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【臨床検査技師向け履歴書講座】基本的な書き方から志望動機の例文も紹介

  • 更新日
投稿者:小林 祐郁

履歴書は、転職活動の際に必ず必要となる書類です。履歴書を書くのは新卒の時以来という方もいるのではないでしょうか。今回は、転職を考えている臨床検査技師の方向けに履歴書作成方法について詳しく解説していきます。

クリニックから病院に転職する場合、健診センターからクリニックへ転職する場合など、ケース別に志望動機の例文もご紹介します。

臨床検査技師として新たな勤務先への転職を考えている方は、本記事の内容をご参考ください。

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1.履歴書の書き方を確認しよう

まずは、履歴書の基本ルールや事前に準備すべきことを確認しましょう。

事前に準備するもの

履歴書を作成するにあたって事前に準備しなければならないのは、履歴書用紙と証明写真です。また、手書きで履歴書を作成する場合、ボールペンや万年筆も用意しておきましょう。

履歴書

履歴書用紙は市販のものを購入するほか、インターネットから無料でダウンロードすることができます。厚労省が作成した様式やJIS規格、職歴欄が多いもの・志望動機の欄が大きいものなど、履歴書の種類はさまざまです。

応募先から指定がなければ、どの履歴書を選んでも問題ありません。もし迷ったら、厚労省が作成した標準的な様式の履歴書を使用しましょう。

一般的に、履歴書は手書きかパソコンで作成します。手書きの場合は黒のボールペンか万年筆を用意し、誤字がないよう注意しながら、きれいな字で記入してください。

もし書き間違えたら、修正テープで消したり取り消し線を引いたりするのではなく、新しい用紙に書き直してください。なお、書き間違いを防ぎたい方は先に鉛筆で下書きをし、その上からボールペンでなぞる方法がおすすめです。

一方でパソコンなら、字を書き間違えて作業を最初からやり直すようなことはありません。読みやすく、履歴書の複製も簡単に行えます。また、複数の企業に応募する際には、パソコンを利用することで履歴書作成の作業を簡略化することが可能です。

パソコンで作成したからといって、採用担当の心証が悪くなるわけではないため、履歴書を作る上で特段の指定がなければパソコンの使用をおすすめします。

証明写真

履歴書用紙に貼るための証明写真も必要です。スピード写真やフォトスタジオなどで3ヶ月以内に撮影したものを用意してください。

証明写真を撮影する際は、スーツを着用するのが理想的です。髪型や髪色を整え、清潔感のある身だしなみで撮影に臨んでください。女性の場合、長い髪は整え、派手なメイクは避けるようにしましょう。

基本情報の書き方

履歴書には氏名や職歴、志望動機などを記入します。それぞれの項目の書き方について、順を追って見ていきましょう。

提出年月日

履歴書に記入する日付は、書類を郵送するか面接時に持参するかによって変わります。郵送の場合はポストに投函した日、持参する場合は当日の日付を記入するようにしましょう。

また、年の表記は「2023年」のように西暦にするか、「令和5年」という形で元号を用います。西暦か和暦か、履歴書内でどちらかの表記に統一してください。元号を用いる方が一般的ですので、迷ったら和暦で記入しましょう。

パソコンで年月日を入力する場合は、年の表記だけでなく数字の半角・全角も統一する必要があります。全角だと履歴書の枠内に収まらないことがあるため、半角で入力するのがおすすめです。

写真

履歴書には3ヶ月以内に撮影した証明写真を貼ります。サイズは縦40mm×横30mmが一般的です。スピード写真やフォトスタジオで撮ったカラーの写真を使用してください。

万が一写真がはがれた場合に備えて、写真の裏に自分の氏名を書き込み、それから写真にのりを塗って履歴書に貼りましょう。写真は履歴書の最終チェックを終えて、提出しても問題がない状態になったら貼るようにすると良いでしょう。

氏名

手書きの場合は、大きく丁寧に書きましょう。苗字と名前の間は一文字程度の間隔を空けます。ふりがなは氏名欄に「ふりがな」とあればひらがなで、「フリガナ」と書かれていればカタカナで書きます。

