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【保存版】看護師面接対策!よくある質問と回答例を徹底解説!

  • 更新日
投稿者:福田 将也

看護師の転職活動では、面接を避けては通れません。
しかし、「どういったマナーが良い印象を与えるのか?」「逆にしてはいけないことがあるのか」など疑問が多いのではないでしょうか?そこで、看護師の転職活動でよく聞かれる質問や解答例も含め、面接時のマナーや注意点など必ず押さえておきたいポイントを紹介します。

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1.看護師の面接に向けた事前準備・マナー

面接は、事前の準備をしっかり行うことが大切です。事前の準備には、入念な下調べやマナーの確認がありますが、これらを十分にしておくことで面接への不安が軽減できます。

情報収集

面接を受ける病院やクリニック、介護施設について事前に調べます。選考を受ける事業所の理念や特徴を知っておくことは非常に大事なポイントでもあり、マナーでもあります。そうすることで、志望動機を明確に伝えたり、どのように貢献できるのかアピールできたりと、より具体的な受け答えをすることで好印象につながります。

持ち物

面接前には以下のものを準備しておきましょう。

応募書類(履歴書、看護師免許のコピー等)
筆記用具
メモ帳・手帳
印鑑

アクセス

面接を受ける事業所へのアクセスはしっかりと前日までに確認しておきましょう。公共交通機関を使う場合は、遅延などのアクシデントにも対応できるよう複数のルートを把握しておくと安心です。
また、面接時間までに余裕を持ち、15分前には到着するつもりで計画をたてましょう。あまりにも早く到着するのは、かえって迷惑にもなります。10分前になったら担当者へ話しかけると良いでしょう。

2.看護師の面接時で意識すべき服装・身だしなみ

面接の際は、服装や身だしなみを整えることも重要です。どの業界でも同じことが言えますが、特に看護師は常に清潔感のある状態で仕事をするため、身だしなみが整っていることは必要不可欠と言えるでしょう。

服装

落ち着いた色のスーツが無難です。シャツは白いブラウスが基本で、派手な色や柄は避けます。スカート丈は短すぎず、膝丈程度が良いでしょう。
中途採用の方は、リクルートスーツを着る訳にもいかず困ってしまうかもしれません。黒やベージュ、紺、グレーといった落ち着いた色合いのスーツを選びましょう。シワや汚れがないか確認し、クリーニングに出しておくとより安心です。

メイク

ナチュラルメイクを心がけましょう。派手なメイク、ノーメイクはどちらも相応しくありません。
社会人の最低限のマナーとして、健康的に見える程度のメイクは必要です。ただし、濃いチークや派手な口紅、手の込んだアイメイクは控えましょう。

髪型

自然な髪色にし、髪が長い場合はすっきりとまとめておきます。ボサボサな髪形や、前髪が目にかかっているなどは、不潔な印象を与えやすいため良くありません。また、派手な髪色や奇抜な髪型も避けましょう。

アクセサリー

アクセサリーやネイルアートは厳禁です。マニキュアはきれいにオフする、爪は短く切っておくと清潔感のある印象につながります。うっかり忘れてしまうことのないように、前日に爪がのびていないか確認しておきましょう。

バッグ・靴

カバンは黒や紺など暗めの色味のものが無難です。A4サイズの書類が入り、自立タイプのものであれば、もらった書類をスムーズにしまうことができます。
靴はサンダル、ブーツ、ミュールなどフォーマルな服装に合わないものや、移動し辛いピンヒールは避けましょう。ヒールが低めのパンプスなどが好まれます。

3.看護師転職で頻出!面接でよく聞かれる質問&回答例

それでは、ここからは看護師が面接時に良く聞かれる質問を、解答例を交えて解説します。なお、一般企業でも聞かれるような、志望動機、自己PR、退職理由などを考えるコツは、下記の記事にまとめていますので、そちらもチェックするようにしてください。

Q. 当院でやりたいことはなんですか?

終末期医療に携わった経験を生かし、在宅で最期を迎える方がより快適に過ごせるよう支援したいです。
貴院では往診もされていることを知り、最期まで住み慣れた自宅で生活することを支援するための一員としてお役に立てると思います。
それぞれの家庭の事情や環境の中で、患者様や家族の気持ちに寄り添った支援をしたいと考えています。

これから仕事をするにあたり、具体的な目的を持っているかどうかで熱意が伝わりやすくなります。「自身がどんな業務をしたいのか?」「やりたい業務内容につくためにどういったことが必要なのか?」を事前にまとめておきましょう。

