北海道の美しい自然と大らかな人情に加え、万全の福利厚生が魅力|医療法人財団 明理会 道南ロイヤル病院
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北海道南西部、せたな町に位置する道南ロイヤル病院は、174床を有する内科系の慢性期病院です。「地域密着医療」と「愛し愛される病院」を理念に掲げ、高齢者医療における看護力強化やリハビリテーションの充実、在宅医療の積極的な展開を通じて、地域包括ケアの中核を担っています。
豊かな自然に囲まれたこの地で、全国各地さらには海外からも集まった多様な仲間とともに働くことは、自身の視野を広げ新たな成長へと繋がるはずです。
今回は、そんな道南ロイヤル病院で入職からわずか5年という若さで総務の責任者を任されている渡部さんに、病院の概要と多様な人材が活躍できる環境、そして年齢に関わらず実力が評価される風土などについて、熱い想いを語っていただきました。
目次
2.年齢も国籍も関係なく、ワールドワイドな視点で医療を追求
3.頑張ったことが報われる!モチベーションが上がる評価制度
4.夜勤手当15,000円、24時間託児所も完備
5.病院も町も、働きやすい環境を整備して歓迎!
6.SNSや直接見学で、まずは当院の魅力を知って欲しい
1.「愛し愛される病院」であるために

貴院はどんな病院ですか。概要をご紹介ください。
「道南ロイヤル病院」が所属するIMS(イムス)グループは、関東、東北、北海道を中心に全国に130以上の病院、介護施設、関連事業所をもつ医療福祉団体です。
場所は北海道の南西部にあるせたな町。平成6年に開設された中規模慢性期病院で、現在の病床数は174床。海も山もあるのどかな環境のなか、「愛し愛される病院」を目指し、日々の診療に取り組んでいます。
当院は決して大きな病院ではありませんが、グループ全体としては規模が大きいため、各施設での情報共有や経験の蓄積などのスケールメリットは当院の魅力のひとつです。
たとえば、将来的に「〇〇の分野を極めたい!」「もっと大きな(小さな)規模の病院で働きたい!」といった希望に対して、退職することなくグループ内の転勤で対応できますし、スキルアップにはとても恵まれた環境だと思います。
今回の求人の目的を教えてください。
当院が位置する北海道せたな町は、人口7000人ほどの町。正直なところ、地元だけで求人をかけるのは厳しい状況です。
地域医療を継続していくために、全国規模で人材を募り安定した人員配置を維持していきたいと考えています。
もちろん、全国展開するグループに所属しているため、他施設からの出向により人材確保している状況であり、自施設での採用が急務であり、自らの意思で当院を選んでいただける方にご活躍いただきたいと強く願っています。
そこで今回、コメディカルドットコムを通じて、全国のみなさんに広く募集をさせていただきました。看護師、薬剤師、リハビリテーション職、管理栄養士、事務職をはじめ、ほぼ全ての職種で新たな仲間を求めており、どの職種も当院のチームにとって不可欠な存在です。
2.年齢も国籍も関係なく、ワールドワイドな視点で医療を追求

貴院の魅力を教えてもらえますか?
当院の一番の魅力は「多様性」だと思います。職員の平均年齢は40代前半です。長く医療現場で活躍してきたベテランのスタッフもいれば、20代の若い人も多く、世代のバランスがすごくいいです。
経験を積んできた先輩に、若い人が刺激をもらったり、逆に若い人のアイデアが現場に新しい風を吹き込んでくれることもあります。
年齢だけでなく、出身もさまざまで地元北海道のほか日本全国なかには海外から来日し、ここで活躍している仲間もいます。グループで育成した中国出身の看護師さん、中にはミャンマー出身の看護助手さんが働いてくれています。
もちろん文化や言葉の違いがあるので、最初は患者さんの中には少し戸惑う方もいらっしゃいますが、当院のスタッフはみんな優秀です。中国の看護師さんは自国で看護資格を取得したのちに来日し、日本の看護資格も取得しています。
しかも仕事に対して一生懸命で真面目。気がつくと患者さんから「頑張ってるね」「丁寧にやってくれるね」って声をかけてもらっています。
様々なバックグラウンドを持った人たちが集まって、お互いの違いを理解しながら支え合える職場は、そう多くないと思います。そういう意味でも、「働いていて視野が広がる職場」だなと、私自身すごく感じています。
3.頑張ったことが報われる!モチベーションが上がる評価制度