現住所・連絡先

省略することなく都道府県名から記入し、建物名や部屋番号もしっかりと書いてください。都道府県名や建物名などに関しては、ふりがなも記載します。

連絡先の欄は現住所と異なる場合のみ記載します。同じなら「同上」と記入するだけで問題ありません。

電話番号・メールアドレス

採用担当者からの電話に出られるよう、電話番号欄には連絡がつきやすい番号を記入しましょう。自宅に固定電話がなければ、携帯電話の番号のみでも問題ありません。

メールアドレス欄にも普段使っているアドレスを記載します。会社用のアドレスではなく、個人で利用しているアドレスを記入してください。

学歴・職歴

学歴と職歴は分けて記載します。最初の行に「学歴」と中央揃えで書き、その下に具体的な学歴を記載しましょう。学歴の記載は、高校・専門学校の卒業年月から始めるのが一般的です。

住所を書く場合と同様に、学校名も省略せずに正式名称を用いてください。分かりやすい部分で言うと、「高校」は略さず「高等学校」と記入するのがルールです。大学に関しても正式名称で記入し、学部・学科からコース名までを書きましょう。

学歴を書き終わったら、一行空けた後に中央揃えで「職歴」と記載します。以降は職歴を時系列に沿って記入していってください。これまでと同様に、企業名は省略することなく正式名称を用います。

入社・退社の年月日を順に書いていき、最後に「現在に至る」と記入しましょう。退職日が決まっているなら、「現在に至る」の横に括弧書きで「〇年〇月〇日 退職予定」という形で記載します。そして「現在に至る」の下、最後の行に右揃えで「以上」と記入すれば、学歴・職歴欄は完成です。

なお、年の表記は西暦と和暦のどちらを用いても問題ありません。ただし、履歴書内で表記がばらばらにならないよう、どちらかで統一してください。

免許・資格

免許・資格欄には、現在保有しているものを取得した順に記載していきます。臨床検査技師資格に関しては、登録番号まできちんと記入するのがベターです。

保有している資格のうち、業務に関わるものをすべて記入すれば、選考において有利に働くでしょう。

志望動機

志望動機欄は履歴書の中でも特に重要な項目です。記載した志望動機の内容について面接で問われることも多いため、どのようなことを書くかきちんと考えたうえで記入する必要があります。

応募先で働きたいという意志や、仕事で活躍して応募先に貢献したいという積極性を訴えれば、採用担当者に良い印象を与えられるでしょう。250字前後の文字数で志望動機を簡潔に伝えてください。

本人記入欄

履歴書の最後には本人希望欄があります。この項目には「貴院(貴社)規定に従います」と書くのが一般的です。本人の希望を書ける欄だからといって、待遇について細かく言及するのは良くありません。

応募職種が複数ある場合や絶対に譲れない条件がある場合を除いて、基本的には「貴院規定に従います」と記入しましょう。

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2.志望動機の書き方・ポイント

書類選考を通過するためにも、志望動機はよく考えて書く必要があります。志望動機の具体的な書き方やポイントについては、以下の内容をご覧ください。採用担当者に響くような志望動機を書きましょう。

応募先の理念や特徴を抑えているか

応募先の理念や特徴を志望動機に反映させれば、採用担当者に良い印象を与えられるでしょう。ホームページを閲覧することで、その企業の理念や経営方針などが分かります。調べた情報を整理し、なぜその企業に応募したのかが分かるよう、論理的に志望動機を書いてください。

どの企業にも当てはまるような志望動機だと、入社意欲がそれほど高くないと思われるかもしれません。応募先の特徴を踏まえたうえで、入社したいという意志を伝えることが大切です。

また、クリニックのような小規模なところに応募する場合、応募先の理念を確認していなければ、採用後にミスマッチが起こる可能性もあります。たとえ業務内容や待遇に満足がいっても、院長の考えや経営方針が自身に合わなかったら、それが原因で退職を選んでしまうかもしれません。

志望動機を書くためだけでなく、採用後の働き方を想像するという意味でも、応募先の特徴を把握しておくことは大切です。

経歴やスキルが伝わる内容になっているか

臨床検査技師の場合、経験者や即戦力になる人材を探していることが多いため、志望動機欄で自分のスキルをアピールできれば選考を有利に進めることができます。応募先で活かせる業務経験やスキルがある方は、積極的に志望動機欄に書きましょう。なかでもエコーの経験を必須としている病院やクリニックは多いです。エコー検査の経験があれば必ず志望動機欄に記載するようにしましょう。

