【例文つき】公認心理師 履歴書の書き方|採用担当に響く履歴書の書き方・面接対策まとめ
- 更新日
公認心理師として転職を考えている方の中で履歴書の書き方に悩んでいませんか?
公認心理師の仕事は、専門知識やスキルはもちろん、あなたの人間性も重視されます。そのため、採用担当者に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるような履歴書を作成することが、転職成功への第一歩です。
この記事では、公認心理師の履歴書作成における基本ルールから、採用担当者の心に響く志望動機や自己PRの書き方を、例文付きで解説します。さらに、履歴書を提出する際のマナーや、面接で好印象を与えるための対策まで、詳しくご紹介。この記事を参考に、あなたの魅力を最大限にアピールできる履歴書を作成し、理想の職場への転職を成功させましょう!
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目次
公認心理師の履歴書の基本ルール
履歴書は、あなたの第一印象を決める重要な書類です。採用担当者に好印象を与えられるよう、基本ルールをしっかり押さえて作成しましょう。
学歴・職歴の書き方
学歴・職歴は、あなたの最終学歴を含む学歴および職業経験を伝える重要な部分です。時系列に沿って正確に記載する必要があります。学歴・職歴を書く際のポイントは以下の通りです。
- 一行目の「学歴」「職歴」は行の中央に書く
- 学校名、学部、学科名は正式名称で記載
- 入学・卒業年は、和暦か西暦どちらかに統一
- 編入や休学歴がある場合は、その理由も学歴欄に明記
- 職歴は、配属部署や役職、担当業務も簡潔に記載
- 退職理由は「一身上の都合により退職」と記入するのが一般的
これらのポイントを踏まえた学歴・職歴欄の記入例は、以下のようになります。
| 年 | 月 | 学歴・職歴 |
|---|---|---|
| 学歴 | ||
| 20XX年 | 4月 | ○○県立○○高等学校 普通科 入学 |
| 20XX年 | 3月 | ○○県立○○高等学校 普通科 卒業 |
| 20XX年 | 4月 | ○○大学 心理学部 心理学科 入学 |
| 20XX年 | 3月 | ○○大学 心理学部 心理学科 卒業 |
| 20XX年 | 4月 | ○○大学大学院 心理学研究科 心理学専攻 修士課程 入学 |
| 20XX年 | 3月 | ○○大学大学院 心理学研究科 心理学専攻 修士課程 修了 |
| 職歴 | ||
| 20XX年 | 4月 | 社会福祉法人○○ 入職 |
| (配属先)○○支援施設 児童指導員として勤務 | ||
| 20XX年 | 3月 | 一身上の都合により退職 |
| 現在に至る | ||
| 以上 |
長期にわたるアルバイトやパートの経験は、応募先の業務に関連する内容であれば、強みとしてアピールできます。たとえ正社員としてのブランクがあったとしても、「子育て中は地域包括支援センターのパートを続けていた」など、公認心理師の仕事に活かせる経験は積極的に記入しましょう。応募先によっては、プラスに評価される可能性があります。
すでに退職日が決まっている場合は「退職予定」と記載します。職歴の最後は「現在に至る」と記入し、最終行の右端に「以上」と書くことで、職歴がここで終わりであることを示しましょう。
免許・資格欄の書き方
免許・資格欄は、あなたの専門性を示す重要な項目です。取得年月を正確に記載し、資格名は正式名称で記入しましょう。
以下に、履歴書に記載する際のポイントをまとめました。
- 免許・資格はすべて記載する
- 免許・資格名は正式名称で記入する
- 最初に自動車免許などの運転免許を書き、次にそのほかの資格を書く
- 保有資格が多くて書ききれない場合は、応募先の業務に関連性の高いものを優先する
これらのポイントを押さえて、あなたの強みをしっかりとアピールしましょう。
| 年 | 月 | 免許・資格 |
|---|---|---|
| 20XX年 | 8月 | 普通自動車第一種免許 取得 |
| 20XX年 | 4月 | 公認心理師 登録 |
| 以上 |
手書きとパソコン、どちらが良いか?
