精神ケア、認知症に関するスキルが身につく 有休消化率は100%|医療法人社団 青山会 青木病院
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東京都調布市で、精神科を中心とした診療を提供している「医療法人社団 青山会 青木病院」。認知症疾患医療センターも運営しているため、精神ケアだけでなく認知症に関して勉強したい人にもぴったりの職場です。年間休日は125日、有休消化率も100%と、ワークライフバランスも重視しながら働けます。院内の託児所や単身寮など、福利厚生も充実しています。
「医療法人社団 青山会 青木病院」は、患者さんの精神状態のケアや入浴、食事などの介助にあたる看護師、その補助をする看護補助者を募集しています。ラダー教育や日々の丁寧な指導など教育体制も充実しているので、精神科での勤務経験がない方も安心して入職できます。この度、看護部長に青木病院で働く魅力についてインタビューを行いました。
目次
1.「愛と笑顔」で患者さんの精神ケアにあたる
――青木病院は、どのような病院ですか。
当院は東京都調布市にある、精神科を中心とした病院です。合併症の内科病棟もありますので、精神科の患者さんが肺炎などの内科的疾患を起こした場合も、きちんと対応できます。東京都から依頼を受けて認知症疾患医療センターも運営しており、認知症の治療を強みとしています。
――今回募集している職種の具体的なお仕事内容、1日の流れをご紹介いただけますか。
看護師に関しては、日勤と夜勤とがあります。日勤は8時45分から開始し、申し送りが8時50分から始まります。そこで夜勤者からの申し送りを受けてから患者さんのケアに入っていきます。
主な仕事内容は患者さんの精神状態のケアや入浴介助、食事介助、与薬です。ADLが落ちている方も多いので、排泄介助も行います。
夜勤帯は16時45分から翌日の9時15分までです。日勤帯と仕事内容はあまり変わらないですが、与薬をしたり、眠れない患者さんの対応をしたりしています。夜勤帯は人数も少ないので、業務を増やさないように、できるだけシンプルな体制にしています。
看護補助者は、与薬などを除いた看護師の業務をサポートしています。排泄介助や食事の準備と介助のほか、入浴介助や清拭を行っています。物品の補充もします。
――スタッフの皆さんは、どんなことを大切にしてお仕事にあたっていますか。
病院の理念に沿って、愛と笑顔でその人の「生きる」を支えていきたい、という看護師が多いですね。自分たち職員も患者さん同様、愛と笑顔で支え合っていくことを大切にしています。
――青木病院で働くやりがいをどんなときに感じますか。
最初は拒否的反応が多かった患者さんの、日々の入院生活をサポートしながら人間関係が構築され、患者さんの反応や表情に変化が見られたときにやりがいを感じるとスタッフからよく聞きます。
2.スキルアップしやすい教育体制
――青木病院で働くことで、どんなスキルを身につけられますか。
認定看護師の資格を取りたい方は申し出ていただければ、病院として費用を補助したり、研修の日を出張扱いとしたり、という対応をとっています。精神科の認定を取った看護師も1人います。管理者研修でファースト、セカンド、サードという認定を取れるようにもなっています。ほかにもいろんな研修がありますが、興味がある研修に申請してもらい、認められれば費用補助が可能です。
また、認知症疾患医療センターも運営しているため、認知症について勉強したい方は特にスキルが身につくと思います。
当院は症状別に病棟が分かれているので、総合的に精神疾患のケアのスキルが身につきます。そのほかに精神科のデイケアや訪問看護、老健施設もあるので、継続して患者さんのケアをしていけることが青木病院の強みだと思っています。
――キャリアアップに向けた取り組みはしていますか。
師長たちが積極的に個人面談をしています。面接ではスタッフの目標や意向を積極的に聞き、1人1人のことをきちんと把握した上で、研修を積極的に紹介しています。研修に行きたい時は申請をしてもらえれば、看護部をあげてサポートしていきます。
ラダー教育も今年から導入しています。ラダー別に目標が決まっており、ラダー教育に沿って自分のキャリアを進められるように体制を変えたので、キャリアアップにつながっていくことを期待しています。
当院は中途採用が多いので、他の病院で受けた教育の繰り返しをせずステップアップした教育を受けられるよう、この体制を取り入れました。まだ始めたばかりですが、今後もスタッフの意見を吸い上げ、改善が必要であれば随時検討していきたいと考えています。
