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「家庭医」と連携して地域を支えるケアマネジャーに!リフレッシュ休暇をはじめ働きやすさを追求した職場が魅力|社会医療法人河北医療財団 河北ファミリークリニック南阿佐谷

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

0歳から100歳までの健康を支える「家庭医」の地域に根ざしたクリニック ― それが河北ファミリークリニック南阿佐谷です。
医療と介護、生活支援の施設が同じ建物内で連携する「河北家庭医療学センター」の中核施設として、日々多職種で協力しながら包括的な支援を行っています。
今回募集しているのは、そのセンター内にある「河北居宅介護支援事業所南阿佐谷」のケアマネジャー。医療と密に連携できる環境の魅力や、仕事のやりがいについて、塩田院長とケアマネの安田さんにお話をうかがいました。

目次

1.人の健康をまるごと引き受ける、家庭医の基幹クリニック

河北ファミリークリニック南阿佐谷の特徴を教えてください。

塩田院長:

当クリニックは、河北医療財団に属する診療所のひとつで、母体には約400床規模の病院があります。そのサテライト的な位置づけで、現在開設6年目を迎えました。クリニックとしては比較的規模が大きく、常勤医師は6名体制。これは都内のクリニックのなかでも多い方だと思います。
また、当クリニックは「総合診療専門医」の研修施設として認定されていることも大きな特徴です。診療所単独でこの研修プログラムを運営しているところは、全国的にもめずらしいのですが、当クリニックが基幹施設として、研修医の受け入れから指導、評価までを一貫して行っています。
診療実績としては、外来のほか、在宅の患者さんも300人ほど抱えており、地域の中核的な医療機関として、広く信頼をいただいています。

貴院の特徴として「家庭医のクリニック」だと伺いましたが、「家庭医」とはどのようなものなのでしょうか?

塩田院長:

当クリニックは「家庭医(ファミリーフィジシャン)」を中心とした診療体制をとっています。家庭医とは、単に病気を診るだけではなく、乳幼児から高齢者まで、年齢や疾患の有無を問わず、その人の生活背景や価値観にも寄り添いながら継続的に関わる総合的な医療を提供する専門医です。
「かかりつけ医」という言葉は広く浸透していますが、例えば眼科や耳鼻科でも“かかりつけ”といいますよね。それに対して、家庭医は“その人全体”を診るお医者さん、特定の臓器ではなく「人」を診るのが、家庭医だと考えています。

症状がはっきりしない段階でも、「なんとなく調子が悪い」という相談にしっかり向き合うのが私たちの役割なんです。ですから、疾患管理だけでなく、介護保険の相談や生活の質の改善、孤立や心のケアにも踏み込むことが家庭医の役割。「暮らしを支える医療」が、私たちのクリニックの大きな役目だと思っています。

2.クリニックと直結した居宅介護支援施設でケアマネを募集

今回はケアマネジャーの募集をされているのですよね。

塩田院長:

はい。ケアマネジャーを募集しているのは、系列の「河北居宅介護支援事業所南阿佐谷」です。こちらの居宅施設と、河北ファミリークリニック南阿佐谷、河北訪問看護・リハビリステーション阿佐谷は、同じビル内にある「河北家庭医療学センター」の構成施設なのですが、現在はこのセンターを軸に地域の医療と介護、生活支援をつなぐ総合的な体制を整えています。

そうしたなかで、訪問診療や訪問看護のニーズが高まっており、それに伴ってケアマネジャーへの依頼も増加しています。今回の求人は、組織全体の拡大と連携強化にあわせて、ケアマネジャーの体制を強化する目的での募集です。

実際にどんな方に来てほしいですか?採用時に重視するポイントはありますか?

塩田院長:

やはり「チーム医療」に共感してくれる方ですね。私たちは多職種で連携しながら医療や介護を提供していくので、ケアマネジャーの方にも多職種のスタッフ同士で積極的に協力し、互いの専門性を尊重しながら一緒にサービスを提供できる方を求めています。
また、患者さん・利用者さんの「暮らしそのもの」にも目を向けて、背景や生活環境を理解しながら関われる姿勢がある方が理想ですね。

安田さん:

私も同じですね。ケアマネって、基本は一人でご自宅に伺う仕事なんですけど、その先には必ずチームがいますから、協調性はすごく大事です。あと、移動はほぼ自転車なので、体力的にもある程度元気な方がいいですね。
経験の有無については、もちろん経験者は即戦力になるのでうれしいですが、資格を取ったばかりで未経験の方でも大丈夫です。ここで一緒に成長していければいいんですから。

3.医療と連携して、よりスピーディに「その人らしい暮らし」に寄り添える

ケアマネジャーの具体的な業務内容を教えてください。

安田さん:

大きく分けると、「訪問業務」と「パソコンによる帳票入力・記録作成」の2つですね。月の前半は、先月分の介護報酬の請求作業(レセプト)をするので、パソコンに向かう時間が多くなります。それが終わると、担当の方のご自宅を訪問して、状況の確認やサービスの調整を行います。

ケアマネジャーである安田さんが思う、仕事のやりがいとは?

