2名、退院支援看護師1名、事務担当スタッフ1名が働いています。適度な距離感を保った仲間という雰囲気で、他部署からは「忙しそうだけど明るく楽しそう」と言われていますね。他の部署のスタッフも、いろいろな話をしにフラッと訪ねてくれるんですよ。

-ちなみに、志田さんが所属する医療連携・医療相談室では、どのようなお仕事をされていますか? 1日の流れを簡単に教えてください。

志田さん:

当院を利用する患者さんやそのご家族が適切な医療を受けられるようにサポートするのが、私たちの仕事です。入院日程調整などの手続きをはじめ、退院後も切れ目のない支援ができるよう、他の医療機関や地域のケアマネージャーなどとの連携を大切にしています。

1日の業務は、部内でのミーティングで各メンバーのスケジュールや問題事例を共有することからスタート。電話対応や病棟内でのラウンド、患者さんのご家族との面談、院内委員会への出席などが、日ごろの主な業務内容です。また、各病棟でのカンファレンスにも参加します。

患者さんやご家族と接する上で気をつけているのは、患者さんご自身の意思を話しやすい雰囲気を作ることです。尊重すべきは患者さんの意思だからです。

とはいえ、患者さんの病状によっては意思表示が難しい場合もあります。そのようなケースではご家族も悩まれることが多いですが、後悔のない選択ができるように伴走していくのが私たちの役目。時には厳しい指摘をしなければならないこともありますが、相手が嫌な気持ちにならないように配慮しながら寄り添うことを心がけています。

2.経験よりも学び続ける姿勢を重視。組織人としての成長も

-志田さんがこの職場を選んだきっかけや決め手は何でしたか?

志田さん:

「経験よりも学び続ける姿勢を評価する」と聞いたからです。

私はこの仕事に就く以前は、全く別の仕事をしていたため、採用面接の時には大きな不安を抱えていました。でも、面接の担当者から、在籍中の医療ソーシャルワーカーの先輩も別の領域からチャレンジしたことを教えてもらい、「学ぶ姿勢があれば大丈夫」と言っていただけたんです。その言葉が大きな後押しとなり、当院への就職を決めました。

そして現在、私は東京都医療ソーシャルワーカー協会と東京都社会福祉士会に所属し、それぞれが実施している研修に参加しています。2025年度は東京都医療ソーシャルワーカー協会の第6ブロック世話人を引き受け、他の病院の医療ソーシャルワーカーとのつながりも広がっているところです。

-貴院で働くことで、どのような成長ややりがいが望めますか?

志田さん:

当院の良いところの一つが、風通しの良さです。各部署に担当の医師がいて、疑問があった時には病院の考え方や方針に沿ったアドバイスをもらえることが、その風通しの良さにつながっていると考えています。医療職や事務職といった職種の違いに関わらずコミュニケーションがさかんで、院長も気さくに話しかけてくれるんですよ。

こうした風通しの良さは、病院の短期的・長期的な課題や方向性を把握しやすいというメリットにつながっています。自分が働く職場の課題や方向性をつかみやすいということは、「組織人としての自分が何をすべきか」を認識して業務遂行する力が身につくということ。One Teamとして働く上では欠かせない視点ですね。

また、このような仕事の進め方をするには、地域社会の動向や社会保障制度について把握しなければなりません。そのため、知識をブラッシュアップし続けることや、地域とのつながりを広げることが重要になります。

こういったことが自分自身の成長につながっていると感じていますし、充実感を覚えています。

3.異業種からの学びは視野を広げるチャンス

-職場環境について、「働きがいがある」と感じるおすすめポイントを教えてください。

志田さん:

当院には、資格維持やキャリアアップのための資格受講費補助制度が整っています。この他にも、公休日に研修を受講した場合には代休取得許可制度があるため、働きながらでもスキルアップをしたい人にはうってつけだと思います。

また、月に一度開催される総合カンファレンスの取り組みもユニークなんです。医療業界に限らず、さまざまな業界の方を招いてお話を伺うことができるんですよ。いろいろな方面へと視野を広げてほしいという院長の考えで始まった取り組みで、幅広い知識や気づきを得ることができます。

例えば、マスコミ業界の方を招いたこともありますよ。相手の話を聴く力についてお聞きし、患者さんやご家族との相談業務などに生かされています。

地域おこし協力隊として活動している方が講師となった回も強く印象に残っています。新型コロナの影響で活用されなくなっていた合宿所を立て直した話は、ピンチのときにそれをどう切り抜けて病院を盛り上げていくかということや、どのように仲間を作っていくかといったことの参考になりました。

普段自分が身を置く医療や福祉業界の知識を深めていくことは重要です。それに加え、これまで知らなかった業界のお話を聞くことで、また違った視点から仕事に生かせるヒントを学べるのはとても有意義ですね。まさに「新しい風が吹く」といったところでしょうか。

-福利厚生やワークライフバランスなど、働きやすさという面からPRされたい点はありますか?

志田さん:

休暇は取りやすい環境だと思います。私たちの部署内では、情報共有をこまめに且つ分かりやすくし、家庭の事情や体調不良で急に休んでも仕事が滞らないように工夫。「その人がいないと回らない」という状況は作らないように気をつけています。

当然ながら産休・育休や介護休暇のような制度もしっかりと整っており、ライフステージの変化に対応しながら働けるように配慮されています。制度に変更点があった場合も、すぐに院内全体に情報が周知されます。

また、当院は2020年に新築移転したばかりのため、きれいな建物で働けるのはとても快適ですよ! 病院自体の歴史はかなり長いため、古い病院なのではと思われがちなんですが、実際に訪れた患者さんやご家族からは「きれいなところだね」と驚かれます。

新築移転に伴い、自動精算機や会計案内表示システム、タブレットによるAI問診なども導入されました。患者さんにとっては待ち時間の短縮になり、スタッフにとっても業務の効率化につながっています。

そして、個人的にとても働きやすいと感じるのが、これまでにも説明した通りの雰囲気の良さです。職場環境の中でも、風通しの良さやコミュニケーションの取りやすさは重要なポイントですよね。職種問わず、仕事の話はもちろん趣味やプライベートの話に花を咲かせることもあり、フレンドリーな人が多いと感じています。

-どんな人と一緒に働きたいですか? または、どんな人が活躍できる職場ですか?

志田さん:

課題を把握し、解決のために前向きに動ける方ですね。何かをしようとする時に、「どうせ無理」「やっても無駄」ではなく「こうやったらできるかも」「こうやってみようか」と一緒に取り組める方が活躍できる場だと思います。

そのような方と一緒にお仕事できたら、とてもうれしいです! もしも当院に興味をお持ちの方がいたら、どうぞお気軽にご連絡ください。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。

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