また、志望動機でアピールできるのは検査業務だけではありません。後輩の指導経験やマニュアル作成の経験も、採用担当者にとって魅力的に映るでしょう。

将来のキャリアビジョンが伝わる内容になっているか

志望動機の締めくくりとして、最後に将来のキャリアビジョンを伝えることも重要です。応募先で採用された場合、将来的にどのような働き方を目指したいのかを、志望動機に含めてください。

将来のキャリアビジョンを効果的に伝えることで、応募先で長く働きたいという意志を採用担当者にアピールできます。企業側も長く働ける人材を雇いたいと考えているため、自身のキャリアビジョンを丁寧に伝えれば選考を有利に進められるでしょう。

文字数の目安は250文字前後

履歴書の志望動機欄に書く文字数は、250文字前後にするのがベターです。

300字を超える長文だと読むのが大変になり、たとえ丁寧に書けていたとしても、読み手に配慮できていないと採用担当者に思われてしまいます。書きたいことがたくさんあるからといって、小さい文字を詰め込んで書くのも逆効果です。

一方で、字数が少なすぎると、入社意欲が低いのではないかと判断される可能性があります。採用担当者が読みやすいよう配慮し、字数や文字の大きさに気を遣ったうえで志望動機を書きましょう。文字数を200~300字に収め、志望動機欄の8割が埋まる程度にするのがちょうど良い書き方です。

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3.【就職先別】志望動機の例文

続いて、志望動機の例文を就職先別にご紹介していきます。

実際に志望動機を書く際の参考にしてください。

病院に転職する場合

まずは、病院に転職する場合の志望動機を、ケースごとに分けてご紹介していきます。

小規模病院(60床)から中大規模(250床)へ転職

私は現在、60床の病院で勤務しております。

技師は3名体制となっており、普段の業務では検体検査・生理機能検査をローテーションで行っております。幅広い業務を担当してきましたが、診療科が内科メインのため、治療の範囲が限られている点に物足りなさを感じておりました。

そのような中で貴院の求人を拝見しました。大規模の病院で診療科の数も多く、さまざまな症例を経験できる貴院に魅力を感じております。貴院では部門が検体検査・生理機能検査・超音波検査に分かれていますが、私はいずれの検査も経験がございます。

これまで磨いてきたスキルを活かし、配属された部門で専門性を高めていく所存です。

クリニックから病院に転職

私は現在、循環器専門のクリニックで勤務しております。

外来数は1日30名程度で、検査数は1日10件程度です。現職の業務では得られる経験に限界があるため、現在は規模の大きな病院を探して、転職活動を行っております。

そのような折、貴院の求人を拝見しました。貴院は循環器の治療に力を入れており、心臓血管系の手術件数も豊富です。

多くの患者さまに貢献できる環境で心エコーのスキルを磨きたいと考え、貴院を志望いたしました。

検査センターから病院に転職

私の現在の勤務先は、都内の検査センターです。

血液検査や生化学検査を担当し、スキルを磨いてまいりました。ですが、現職ではコツコツと検査に取り組むのが主な業務ですので、同僚とのコミュニケーションは少なかったです。そのため、医師や看護師の方ともコミュニケーションを取りながら働きたいと考え、転職先を探しております。

このような経緯から、チーム医療に力を入れられている貴院を志望いたしました。貴院で行う仕事のうち検体検査に関しては、これまでの経験を活かして業務に貢献する所存です。

また、生理機能検査は未経験ですが、入職前に学習を行い、ご採用後も前向きな姿勢で業務に励みたいと考えております。

クリニックに転職する場合

次に、クリニックに転職する場合の志望動機を、3例ご紹介します。

病院からクリニックに転職

私は現在、250床の総合病院で勤務しております。

超音波検査部門に所属しており、業務のために超音波検査士の資格も取得いたしました。患者さまとのコミュニケーションも大切にしてきましたが、今後はより患者さまに寄り添える環境で働きたいと考えております。

そのような中で貴院の求人を拝見しました。コミュニケーションを重視されている貴院で、臨床検査技師として患者さまの気持ちに寄り添いながら、業務に取り組んでいきたいと考えております。

現職で培ったコミュニケーション能力やスキルを活かし、貴院で幅広く活躍する所存です。

クリニックからクリニックに転職

私が現在働いている勤務先は、都内にある内科系のクリニックです。

採血や生理機能検査全般を主に担当しております。来院される患者さまは小さな子どもから高齢者までさまざまで、患者さまに応じた対応を心がけてまいりました。

今後のキャリアを考えるにあたって転職先を探していたところ、貴院の求人を拝見しました。貴院には小児科があり、私がこれまで積んできた経験を活かせるのではないかと考え、今回応募させていただきました。

