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看護師以外のオススメ転職先20選!看護師以外の道がここにある!

  • 更新日
投稿者:小口 紗穂

転職活動中の看護師さんの中には、看護師以外の道も検討している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、看護師以外でおすすめの転職先をご紹介します。ぜひ今後の転職活動の参考にしてください!

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目次



1.看護師以外の職種に転職したくなる理由は?

日本看護協会が公表している「2022年 病院看護実態調査」によると、2021年度の看護師の離職率は全体で11.6%、新卒採用者で10.3%、既卒採用者は16.8%となっています。その中で、看護師が他職種に転職を考える理由は主に以下の5つです。


  • 看護師以外の職種への興味
  • プライベート環境の変化
  • 責任が重い
  • 労働条件がきつい
  • 人間関係の疲れ

看護師が、どういった理由で他職種に転職したくなるのか理由をみていきましょう。


出典:日本看護協会|2022年病院看護実態調査結果

 

看護師以外の職種への興味

看護師は高校を卒業して看護学校に入り、卒業してから看護師に就く方が多いため、他職種を知らない方がほとんどです。友人や家族の話を聞いたり、テレビやニュースなどで他の仕事を見聞きしたりすることもあるでしょう。


現職に不満やキツさを感じている場合、他の職種に興味を持つことは自然なことです。また、看護師免許は医療業界が慢性的な人手不足なため、売り手市場の状態といえます。

たとえ他の職種に挑戦して失敗しても、いつでも看護師に戻ることができる安心感もあるでしょう。このようにさまざまな理由から、看護師以外の職種に興味を持つ方が多いです。

 

プライベート環境の変化

看護師は女性の割合が圧倒的に多いため、結婚、出産、育児などのプライベート環境の変化によって他職種に転職したくなるのも理由の一つです。看護師の就業先で多い病院では、夜勤や残業、2交代制・3交代制など不規則なシフトが組まれます。


出産や育児をきっかけに、残業なしの日勤のみの職場を探したり、時短勤務ができる仕事を探したりする看護師も多いです。とはいえ女性が多い職場なので、勤務形態に関して柔軟に対応してくれる職場も多く存在します。

中には以下のように、仕事自体にキツさを感じる方は他職種に転職を考える方が多いです。

 

責任が重い

看護師は患者さんの生死に関わる仕事なので、その責任の重さに耐えられず他職種に転職したくなります。特に薬の管理や処置でのミスは、患者さんの命に関わります。

大きなミスでなくても、「自分のミスによって大きな事故につながったらどうしよう…」と不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。仕事への責任の重さや、医療事故が怖くて自信がなくなるなどの理由から、他職種に転職を検討する方は多いです。

 

労働条件がきつい

入院患者さんがいる病院では、夜勤は避けられません。日勤と夜勤を繰り返すため、生活リズムが不規則になりがちです。不規則な生活が続いたことが原因で、体調を崩す方も少なくありません。

また、人手不足の職場や患者さんが急変した場合は、時間通りに業務が終わらず残業することもあります。年齢を重ねると体力も低下するため、看護師以外の職種に転職しようと考える方も多いです。

 

人間関係の疲れ

看護師以外の職種に転職したくなる理由として、「人間関係の疲れ」を挙げる方も少なくありません。この記事をご覧になっている方も、人間関係で悩んだ経験があるのではないでしょうか。

看護師の職場は圧倒的に女性が多く、かつ閉鎖的な環境なので人間関係のトラブルが発生しやすいといわれています。例えば、上司からの高圧的な態度や、人手不足が原因で作り出されるピリピリとした雰囲気など、挙げればキリがありません。


人間関係のトラブルは、職場環境やコミュニケーションの改善によって解決される場合があります。しかし「現職の人間関係を良好にしよう」とするよりも、他職種に転職して人間関係をリセットしたいと思う方も多いです。


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2.看護師以外への職種の選び方は?

