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老健の仕事内容は?給料やメリット、どんな人が向いているかについて解説

  • 更新日
投稿者:森島 瑞紀

介護スタッフとして働きたいと考えている方の中には、どの施設で働こうか悩んでいる方も多くいらっしゃるかと思います。

施設形態によって仕事内容も変わるので、「介護スキルを向上させたい」「今より落ち着いた環境で仕事がしたい」など、自分に合った職場を選ぶべきです。今回は、その中でも在宅復帰を目的とした介護老人保健施設(老健)をピックアップして解説していきたいと思います。

「そもそも老健ってなに?」「働くメリットは?」など、あなたの疑問に幅広くお答えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次



1.老健とは?

介護老人保健施設(老健)は、介護保険が適用される介護保険施設の一つで、高齢者の自立を支援し、在宅復帰を目指す施設です。病状が安定しており、入院治療の必要がない要介護度1〜5の方で、リハビリテーションを必要とされている方が対象です。


他の施設形態と異なる点は、入居期間が短いこと。原則3ヶ月とされていますが、長期に渡り入居を続ける利用者も増えています。医師や看護師が常駐しているため、医療体制が整備されており、身体介護の他に医療サービスの提供も行なっているのが特徴です。


老健の役割

老健は、介護を必要とする高齢者の自立を支援し、在宅復帰または在宅療養支援などを行うための施設です。老健の主な役割は以下の3つです。


  • 在宅復帰支援
  • 在宅療養支援
  • 地域包括ケアシステムの拠点としての役割

在宅復帰支援

老健では在宅復帰を目的として病気やけがで入院した高齢者が、自宅で生活できるように支援します。


そのために、医師や看護師、介護士、理学療法士、作業療法士などの多職種がチームを組んで、高齢者の身体機能や生活機能を回復・維持するリハビリテーションを行うことで高齢者は在宅での生活に必要な機能や能力を回復・維持し、在宅復帰を実現することができるのです。


老健の役割の中でも、在宅復帰支援は最も重要な部分と言えるでしょう。


在宅療養支援

自宅で生活することが難しい高齢者が、在宅で安心して生活できるように支援します。老健で提供される医療やリハビリテーションなどのサービスを継続的に受けることで、高齢者は在宅で安全で安心な生活を送ることができるようになります。


地域包括ケアシステムの拠点としての役割

老健は、地域包括ケアシステムの拠点として、地域の介護・福祉サービスの提供にも貢献しています。医療法人が運営していることが多いという特徴から、地域の介護事業所や医療機関、行政機関などと連携し、高齢者の地域生活を支援するための様々な事業を行っています。


入所施設である老健には、デイケアや訪問看護などの各種在宅支援サービスが併設されていることが多く、地域に根差した施設であり、地域包括システムの拠点としての役割を担っているのです。


下記で、老健の特徴と特養との違いを詳しく解説します。


老健の施設類型

老健は、2018年度の介護報酬改定により、「超強化型」「強化型」「加算型」「基本型」「その他型」の5類型に細分化されました。


さらに、要介護の割合や経管栄養の実施割合などの10項目を「在宅復帰・在宅療養支援等指標」とし、各項目をプラスした点数に応じて、評価されるようになりました。最高値は90点で、合計値が高いほど在宅復帰・在宅支援機能が高いと評価されます。


5分類の中でも、超強化型、強化型、加算型は厚生労働省から高く評価された老健です。最も厳しい条件が設定されている超強化型は、指標点数70点以上かつ必須要件1〜4を満たした施設のみ届出を行うことができます。


【下記が在宅復帰・在宅療養支援等指標】

1. 在宅復帰率

2. ベッド回転率

3. 入所前後訪問指導割合

4. 退所前後訪問指導割合

5. 居宅サービスの実施数

6. リハ専門職の配置割合

7. 支援相談員の配置割合

8. 要介護4または5の割合

9. 喀痰吸引の実施割合

10. 経管栄養の実施割合


老健で働くその他のスタッフ

老健には、さまざまな職種のスタッフが携わっています。他施設と異なる点は、医療従事者が多いことです。


人員配置の基準は、以下のように規定されています。


【人員配置基準】

・医師:入所者100人に対して常勤1人以上

・看護師・准看護師:入居者3人に対して1人以上(看護・介護職員の7分の2が標準)