履歴書は手書きでもパソコンで作成しても、どちらでも問題ありません。手書きで作成するメリットは、あなたの丁寧さや熱意が伝わり、文字から人柄が伝わることです。一方、間違えた際に修正が難しく、書き直しに手間がかかるというデメリットがあります。
パソコンで作成するメリットは、修正が簡単で、複数枚印刷できるため、非常に効率的です。また、誰が読んでも読みやすいという利点もあります。一方で、手書きに比べて熱意が伝わりにくいと感じる採用担当者もいるかもしれません。最近はパソコンでの作成が主流ですが、応募する機関によっては手書きを好む採用担当者もいます。応募先の雰囲気や慣習を事前に調べて判断することをおすすめします。
履歴書作成のNG例
採用担当者は、履歴書の細部まで見ています。次に挙げるNG例に当てはまらないように注意して作成しましょう。
- 誤字脱字が多い:提出前に必ず見直し、間違いがないか確認しましょう。
- 修正液や修正テープの使用:間違えた場合は、新しい用紙に書き直してください。
- 空欄が多い:空欄があると、意欲がないと判断される可能性があります。
- 写真が不適切:写真のサイズが合っていなかったり、貼り方が雑だったりすると、だらしない印象を与えてしまいます。
- 文字が読みにくい:小さすぎたり、達筆すぎたりして読みにくい文字は避けましょう。
丁寧な字で、正確に、そして空白なく記入することで、好印象につながります。
スカウトサービス登録はこちら公認心理師の志望動機の書き方(例文付き)
公認心理師の志望動機は、あなたの熱意や適性を採用担当者に伝える重要なものです。ここでは、志望動機を作成する際に含めるべき3つの要素と、具体的な例文を紹介します。
志望動機に含めるべき3つの要素
まず、なぜ公認心理師になりたいのか、そのきっかけを具体的に述べましょう。漠然とした「人の役に立ちたい」という理由だけでなく、あなたの人生経験や、これまでの学業・仕事で培った知識やスキルと結びつけることが重要です。
例えば、「ボランティア活動で人々の悩みに触れた経験」や「大学で学んだ心理学の知見」など、具体的なエピソードを盛り込むことで、説得力が増します。
数ある施設や機関の中から、なぜその応募先を選んだのかを明確にしましょう。応募先の理念や方針、提供しているサービス、支援対象者などに共感した点を具体的に述べることが大切です。
事前に応募先のウェブサイトを詳しく調べたり、可能であれば見学に行ったりして、その施設ならではの特徴を見つけましょう。例えば、「〇〇病院のチーム医療への取り組み」や「〇〇カウンセリングルームの多様なカウンセリング手法」といった具体的な点を挙げると、あなたの熱意が伝わります。
入職後、どのような形で組織に貢献したいかを具体的に示しましょう。あなたの強みやスキルを活かし、どのように働きたいかを述べることがポイントです。
例えば、「これまでの経験を活かし、〇〇の分野で専門性を高めたい」や「多職種連携を積極的に行い、より良い支援体制の構築に貢献したい」など、具体的な目標を掲げると、採用担当者にあなたの入職後の姿をイメージさせやすくなります。
キャリア別志望動機の例文
新卒は、これまでの学業や実習経験を具体的にアピールすることが重要です。学んだ知識をどのように活かしたいかを明確に伝えましょう。
【例文:新卒が病院での勤務を希望する場合】
私が公認心理師を志望したきっかけは、大学で精神保健福祉を専攻し、心の健康問題に関わる中で、心理的支援の重要性を強く感じたことです。特に、ストレス社会と言われる現代において、メンタルヘルスの問題を抱える人々が増加しており、専門的な知識と技術で支援したいと考えるようになりました。
貴院を志望したのは、多職種連携に力を入れており、医師や看護師、精神保健福祉士など様々な専門家と協力しながら、包括的な支援を提供している点に魅力を感じたからです。私は大学でチーム医療について学び、それぞれの専門職が協力することで、より質の高いケアが提供できることを実感しました。
入職後は、これまでの学びを活かし、患者様一人ひとりに寄り添った心理的支援を提供するとともに、チームの一員として積極的に意見交換を行い、患者様が安心して治療に取り組める環境づくりに貢献したいと考えております。