ここでは、看護師以外の職種を選ぶときのポイントを解説します。

 

看護師経験を生かす

「看護以外の知識やスキルがないから他職種に転職するのは不安」といった方は、看護師経験を活かせる職種にするのも一つのポイントです。看護師経験を活かせる職種なら、看護師の知識やスキル、経験があるため採用試験で有利になります。


看護師経験を活かせる具体的な職種としては、

  • 企業看護師
  • 医療系コールセンターのオペレーター
  • 病児保育士

などが挙げられます。これらの職種は看護師経験があることで、応募書類や面接で有利になるので採用されやすいです。看護師経験を活かせる職種であれば、0から知識やスキルを習得する必要がないため、転職先でもすぐに活躍できるでしょう。

 

他資格を取得する

看護師免許以外の資格を取得し、他の職種に挑戦する方法もあります。詳しくは後述していますが、ケアマネージャーや養護教諭などは看護師の経験も活かせる資格です。

医療・福祉以外の職種であれば、その職種の採用面接で有利に働く資格を取得するとよいでしょう。ただし、採用面接などで有利になる資格は難易度が高く、時間と費用もかかるため、余裕がある方におすすめの方法といえるでしょう。

 

未経験者歓迎の他職種を探す

看護師以外の職種に挑戦する方で、知識や経験が多くない場合は未経験者でも採用される職種を選ぶのがおすすめです。求人には「未経験歓迎」「未経験可」などと記載されていることがあります。

 

看護師の仕事でコミュニケーションや観察力が磨かれているので、それをアピールできる職種であれば採用されやすいでしょう。例えば、接客業や営業職などのコミュニケーションが重視される職種は、看護師からの転職でも未経験で活躍できる可能性が十分あります。

 
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3.看護師以外のオススメ転職先20選!

看護師から他職種に転職といっても、看護師の経験を活かせる職種であったり、0から挑戦したりとさまざまです。ここでは、看護師以外の職種に転職する方におすすめの職業を解説します。

 

医療事務

医療事務は、病院やクリニックなどで患者さんの応対、事務作業などを行う職業です。患者さんに優しく丁寧に対応できる接遇スキルは、看護師で勤めた経験を活かせられます。

医療事務の資格は民間資格なので、看護師のように資格や実務経験がなくても採用されます。医療事務は夜勤がなく、アルバイトやパートなどさまざまな雇用形態で募集されているため、看護師の労働条件がキツいと感じる方におすすめです。

 
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一般事務

一般事務はデータ入力や書類の作成・処理・整理、郵便物の仕分け、電話対応、来客対応などを行う職業です。パソコンを使った業務が多いため、最低限のパソコンスキルは求められます。

来客の対応や電話対応では、看護師で培ったコミュニケーション力が活かせるでしょう。特に資格を持っていなくても採用されるため、未経験から事務職に挑戦したい方におすすめです。

ただし、「未経験OK」の求人があっても一定のパソコンスキルは求められます。Word、Excel、PowerPointなどのスキルを証明する資格、「MOS資格」は取得しておいた方がよいでしょう。


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ケアマネージャー

ケアマネージャー(介護支援専門員)は、ケアプランの作成や相談業務、他事業者との連絡・調整などを行う職業です。ケアプランの作成には介護や看護の知識が必要になるため、看護師の知識やスキルが活かせます。

職場を選べば夜勤がなく、土日祝日休みを実現できるため、ワークライフバランスを確保したい方には魅力です。ただし、働く場所によっては、介護業務との兼務や業務時間外に呼び出されることもあります。

ケアマネージャーになるためには、「介護支援専門員実務研修受験資格」に合格して資格取得しなければなりません。看護師が受験するには、「看護師として5年以上の実務経験」が必要です。


試験の難易度は高いですが、資格を取得すれば40代以降の方でも看護師から他職種への転職を成功させることができます。


 

病児保育士

病児保育士は、病気や体調不良が原因で登園できない子どもの保育を行う職業です。働く場所は医療機関や保育園に併設されている施設などがあります。子どもの体調管理や検温、服薬などを行うため、看護師の経験が直接活かせられます。