・介護職員:入所者3人に対して1人以上(看護・介護職員の7分の5が標準)

・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士:入所者100人に対していずれか1人以上

・介護支援専門員:1人以上

・栄養士:入所者100人以上の場合、1人以上

・支援相談員:常勤1人以上(入居者100人に対して1以上)

・薬剤師:施設によって決まる

・調理員/事務員/その他従業員:施設によって決まる


上記のように、老健は他施設に比べて医師や看護師、リハビリ職などの専門職の人員配置比率が高いことがわかります。そのため、在宅復帰を目指すための手段として、医師の管理の元、リハビリなどもしっかり受けたい方にとっては良い施設です。


老健では各職種がひとつのチームとしてサービスを提供しています。それぞれの役割を簡単に解説していきます。


医師

老健に入居している高齢者は、病院での治療は終了しているものの、自宅に戻れるほど健康状態が回復していない方になります。そのため医師は、入居者の健康状態を把握し看護職やリハビリ職へ適切な指示を行いますv


各職種が連携してサービスを提供する老健において、医師はコーディネーター的な役割を担っていると言えるでしょう。


看護師

看護師は医師の指示のもと、入居者の健康管理や健康状態を維持するための医療行為などを行います。病院のように医師の数が多くない老健では、看護師がチームのリーダー的な存在として活躍することも少なくありません。


老健における看護師の役割は、高齢者の健康維持・増進と自立支援を図るために、非常に重要なものとなっています。


介護職

介護職は主に入居者の日常生活の支援を行います。食事介助や入浴介助、排泄介助などの身体介護に加え、掃除や洗濯、買い物などの生活援助も行います。老健における介護職の役割は、高齢者の自立支援と生活の質の向上を図るために、非常に重要なものとなっています。


リハビリ職

入居者の身体機能や認知機能を回復・維持・向上させるためのリハビリテーションを実施します。具体的には、在宅復帰に向けた訓練・在宅生活に関する指導・家族への支援などを行います。在宅復帰には家族の理解と協力が必要不可欠です。そのため入居者に対する支援だけでなく、家族に対するリハビリテーションの指導や相談対応もリハビリ職の重要な役割です。


リハビリ職は、老健が持つリハビリ施設としての機能の中心的存在となっています。


介護支援専門員

介護支援専門員は、入居者の状況や希望を把握し、多職種と連携して入居者一人ひとりに合ったケアプランを作成・管理・改定します。老健における介護支援専門員の役割は、高齢者の自立支援と生活の質の向上を図るために、非常に重要なものとなっています。


栄養士

老健に入居している高齢者は、病気や障害により、栄養状態が悪化している方々も多くいます。そのため、栄養士は、入居者の栄養状態を把握し、適切な栄養管理を行います。また、入居者一人ひとりの健康状態や好みに合わせた献立を作成し、食事を提供します。


老健における栄養士の役割は、高齢者の健康維持・増進と自立支援を図るために、非常に重要なものとなります。


支援相談員

老健における支援相談員は、老健の利用者やその家族の相談に応じ、在宅復帰や自立支援を支援する役割を担っています。利用者やその家族からの相談対応では、利用者の身体的・精神的・社会的状況を把握し、その人に合わせた支援を検討します。


また、利用者の入所前後のケアプラン作成や調整では、利用者の希望やニーズを踏まえた、在宅復帰や自立支援につながるケアプランを作成します。さらに、多職種との連携では、医師や看護師、介護職員、機能訓練指導員など、様々な職種と情報共有を行い、利用者の最適な支援を実現します。


特養との違いは?