臨床検査技師としてのスキルや、小さな子どもとコミュニケーションを取りながら業務に取り組んできた経験を活かし、貴院に貢献する所存です。

健診センターからクリニックに転職

私は現在、健診センターで勤務しており、採血と超音波検査をローテーションで行っております。

企業健診の割合が高いため、技術面だけでなくコミュニケーションにも力を入れております。たとえば採血の業務では、患者さまの負担を少しでも減らせるよう、笑顔や明るい声での対応を意識してまいりました。

貴院も区民健診を請け負われているため、もしご採用いただいた場合は、健診センターで働いてきた経験を活かして貴院に貢献したいと考えております。

また外来業務は未経験ですが、積極的な姿勢で業務に励み、症例について学んでいく所存です。

健診センターに転職する場合

健診センターに転職する場合の各ケースの志望動機を、以下で順番にご紹介していきます。

病院から健診センターに転職

私の現在の勤務先は40床の小規模の病院です。現職では採血や腹部エコー・心臓エコー、心電図などの生理機能検査全般を、主に担当しております。

私はもともと、予防医学に興味を持ったことがきっかけで、臨床検査技師という職業を目指しました。そのため、現在は検査業務のスキルをさらに高められる健診センターでの勤務を希望し、転職活動を行っております。

病気を治療するのは大変ですが、健康を維持することも同じように難しいです。もし貴院にご採用いただけた場合は、検査技師として患者さまを健康増進へと導くお手伝いをしたいと考えております。

技術面だけでなく接遇も重視して、貴院で活躍できるような人材になる所存です。

クリニックから健診センターに転職

私は現在、産婦人科クリニックで採血や腹部の超音波検査、心電図を担当しております。

ですが、検体検査は外注となっており外来数も少ないため、現在の勤務先では検査数が少ない状況です。そのため、検査数が多くて臨床検査技師の経験をしっかりと積める環境で働きたいと考え、転職先を探しております。

そのような中で貴院の求人を拝見しました。1日30件ほどの超音波検査を行える貴院で、エコースキルを磨きたいと考えております。私は現在の勤務先でコミュニケーション能力を磨いてまいりました。

この経験を活かして、患者さまが気持ちよく検査を受けられるよう心がけながら、業務に取り組む所存です。

健診センターから健診センターに転職

私が現在働いている健診センターでは、超音波検査と検体検査で担当が分かれております。

私は超音波検査を担当しており、血液検査や尿検査などに従事してまいりました。現在は幅広く経験を積んで臨床検査技師としてさらにスキルアップしたいと考え、転職活動を行っております。

そのような折、貴院の求人を拝見しました。貴院も検体検査を院内で行っておられるため、私の経験を活かせると考え、今回応募させていただきました。業務内容のうち心電図やエコーに関しては未経験ですが、いち早く技術を習得できるよう入職前から勉強に励む所存です。

さまざまな業務に取り組むことで、貴院に貢献できるような人材になりたいと考えております。

検査センターに転職する場合

検査センターの志望動機例文は、以下をご覧ください。

病院から検査センターに転職

私は現在、300床の病院で勤務しております。

一般・血液・生化学の検体検査を担当し、検査データを正確かつ迅速に読み取る能力を身につけました。コツコツと集中して業務に取り組める現在の仕事は、自身の性格に合っていると感じております。今後はより専門的で検査数の多い検査センターで働き、さらに技術を磨いていきたいと考えております。

そのような中で貴社の求人を拝見しました。数ある企業の中でも、貴社は業界トップクラスの検査項目を有しております。

数多くの検査に取り組み、現職で得たスキルをさらに高めていきたいと考え、今回応募させていただきました。

クリニックから検査センターに転職

私の現在の勤務先は、内科系のクリニックです。

生理機能検査や一般検査、生化学検査などを担当してきましたが、クリニックのため検査数自体は少なめでした。そのため、より多くの検査を行いたいと考え転職先を検討した結果、病院やクリニックよりも検査センターの方が私の希望に適していると考えました。