病児保育は基本的に少人数なので、体力的な負担が少ないのも特徴です。保育士または看護師の資格が必要なので、看護師免許を持っている方は特に資格は必要ありません。


 

心理カウンセラー

心理カウンセラーは、認知行動療法などの心理療法を用いて、心の悩みや不安を解消する職業です。医療機関はもちろん、企業や福祉施設などで働くことができます。

看護師から心理カウンセラーになる方も多いです。病気などで心に苦しみや不安を抱えている患者さんと接する機会があるからです。そのため、患者さんの気持ちに寄り添ってサポートしてきた経験は、心理カウンセラーに十分役立ちます。


心理カウンセラーになるために資格は必要ありませんが、臨床心理士や公認心理師などの資格があると採用で有利に働きます。資格取得を目指せば、その過程で現場で役立つ知識が習得できるため、資格取得しておくのがおすすめです。


 

助産師

助産師は妊娠から出産、育児まで、母子を支える職業です。出産時のサポートだけでなく、妊婦の健康管理や食事指導、新生児のケアなども担います。

助産師になるためには看護師資格を取得し、1年以上助産師養成課程で学び、国家試験に合格しなければなりません。看護師の知識と経験を活かせるので、看護師から助産師を目指す方も多いです。


夜勤や休日出勤などがありますが、高収入が見込めます。看護師の給料に不満を持つ方は、助産師になることでその悩みを解消できるかもしれません。助産師の資格を取得すれば、助産院を開業できる点もこの職業の魅力です。

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保健師

保健師は保健所や企業、病院、学校などに勤務し、健康についての相談や指導などを行い、地域住民の健康を守る職業です。看護師免許と保健師免許の2つを取得し、公務員試験に合格すれば公務員として働けます。

保健師の資格を取得するためには、1年以上所定の学科を指定の養成期間で学ぶ必要があります。看護師の知識やスキル、経験が活かせるので看護師から目指す方も多いです。保健師は離職率が低く、非常に人気の高い職業なので倍率が高い場合もあります。

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企業看護師

企業看護師は一般企業の看護師として常駐し、社員のメンタルヘルスのサポートや健康診断の実施、予防接種などを行います。企業看護師は、医療福祉施設とは違った働き方ができるのが特徴です。例えば、治験がスムーズに進むように、製薬会社と医療機関のパイプ役になったり被験者をサポートしたりする「治験コーディネーター(CRC)」としても働けます。

一般企業の社員と同じく、9時〜17時の規則的な勤務で働けるのが魅力です。看護師は続けたいけど、「ワークライフバランスを確保したい」「病院での夜勤が辛い」といった方におすすめといえるでしょう。

ただし、企業看護師の多くは大企業で募集されているため、枠が少なく倍率が高くなりがちです。

看護助手・介護職

看護助手は、主に看護師の補助や患者さんのサポートを行う仕事です。介護職は介護を必要とする方の身の回りのサポートや相談業務を行う仕事をいいます。

「給料も下がるのに看護師から看護助手や介護職に就く人がいるの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。看護師から看護助手や介護職に就く方は、「看護師のブランクがあるから」「仕事の幅を広げたいから」などが挙げられます。

看護師免許を持っていれば、特に資格を取得する必要はありません。看護師同様、今後も需要が伸びる職業なので、40代以降でも転職がしやすい職種です。

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医療情報担当者(MR)

医療情報担当者(MR)とは、製薬会社などに所属して薬の営業活動や広報活動を行う営業職を指します。医療関係者に医薬品の品質や安全性、有効性などを正しく説明し、自社製品を売り込む「営業スキル」が必要です。

看護師の医療知識や薬剤知識は活かせられますが、さらに薬品についての知識を深めなければなりません。医学情報担当者になるための資格はなく、応募条件が「大学卒業以上」の求人がほとんどです。