また、その目的が経営理念に沿っているかをチェックすることも大事です。「頑張ります」や「将来性に惹かれた」など、どの医療機関でも通用しそうな返答は避けましょう。

Q. 看護師とはどうあるべきだと思いますか?

私は、いつも気軽に話ができる、安心して頼れる存在であることが大事だと考えています。
以前、総合病院の病棟で勤務していた時に、忙しさに気をとられるあまり、自分が察するよりも先に、患者様の方から助けを求められる場面が多いことに気づきました。
言われて行動する前にこちらから声をかけられるような丁寧さと、いつでも話しかけやすい雰囲気づくりを心がけています。

この質問は、看護観をみています。人それぞれ違う回答となりますが、要は「看護師として大事にしていること」や「看護師として患者にどのような看護を行うのか」についての哲学や理想像について答えるものです。

自分なりに、どんな看護師を目指しているのかを伝えることが重要で、これまでの経験から得た考えを、ポジティブなイメージの言葉で伝えましょう。

Q. 看護師を目指したきっかけはなんですか?

母が看護師をしていたのがきっかけです。訪問看護ステーションで働く母は、休日や夜中でも電話が鳴れば利用者の元へ駆けつけていました。寂しくもありましたが患者さんやそのご家族から頼られる母の姿を見て自然と看護師を目指すようになりました。
看護師として私はまだまだ未熟ではありますが、患者さんに感謝された時や患者さんが元気になり退院していく姿を見たときは看護師になって良かったなと心から感じます。

基本的には新卒の頃の内容と同じで問題ありません。具体的なエピソードを交えながら簡潔に伝えましょう。給料が良いからなど待遇面の話は避け、「自身や親族が看護師にお世話になった際のエピソード」や「手に職をつけて働けて、やりがいの大きい仕事だと感じた」などと伝えると良いでしょう。

Q. インシデント経験はありますか?

認知症の患者様が病室から離れ所在不明になり、慌てて探したことがありました。幸い、院内で迷っていらっしゃるところを発見し、大事には至りませんでしたが、認知症の方の不安な気持ちや、症状に対する理解が欠けていたことを反省するきっかけとなりました。それ以降、認知症の方の症状について勉強会を開いたり、所在確認を病棟全体で行ったりなどの予防策を講じ、再発予防に努めました。

インシデントは、看護師として勤務する以上は誰もが経験することです。そのため、インシデントの有無を問われるのではなく、どのような対処や予防に取り組み、予防のためにどう実行してきたかを伝えることが大事です。

この質問に的確に答えることで、仕事に対する意識の高さや失敗を活かせるタイプだとアピールすることができます。

Q. 患者さんと接する中で特に印象深いエピソードを教えてください

外来で定期的に治療に来られる顔馴染みの患者様から、「どんなに来てもやっぱりいつも緊張するよ」と何気ない会話の中で口にされた言葉です。
いつも笑顔で明るい患者様なので、そのような不安を抱えておられることに気づきませんでした。どんなに慣れた病院でも、長く治療をしていても、患者様にとっては常に病状や未来への不安があるのだと実感した出来事です。
そうした気持ちを誰もが持っていることを忘れないように、少しでも不安がなくなるように患者様が話しかけやすい雰囲気であるよう心がけるきっかけになりました。

エピソード自体は、自分らしさを出せる内容であればどんなものでも構いません。面接官の意図は、その看護師がやりがいとして感じることや性格、感性を知ることにあります。患者さんとのやりとりを通して感じたことや学んだことを伝えると良いでしょう。

印象的なエピソードは、つい長々と話してしまいがちですが、ダラダラと喋るのではなく簡潔に表現することを心がけると好印象につながります。

Q. 転職理由について教えてください

新卒から5年間○○科で経験を積んでまいりました。患者様と向き合うなかで、まだまだ自身のスキルに至らない点が多いことに気付き、より幅広い分野の経験と看護スキルを上げたいと思い、転職を決意しました。
急性期から回復期や在宅医療の分野まで環境が整っており、積極的な勉強会や講習会を行っている貴院であれば、看護師として、一段成長することができると思い志望いたしました。

転職を考えるきっかけが現在の職場に対する不満など、ネガティブな理由であることはよくありますが、それをそのまま伝えるのは避けた方が良いでしょう。「また同じ理由で辞めてしまうのではないか」「ストレス耐性がない人だ」といった印象を与えかねません。もちろん嘘をつくことはNGですが、極力ポジティブな理由を伝える方が採用担当者にも「この人と一緒に働いてみたい」と感じてもらえるのではないでしょうか。 回答例ではキャリアアップ・スキルアップを理由としています。応募先の特徴と絡めて回答するとしっかりと準備をしている印象を与え、志望度合の高さも伝えることが出来るでしょう。