――求める人材像について教えてください。
中途採用で入ってくる方が大半ですが、精神科が初めての方も多く、経験が全くなくてもいいと思っています。
初めての方も青木病院に来て、一から精神科での看護を学んでいってほしいですね。常に謙虚さと初心を忘れずに、自分の看護観を誰に対しても貫ける人材と常に平常心で対応出来る方を期待しています。
3.年間休日は125日、有休消化率は100%
――職場や職員の皆さんの雰囲気について教えてください。
40代くらいの職員が多いです。看護職員は今全部で150人いますが、その中で男性が50人ほどで、あとは女性です。子育て中の世代が多く働いています。
男女問わず育休も取れています。お昼休みには、子育て中の男性職員も育児について話している光景が見られます。大変さや悩みをお互いに相談し合っていることもありますね。
他部署とのやり取りも活発に行われており、働きやすい雰囲気です。
――普段、仕事上のコミュニケーションはどのようにとっていますか。
看護師の人数が少なかった時には、他部署に応援を頼んで、作業療法士などほかの職種の職員が助けてくれました。声をかけて、患者さんの移動や排泄介助を積極的に手伝ってくれました。常日頃より、他職種の方と情報交換しているので大変な時には快く協力してもらえる関係です。
お互いに感謝の言葉や労いの言葉をかけて、スタッフ同士で自発的にコミュニケーションをとっていることが多いです。
看護部内では、師長たちが個人面談を年3回実施しています。仕事のしやすさについて聞いたり、スキルアップしたい人に研修を紹介したり、異動の希望を言ってもらえたりできるようにしています。異動の際には、個人の意見を踏まえた配慮もしています。
――ワークライフバランス面のPRポイントについてうかがえますか。
年間休日は125日あり、さらに消化率100%を誇る有給休暇もあります。勤務表を作る上では個人の希望を重視し、ルールを決めて、お互いが気持ちよく休みを取れるようにしています。
残業も少なく、1人のスタッフに負担がかからない様に上司が調整をしています。
私生活では、余暇を有効に活用して、ジムに通っていたり、野球や子供との時間に使ったりして、ストレスを発散している職員もいます。
「仕事がしやすかった」という理由で、転職しても戻ってくるスタッフも多いです。アットホームな雰囲気で話もしやすいし、私的な悩みも聞いてくれるところがほかの施設とは違うという話をよく聞きます。
子育てや介護など家庭の事情も含めて調整した上で仕事をしていただくことが大事だと思っています。看護する側も安心して仕事ができる環境が、良い看護につながっていくと考えています。
――待遇や福利厚生面でのPRポイントはありますか。
院内に託児所があり、お子さんが保育園に入れなかった職員は1日1000円で預けることができます。また、単身寮があり、調布付近では比較的安い住宅費で入居できるので、助かるという声も多いです。
共同で使う電気やガスの料金はほぼ病院が負担していることもあり、一度寮に入ると出る人は少ないです。
以前は院内で一泊旅行や日帰り旅行、観劇などをしていましたが、コロナをきっかけに今は休止しています。今後再開するかは未定ですが、参加人数が少なくなってきたことや、有志で行きたいという職員の声もあり、今後の親睦の機会については話し合って決めたいと思っています。
――入職を考えている方へのメッセージをお願いします。
当院は精神科の単科の病院ですが、合併症の内科病棟もあり、認知症も含め内科の疾患の診療に力を入れています。精神科経験があるのは助かりますが、そうでなくても大丈夫です。愛と笑顔を大切にして患者さんに関わってくださる方にぜひ来ていただきたいです。
新卒者も3年前は6人ほど受け入れましたが、今年は2人と寂しいですが、新卒者も大歓迎です。新卒に関しては3ヶ月の研修を組んでおり、3か所の病棟を1ヶ月程度ずつ回り、急性期病棟や慢性期の精神科の病棟を経験した上で、自分が働きたい場所の希望を出してもらいます。内科病棟では基本的な採血や点滴も学べます。
海外出身の看護師と看護補助者も今年から受け入れる予定です。事前にバックグラウンドもスタッフに共有し、フラットに働けるようにしています。一緒に患者さんを支えていきたいと思っています。
また当院には、急性期の大学病院で働いていたものの、ペースについていけず、半年後に青木病院に入職したという看護師もいます。新卒者や新卒後1年未満の方でも入職をお待ちしています。愛と笑顔で一緒に仕事をしましょう。