医療事務の履歴書の書き方完全ガイド|マナー・写真・提出方法まで解説
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医療事務は未経験から挑戦できる職種として人気が高く、書類選考を突破するためには「履歴書のクオリティ」が重要です。
特に医療事務は、患者様を迎える「病院の顔」であると同時に、レセプトや会計など「ミスが許されない正確性」が求められます。採用担当者は、履歴書のマナーや表記の統一感から、応募者の丁寧さや誠実さを厳しくチェックしています。
この記事では、基本マナーや写真ルール、項目別の書き方から提出マナー(メール・郵送・持参)まで網羅して解説します。選考突破に向けた準備にぜひお役立てください。
目次
医療事務の履歴書を作成する前の基本マナー
まずは作成前に押さえておくべき基本ルールを確認しておきましょう。医療事務だからこそ気を付けたいポイントをまとめます。
手書きとWeb(パソコン)作成はどちらが良い?
結論から言うと、応募先から指定がなければどちらでも問題ありません。
医療事務の現場では、日常的にパソコンを使用します。そのため、ミスなく読みやすいパソコン作成の履歴書は、基本的なPCスキルの証明にも繋がります。
ただし、募集要項に「手書き指定」がある場合や、丁寧な文字による接遇力・誠実さを重視する個人クリニックなどでは手書きが好まれるケースもあります。
証明写真のマナー|「病院の顔」としての身だしなみと印象
医療事務は、来院された患者様が最初に向かい合う「病院・クリニックの顔」となるポジションです。そのため採用担当者は、証明写真を通じて「清潔感があるか」「患者様に不快感を与えない身だしなみや配慮ができているか」を重視します。
どれほど優れた職歴や資格を持っていても、写真の印象一つで「配慮が足りない」と判断されてしまうのは勿体ないことです。撮影時は以下のポイントを徹底しましょう。
- 撮影時期・背景:3ヶ月以内に撮影したカラー写真を使用します。背景は白・薄い青・グレーなどの無地が基本です。
- 服装・身だしなみ:黒やネイビーの清潔感のあるスーツまたはジャケットを着用します。髪が肩にかかる場合は後ろで一つにまとめ、前髪は目にかからないよう左右に流すかセットします。髪色は自然な黒〜暗めの茶髪にとどめましょう。
- 表情・姿勢:背筋を伸ばし、歯を見せない程度に口角を少し上げた、柔らかく明るい表情を意識します。
文字の表記ルールと全体の統一感
医療事務の業務は、診療報酬の計算(会計)やレセプト(診療報酬明細書)の作成・点検など、「ミスが許されない正確な事務処理」です。
そのため採用担当者は、履歴書全体の表記ルールが統一されているか、細かなミスがないかを通じて「実務でも正確かつ丁寧に作業ができる人物かどうか」を厳しくチェックしています。内容以前のケアレスミスで評価を落とさないよう、以下のポイントを徹底的に揃えましょう。
- 年号表記の統一(西暦・和暦):学歴・職歴・資格欄などで使用する年号は、履歴書全体で「西暦(例:2026年)」または「和暦(例:令和8年)」のどちらか一方に必ず統一します。混在していると「大雑把」「確認不足」という印象を与えてしまいます。
- 正式名称での統一記載:学校名・会社名・医療機関名・資格名は、略称を一切使わず正式名称で記載するのが鉄則です。
- 手書きの場合の訂正線・修正テープ禁止:手書きで作成する際、書き間違えても修正テープや修正液、二重線での訂正は絶対NGです。「修正テープを使う=雑な仕事をする」と判断されるリスクがあります。間違えた場合は、最初から新しい用紙で書き直しましょう。
【項目別】医療事務の履歴書の書き方
ここでは、履歴書の基本的な書き方を8つに分けて説明します。実際に履歴書を書くイメージをしながら、ひとつずつポイントを押さえましょう。
1.提出年月日
郵送の場合はポストに投函した日付を、持参する場合はその当日の日付を記入します。
提出年月日の年号は、履歴書全体で統一した表記(西暦または和暦)に合わせて記入します。