仕事を通して成長できること、やりがいはありますか?
当院は慢性期医療を中心にした病院ですが、近隣地域の急性期病院から治療がひと段落した患者様が多く転院してくるため、いろんな症例に触れることができます。
急性期に比べて症状が落ち着いている方が多いので、患者さんとしっかり向き合えますし、自分のペースでスキルアップできるのも大きな魅力だと思います。
実際、様々な背景や症例の患者さんと関わる中で、少しずつ知識や経験が積み重なっていくのを実感できるのは、すごく勉強になりますし、やりがいを感じられると思います。
教育体制や資格取得支援について教えてもらえますか
全職種共通で、入職時はグループ全体で統一した基礎研修を受けてもらっています。当院は慢性期医療ですが、共通カリキュラムのため、急性期の知識や対応力も身につけることができるなど、グループ病院ならではの幅広い学びの機会があるのも特徴です。
医療現場の中心である看護部ではプリセプター制度を取り入れていて、先輩スタッフがOJTで丁寧にサポートしますので、現場での不安も少なくスタートできると思います。
また、Zoomなどを活用したオンライン研修を中心に、法定研修や専門的な内容についての研修を実施しています。
資格取得支援については、「この資格に挑戦したい」といった希望があればご相談ください。できる限りバックアップをします。
たとえば、介護職の方が初任者研修や実務者研修、介護福祉士を目指す場合には、状況に応じて費用の補助を行うこともありますし、現場の先輩たちが実務面でもサポートしています。
評価制度について伺えますか?
評価制度については、グループ全体として共通した評価の考え方があります。
まず、昇給評価については、1年を通して日々の業務にどのように取り組んできたか、通常業務以上の成果をどれだけ出せたかといった視点で判断されます。
たとえば、自分の業務の幅がどれだけ広がったか、どのレベルまで成長できたかという点が評価の対象となります。
一方で、賞与評価については、年度のはじめに自分で立てた目標をどこまで達成できたかがポイントになります。
目標には、個人的な内容だけでなく、部署や施設全体に関わるようなものもあり、それぞれのレベルに応じて評価されます。自分の取り組みがしっかりと賞与にも反映される仕組みになっているんですね。
私自身も、若くして責任ある立場を任せていただいていますが、年齢や経験年数にかかわらず、頑張りがしっかり評価されることは、多くのスタッフにとって大きなモチベーションになっていると思います。
渡部さんご自身はどういった部分を評価されていると思いますか。
自分事ですが、積極的にチャレンジする姿勢が評価されていると思っています。
従来のやり方を一気に変えることは難しいと思います。ですから、先輩職員と丁寧にコミュニケーションをとり、信頼関係を築きながら段階的に改革を進めようと試行錯誤でやってきたことが徐々に実を結んできています。
それが、求人にも集患にもつながってきたように感じています。
あとは、「断らない部署」として現場スタッフをサポートすること。医療現場が本来の業務に集中できるよう、総務課としてできる支援を常に模索、実行してきました。
こうした取り組みを通じて、職場内の意識や協力体制にも少しずつ変化が生まれ、現在では多くの職員が新しいことに前向きに取り組むようになってきているように思います。
4.夜勤手当15,000円、24時間託児所も完備

貴院では、スタッフの負担軽減、処遇改善に注力していると聞いています。
「愛し愛される病院」を実現するためには、やはり現場で働くスタッフの皆さんが、安心してのびのびと仕事ができる環境づくりが大事だと思うんです。
私はまだ23歳で、年齢的には若い方ですが、総務の立場から「どうやったらみんなが気持ちよく働けるか」を真剣に考えています。
当院では年に2回、スタッフの負担軽減や処遇改善について話し合う委員会を開いているのですが、それは「いい医療を提供するにはまず職場環境から」という考えがあるからなんです。
たとえば、看護師やリハビリの職員は、現場の最前線にいる為、どうしても負担がかかりやすい。ですから看護助手や看護クラークをうまく配置し各職員が自分の専門の仕事に集中できるように工夫しています。
事務職である私たちも、「断らない仕事」を合言葉に、バックヤードから現場を支えることに力を入れています。
現場の人たちが仕事しやすくなるようにサポートしたり、頑張りをどうやって収入に変えていくかを考えたり。
そうやって全員で支え合える体制をつくることで、「この職場で働けてよかった」って思ってもらえるようにしたいと思っています。
処遇改善という点で、具体的にどのようなことを行っていますか。
目指すところは「どうすれば無理なく長く働いてもらえるか」。
たとえば、夜勤手当については看護師さんの場合だと1回15,000円支給しています。夜勤のシフトの間隔にも配慮をし、極力無理が出ないように調整しています。
有給休暇についても、しっかりと消化できるよう、声かけしています。
地元から離れてこの町に来てくれているスタッフが多いので、「実家に帰りたい」「旅行したい」っていう気持ちをすごくよくわかるんです。
ですから、有給が取りやすい雰囲気づくりを意識しています。
育児や介護との両立にも注力されていると伺っていますが?
はい、当院には院内保育所があるので、勤務時にお子さんを預けたいという方がいれば、すぐに対応できる体制を整えています。
とはいえ、せたな町は子育てにかなり力を入れているので、町の認定こども園を利用しているスタッフが多いです。
ただ、いざというときに頼れる場があるっていうのは大きな安心につながるんじゃないかと思っています。
もちろん、時短勤務制度、育児・介護休暇の取得もOKです。
夜勤が難しい方には、応相談で夜勤免除の対応もしています。
画一的な制度ではなくても、一人ひとりのライフスタイルに合わせて柔軟に対応できるのが、当院の強みです。
5.病院も町も、働きやすい環境を整備して歓迎!