特に大手製薬企業は人気があり入社難易度も高いですが、入社すれば年収1,000万円近く稼ぐこともできます。

臨床開発モニター

臨床開発モニター(CRA)は、開発された新薬の有効性と安全性を確かめるための治験準備、適切に治験が行われているかのモニタリングなどを行う仕事です。臨床開発モニターには、専門的な薬剤知識や営業スキルなどが求められます。

看護師とは異なり夜勤がなく、繁忙期以外は土日祝日もしっかり休めることが多いです。不規則な生活に悩む看護師にとっては、大きなメリットでしょう。

看護師から臨床開発モニターに転職する場合、特に資格は必要ありませんが、実務経験2〜3年以上(病棟勤務)を求める企業が多いです。他にも、基本的なビジネスマナーやWord・Excelのスキルが求められる場合があります。

衛生管理者

衛生管理者は、従業員の労働災害や健康障がいを防止する仕事です。いわば、「労働者の命と健康を守る仕事」といえます。

衛生管理者は、第一種衛生管理者免許・第二種衛生管理者免許・衛生工学衛生管理者免許の3つの免許があります。第一種は職種・職業問わず全ての現場で活躍可能です。第二種は金融業や小売業など、労働災害が発生しにくい職種に該当します。

衛生管理者の免許は国家資格です。そのため、以下のいずれかの条件を満たした場合に受験できます。

  • 大学(短期大学を含む)・高等専門学校を卒業し、1年以上労働衛生の実務経験がある
  • 高等学校または中等教育学校を卒業し、3年以上労働衛生の実務経験がある
  • 10年以上労働衛生の実務経験がある

ツアーナース・イベントナース

ツアーナースとは、学校や企業などの課外活動に同行し、参加者の体調管理や急変対応などを行う看護師のことです。イベントナースは、ライブ会場やスポーツイベントなどに設置している救護室で、参加者の看護業務を行う看護師を指します。

看護師の経験がそのまま活かせられるのが特徴です。医療福祉施設で働く看護師と大きく異なる点は、勤務時間です。ツアーナースやイベントナースは、ツアーやイベントが行われている時期のみの稼働になるため、基本的に単発派遣で働くことになります。

ツアーナースやイベントナースになるためには、看護師免許もしくは准看護師免許が必要です。中には、3年以上の実務経験が問われるケースもあります。

販売職

販売職は商品やサービスを販売する仕事です。接客業なのでお客様に提案する力が必要ですが、看護師で培ったコミュニケーション力を活かせます。

自分が好きな商品やサービスに携わることができ、お客様に商品・サービスを提案して売れた時のやりがいは大きいです。販売職は学歴や資格が必要ないため、未経験からでも働き始められます。

営業職

自社の商品やサービスを、販売・提案する職業です。顧客のニーズを理解し、それに合った商品やサービスを提案する力が求められます。そのため、看護師時代に培ってきたコミュニケーションスキルが役立つでしょう。

看護師が営業職に転職する場合、医療関連企業の営業職になるケースが多いです。看護師の知識と経験で、ある程度商品知識があるため、採用でも有利になります。必要な資格はなく、未経験でも採用されやすい職種です。

医療系のコールセンター

医療系のコールセンターは、健康や病気・ケガに関する相談に対して電話対応する仕事です。医療機関のほか、医療機器メーカーや製薬会社などでも求人募集が出ています。

看護師として病気やケガに関する知識を活かすことができ、体力に自信がない方にもおすすめです。基本的には、マニュアルに沿った対応を行うので、電話対応に苦手意識がある方でも働きやすい仕事といえます。

医療系コールセンターになるために必要な資格はありませんが、入力などの簡単なパソコンスキルが求められることがあります。また、夜勤がある職場もあるため、求人票をよく確認しておきましょう。