貴社は30年以上の歴史を持っており、実績も豊富です。数多くの検査に取り組める環境で経験を積みたいと考え、貴社を志望いたしました。

私は手先が器用で細かい作業が得意ですので、この長所を活かして貴社に貢献する所存です。

医療機器メーカーに転職する場合

医療機器メーカーの志望動機例文を、ケース別にご紹介します。

病院から医療機器メーカーに転職

現在私は病院で、心電図や超音波検査を担当しております。

患者さまの検査が主な業務でしたが、業者の方が機器を導入する現場に立ち会ったことをきっかけに、医療機器メーカーの仕事に関心を持ちました。機器だけでなく臨床に関しても豊富な知識を持っている業者の方に惹かれ、自身も提案する側になりたいと感じるようになりました。

もしご採用いただいた場合、臨床検査技師として機器を使用した経験や導入時の経験、機器の設定や操作経験などを活かして、貴社に貢献する所存です。現職では学会での発表や、プレゼン資料の作成も行ってまいりました。

これまでの経験を活かし、今度は私自身が医療従事者を支える立場になりたいと考えております。

検査センターから医療機器メーカーに転職

私は現在、検査センターに勤務しております。

主に免疫血清検査を担当し、さまざまな機器を扱ってまいりました。業務を通して機器のトラブルに対応していく中で、次第に機器そのものに関心を持つようになりました。また、機器の設定を行ったことで機器に対する知識を深めることができ、そこで得た知識をスタッフに伝えることにもやりがいを感じております。

このような経緯から医療機器メーカーの仕事に関心を持ち、貴社の求人に応募させていただきました。臨床検査技師の業務で得た知識や臨床経験を活かして、貴社に貢献する所存です。

現職ではコミュニケーションも重視してまいりましたので、顧客折衝においてもお役に立てればと考えております。

治験施設支援機関に転職する場合

最後に、治験施設支援機関に応募する場合の志望動機をご紹介します。

クリニックから治験施設支援機関に転職

現職では、クリニックで採血や心電図、超音波検査を担当しております。

クリニックに来られる患者さまの中には、症状が改善せず長年薬を飲みながら通院されている方もおられます。このような患者さまたちの検査を担当していく中で、新薬の開発に関心を持つようになりました。現在は、キャリアを転換し治験施設支援機関で働きたいと考え、転職活動を行っております。

私はこれまで病院やクリニックでしか働いたことがなく、治験は未経験です。ですが、臨床検査技師としての医療知識やコミュニケーション能力を活かして、いち早く貢献できるよう業務に励みたいと考えております。

検査センターから治験施設支援機関に転職

私は現在、検査センターに勤務しております。

主に微生物学的検査を行い、多くの検査データに触れてきたことで、検査値を正確に読み取る能力が磨かれました。私は治験の経験はございませんが、医療従事者として新薬の開発には魅力を感じております。また大学時代、治験に関する研究を行ったこともあり、現在は治験施設支援機関での勤務を希望しております。

そのような中で貴社の求人を拝見しました。現職は検査中心でコミュニケーションの機会が乏しいため、他職種の方や被験者の方と関われる貴社での業務に魅力を感じております。

もしご採用いただけましたら、被験者の気持ちに寄り添うことを心がけながら業務に励む所存です。

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4.作成のポイントと提出方法

ここからは、履歴書作成における基本的なマナーや、提出時のポイントを解説していきます。

履歴書作成時の基本マナー

履歴書を作成する際に押さえておきたいマナーは、下記の通りです。

  • 西暦・和暦の表記を統一する
  • 「御社・御院」ではなく「貴社・貴院」と記載する
  • 黒インクのボールペンまたは万年筆を使用する
  • 書き間違ったら修正するのではなく、新しい用紙に書き直す
  • 証明写真は3ヶ月以内に撮影したものを使用する

履歴書の提出年月日や学歴、資格欄などには、年月を記載します。その際、西暦と和暦のどちらを使っても問題ありませんが、履歴書全体でどちらかの表記に統一しなければなりません。また、履歴書には「貴社・貴院」という表記を用いるのがマナーです。「御社・御院」は面接の際など、話し言葉で使用します。

手書きで履歴書を作成する場合、いくつか注意点があります。

1つ目は、黒インクのボールペンか万年筆を使用するというものです。黒以外の色がついたカラーペンは使わないようにしましょう。

鉛筆やシャープペンシル、消せるボールペンなども履歴書に適していません。

次に、書き間違ったときの対応です。

書き間違えたら修正テープなどで消すのではなく、新しい履歴書用紙に書き直してください。

提出時のマナー

履歴書は郵送または手渡し、メールで提出します。

各ケースの提出マナーについては、以下の内容をご覧ください。

郵送の場合

採用担当者から履歴書を郵送するよう指示された場合、履歴書用紙に加えて封筒とクリアファイルも準備してください。クリアファイルには上から送付状、履歴書、職務経歴書の順番で、応募書類を入れていきます。