2.写真
写真のサイズは40mm×30mmのもので、撮影から3ヶ月以内のカラー写真を使用しましょう。撮影時はジャケットを着用し、髪はまとめ落ち着いた髪色で撮影すると好印象です。
また、履歴書を書き間違えてしまう可能性もあるので、写真は最後に貼るようにしましょう。
3.氏名
「字は体を表す」という言葉もありますが、名前にはその人の「人となり」が出ます。自分が書ける一番丁寧な字で記入するように心がけましょう。
また、「齋藤」を「斉藤」と書いたり「渡邊」を「渡辺」と書いたりせず、すべて正しい漢字で書くようにしてください。
姓と名の間は少しスペースを空けて区切りをはっきりさせます。
4.現住所
履歴書は正式な書類です。省略せずに都道府県から記入しましょう。番地や建物の名称・部屋番号も省略してはいけません。「連絡先」の欄は、現住所と違う場合のみ記入します。
5.学歴・職歴
学歴と職歴は分けて記入します。各項目の最後の行の右端に「以上」と記入するのを忘れないようにしましょう。西暦・和暦どちらで記入しても問題はありませんが、その際は、履歴書全体でどちらかに統一してください。
また、学校名や会社名は省略せずに正式名称で記入するのがマストです。
〇正しい例 |
×誤った例 |
○○県立○○高等学校 |
県立○○高校 |
株式会社○○ |
(株)○○ |
社会福祉法人○○ 特別養護老人ホーム○○ |
(福)○○ |
医療法人○○ 介護老人保健施設○○ |
(医)○○ |
6.資格
現在持っている資格を取得年次順に記入します。医療事務の資格は、種類が多いので資格の正式名称だけでなく、主催団体名も記入するようにしましょう。
以下は、資格の記入例です。
令和〇年〇月 |
普通自動車一種運転免許 取得 |
令和〇年〇月 |
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R)) 合格(主催:一般財団法人 日本医療教育財団) |
令和〇年〇月 |
診療報酬請求事務能力認定試験 合格(主催:公益財団法人 日本医療保険事務協会) |
7.志望動機
志望動機欄に記入した内容が、面接時に話題になる可能性が非常に高いです。次の章で取り上げて解説します。
8.本人希望記入欄
特に書くことがない場合は「貴院の規定に従います」と書きましょう。絶対に外せない条件がある場合は、その点を簡潔に書きます。待遇面については原則として履歴書に書かないようにしましょう。
趣味・特技の欄は、面接の際に話題のひとつになる場合があるので、空欄にせずしっかり記入した方がいいです。採用担当者との話が弾むきっかけになる可能性もあります。
医療事務の志望動機の書き方
医療事務の履歴書において、志望動機は採用担当者が重要視する項目です。単に「興味がある」と伝えるだけでなく、「応募先でなければならない理由」や「これまでの経験をどう活かせるか」をロジカルに伝える必要があります。
選考を突破する志望動機を作成する際は、以下の4つの要素を整理しましょう。
- 医療事務を志望する理由:なぜ他の職種ではなく医療事務なのか(原体験やきっかけ)
- 業務に活かせるスキルや経験:前職での事務経験・接客経験・PCスキル・関連資格など
- 応募先の事業所を選んだ理由:なぜ他の病院・クリニックではなく「ここ」なのか(理念や特徴への共感)
- 入職後の目標やキャリアプラン:どのように貢献し、将来どう成長していきたいか
医療事務の志望動機については以下の記事で詳しく解説しています。「未経験・経験者」×「病院・クリニック」別の例文を紹介しているので、参考にしてみてください。
採用担当が見る!履歴書チェックポイント7選
履歴書を提出・送信する前に、以下の7つのポイントがクリアできているか最終チェックしましょう。採用担当者が「一緒に働きたいか」「長く続いてくれるか」を判断する重要な基準となります。
- 丁寧な字で記入されているか
- 学歴や職歴に一貫性があるか
- 転職回数は問題ないか
- 医療事務の経験や資格があるか
- 志望動機が応募先に向けられたものか