Q. これまでの看護業務経験について教えてください

大学を卒業後に○○総合病院の呼吸器内科病棟に配属され、3年間勤務いたしました。その後心臓外科病棟に移り、器械出しや患者様の術後管理、またリーダーとしてスタッフの教育といった業務を経験して参りました。これまで病棟での経験を積んでおり、看護師としての基礎的な技術や知識を学ぶことが出来ました。その中で退院した患者様の健康管理、在宅医療の重要性について考える機会があり、訪問診療を行う貴社の看護師を志望いたしました。

看護経験については、所属していた診療科やどのような業務を担当していたかを話すようにしましょう。自身のスキルや知識をアピールすることで採用担当者に自身を採用することのメリットを伝えることも出来ます。応募をするに至った理由に絡めて話すことが出来れば、志望動機の説得力もぐっと増すでしょう。

Q. 今後のキャリアプランを教えてください。

人材の育成やマネジメントに携わっていきたいと考えています。先輩看護師の皆さんが優しく丁寧に指導してくれたおかげで看護師として成長できましたし、看護師という職業に誇りを持つことができました。
これからは身に付けた看護スキルを後輩スタッフに還元していきたいと考えています。

採用担当者は長期的な活躍を求めます。入職後の長期的なキャリアプランをアピールしましょう。学習意欲やスキルアップ意欲、後輩の指導やマネジメントのようなキャリアプランを伝えると好印象です。

面接の最後には「何か質問はありますか」と逆質問の時間が設けられています。「特にありません」といった回答は基本的にNGです。逆質問に対する対策は下記の記事をご参考ください。

面接中の女性

【これで対策は万全】面接における質問・逆質問の攻略法をご紹介!

面接時には人事担当者側からの質問と求職者側から逆質問をする時間があります。人事担当者からの質問の中には少し答えにくい質問もあると思いますが、

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回答内容以外で面接官がチェックしているポイント

面接では、受け答えの内容ももちろん大切ですが、それと同時に他の部分もチェックされています。

態度・表情

社会人としてきちんとした態度で受け答えができているのか、確認されています。緊張するかもしれませんが、険しい表情や暗い表情はマイナスイメージにつながります。
また、話す時の姿勢も印象を大きく左右します。背もたれは使わず背筋を伸ばして座り、話す時は、ややゆっくりとハキハキと答え、明るい表情を意識しましょう。

目線

実際の看護の現場でのコミュニケーション能力がわかります。基本は、面接官と目線を合わせて話すこと。患者さんやドクター、同僚とのコミュニケーションが問題ないかどうかという点が判断されます。

コミュニケーションスキル

看護師は、患者や医師・同僚などコミュニケーションを必要とする場面が多いです。目線や態度、表情ももちろんですが、全般的なコミュニケーションスキルがあるかどうかを面接官はみています。面接時には、顔を上げてハキハキと対応するよう心がけましょう。

受け答えの仕方

看護師は、人柄重視で採用されるケースが多いです。自身の意見を的確に伝えられるかどうか、端的に意見を述べられるかどうかも大事なポイントです。
面接時には、相手がどんなにくだけた態度で接してきたとしても、礼儀正しい態度と言葉で受け答えしましょう。

5.看護師の転職面接は準備が大事!事前準備と質問例で内定に近づく

看護師の転職面接は、準備が大事です。どんなに看護師としての経験があったとしても、行き当たりばったりの回答は面接官に見抜かれます。
「面接は苦手」という方も多いかもしれませんが、事前に対策をして注意点を抑えておくことで不安は和らぎます。質問に対する答えや押さえるべきマナーを身に付けて、理想の職場の内定をつかみとりましょう。


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よくある質問

面接でよく聞かれる質問を教えてください。
面接では以下のような質問を聞かれることが多いです。
・当院でやりたいことはなんですか?
・看護師とはどうあるべきだと思いますか?
・インシデント経験はありますか?
・患者さんと接する中で特に印象深いエピソードを教えてください
・転職理由について教えてください
・これまでの看護業務経験について教えてください

このほかにも一般企業でも聞かれるような、志望動機、自己PR、退職理由についても質問を受けるので、回答を準備しておきましょう。
回答内容以外で面接官がチェックしているポイントはどこですか?
面接では、受け答えの内容ももちろん大切ですが、それと同時に他の部分もチェックされています。以下の部分にも注意して面接に臨みましょう。
・態度・表情
・目線
・コミュニケーションスキル
・受け答えの仕方


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URL:https://note.com/2ndlabo/n/nfb7ce82e34c0

2018年11月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に介護施設を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。また、コンテンツマーケティング業務にも従事。

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