医療系の人材紹介

人材紹介は求職者と求人企業をつなぐ仕事です。医療系に特化した人材紹介会社を選ぶことで、同じ看護師だから理解できる悩みや不安に寄り添ってサポートできます。

夜勤がなく、ビジネスマナーやプレゼンスキル、書類作成などのビジネススキルを向上させられる職業です。人材紹介会社に転職するために必要な資格はありません。看護師としての実務経験があれば、採用で有利になりやすいでしょう。

医療系のホームページ制作会社

医療系のホームページ制作会社は、医療に特化したWeb制作をメインに行う仕事です。クライアントから依頼を受けヒアリングを行い、ホームページの設計・デザイン・システム開発などを行います。

職場によっては在宅勤務可能な場合もあり、育児や介護と両立しやすい点がメリットです。必須資格はなく、未経験可の求人もありますが、Web技術やデザインの知識、ライティング力など幅広い知識・スキルが求められます。

医療系に特化したホームページ制作会社であれば、看護師経験が採用で有利になる可能性もあるでしょう。

美容関連職

美容関連職は、美容師やネイリスト、アイリストなどが該当する職種です。他にもデパートや百貨店で化粧品を販売したり、美容のアドバイスを行ったりする仕事も該当します。

美意識の高さやコミュニケーション能力が求められるため、看護師時代の経験を活かせるでしょう。美容師など職種によっては、養成学校の卒業試験をクリアして資格の取得が必要です。

養護教諭

養護教諭とは、学校で子どもたちの健康管理を行う仕事です。一般的には保健室の先生と呼ばれています。体調不良やケガなどの応急処置や健康診断の実施などが主な業務です。

学校勤務のため基本的に土日祝日がお休みで、長期休暇もあるため年間休日が多い点が魅力といえます。公立の学校で勤務すれば公務員扱いになり、福利厚生も充実していることが多いです。

養護教諭になるためには教員免許の取得か、看護師資格を取得し、養護教諭養成施設などで所定の単位を修得する必要があります。

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4.看護師以外の職種へ転職するメリットは?

看護師から他職種に転職することで、以下のようなメリットが期待できます。

  • 医療ミスの重圧から開放される
  • 規則正しい生活ができる
  • 広い視野が手に入る

一つずつ見ていきましょう。

医療ミスの重圧から開放される

看護師以外の職種へ転職することで、医療ミスや責任の重さからくるプレッシャーから開放される点がメリットです。医療業界のように、常に人の命と隣り合わせという仕事は多くありません。

命に関わる重大なミスでなくても、医療ミスが続くと肉体的・精神的に疲弊する方も多いです。営業職や販売職など、医療ミスが発生しない職種に転職すれば、これまで抱えていたストレスから開放されるかもしれません。

規則正しい生活ができる

看護師から他職種に転職すれば、規則正しい生活を送れるようになります。看護師には夜勤やシフト制による不規則な勤務形態で、生活リズムが乱れやすいのがデメリットです。中には体調を崩してしまい、退職を余儀なくされる方もいます。

日勤のみの仕事に転職すれば、規則正しい生活を送れるようになるため、心身の負担も軽減できるでしょう。看護師の仕事が体力的に難しいと感じる方は、他職種に転職することでメリットを得られます。

広い視野が手に入る

新たな分野の職業に挑戦することで、自分の可能性を広げられる点がメリットです。他職種に転職すれば、看護師では取得できない知識やスキル、経験が手に入ります。

例えばパソコンスキルや営業スキル、Webスキルなどを身につければ、さまざまな業界で活躍できる人材になることも可能です。看護師以外の職種へ転職したい方は、最低限のビジネスマナーとパソコンスキルは身につけておきましょう。


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5.看護師以外の職種へ転職するデメリットは?