安田さん:

私は以前、在宅復帰を目指す施設で介護士をしていたんです。そこでは、入所された方が回復していく様子を間近で見ることができて、「よかったな」「元気になって帰れそうだな」と思える瞬間にやりがいを感じていました。ですが、その施設で関われるのは利用者さんの人生のなかのほんの数か月なんですよ。「この先、この方はどんなふうに暮らしていくんだろう?」って、いつも気になっていました。

ケアマネジャーになってからは、退院後や在宅生活に戻られた方のその後の暮らしに、ずっと関わり続けることができます。住まいや家族の状況、日々の生活のなかで必要な支援を一緒に考えながら、その人らしい生活を支えていける。そういう意味で、より長く、深く寄り添えるこの仕事にやりがいを感じています。

河北居宅介護支援事業所南阿佐谷の強みとは?

安田さん:

河北居宅介護支援事業所南阿佐谷は、医療法人が運営している数少ない居宅介護支援事業所のひとつです。なおかつ私たちのグループ内には、訪問診療や訪問看護などの医療・介護の各事業がそろっているというのが、最大の強みといえます。
とくに医療的な課題を抱えた方や、お看取りをご希望のご家族など、スピード感が求められるケースが多いのですが、そうした場面でも、同じフロアにいる医師や看護師とすぐに直接話ができて、情報共有や調整がとてもスムーズに行えます。

たとえば、「明日退院します」「急いでベッドを入れなければ」といった急ぎのときにも、その場で連携しながら迅速に対応できる体制があります。こうした医療と介護の“チーム力”があるからこそ、重症の方や医療依存度の高い方にも安心してサービスを届けることができるんです。
ほかの居宅介護支援事業所と比べても、この「顔の見える関係性」は、私たちならではの強みですし、ご利用者様の信頼につながっていると思います。

4.医療職からの実践的なフィードバックで、ケアマネとしての専門性が深まる

学びの機会について教えてください。

安田さん:

毎年4月に一人ひとり研修計画を立てて、それに基づいて必要な研修に参加してもらいます。杉並区のケアマネ協議会にも加盟しているので、外部の勉強会にも業務時間内に参加できます。ほかの事業所だと、自分の休日に参加しないといけないところがあると聞きますが、うちは学びたい人にとって、すごく良い環境だと思いますよ。

また、費用面でも安心して参加できます。多くの研修はオンラインですし、協議会に加盟していることで追加の参加費はかかりません。また、資格の更新に必要な研修などは、ケアマネ手当が支給されているなかで対応できるようにしていますし、杉並区からの助成金も活用しています。

塩田院長:

医療法人という強みを活かして、医療分野に強い研修が多いのも特色でしょうね。医療的な知識を日常的に求められる環境だからこそ、自然と「もっと知りたい」「学びたい」という気持ちが生まれますし、医療職から直接フィードバックをもらえる場所なので、実践的な学びが得られる点も大きな魅力になっているようです。

職場の雰囲気はどうですか?

安田さん:

現在、ケアマネは3名しかいませんが、同じビルにクリニックや訪問看護のスタッフがいて、朝夕はけっこうにぎやかです。「いつも誰かがそばにいる」という安心感があって、気軽に相談できる雰囲気がありますね。

塩田院長:

ビル内の職員は全体で30名ほどいて、20〜30代が中心。ケアマネは少しベテランの方が多い印象ですね。全体的に明るくフレッシュな雰囲気の職場です。

働きやすさのために取り組んでいることは?

安田さん:

ICT環境の整備は進んでいるほうだと思います。ノートパソコンやスマートフォンを支給しているので、外でも作業ができますし、離れていてもチームでスムーズに情報共有ができます。

ケアマネジャーは仕事の特性上、スケジュールをある程度自分で調整できます。言い換えれば柔軟な働き方ができるということ。時間単位で休みが取りやすく、「この時間だけは外したい」という希望があれば、そこを避けて予定を組むことができます。残業も少なめです。
基本的にフレックス制度や在宅勤務制度は導入されていませんが、そのぶん、上司と相談しながら無理のない働き方ができるよう配慮されています。

塩田院長:

個人的には、働く空間も気に入っています。建物はまだ新しく、清潔で広々としています。勉強会ができるスペースや食事ができる休憩スペースなども整っていて快適です。

5.ボーナス付きリフレッシュ休暇で、心と体をリセット

福利厚生について教えてください。

塩田院長:

福利厚生はかなり充実しています。
配偶者や子どもへの手当はもちろん、「育児短時間勤務」や「子の看護休暇」など、子育て中の方にも働きやすい環境が整っています。加えて、時間単位で有給が取れる制度もあり、柔軟な働き方がしやすいのも特徴です。

なんといっても好評なのがリフレッシュ休暇です。最初の10年とその後5年ごとに6日のリフレッシュ休暇に加えて臨時ボーナスも出ます。会員制の福利厚生サービスも利用できるので、レジャーや宿泊、映画鑑賞などの割引を受けられるのも嬉しいポイントです。
そのほかにも、文化・体育クラブ活動(野球、登山、ヨガなど)、臨床心理士による相談窓口など、健康や将来を見据えた支援体制も整っています。

最後に、求職者の方へのメッセージをお願いします。

塩田院長・安田さん:

ケアマネは一人行動が多いので、なんでも一人で抱え込むイメージがあるかもしれません。が、ここでは違います。医師、看護師、スタッフと一体になって「その人の暮らし」を支えるのが私たちの仕事です。 誰かの人生を、チームでしっかり支えていく。そんな温かい現場で、一緒に働いてみませんか?ご応募、お待ちしています!


セカンドラボ株式会社

URL:https://www.2ndlabo.co.jp

2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主にクリニックを中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の採用課題のサポートを行う。