次に、封筒の準備を行いましょう。封筒の色は白色がベターです。以下の注意事項に従って、宛名などを封筒に記載していきます。

  • 住所などはすべて縦書きで記入する。
  • 住所は都道府県名から記入し、省略しない。
  • 宛名も省略しない。たとえば「株式会社」を「(株)」とするのはNG。
  • 宛名の敬称は個人なら「様」、人事部などの部署なら「御中」とする。
  • 表面の左下には「応募書類在中」または「履歴書在中」と赤文字で記入し、応募書類だと一目で分かるようにする。
  • 裏面には自分の氏名・住所・郵便番号を記入する。字が左下4分の1に収まるようにすると良い。

封筒の記入が終わったら、応募書類を収めたクリアファイルを封筒の中へ入れましょう。のりづけして封をし、「〆」と書けば郵送の準備は完了です。

切手を貼り間違えてしまうと書類が返送されてしまうので、郵送する際は直接ポストへ投函するのではなく、郵便局の窓口で手続きをして切手を貼ってもらうことをおすすめします。

提出期限に間に合うよう、余裕を持って作業を進めましょう。郵送方法は普通郵便が基本ですが、きちんと届いたか確認したい方は簡易書留を利用しても問題ありません。

手渡しの場合

場合によっては、面接会場まで履歴書を持参するよう、企業側から指示を受けることもあります。その場合は、郵送のときと同じように応募書類一式を封筒に入れ、面接会場に向かいましょう。ただし、郵送する場合とは異なり、手渡しなら封筒に宛名の記載は必要ありません。

送付状も不要となっており、クリアファイルには履歴書と職務経歴書を入れてください。なお、封筒裏面に自身の氏名や住所、郵便番号を記入するのは、郵送の場合と同じです。

また、封筒表面の左下には、赤文字で「応募書類在中」または「履歴書在中」と記載してください。封筒への記入が終わり、クリアファイルを入れたら提出の準備は完了です。

直接手渡しする場合は、応募書類をすぐ取り出せるようにする必要があるため、封筒に封をしなくても問題ありません。履歴書を手渡しするケースでは、封筒を企業の受付で預けるパターンと、面接官に直接渡すパターンに分かれます。

前者のパターンなら、応募書類を入れたまま封筒を受付の方に渡してください。一方、面接官に直接渡すことになったら、まず封筒からクリアファイルを取り出して、封筒の上にクリアファイルを載せます。その後、応募書類を面接官が読めるようクリアファイルの向きを変え、封筒ごと面接官に差し出しましょう。

メールの場合

応募書類をメールで提出するケースも一般的になってきました。メールで提出するよう指示されたら、履歴書等をPDF形式に変換してメールに添付しましょう。もちろん、メールの件名や本文もビジネスマナーに則って作成する必要があります。

まず、件名については、履歴書を送付する旨が一目で分かるように書くことが大切です。「履歴書送付の件/〇〇 〇〇(氏名)」という風に書くと、採用担当者にとっても分かりやすいでしょう。

メール本文にも、履歴書を添付していることを記載してください。「最初に宛名を書き、挨拶を交えて簡潔に要件を記載し、最後に署名を書く」というメール作成のマナーに従って本文を記入していきます。

採用担当者が読みやすいよう、本文の改行も適宜行ってください。特にスマートフォンでメールを作成する場合は、改行のタイミングに注意しましょう。採用担当者はパソコンでメールを読むかもしれないため、縦長のスマホ画面でメールを作成していると、相手側にとって読みづらい文章になることもあります。できるだけ読みやすい文章を心がけたい場合は、30~40字ごとに改行するのがおすすめです。

このようにしてメール本文を作成し、応募書類のファイルを添付したら、採用担当者のアドレス宛にメールを送信しましょう。

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5.まとめ

履歴書は転職活動において重要な書類です。履歴書を通して自身の経歴やスキル、加えて志望動機を採用担当者に伝えます。

中でも志望動機は応募先への入社意欲をアピールできる項目ですので、よく考えたうえで記入することが大切です。自身が持っているスキルや応募先の理念などを盛り込み、採用担当者にとって魅力的に映るような志望動機を作成しましょう。

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