看護師以外の職種に転職する場合は、以下のデメリットも考慮しましょう。

  • 収入が下がる
  • 資格が活かせない
  • 経験が活かせない

収入が下がる

看護師以外の職種へ転職することで、収入が下がる可能性があります。厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査を見ると、2022年の看護師の平均年収は508万円ほどです。

看護師の給料は、夜勤や資格手当などが充実しているため、一般企業と比較しても高い部類に入ります。給料を上げたいだけの場合は、看護師という職種は変えずに、他の職場に転職して給料を上げることも可能です。

出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

資格が活かせない

医療とは全く異なる分野に転職すると、看護師免許が活かせない場合が多いです。例えばWeb系や美容師、ネイリストなどに転職したい場合、1から知識や技術を習得していかなければなりません。

病院やクリニックなどの医療機関であれば、看護師資格があることで採用が有利に働きます。他職種に転職することで、看護師免許を活かせない点はデメリットに感じる方もいらっしゃるでしょう。

経験が活かせない

看護師から他職種に転職すると、看護師時代に培った知識や技術が活かせない可能性があります。前述のとおり、医療と関係ない職種に挑戦するには、新しい知識や技術の習得が必要です。

それには時間、場合によってはお金もかかります。未経験で入社した職場では、年下の上司から教わる場面もあるでしょう。1からキャリアをスタートさせなければならない点は、デメリットになります。


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6.看護師以外の職種へ転職すべき人の特徴は?

前述したように看護師以外の職種への転職には、多くのメリット・デメリットがあります。ここでは、看護師以外の職種へ転職すべき人の特徴を見ていきましょう。

看護師以外の職種へ転職すべき人の特徴は、以下5つです。

  • 転職の目的が明確な人
  • お金に余裕のある人
  • 看護師に向いていないと感じる人
  • 初めての経験に抵抗がない人
  • ストレスで心身共に疲弊している人

明確な目標がある人

他職種に転職したい明確な理由・目標がある人は、転職をおすすめします。明確な目標があるなら、後悔なく次の職場で仕事を続けられるためです。逆に明確な目標がなく他職種に転職すると、転職したことを後悔してしまう可能性もあります。

他職種に転職する明確な目標がないことで「面接での志望動機にうまく答えられず、なかなか採用されない」といったことも考えられます。「なぜ他職種に転職するのか」「転職して何を実現したいのか」を明確にしておきましょう。

お金に余裕のある人

お金に余裕がある人は、他職種に転職しても後悔する可能性が低いです。

看護師は一般企業よりも、平均年収が高い傾向にあります。しかし、他職種に転職することで、収入が下がってしまうケースも考えられます。また、転職活動にもお金がかかるため、余裕がなければ焦ってしまい、希望条件に合わない転職先を選んでしまう可能性もあるでしょう。

看護師から他職種に転職するということは、未経験で入社する方も多いです。未経験という理由でなかなか採用されず、転職活動が長引く恐れもあります。そのため、ある程度お金に余裕がある状態で、転職活動を始めることがおすすめです。

看護師に向いていないと感じる人

看護師の仕事を続けている中で、「看護師に向いていない・辛い」と感じる人は、他職種への転職が適しています。看護師は、常に患者さんの命と隣り合わせで非常に責任が重い仕事です。

また、夜勤や残業などもあり、規則正しい生活を送るのが困難な仕事ともいえます。辛い状態を無理して続けることで、体調不良になる方も多いです。そのため、看護師に向いていないと感じる人は、自分に合った働き方ができる職種を見つけるのがよいでしょう。

初めての経験に抵抗がない人

看護師から他職種に転職して、新しい経験をすることが苦とは思わない方は、転職をおすすめします。他職種では、看護師の資格や経験が活かせなかったり、年下が上司になったりすることもあります。

また、新たに覚えることも多く、戸惑いも多いでしょう。この点を理解して、新しい環境で挑戦することに抵抗がない人は、看護師から他職種に転職するのがおすすめです。

ストレスで心身共に疲弊している人

看護師の仕事によって心身共に疲弊している人は、他職種への転職をおすすめします。看護師の仕事は大きなプレッシャーがかかるため、ストレスを抱えがちです。

そもそも看護師になる方は、責任感が強い方も多く、うつ病になるまで働いてしまう方もいらっしゃいます。身体に症状として出てきている人は、転職先を探すのではなく、病院を受診するべきです。

病気になってしまうと、治療に時間とお金がかかります。病気になる前に、ストレスで心身共に疲弊している人は、負担の少ない転職先を探しましょう。

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7.看護師以外の職種へ転職すべきではない人の特徴は?

