【見本つき】履歴書を入れる封筒の書き方｜郵送と持参でどこが違う？

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【郵送の場合】履歴書を入れる封筒の書き方と注意点

履歴書を入れる封筒の書き方の見本と5つのポイントを確認しましょう。

封筒のサイズは「角形2号（角2）」一択

履歴書を入れる封筒のサイズは、「角形2号（角2）240 × 332㎜」にしましょう。履歴書や職務経歴書、資格証のコピーをクリアファイルに入れても、サイズに余裕があるからです。

少し小さいサイズの「角形A4号」でもA4用紙は入りますが、クリアファイルに入れるとギリギリです。担当者の取りやすさを考えて、「角形2号（角2）」を選びましょう。

封筒の色は「白」がベスト

茶封筒は事務的な連絡（請求書や領収書など）に使われることが多く、白封筒は「重要書類」や「応募書類」というフォーマルな印象を与えます。

ただし、白い封筒は透けやすいという欠点があります。なるべく厚手の封筒を選び、中身が透けてしまわないように注意しましょう。

封筒に入れる書類の順番

対面での挨拶ができない郵送では、挨拶代わりの「添え状（送付状）」を一番上に置くのがマナーです。一式を「無色透明のクリアファイル」にまとめてから封筒に入れます。

1. 添え状（送付状）： 「誰が」「何を」送ったかを示す案内。
2. 履歴書： 写真が貼ってある面を上に。
3. 職務経歴書： これまでの経験をまとめた書類。
4. 資格証のコピー： 医療・介護の免許証など。
5. その他： 施設から指定された同意書やアンケートなど。

切手は「180円」、郵便局の窓口が確実

A4書類を折らずに入れる「角形2号」封筒は、定形外郵便（規格内）に分類されます。複数の書類をクリアファイルに入れると、50ｇを超えることがあるので、 「180円」が安心ライン です。

重さの目安	切手料金	内容物の内訳（目安）
50g以内	140円	封筒 + 履歴書 + クリアファイル
100g以内	180円	【推奨】 上記 ＋ 職務経歴書 ＋ 資格証のコピーなど

ポスト投函は、ポストの中で角が折れたり、雨で濡れたりするリスクがあるのでなるべく避けましょう。料金不足のミスを防ぐためにも郵便局の窓口から出すのが確実です。 スカウトサービス登録はこちら

【持参の場合】手持ちでも封筒に入れるのがマナー

履歴書を持参する場合でも、クリアファイルに入れた上で、封筒に入れるのがマナーです。郵送の場合と違う部分を紹介します。

持参の場合、表面は「履歴書在中」のみで、すぐに取り出せるように封はしないようにしましょう。封筒のサイズと色は郵送時と同様で「角形2号（角2）」の「白」がベストです。

封筒に入れる書類の順番

郵送と違い送付状は不要です。以下をクリアファイルにまとめましょう。

1. 履歴書： 写真が貼ってある面を上に。
2. 職務経歴書： これまでの経験をまとめた書類。
3. 資格証のコピー： 医療・介護の免許証など。
4. その他： 施設から指定された同意書やアンケートなど。

面接官に手渡す際は封筒から取り出す

面接の場で、面接官に履歴書を手渡す場合は、履歴書が入ったクリアファイルを封筒から出して渡します。封筒の上にクリアファイルを重ねて、「封筒と一緒に」手渡すようにしましょう。その際、面接官から見て履歴書が読みやすい方向にすることを忘れずに。

受付で履歴書を渡すときは封筒に入れたまま

受付で事前に履歴書を渡す場合は、封筒に入れたまま渡しましょう。渡し方は、同様に相手が読みやすい方向にします。

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なぜ医療介護業界は履歴書の郵送・持参が多いのか

「今時、紙の履歴書なんて手間だな…」そう思ってしまう方もいるでしょう。ただ、デジタル化が進む昨今でも、医療・介護業界で「紙の履歴書」が重視されるのには、業界特有の3つの理由があります。

個人情報保護への高い意識

患者様や利用者様の極めて機密性の高い情報を扱う現場では、メールの誤送信による流出リスクを極端に避ける傾向があります。そのため、書留やレターパックなど「誰が受け取ったか」という記録が残る物理的な送付方法が信頼されています。

現場での管理のしやすさ

特に地方の事業所では、事務スタッフ全員分のPCが完備されていないことも珍しくありません。面接時に複数の担当者が回覧したり、その場でメモを書き込んだ付箋を貼るには、デジタルデータよりも紙の書類の方が運用しやすいという実情があります。

「丁寧な仕事」を測る側面も

採用担当者は、事務長や施設長が担うことが多いです。丁寧さや誠実さを応募書類から判断したいと考えて、パソコン作成よりも紙の履歴書を求めているケースがあります。

封筒の書き方、書類を揃える順番、切手の貼り方といった細かなマナーを通して、「この人は現場でも丁寧に記録をつけ、誠実に仕事をしてくれそうか」という資質を判断しています。

履歴書を入れる封筒に関するよくある質問

この項目では、履歴書についてのよくある疑問を解決していきましょう。

Q1.長封筒に入れての送付は絶対NG？

A.避けた方が無難です。
長封筒の使用は絶対NGではありませんが、避けるべきです。長封筒の方が、郵送時の送料は若干安くなりますが、その数十円のために面接官の印象を悪くするのはもったいないです。

前提として、履歴書に折り目をつけることは好ましくありません。長封筒を使用する場合、どうしても履歴書を折らないと入りません。

Q2.履歴書を折る場合はどう折るのが正解？

A.正しい方法で履歴書を三つ折りにしてください。
悪い印象を与えない三つ折りの仕方は、次の通りです。

• 履歴書の記載面が表になるよう、横に中央で二つ折り（購入時の二つ折りされている状態）
• 履歴書の上側3分の1が表になるように縦に山折りする
• 残った3分の2を縦に谷折りする

折った履歴書を横から見た時に、「Z」の形になっているように折りましょう。Z字に折ることで、封筒から出した時に氏名や写真がすぐに担当者の目に入るようになります。

目測で三つ折りすると、長さがバラバラでアンバランスな見た目になってしまいます。定規を使って均等な長さで折ることがポイントです。履歴書の長辺を3等分した長さは、それぞれ次の通りです。

• A4サイズの履歴書の場合99ｍｍ
• B5サイズの履歴書の場合86ｍｍ

面倒に感じるかもしれませんが、三つ折りにする時には定規で長さを測って3等分しましょう。きれいに折ることで丁寧な印象を与えられます。

Q3.履歴書を急に送らなければならない、茶封筒しかないけどOK？

A.急な場合、茶封筒で履歴書を送ったとしても問題はありません。
白い封筒はあくまで、おすすめというだけの話です。茶封筒であってもマナー違反というわけではなく、封筒の色が採用の合否に影響を及ぼすわけでもありません。
ただ白い封筒はフォーマルなイメージがあり、好印象を与えやすいです。

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まとめ

履歴書の郵送や持参は、応募先との「最初の接点」です。少し手間に感じるかもしれませんが、以下のポイントを徹底することで、採用担当者に安心感と信頼を与えることができます。

郵送時：角2白封筒を使い、添え状を同封し、郵便局の窓口から送る。
持参時：添え状は不要だが、クリアファイルと封筒に入れ、渡す作法に気をつける。

「たかが郵送、されど郵送」です。一つひとつのマナーを大切にすることが、理想の職場への第一歩に繋がります。