本記事を読んでいる方の中には、老健と特養の違いがわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。どちらの施設も介護保険施設の中の一つなので、混合しがちです。


特養とは、特別養護老人ホームのことで、要介護者が介護や生活支援などのサービスを受けながら「終(つい)の棲家」として入居される方が多いです。原則3ヶ月の入居で在宅復帰を目指す老健とは異なり、特養は終身利用が可能で、在宅復帰を目的としていません。


老健は病状が安定している要介護1〜5の方を対象としていますが、特養は原則、要介護3〜5の方を対象としています。ただし、要介護1、2の方でも、認知症や障害を抱えているなどのやむを得ない事情により、在宅生活が困難だと認められる場合は、特例として入居することが可能です。


他にも特養は、医療体制が必要最低限であることが多く、身体介護を行う割合が高いのも老健との違いでしょう。


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2.老健の仕事内容

老健で働く介護職員の仕事内容は、「食事介助」「入浴介助」「排泄介助」「移乗介助」などの身体介護がメインとなり、必要に応じてリネン交換や掃除などの生活支援や緊急時の対応も行います。


上記のように、他施設と求められる業務は変わりません。ただし、老健の目的である「在宅復帰」を意識しながら業務を行う必要があります。そのため、特養やデイサービスとは違い、イベントやレクリエーションは少ない傾向にあります。


また、リハビリ専門職(PT・OTなど)や看護スタッフなど他職種との連携や情報共有する機会が多いです。在宅復帰のために、「医療的視点」「介護的視点」を併せ持ったサポートが必要になるため、医療ケアやリハビリ分野に関しての知識や経験を積むことができます。


老健は基本的に夜勤業務があるので、交代制の勤務に対応しなければいけない点もおさえておきましょう。


食事介助

一人で食事をするのが難しい利用者さんに食事の介助を行います。食事内容の記録や食事後の歯磨き・義歯洗浄なども食事介助に含まれます。また気管、食道等の神経や筋力の衰えからくる嚥下障害をお持ちの方がいるので、窒息や誤嚥をしてしまわないよう、最新の注意を払って介助に当たる必要があります。


入浴介助

入浴介助とは一人で入浴ができない方に対して、入浴の準備(各種物品や浴室内準備)、衣服の脱ぎ着、浴室には一緒に入り体や頭を行うことを言います。


ヒートショックを起こさないよう浴槽やシャワーなどの温度、ケガにつながる利用者の転倒防止など注意すべき点が多く、体力的にもきつい業務ですが、老健の場合は介護度が低い利用者さんが多いので身体的な負担は少ないです。


排泄介助

トイレへの誘導、衣服の脱ぎ着、おむつ交換・清拭など、一連の排泄動作をお手伝いします。排泄物の状態をチェックし、利用者の健康観察も行います。


「利用者の自尊心を傷つけない」「できるところは自分でやってもらう」など、利用者目線に立った介助が重要になります。


移乗介助

座る場所を乗り換える際の介助を移乗介助と言います。利用者さんが転倒してしまわないよう、ベッド・トイレ・車椅子までの移動の際の介助を行います。


ベッドや車椅子などの介助に使用する機器の安全確認・メンテナンスを行うことも重要で、定期的なチェックを行うことも業務の一つです。


生活リハビリ

本格的なリハビリは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が行いますが、日常生活を通して生活リハビリを行っていくことは介護職でも可能です。


「自分でできることはやってもらう」ことで、自立した生活の維持、能力向上を見込むことができます。


1日のスケジュール

老健で働く介護職の介護職員のスケジュールを日勤と夜勤それぞれ表で紹介します。


日勤の場合
08:00~ 出勤・申し送り
09:00~ バイタルチェック
10:00~ 入浴介助
11:00~ 昼食準備
12:00~ 食事介助・服薬介助・口腔ケア
13:00~ 見守り・リハビリのサポート
16:00~ 夕食準備
17:00 引継ぎ・退勤

夜勤の場合
17:00~ 出勤・引継ぎ
18:00~ 食事介助・服薬介助・口腔ケア
19:00~ 見守り
20:00~ 就寝準備(更衣介助・排せつ介助)
21:00~ 就寝・夜間見守り
06:00~ 起床・更衣介助
07:00~ 朝食準備・食事介助・服薬介助・口腔ケア
09:00 引継ぎ・退勤

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3.老健の給与はどれくらい?