中途採用の場合、これまでの職務経験で培ったスキルや経験を公認心理師の業務にどう活かせるかを具体的に述べることがポイントです。なぜ転職を決意したのかも明確に伝えましょう。
【例文:精神科病院→障害者支援施設に転職する場合】
これまで精神科病院の公認心理師として、入院患者様や外来患者様へのカウンセリング、心理検査、そして多職種とのカンファレンスに携わってまいりました。しかし、より利用者の日常生活に深く関わり、その方の人生全体を支えるような支援に携わりたいという思いが強くなり、この度、貴施設を志望いたしました。
貴施設の「利用者主体の支援」という方針は、私が今後追求していきたい心理支援のあり方と合致しています。これまでの精神科領域で培った専門的な知識と経験は、精神疾患を併存する利用者様への支援において、必ずやお役に立てると確信しております。
入職後は、これまでの経験を活かしつつ、障害者支援の分野における新たな知識やスキルを積極的に学び、チームの一員として利用者様の豊かな生活の実現に貢献していきたいと考えております。
公認心理師の自己PRの書き方(例文付き)
公認心理師の自己PRは、あなたの強みや専門性を採用担当者に効果的に伝えるための重要な項目です。説得力のある自己PRを作成するために、以下のポイントを押さえましょう。
自己PR作成のポイント
まずは、あなたがこれまでに経験したことや、そこから得たスキルをすべて書き出してみましょう。学業や実習、前職での経験、ボランティア活動など、心理的支援に関わるものだけでなく、幅広い経験からあなたの強みを見つけ出します。
抽象的な表現は避け、具体的なエピソードを交えることで、あなたの強みに説得力を持たせます。たとえば、「傾聴力」をアピールしたい場合、「相手の話を注意深く聞くことができます」と書くのではなく、「実習中、クライエントの言葉の裏にある感情を読み解き、適切な声かけを行うことで、信頼関係を築くことができました」のように、具体的な行動と結果をセットで述べることが効果的です。
あなたの強みが、応募先でどのように活かせるかを明確にしましょう。単に自分のスキルをアピールするだけでなく、それが応募先にとってどのようなメリットをもたらすのかを示すことで、採用担当者はあなたの入職後の姿を具体的にイメージしやすくなります。
キャリア別自己PRの例文
新卒は、これまでの学業や実習で得た知識、スキル、そして成長意欲をアピールすることが重要です。
【例文:新卒の場合】
私の強みは、相手に寄り添う傾聴力です。大学の実習で、クライエントの抱える複雑な感情を理解しようと努め、言葉だけでなく表情や声のトーンにも注意を払うことで、信頼関係を築くことができました。当初は口数の少なかったクライエントが、徐々に自身の悩みを話してくれるようになった経験は、私にとって大きな自信となりました。
貴院では、多岐にわたる症例に対応されていると伺っております。実習で培った傾聴力と共感力を活かし、患者様一人ひとりの心に寄り添い、安心して治療に取り組めるようサポートしたいと考えております。また、積極的に多職種連携に関わり、チームの一員として貢献できるよう、常に学び続ける姿勢を大切にいたします。
中途採用の場合、前職での経験やスキルが公認心理師の業務にどう活かせるかを具体的に述べることがポイントです。なぜ転職を決意したのかも明確に伝えましょう。
【例文:精神科病院→障害者支援施設に転職する場合】
私の強みは、精神科領域で培った専門的なアセスメント能力と、多職種チームにおける円滑な連携力です。これまでの勤務では、多様な精神疾患を持つ方々に対し、個別のカウンセリングや心理検査を行い、心理的サポートを提供してまいりました。
また、医師や看護師など多職種と密に連携し、患者様の状態を多角的に共有することで、退院後の生活支援プランを円滑に策定してきました。貴施設が支援する方々の中には、精神疾患を併せ持つ方もいらっしゃると伺っております。これまでの経験を活かし、チームの一員として利用者様一人ひとりに寄り添った質の高い支援を提供できると確信しております。
採用担当はどこをチェックしているの?