以下の特徴を持つ人は、看護師以外の職種へ転職すべきではないといえます。その特徴は以下の4つです。

  • 転職の目的が曖昧な人
  • お金に余裕のない人
  • 転職したい理由が「人間関係」だけの人
  • 初めての経験に強いストレスを感じる人

転職の目的が曖昧な人

看護師以外の職種に転職する理由が明確ではない人は、転職をおすすめしません。「なんとなく他の職種も経験してみたい」といった曖昧な理由で転職した場合、転職活動が長引いたり、転職先選びに失敗したりする可能性があります。

他職種に転職する場合は、「なぜ転職するのか」「なぜその職種に転職したいのか」「希望条件」など、転職の目的や軸を明確にしましょう。転職の目的を明確にすることで、転職先とのミスマッチを防ぎ、志望動機や自己PRなどの面接対策もしやすくなります。

お金に余裕のない人

「貯金がない」「借金を抱えていて明日の生活費も危うい」など、お金に余裕がない人には他職種の転職をおすすめしません。なぜなら、転職活動には時間とお金がかかるからです。

他職種で未経験から始める場合は、なかなか採用に繋がらず、転職活動が長期化する恐れもあります。看護師を退職してから転職活動を行う場合は、収入が途絶えてしまい、生活が苦しくなることもあるでしょう。

また、看護学校の奨学金制度を利用している方は、一定の期間で退職すると、残りの奨学金の返済を求められます。そのため、お金に余裕がない人が、安易に他職種に転職することはおすすめしません。

転職したい理由が「人間関係」だけの人

人間関係だけが理由で他職種に転職してしまうと、転職したことを後悔する可能性があります。なぜなら、「人間関係の問題」は看護師の職場だけでなく、すべての職業で起こりうるからです。

たしかに、人間関係が原因で退職する方は多く、無理をして仕事を続けたことで体調不良になる可能性もあります。しかし、安易に転職を決断しても、転職先で同じ問題にぶつかることも考えられます。

現職で人間関係に悩んでいる場合は、上司に相談して改善できないか行動してみてください。それでも改善されないなら、勢いで辞めるのではなく、計画的に転職を進めるべきです。

初めての経験に強いストレスを感じる人

初めての環境で、初めての経験に強いストレスを感じる人は、他職種の転職に向いていません。他職種に転職する多くの方は、未経験での転職かと思います。

未経験の場合、知識やスキル、人間関係の構築などを1から始めなければならず、ストレスも大きいです。すでに仕事で大きなストレスを感じている人は、転職先で体調を崩してしまう可能性もあります。

看護師から他職種に転職することで強いストレスを感じる人は、じっくり考えてから転職するのが賢明です。

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8.看護師以外の職種への転職を成功させるポイントは?

ここでは、看護師以外の職種への転職を成功させるポイントを6つ解説します。

  • 早いうちから動く
  • 転職の目的を明確にする
  • 汎用的なスキルを身に着ける
  • 看護師としての経験がどう生かせるのかをアピールする
  • 転職サイトに複数登録する
  • 看護師としての転職も選択肢に入れておく

早いうちから動く

看護師以外の職種に転職することを決意し、転職の目的や軸も明確にしたらできるだけ早く退職手続きを進めましょう。医療業界はどこも人手不足で、看護師の数が足りていないため、退職の意思を伝えてもすぐに辞めさせてもらえないことがあります。

退職の時期に関しては、勤め先の就業規則によっても異なります。例えば、「退職の申し出は3ヶ月前まで」などと就業規則があるので確認しておきましょう。早いうちから退職手続きを進めておかないと、次の転職先に迷惑をかけてしまいます。