老健で働く上で大事なことの一つに、給与面があるでしょう。ここでは、老健の給料について、他施設と比較しながら解説します。老健の仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。


老健の平均給与・時給

厚生労働省が出している「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、老健で働く介護職員の平均給与額は、339,040円(月給・常勤の者)です。


他施設の平均給与・時給

まずは、令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果のデータから、下記の施設形態別の給与を参考にしてください。


  平均給与額(月収) 平均給与額(年収)
全体 317,540円 3,810,480円
介護老人福祉施設(特養) 348,040円 4,176,480円
介護老人保健施設 339,040円 4,068,480円
訪問介護事業所 315,170円 3,782,040円
通所介護事業所 275,620円 3,307,440円
特定施設入居者生活介護事業所 313,920円 3,767,040円
認知症対応型共同生活介護事業所 291,080円 3,492,960円

平均給与額は、基本給(月額)+手当+一時金(1~12月支給金額の1/12)。令和4年の一時金からは、介護職員処遇改善支援補助金に係る「ベースアップ等」として2、3月に支給された額を除く。

出典:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」(介護職員処遇改善支援補助金を取得している事業所)


他の施設形態と比較しても、老健の平均給与が特養に次いで高いです。その理由として、介護サービスに加えて医療サービスが求められる点から、他施設より給与が高くなっている傾向があります。


介護職として高い収入を目指しており、老健での働き方が自身に合っていると感じることができれば、老健はおすすめです。



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4.老健で働くメリット・デメリット

ここでは、老健で働く上でのメリット・デメリットについて紹介します。現在、転職活動中の方や転職を検討している方は、自身が老健での働きにマッチしているかの判断材料にもなるでしょう。


老健で働くメリット

老健で働くメリットには、給与が高いこと以外にもさまざまなことがあります。ここでは、具体的なメリットについて解説していきましょう。


医療ケアやリハビリ関する知識や経験を得ることができる

老健のメリットとして、医療ケアやリハビリに関する知識や経験を得られます。他の施設形態では、他職種の知識を身につける機会は少ないです。


老健では、他の専門スタッフとの連携が多いので、他職種の専門領域を学びながら介護スキルを向上させることができます。看護師であれば医療に関する知識、理学療法士や作業療法士といった専門分野であればリハビリに関する知識を身につけることが可能です。


介護職としてよりスキルアップして専門知識を広げたい方にとっては、大きなメリットになるでしょう。


在宅復帰という一つの目標に向かって入所者をサポートできる

多くの入居者が「自宅に戻って生活したい」と考えています。老健で働くスタッフは、その目標を達成するために、生活支援や機能維持・回復を全員がサポートをし、退去していく入居者を見送ることができるのは、大きなやりがいになります。


達成感を味わうことができ、人の役に立っていることや感謝されることを肌で感じることができるでしょう。


一緒に働く各専門のスタッフ(看護・医師・リハビリなど)と同じ目標に向かって協力しながら働くことができる

老健は医師、看護師、リハビリ職など多くの専門スタッフと一緒に働きます。「在宅復帰」という入居者の目標のため、協力しながら働くことができます。


他職種と連携する業務に慣れておけば、今後キャリアアップをして介護リーダーやケアマネジャーなどになった際にも、その経験は役立つでしょう。


介護度が比較的低い入居者が多いので、身体的な負担は少なめ

老健は、在宅復帰を目指したリハビリ業務がメインになってくるので、入居者の介護度は低い傾向にあり、身体的な負担が少ない場合が多いです。


特養のような介護度の高い入居者が多い施設と比べると、介護職員は長く働き続けることができるでしょう。毎日の業務に追われて、入居者一人ひとりとコミュニケーションを取る時間がない介護士の方も、老健はおすすめです。


また、今後介護職として転職を考えている初心者の方や体力に自信がない方でも、まずは老健から始めてみてはいかがでしょうか。


医師や看護師が常駐しているので、介護業務に集中できる

老健には、医師や看護師が常駐しているので、入居者の急変時などにすぐに対応できる環境が整っていることは大きなメリットです。


他施設では、看護師が常駐していない場合も多く、急変時には電話で指示を仰ぐなどして自身で対応しなければならないケースもあります。


特に夜間帯は、介護職1人で業務を行なっている施設もあり、急変時の対応に不安を感じる方も多いです。老健では夜間帯も看護師を配置しているので、緊急時の対応も安心でき、医療面についての負担が少ない点にメリットを感じる方が多くいらっしゃいます。