採用担当者は、あなたの熱意や能力だけでなく、履歴書や面接での態度から、仕事への適性や人柄を総合的に判断しています。効果的に自分をアピールするためにも、以下のポイントを意識して準備を進めましょう。
履歴書のチェックポイント
履歴書の写真は、採用担当者が最初に目にするあなたの姿であり、第一印象を大きく左右します。公認心理師は多岐にわたる人々と関わる仕事であるため、清潔感や誠実さが特に重要視されます。
身だしなみとしては、落ち着いた色の服装を選び、真摯で明るい表情で撮影しましょう。髪型やメイクも、プロフェッショナルな印象を与えるように整えることが大切です。撮影方法はスマートフォンでの自撮りではなく、写真館などでプロに撮影してもらうのがおすすめです。背景や照明、表情など、細かな点までアドバイスがもらえます。
職務経歴は、あなたがこれまでどのような経験を積み、どのようなスキルを身につけてきたかを示す重要な部分です。公認心理師としての経験はもちろん、異業種での経験も、業務にどう役立つかを具体的に示すことで評価につながります。例えば、顧客対応で培ったコミュニケーション能力や、企画職で得た課題解決能力などが挙げられます。
もし短期離職が続いている場合、採用担当者はその理由に懸念を抱く可能性があります。ネガティブな理由ではなく、「キャリアアップのため」「新たな分野での専門性を高めるため」といった前向きな言葉で、転職の理由を説明できるように準備しておきましょう。
履歴書全体から、あなたの性格や仕事に対する姿勢が伝わります。手書きの場合は、丁寧で読みやすい字で書くことが大切です。また、誤字脱字や記入漏れがないか、提出前に必ず複数回確認しましょう。これらの細かな配慮が、あなたの真面目さや丁寧さをアピールする材料になります。
面接時のチェックポイント
面接時の服装や身だしなみは、相手への敬意を示すものです。服装は落ち着いた色のスーツが基本です。シャツやブラウスは清潔感のある白を選び、派手な色柄は避けましょう。髪が長い場合はすっきりとまとめ、顔にかからないようにします。だらしない印象を与えないよう、清潔感のある髪型を心がけてください。
「私服でOK」と指定された場合は、オフィスカジュアルを意識した、清潔感のある服装を選びましょう。
面接の時に企業から見られている服装はココ!面接マナーについて徹底解説!
面接時に求められるマナーは思いのほか多いです。気を使うところですが、社会人であれば誰もが求められることばかり。
詳細を見る面接では、あなたのコミュニケーション能力が多角的に評価されます。質問の意図を正確に理解し、簡潔かつ分かりやすく答えることが重要です。
話し方や表情、相槌、視線の合わせ方なども、相手に与える印象を大きく左右します。緊張するかもしれませんが、笑顔でハキハキとした受け答えを意識しましょう。また、相手の話を真剣に聞く姿勢を示すことも大切です。
スカウトサービス登録はこちら封筒の書き方・郵送&提出時のマナー
履歴書を郵送または手渡しする際、封筒の書き方やマナーに不安を感じる人もいるでしょう。採用担当者に丁寧な印象を与えるためにも、作成のポイントと提出時の注意点をしっかり押さえておきましょう。
封筒の書き方(例)
履歴書を送付する際の封筒の書き方を、宛先別に紹介します。
会社名は略さず、必ず正式名称で記載しましょう。「〇〇(株)」や「(有)〇〇」といった略称は失礼にあたる可能性があります。
また、企業や部署などの組織や団体宛てに送る場合は、敬称として「御中」を使用します。会社名に続けて「御中」と書くのが一般的です。部署名まで記載する場合は、「〇〇株式会社 ▲▲部 御中」のように記載します。
会社名や部署名の後に個人名を続ける場合は、「御中」と「様」を併用すると二重敬語になるため避けましょう。企業名、部署名を記載した後、個人名に「様」を付けます。役職名に「様」を付けるのも二重敬語にあたります。「役職名+個人名+様」とするのが正しい書き方です。
郵送時のマナー
履歴書を入れた封筒を郵送する際に気をつけたいマナーについて説明します。