転職の目的を明確にする

「なぜ看護師ではなく他職種に転職するのか」といった転職の目的を明確にしておきましょう。「看護師の仕事が辛いから、とにかく他職種に転職したい」といった曖昧な理由は、同じ理由で転職先でも悩む可能性が高くなります。

「なぜ看護師以外の職種に転職したいのか」「どんな仕事内容が理想なのか」「どういった休日や働き方の希望なのか」など、転職の目的を明確にしましょう。転職の目的を明確にすれば、志望動機をスラスラ書けるようにもなります。

汎用的なスキルを身に着ける

看護師以外の職種に転職する場合は、汎用的なスキルを身につけておくことが大切です。転職先が一般企業の場合、看護師の知識やスキルが活かせない可能性があります。一般企業であれば、最低限のビジネスマナーやWord・Excel・PowerPointなどのPCスキルなどがおすすめです。

面接でもPCスキルを問われる場面があるため、MOS資格をとっておくとパソコンスキルがある証明になります。スキルを身につけるまでには時間がかかるため、今からでも始めておきましょう。

看護師としての経験がどう生かせるのかをアピールする

採用面接や書類では、看護師としての経験がどう活かせるのかアピールポイントを考えておくことが大切です。採用担当者は、入社後どう活躍してくれるのか知りたいからです。

看護師時代に身につけた具体的な経験やスキルを伝えることで、魅力的な人材として捉えてくれる可能性があります。例えば、「3年間で20人以上の新卒を教育・指導」「看護師として医師や薬剤師、管理栄養士、理学療法士など様々な職種の人とコミュニケーションを取ってきた」などの具体的な経験です。

これらの経験を入社後にどう活かせるのかを伝えることで、自分の強みをしっかりとアピールできるでしょう。

転職サイトに複数登録する

転職活動の成功率を上げるためには、転職サイトの利用が必須です。転職サイトは1つに絞るのではなく、複数登録しておきましょう。転職サイトによっては、取り扱っている求人の数やサポートの種類が異なるためです。

転職エージェントでは履歴書の添削や面接対策をサポートしてくれます。求人サイトはより多くの求人を閲覧できるのが特徴です。自分が転職する職種や希望する条件にマッチした転職サイトを選ぶようにしましょう。

看護師としての転職も選択肢に入れておく

看護師から他職種に転職する選択肢だけでなく、看護師のまま他の職場に転職することも考えておきましょう。転職の目的を洗い出した際に、他職種に転職しなくても職場を変えるだけで解決できることもあります。

例えば、「日勤のみ働きたい」「常に生死と隣り合わせなのが耐えられない」などの場合は、小規模クリニックに転職すれば解決できるでしょう。これまで培ってきたキャリアで活躍するためにも、看護師としての転職も選択肢に入れておくのが大切です。

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9.動けなくなる前に転職活動をしよう!

看護師から他職種に転職する場合は、仕事が忙しくなって動けなくなる前に転職活動を始めましょう。職場によって就業規則が異なるため、早いうちに退職の意思を伝えておかないと退職するまでに時間がかかることもあります。

仕事をしながら転職先を探すのが大変な方は、コメディカルドットコムではスカウト機能がおすすめです。会員登録するだけで、思いもよらないところからスカウトがきます。

スカウトによって自分では思いもしなかった職種へ挑戦できたという方も少なくありません。自身の視野を広げるという意味でもおすすめのサービスです。

さらにスカウト経由であれば、スカウトなしの応募に比べて内定率2.3倍の実績もあります。まずは無料会員登録から始めてみてはいかがでしょうか。

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セカンドラボ株式会社

URL:https://www.2ndlabo.co.jp

東京大学を卒業後、大学病院の病棟看護師として勤務。アレルギー・リウマチ内科、腎臓内分泌内科、心療内科等幅広い領域を担う病棟で従事。
2023年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。また、看護師の経験を生かし、看護師に関連するコンテンツ作成にも従事。

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