老健で働くデメリット

続いて、老健で働くデメリットも見ていきましょう。


医療寄りのサービス提供が多くなる

老健は在宅復帰を目標としているため、医師や看護師、リハビリなどの専門スタッフと連携して仕事をします。他の施設のような長期間のケアではなく、短期間で機能回復・維持を見守っているので、医療寄りのサービス提供が多くなります。


そのため、身体介護を中心にして働きたいと考えている方には、目的にズレを感じるかもしれません。また、他の施設形態から転職してきた方は、医療ケア中心の業務内容に慣れるまで時間がかかる場合もあります。


レクリエーションなどのイベント企画が少ない

老健の目的が在宅復帰であるため、リハビリを中心としたプログラム設計になっています。そのため、他施設形態に比べて入居者のイベントの実施や企画をメインで行う機会が少ない傾向にあります。


イベントに参加することが好きな方や企画を考えるのが好きな方にとっては、老健の業務内容が物足りない可能性があるでしょう。


長期的なケアが難しい

老健は長期的なケアを目的としておらず、原則3ヶ月の入居のため、入居者の入れ替わりが頻繁にあります。一人の入居者を長期的にケアしたいと考えている方には、デメリットに感じるでしょう。


一方で、他の専門スタッフと協力して働いた結果、入居者が在宅復帰する様子を見送ることができるため、この点にやりがいを感じられる方は老健に向いています。


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5.老健に向いている人とは?

老健で働くことに興味をお持ちの方は多いです。「自分に向いているかがわからない」とお考えの方もいらっしゃるはずです。

ここでは、老健で働く上でどのような性格でどんな働き方をしたいと考えている方が向いているかについて紹介します。


医療的なケアも学びたいと考えている人

介護業務だけでなく、医療的なケアも学びたいと考えている方には向いています。


在宅復帰を目的としているため、リハビリ業務が多く、医療ケアやリハビリ分野の知識と経験を積むことができます。身体介護以外にも、医療的なケアを学ぶことができれば、介護職としてスキルアップも可能です。


医療、リハビリなどのさまざまな視点を取り入れ、介護業務に活かしたい方は老健が向いているといえるでしょう。


高齢者の在宅復帰を応援したい人

多くの高齢者が自宅での生活を望んでいます。老健は目標通り在宅復帰が叶い、退所する入居者を見送る際に大きなやりがいを感じることができます。


また、チームが協力して業務を行うことで、入居者の機能が回復する姿を見ることができ、在宅復帰を応援したい方にはおすすめです。


レクリエーションなどのイベントの実施や計画が苦手な人

レクリエーションなどのイベントを企画して実施するのが苦手な方もいるのではないでしょうか。


老健はリハビリが中心のため、他施設と比べてレクリエーションをする機会が少ないです。レクリエーションの企画や実施が億劫に感じる方は、介護業務に集中することができるので向いています。


多職種のスタッフとみんなで協力して働きたいと考えている人

老健では、各専門スタッフが入居者の「在宅復帰」という目標に向かって、一人ひとり役割を持って働いています。


そのため、自分一人で介護を行う意識より、各専門スタッフが一丸となって入居者の在宅復帰を目指してサポートを行います。他職種協働の考えを持っている方は老健の働き方に向いているでしょう。



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6.老健で働きたいならまずは求人をチェック!

老健は医師、看護師、介護士、リハビリなど多くの専門スタッフが入居者の「在宅復帰」という目標に向かって一緒に働きます。他職種のスタッフと働くことで、医療ケアやリハビリに関する知識が身につきます。


介護的視点だけでなく、医療的視点も必要になるため、介護士はスキルの向上が可能です。介護職として、よりスキルアップして専門知識を広げたい方には、老健がおすすめです。


また、介護度が他の施設と比べて低い入居者が多いので、「今の職場よりも身体的負担を軽減させたい」「体力に自信がない」などをお考えの方には、老健の働き方がぴったりでしょう。今後転職を検討している方は、老健を転職先候補の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

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セカンドラボ株式会社

URL:https://www.2ndlabo.co.jp

2022年1月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に介護施設を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の採用課題のサポートを行う。

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