- 封筒の種類:白色の角形A4号または角形2号の封筒を選びましょう。
- 「履歴書在中」の表記:封筒の表面、左下に「履歴書在中」と赤字で記入します。履歴書以外に応募書類がある場合は、「応募書類在中」と書きましょう。
- 裏面の記載:封筒の裏面には、自分の住所と氏名を記入します。切手は曲がらないようにまっすぐ貼りましょう。
- 書類の順番:書類はクリアファイルに入れ、「送付状 → 履歴書 → 職務経歴書 → その他書類」の順に重ねて封入します。
- 封筒の封:封筒の口は「〆」マークで閉じます。
- 郵送の連絡:もし可能であれば、履歴書を郵送したことをメールで採用担当者に伝えておくと丁寧です。
手渡しする際のマナー
履歴書を直接手渡しする際も、いくつかのマナーがあります。採用担当者に直接手渡す際は、事前に封筒から書類を取り出しておきます。クリアファイルに入れた状態で、封筒の上に重ねて渡しましょう。封筒に入れたまま渡すと、相手に手間をかけさせてしまうため避けるべきです。書類は、相手がすぐに読める向きになるように持って渡しましょう。相手への配慮が伝わります。
スカウトサービス登録はこちら公認心理師の面接対策
公認心理師の面接では、あなたの専門性、倫理観、そして人柄が総合的に評価されます。事前にしっかりと準備することで、自信を持って臨むことができます。
面接時の持ち物
<基本の持ち物>
A4サイズの書類が入るカバン
提出書類(履歴書、職務経歴書など)
クリアファイル
メモ帳・筆記用具
身分証明書
スマートフォンまたは携帯電話
求人票(募集要項)や会社案内、担当者の連絡先データ
交通系ICカードまたは現金
ハンカチ
ティッシュ
<あると安心な持ち物>
企業(面接会場)周辺の地図のコピー
手鏡
印鑑
腕時計
予備のストッキング
折り畳み傘
薬・口臭・消臭ケア用品
モバイルバッテリー
メガネやコンタクトレンズの予備
身だしなみを整えられるもの
飲み物
面接時の基本マナー
面接の服装は、男女ともにスーツが基本です。色は黒、紺、グレーなどの落ち着いたものを選びましょう。男性は派手すぎないネクタイと白いシャツを着用し、ボタンダウンシャツは避けるのが無難です。女性は、パンツスーツ、スカートスーツどちらでも構いませんが、スカート丈は座ったときに膝が隠れる長さが適切です。
メイクやアクセサリー、時計は控えめなものを選び、華美にならないように注意しましょう。髪色やヘアスタイルは、社会人としてふさわしい範囲であれば問題ありませんが、表情が隠れないように整えることが大切です。
面接中に髪を触る癖がある場合は、整髪料で固めるか、まとめるなどして落ち着いた印象を心がけましょう。また、カバンはA4サイズの書類が折らずに収納できるビジネスバッグが原則です。色は黒、紺、ベージュ、茶色などの落ち着いた色合いを選び、カジュアルな印象を与えるリュックは避けましょう。
面接当日は、約束時間の10分前には受付を済ませるようにしましょう。早すぎる到着は相手に負担をかける可能性があるため避けるべきです。入館前に身だしなみの最終確認を行い、入口に入る前にコートを脱ぎ、携帯電話の電源を切っておきます。
控室では、案内されるまで静かに待ちましょう。すでに先客がいる場合は、静かに着席し、案内に従います。もしやむを得ず遅刻しそうな場合は、慌てずに採用担当者へ必ず連絡することが大切です。
聞かれる可能性が高い質問と回答例
回答例
〇〇と申します。大学では〇〇を専攻し、臨床心理学や心理統計について学びました。実習では〇〇施設で、主に〇〇の支援に携わりました。御院を志望した理由は、〇〇に力を入れている点に魅力を感じたからです。これまでの学びと経験を活かし、チームの一員として〇〇に貢献したいと考えております。
回答例
前職では、〇〇の部署で〇〇というプロジェクトを任されました。当初はチーム内の連携がうまくいかず苦労しましたが、週に一度ミーティングを設け、意見交換の機会を増やすことで、最終的には目標を達成できました。この経験から、課題解決のためには、コミュニケーションとチームワークが不可欠であることを学びました。