- 希望給与が募集要件に合っているか
- 居住地からの通勤が可能か
手書きの履歴書を求められるケースは少ないですが、手書きの場合は読みやすく丁寧な文字を心がけるようにしましょう。医療事務という仕事柄、字が綺麗なのは採用にあたってのプラス要素になります。
学歴や職歴を記入する際は、和暦・西暦表示を統一しましょう。また、略字・略語は使用せずに、正式名称を使うのが基本です。手書きの場合、書き間違えたら訂正線や修正テープは使用せずに必ず最初から書き直しましょう。
採用担当者は「自院で活躍してくれる人材かどうか」「長く働いてくれる人材かどうか」を見ています。転職回数が多い場合、採用してもすぐ辞めてしまうのではないかと思われてしまう可能性が高いです。
転職回数が多い場合、面接の際に辞めた理由を聞かれるケースが多いので、しっかりと採用担当者が納得できるような答えを用意しておきましょう。医療事務未経験の場合は、資格・経験不問の求人でも応募者が複数いると経験者が優先される傾向にあります。
履歴書の提出マナー(メール送信・郵送・持参)
履歴書が完成したら、提出方法に応じた正しく丁寧なマナーで送付・提出しましょう。最後の提出ステップまで気を抜かないことが、採用担当者への信頼に繋がります。
メールで送付する場合
- ファイル形式:レイアウト崩れや改ざんを防ぐため、必ずWordやExcelからPDF形式に変換して添付します。
- ファイル名:「履歴書_20260805_氏名.pdf」のように、一目で中身と作成者がわかる名称にします。
郵送する場合
- 封筒サイズ:履歴書を折らずに入れられる「角形2号(角2)」の白封筒を使用します。
- 表書き:表面左下に赤字で「履歴書在中」と記載(またはスタンプ押印)します。裏面には自分の住所・氏名を記載しましょう。
- 同封物:挨拶と提出内容を明記した「添え状(送付状)」を一番上に重ね、全体を透明なクリアファイルに入れてから封筒に入れます。
面接に持参する場合
面接当日に直接持参する場合も、そのまま手渡しするのではなく封筒に入れて持参するのがマナーです。カバンの中で折れ曲がったり汚れたりしないよう、クリアファイルに入れた上で角2封筒に入れましょう。
- 封筒の準備:郵送同様に角2封筒(白)を使用し、表面左下に赤字で「履歴書在中」、裏面に自分の住所・氏名を記載します。
- のり付け(封)は不要:採用担当者がその場で取り出して確認するため、封はせず(のり付けしない)、添え状(送付状)も不要です。
- 手渡し方のマナー:
- 受付で渡す場合:封筒に入れたまま「本日面接のお約束をいただいております〇〇です。履歴書をお持ちいたしました」とお渡しします。
- 面接官に直接渡す場合:鞄から封筒を取り出し、封筒の上から履歴書を少し取り出して(または封筒の上に重ねて)、面接官から見て文字が正位置で読める向きにして両手でお渡しします。
まとめ
医療事務の履歴書作成において最も大切なのは、「誤字脱字のない正確な記載」と「医療従事者としての丁寧・誠実な姿勢」を採用担当者に伝えることです。特に会計やレセプト業務を担う医療事務では、表記ルールの統一や細かなマナーが厳しくチェックされます。
- 表記ルールの統一:西暦・和暦の混在を防ぎ、法人名や資格名は正式名称で記載しているか
- 証明写真のマナー:3ヶ月以内に撮影した、清潔感のある写真を使用しているか
- 志望動機の精度:「なぜこの医院・病院なのか」という根拠と熱意が伝わる内容になっているか
- 提出方法の徹底:郵送・メール・持参ごとの正しいマナー(封筒のサイズ、PDF化など)を守れているか
履歴書の書き方が分かったら、次は希望に合う求人探しへ!
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よくある質問
丁寧な字で記入されているか
学歴や職歴に一貫性があるか
転職回数は問題ないか
医療事務の経験や資格があるか
志望動機が応募先に向けられたものか
希望給与が募集要件に合っているか
居住地からの通勤が可能か