職場の雰囲気やスタッフ同士の関係性は?
職場の雰囲気は、正直いいと思います。いろんな出身地や国籍の方が働いていて、たとえば関東や東北から来たスタッフ、中国出身の看護師さんやミャンマーからの特定技能の方がいます。
年齢や家庭環境もバラバラで、独身の方もいれば、小さいお子さんがいる子育て世代、親の介護をしている方もいます。だからこそお互いに理解し合おうという気持ちが強いのかもしれません。困っていたら、みんなが自然に気を配っている。
そんな「思いやりベース」の関係性があるから、すごく働きやすいし、人間関係で悩むことが本当に少ないと思います。
他にもオフの時間もけっこう仲はいいんですよ。正式なサークルとかではないんですけど、職員同士で町の体育館に集まって、バスケやバレーをやったりすることもあります。
職種の垣根をこえて、みんなでワイワイやれるのも、この職場のいいところだなと思います。
福利厚生には、どんなものがありますか?
当院では、国内外から来られるスタッフが安心して働けるよう、住居面でのサポートを手厚くしています。町内のアパートを職員寮として提供しており、家賃の半額を病院が負担。独身寮のほか、希望があれば家族寮としても利用できます。
ほかに、職員用の送迎サービスも用意しています。最寄り駅まで車で1時間ほどかかるため、マイカーを持っていたほうが便利ではありますが、運転できない人、運転できない日がありますよね。
そんなとき、たとえば帰省や旅行の際など、事前申請でドライバーが送迎を行います。
さらに、職員弁当も月3,500円分が補助されます。
せたな町で働き、暮らすことの楽しみ、魅力を教えてください。
せたな町は、西に日本海が広がり、その周辺を山々が囲む地域です。変化に富んだ自然が間近にあり、見渡す限りの絶景に心癒やされます。
都会のような華やかさや利便性はありませんが、春の水仙まつりや夏の花火大会、秋の収穫を祝う神社の例大祭など、四季を感じられるイベントが多く、地域のつながりを大切にした暮らしができます。
釣りやトレッキング、キャンプなど自然を満喫できるアクティビティも豊富で、漁業や農業が盛んな地域ならではの新鮮でおいしい食べ物も魅力です。
また、出産祝い金30万円の支給、子どもの医療費助成、給食費の無償化など、子育て世代へのサポートも充実しています。
静かで落ち着いた環境の中で、自然と季節を感じながら心豊かに暮らすことができる点が、せたな町の大きな魅力だと感じています。
6.SNSや直接見学で、まずは当院の魅力を知って欲しい

今後の貴院の展望をお聞かせください。
現在、医療業界だけに限らず、物価の高騰など様々な要因で厳しい状況にありますが、当院では「地域に根差した医療」を今後も大切にしながら、この地域の医療を守っていくことを使命としています。
近隣地域に医療機関が少ない中で、地域の皆さまにとって頼れる存在であり続けるためには、病院の健全経営が不可欠です。
今後も職員一丸となって、安定した運営を継続し地域の患者さんに寄り添った医療を提供していきたいと考えています。
入職を検討されている方へ、メッセージをお願いします。
せたな町や当院のことを初めて知る方も多いかもしれませんが、ぜひ一度、町や病院の雰囲気を肌で感じてみていただければと思います。
私たちは、応募してくださった方一人ひとりとしっかり対話を重ね、ご希望と当院の条件がうまくマッチするよう努めていきたいと考えています。
遠方から来られる方にも、安心して長く働いていただけるよう、環境づくりにも力を入れています。
少しでも興味をお持ちいただけたなら、どうぞお気軽にご相談ください。公式インスタやTikTokなども、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
もちろん、直接の見学も大歓迎です。みなさんと一緒に働ける日を、職員一同、心よりお待ちしています。