回答例
私の長所は、困難な状況でも冷静に対処できるところです。一方で、短所は、慎重になりすぎてしまう点です。この短所を克服するために、タスクを細分化し、小さな目標を立てて実行することで、迅速に行動できるよう努めています。ストレスを感じた時は、好きな音楽を聴いたり、ジョギングをしたりして気分転換を図っています。
回答例
公認心理師の仕事において、倫理観は最も重要であると考えています。特に、クライエントの秘密保持と、自身の専門性の限界を認識し、必要に応じて他機関と連携する連携義務を大切にしたいです。常に最新の知識を学び、専門職としての責任を果たすことを心がけます。
回答例
私の強みである傾聴力と課題解決能力を活かし、利用者様一人ひとりに寄り添った支援を提供したいです。また、これまでの〇〇での経験を活かし、〇〇に関するプログラムの企画・運営にも積極的に関わりたいと考えております。
回答例
私は認知行動療法(CBT)に関心があります。CBTは、個人の思考パターンや行動を具体的に見つめ直し、問題解決を目指す点で、クライエントが主体的に関われるという魅力があるからです。御院でCBTがどのように実践されているか、ぜひ学ばせていただきたいです。
回答例
私が考える多職種連携とは、単に情報を共有するだけでなく、各専門職の強みを最大限に活かし、クライエントにとって最も質の高い包括的な支援をチーム全体で提供することです。例えば、医師や看護師が身体的・医学的な側面からアプローチする一方で、心理師が心理的側面からサポートすることで、クライエントはより安心して治療に取り組むことができます。密なコミュニケーションと相互理解が不可欠だと考えています。
面接官への逆質問
面接の最後に必ずと言っていいほど聞かれるのが、「何か質問はありますか?」という逆質問の時間です。この時間は、単なる疑問解消の場ではありません。あなたの入職に対する意欲や、この職場への関心度をアピールする絶好の機会です。事前にしっかりと準備しておくことで、他の応募者と差をつけ、より強い印象を残すことができます。
- Q. 入職後に期待される役割や、具体的な業務内容について教えていただけますか。
- Q. 1日の業務の流れについてお伺いできますでしょうか。
- Q.チームの雰囲気や、他職種との連携はどのように行われていますか?
- Q. 公認心理師として継続的にスキルアップしていきたいと考えておりますが、入職後の研修制度や、外部研修への参加支援などはありますでしょうか。
- Q. 御院では、どのような人が活躍されていますか? 共通する強みや特徴があれば、ぜひ参考にさせていただきたいです。
まとめ
公認心理師として理想の転職を成功させるためには、専門知識やスキルだけでなく、あなたの人間性や熱意を効果的に伝えることが不可欠です。この記事で解説した履歴書の基本ルール、魅力的な志望動機や自己PRの書き方を参考に、あなたの強みやこれまでの経験を最大限にアピールできる書類を作成しましょう。
特に、採用担当者が注目する経歴、人柄、コミュニケーション能力を意識することが重要です。履歴書は丁寧かつ正確に、写真も清潔感のあるものを選び、プロフェッショナルな第一印象を与えましょう。面接では、質問に対する的確な受け答えに加え、あなたの熱意や倫理観を誠実に伝えることで、採用担当者に「この人と一緒に働きたい」と思わせることができます。
事前の準備は、転職成功への鍵となります。
- 履歴書:誤字脱字がないか、何度も確認する。
- 志望動機・自己PR:具体的なエピソードを盛り込み、応募先への貢献を明確にする。
- 面接対策:想定される質問への回答を準備し、身だしなみやマナーも確認する。
これらのポイントをしっかり押さえ、自信を持って転職活動に臨んでください。あなたの魅力が最大限に伝わり、理想の職場で新たなキャリアをスタートできることを応援しています。
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